HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の幻影旅団まとめ

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画作品、及びそれを原作とした映画やアニメなどのメディアミックス作品である。
父親であるジンを探すため、そして憧れていたハンターになるためにゴンは旅に出る。その先で、キルア、クラピカ、レオリオという仲間と出会い、ゴンは様々な冒険を繰り広げる。
「幻影旅団」とは、A級賞金首達が集う盗賊集団である。敵キャラでありながらも個性的な面々が集う幻影旅団は、ファンからも深く愛されている。

ハンター試験編

受験者を殺害して回るヒソカ

第287期ハンター試験を受験する。その前年度の試験も受けていたが、ヒソカは試験官を殺害して不合格となっていた。
1次試験の途中、「ヌメーレ湿原」を通り掛かった時に殺人衝動を抑える事ができず、多くの受験生を殺害した。そんな中、ゴン・クラピカ・レオリオの事を気に入り殺すことはなかった。
3次試験ではヒソカに遺恨があった試験官のトガリが戦いを挑んでくるが、なんなくそれを返り討ちにしている。
4次試験は「定められたナンバープレートを奪い合う」というものだったが、ゴンの狙うべきプレートがヒソカのものだった。ヒソカは自身が標的を攻撃する際の隙を突かれ、ゴンにナンバープレートを奪われる。しかしゴンもヒソカを狙う際の隙を突かれ、ゲレタという受験戦に毒矢で体の自由を奪われた。ヒソカはそのゲレタを殺害し、自身のプレートをゴンに渡す。ゴンはヒソカに借りを作るのを嫌い拒否するが、ヒソカはゴンを殴り、ゴンが自身を殴る事ができるまでナンバープレートを受け取らないと言って姿を消した。
最終試験では、幻影旅団への復讐が目的であるクラピカに、旅団についての情報を教えた。

天空闘技場編

再びゴンとキルアの前に現れたヒソカ

ヒソカは元々、天空闘技場の闘士であり、200階まで登ってきたゴンとキルアの前に姿を現す。200階から上は「念」を使える者たちばかりで、念を習得していない2人にはまだ早いとして追い返した。その後、2人が念を習得した事を確認して200階に足を踏み入れる事を許した。
ヒソカが将来を有望視していたカストロという闘士がヒソカに戦いを挑み、ヒソカはその挑戦を受ける。カストロは「分身(ダブル)」というもう一人の自分を具現化する念能力を身につけていた。しかし、ヒソカは腕を千切られながらも即座にその能力を見抜く。カストロは強化系の能力者なのに、身につけた「分身」は具現化系統の技であり、カストロに合っていなかった。また「分身」の「戦いの最中でついた汚れを再現できない」という欠点も知らなかった。ヒソカはそんなカストロに失望し、「伸縮自在の愛」でトランプを彼に突き刺し、「敗因は容量のムダ使い」と告げて勝利する。ヒソカの腕は戦いの中のパフォーマンスで両方とも千切れていたが、試合終了後、マチによって治療してもらっている。

ゴンと戦うヒソカ

その後、念の基礎を習得したゴンと戦う。ヒソカは開始直後からまったく動かずに同じ場所で戦うが、ゴンの成長は目覚ましく、ヒソカを殴ることに成功する。ゴンはハンター試験の時のナンバープレートをヒソカに突き返し、第二ラウンドが始まった。
第二ラウンドからはヒソカも本気を出し始め、「伸縮する愛(バンジーガム)」をゴンに貼り付けて一方的に殴りつける。ゴンはヒソカが思うままに引き寄せられ、攻撃を受ける中、自分からヒソカに向かっていくことを選ぶ。ヒソカはそんなゴンに破壊衝動を覚えるも、その衝動を抑えた。最終的に勝負はヒソカが勝利した。
ヒソカは次戦うときは、ルール無用で命を懸けて戦うことを告げ、ゴンもそれを了承する。

ヨークシン編

クラピカに旅団の情報を教えるヒソカ

幻影旅団全員が集められ、ヒソカもヨークシンへ赴く。そこでヒソカはクロロと戦うため、クラピカに団員の能力を教え、少しでもクロロの周りにいる団員を減らそうとする。
その後、ウボォーギンがクラピカに殺害され、旅団全員で弔いをすることになる。マフィア相手にひと騒動起こすことになるが、ヒソカはマチと行動するだけで戦おうとしなかった。
競売品を無事盗み出し、旅団は撤退をしようとするが、ノブナガだけはクラピカに執着し、それに異を唱える。そこでクロロが盗んできた能力により、団員の未来を占う事になる。一時はその占いでホームへと帰る流れになるが、ヒソカは「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」により「ホームへ帰ると団員の半分が死ぬ」と予言を改ざんする。特に改ざん後の予言の前半部分は旅団への裏切りにも思えるような内容で、旅団全員を敵に回しかねない危険な行為だったが、クロロの頭の回転の速さを逆手に取り、クラピカに脅されていると誤解させてクロロを足止めする事に成功した。
その後、クラピカにクロロが捕まると、イルミに変装を頼みクロロの元へ現れる。そして、ヒソカはクロロに偽装入団していたことを明かし、自身と戦うように言う。しかし、クロロはクラピカにより念の使用を禁じられており、戦うことができなかった。

グリードアイランド(G.I)編

ゴン・キルアと再会したヒソカ

ハンター専用ゲーム「グリードアイランド」に入ったゴンとキルアは、ログに「クロロ=ルシルフル」という名前を見つける。ゲームの呪文により「クロロ=ルシルフル」の所へ飛んでみると、そこにはヒソカがいた。ヒソカはグリードアイランドに入る前にクロロに会っており、クラピカがクロロの体内に埋め込んだ鎖を解除するため、除念師を探すようにクロロから依頼されていたのだ。そして、グリードアイランドに入ってくる旅団のメンバーにその事を知らせるために、「クロロ=ルシルフル」の名前を使ってゲームにログインしていたのだった。

ゴン、キルアと共闘するヒソカ

ゴン達ははその時、戦闘能力が高い人物を探していた。はじめゴンとキルアはヒソカを誘うことに難色を示していたが、ゴンとキルアの師匠であるビスケがヒソカを仲間に勧誘し、時間を持て余していたヒソカはそれを了承する。そしてゴンたちと共に、グリードアイランドを作ったゲームマスターの一人であるレイザーと「ドッヂボール」で戦うことになる。
「伸縮自在の愛」でボールを回収しながらレイザーの念人形を倒していくヒソカ。しかしレイザーは相当な念の使い手であり、レイザーの念の込もったボールはゴンを簡単に吹き飛ばした。一度外野を経由したボールでさえ、ヒソカの指の骨を折るほどの威力だった。試合終盤、「外野にいるプレイヤーが一度だけ内野に復活できる」というルールにより内野に戻ったゴンの、オーラのこもった拳で殴りつけたボールにより内野の念人形をすべて倒し、残る内野はレイザー一人となる。ボールはレイザーが持っている。内野に残っているゴンとキルア、ヒソカはゴンの提案により「ゴンがボールを捕球し、キルアがそれを支え、ヒソカが『伸縮自在の愛』によってボールの取りこぼしを抑える」という作戦を採る。かたやレイザーは念人形を消し、全力でバレーのスパイクを打つ。勝負はゴンたちに軍配が上がり、見事捕球することに成功した。

その直後のゴンの攻撃。ゴンの全力を込めた球はレイザーでも捕球できなかったが、レイザーはバレーのレシーブを応用しゴンの方へとボールを打ち返す。ゴンの性格から逃げないだろうと判断していたレイザーだったが、ゴンはオーラの消費により気絶してしまい、ボールはそのまま後方へ。しかしそこにヒソカが立ち塞がり、「伸縮自在の愛」の弾性を利用して跳ね返す。レイザーはそれを再び跳ね返そうとしたが、今度は「伸縮自在の愛」の粘着性でボールがレイザーの腕に貼りつき、そのままラインを越えた。勝負はゴンたちの勝利で決着したのだった。

その後、ゴン達と別れたヒソカは、旅団のメンバーと合流し、除念師をクロロへ紹介することに成功する。しかし、クロロはヒソカと戦おうとせず、2人は鬼ごっこをすることになる。

会長選挙・アルカ編

イルミからアルカの能力を聞くヒソカ

キメラ=アントとの戦いでハンター協会の会長であるネテロが死亡し、新たな会長を決めるべく選挙が行われていた。ヒソカは選挙に全く興味がなかったが、ハンターたちの品定めをするために投票会場へ現れる。そこへイルミが現れ、イルミの兄妹であるアルカを殺害することを手伝うように要請される。

キメラ=アントとの戦いでゴンは「もうどうなってもいい」と念じ、強大な力を引き出していた。現在のゴンはその誓約の反動で瀕死となっており、除念師でさえも匙を投げるような状態だった。キルアはゴンを助ける為に、自身の妹であるアルカに会いに行ったのだ。
アルカの中には「ナニカ」というもう一つの存在がいた。ナニカの能力は「おねだり3つを聞いてもらう代わりに、どんな願いも叶える」というものだった。ナニカのおねだりは前の人物が叶えたお願いによって変わる。「高い高いをして」と願えば「おんぶ」や「抱っこ」をおねだりされるが、「億万長者にして」と願えば「背骨」や「脳みそ」を求められる。おねだりを4回連続で拒否すれば、「拒否した者」と「拒否した者が愛する者」の最低2人に加え、「拒否したものと付き合いが長い者」がお願いのレベルに応じて順に死亡する。「億万長者にして」という願いの時には67人が死亡した。

この能力により、アルカはゾルディック家の奥深くに幽閉されていた。イルミはキルアが他人におねだりを擦りつける事はせず、ゴンを治してもらった後にお願いを自身で解決すると考えた。それは、場合によってはゾルディック家が滅んでしまう可能性があった。その為、イルミはアルカの殺害を計画し、その応援としてヒソカを呼び出す。イルミは「ゴンを治して」というお願いの後のおねだりが失敗した場合、数万人規模で死者が出ると考えていた。そうすると「拒否したものと付き合いが長い者が死ぬ」というルールからヒソカも死んでしまうと推理した。それを聞いたヒソカは汗を浮かべ、イルミに助力することになった。

どうすれば多くの者と戦うことになるのかを考えるヒソカ

イルミの思惑を知ったキルアは会長を目指して選挙に参加しているハンターに働きかけ、イルミをハント対象にした(選挙に参加していたハンターは、一般人に被害を出すイルミをハントする事ができれば選挙で支持を得られると考えた)。それにより、多くのハンターがイルミとヒソカの元に送られてきたが、2人はそのことごとくを返り討ちにした。

またヒソカはキルアとアルカに付くゾルディック家の使用人とも戦った。ヒソカは使用人の一人、ゴトウを戦闘の末に殺害した。

やがてキルアを追い詰めたイルミが彼と交渉を行う。その時、影に潜んでいたヒソカは、「アルカを殺してキルアに恨まれ、そのキルアを殺してイルミに恨まれるのが一番楽しいのではないか?」と思慮していた。しかし「ナニカが他者を治した後には残酷なおねだりはしない」というルールをキルアが明かしたことで、安全にゴンを治せる事が判明。ヒソカも興がそがれて静かに姿を消した。

暗黒大陸編

クロロと念願の決闘を行うヒソカ

暗黒大陸へ向かう前、ようやくクロロがヒソカと戦うことを了承し、天空闘技場で戦いが繰り広げられることに。
クロロは「栞のテーマ(ダブルフェイス)」という新たな能力を習得しており、それにより「盗賊の極意(スキルハンター)」の能力を2つ同時に使うことができるようになっていた。さらにシャルナークとコルトピから「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」の能力を借り受けていた。
クロロは、審判や観客を殺害し、「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」で人形を量産、その人形を「番いの破壊者(サンアンドムーン)」で爆弾化し、「人間の証明(オーダースタンプ)」で操作、という戦法を採る。ヒソカは満足にクロロを攻撃することもできずに、人形により圧死、爆発した。

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ナックル=バイン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

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ナックル=バインとは冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』のキャラクター。作中の長編シリーズのひとつである、キメラアント編で初登場した。一つ星ハンターであるモラウを師匠としており、同じく弟子であるシュートと共に修行を積みペアを組む。ハンター協会会長であるネテロによって、シュートと共にキメラアント討伐隊のメンバー候補に選ばれ、同じく候補であったゴンとキルアとメンバー入りを賭けて戦う。ゴンに勝利してキメラアント討伐隊に選ばれると、人類の平和のため討伐作戦において死闘を繰り広げる。

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ゼノ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ゼノ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ゼノ=ゾルディックとは『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、主人公ゴン=フリークスの親友であるキルア=ゾルディックの祖父。暗殺一家ゾルディック家の一員。キルアに対して甘い一面があり、家族の意に反しハンターの道を進むキルアを見守っている。オーラと呼ばれる生命エネルギーを龍に変化させ自在に操る変化系の能力者。ハンター協会会長を務めていたアイザック=ネテロと古くから付き合いがあり、表社会と裏社会を統べる者同士で持ちつ持たれつの関係を築いている。登場人物の中でも、トップクラスの実力の持ち主である。

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ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ノブナガ=ハザマとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターである。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団の初期メンバーで、旅団内では特攻の役割を担っている。戦闘に長けており殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持つ。その反面、自らが気に入った人物に対しては情に厚く、尋問中の主人公・ゴンがノブナガを腕相撲で打ち負かした際には、旅団への入団を誘った。また常に刀を持ち歩き、素早い抜刀で標的を殺害できる。一族を滅ぼされたクラピカと旅団で激しい争いを繰り返している。

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シルバ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

シルバ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

シルバ=ゾルディックとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターであり、暗殺一家ゾルディック家の当主。ゴンの友達キルアの父親。長身、長髪で筋肉質な見た目は周りのものを委縮させるほどの威圧感がある。過去には幻影旅団の団員と戦って暗殺したことがあり、暗殺者としては一流の腕を持つ。キメラアント編ではヂートゥを一撃で叩き潰している。

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ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。

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ツェズゲラ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ツェズゲラ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ツェズゲラとは富樫義博が描く『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、『グリードアイランド』のプレーヤー。ハンター協会に所属しており、懸賞金ハンターという肩書きを持つ。オーラという生命エネルギーを操る念能力の使い手であるが、能力の詳細はまだ判明していない。冷静かつ慎重な性格の持ち主で、豊富な戦術を持っており駆け引きにも優れている。競売に参加するバッテラの付き人として初登場し、3人の仲間と共に仕事をこなしていく。また、実力が認められ『グリードアイランド』のプレイヤー選考会の審査員も務める。

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