HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の幻影旅団まとめ

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画作品、及びそれを原作とした映画やアニメなどのメディアミックス作品である。
父親であるジンを探すため、そして憧れていたハンターになるためにゴンは旅に出る。その先で、キルア、クラピカ、レオリオという仲間と出会い、ゴンは様々な冒険を繰り広げる。
「幻影旅団」とは、A級賞金首達が集う盗賊集団である。敵キャラでありながらも個性的な面々が集う幻影旅団は、ファンからも深く愛されている。

念を込めた渾身の右ストレート。単純な技だが、辺り一体を吹き飛ばす程の破壊力を持つ。
ウボォーギンは核ミサイルと同等の破壊力を目指している。

作中での活躍

ヨークシン編

クラピカの問いに答えるウボォーギン

他の旅団メンバーたちとヨークシンシティの地下競売の競売品を強奪しに行く。しかし、旅団の襲撃は予知されており、競売品は移動させられていた。
大量のマフィアたちが集う前に、ウボォーギン1人が姿を現す。銃やライフル、バズーカを駆使する大量のマフィアを素手で圧倒した。そこにマフィアを束ねる十老頭の実行部隊である「陰獣」のメンバー3人が現れる。陰獣は競売に参加した人々が何の痕跡もなくいなくなったのを受けて、十老頭が差し向けたのだ。
ウボォーギンは圧倒的な念で陰獣の一人、蚯蚓を吹き飛ばすが、別の陰獣によって毒で体を麻痺させられ、身体に侵入して大量の卵を産み付ける「マダライトヒル」を寄生させられる。だが頭しか動かない状態になってもウボォーギンに焦りはなく、「てめェら倒すのに首から上が動けば十分だ」と言って笑った。そして肩の傷からヒルを寄生させていた敵の頭を噛み切って殺害すると、その頭蓋骨の破片を凄まじい勢いで口から放ち、二人目を倒す。さらに体毛を操ることで打撃を防ぐ相手に対しては間近で大声を放つことで倒してみせた。
陰獣とのバトルに勝利した直後、シズクの「デメちゃん」により麻痺毒を吸い出して貰おうとした時に、クラピカの「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」によって連れ去られる。「束縛する中指の鎖」は捕らえた相手を強制的に「絶」の状態にする力があり、ウボォーギンでも引きちぎることができなかった。そのままウボォーギンはクラピカのいるノストラードファミリーのアジトに監禁されるが、旅団員がマフィアのコミュニティに扮して助け出す。ウボォーギンはクラピカと決着をつけるまで戻らないと宣言し、クラピカの後を追い始めた。

シャルナークの助けもあってクラピカがノストラードファミリーの人間だと知ったウボォーギンは、手当たり次第にノストラードファミリーのアジトを襲い始める。そしてついにクラピカを発見した後は、クラピカの意向で荒野へと移動した。荒野でクラピカと対峙したウボォーギンは、クラピカの問いかけに答え、クルタ族を襲撃したことを覚えていないと話す。ウボォーギンはクラピカの目的が復讐であることを知ると嬉々として突っ込んでいくが、有効打は与えられなかった。そこにクラピカの挑発が入り、全力を発揮、土埃に紛れてクラピカに近づき、強烈な一撃を与える。骨を砕く感触に気を良くするウボォーギンだったが、その隙に「束縛する中指の鎖」によって拘束されてしまった。ウボォーギンは鎖を常に左手に巻いているクラピカの事を操作系だと思っていた。しかし、クラピカは本当は具現化系で、相手に操作系だと勘違いさせる為に鎖を常に具現化していたのだ。念で具現化させた鎖は「隠」で隠すことができ、それによりウボォーギンは気付かぬ間に捕らわれていた。

捕まったウボォーギンは、クラピカに仲間の情報を売るように迫られたが、仲間を売ろうとしなかった。そして、ルールを守らなければ命を失うことになる「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を埋め込まれ、再度旅団メンバーの情報を求められるが「くたばれ…バカが…」と言い、死亡した。

イルミ=ゾルディック

ゾルディック家第一子(長男)。第287期ハンター試験合格者。24歳。身長185cm。体重68kg。血液型A型。操作系能力者。
長髪の黒髪、真っ黒な眼球が特徴。針を武器に戦闘を行う。この針に刺されるとイルミによって体の自由を奪われて操作される。また、自身の顔に針を刺し、顔を変形させることもできる。ハンター試験では、この能力で顔を変え、「ギタラクル」という名で参加していた。
キルアに対して屈折した愛情を持っており、自分自身の物にしたいと思っている。愛情そのものはとても大きく、ヒソカが「ボクがキルアを殺るのはありかい?」と軽口を叩い時には、イルミは目の色を変え、「お前を殺すよ?ここで、今」と殺意をむき出しにするほど。それ故、幼少期の頃からキルアに針を埋め込み、無茶な戦いをしないように強制していた。そういった経緯から、キルアからは非常に嫌われている。アルカの能力が明らかになってからは、キルアを完全な操り人形にしても利がある、としてさらに執着するような様子を見せている。
また、「ゾルディック家」を大切にしており、「オレが死んで遺る家族がセーフならそれでもいいさ」という発言もしている。

ヒソカやクロロとは交流がある。特にヒソカとは度々行動を共にしている。しかし、決して友人という訳ではなくビジネスライクな関係である。事実「暗黒大陸編」では、ヒソカ自身の暗殺をヒソカに依頼され、敵対している。

相当な実力者であり、選挙の際におもちゃを探していたヒソカは、ネテロが認めたハンターである「十二支ん」のメンバーに最高で「90点」の点数を付けたが、イルミに対してはそれを超える「95点」と評価した。

念能力

操作系能力

針を刺したものを操る能力を持つ。相手に刺せば自白の強要や、暗示などが行える。その他、針を刺した人物の顔を変化させることも可能。これは自分も対象にでき、ハンター試験では「ギタラクル」という別人に変化していたため、弟のキルアも兄だということに気が付かなかった。針を刺し続けていないと、4、5時間で元に戻ってしまう。

針人間

イルミがオーラを注入した針を刺されると、イルミの命令通りに動く「針人間」となる。針を刺された人間は、その瞬間から自我を失い、死ぬまでイルミの命令を聴き続ける。数十人を一斉に操ることができる。

作中の活躍

ハンター試験編

顔を針で変形させ、「ギタラクル」と名を偽ってハンター試験に参加する。この時点でヒソカとは親交があり、試験中に彼の前だけで素顔を見せることもあった。

最終試験ではキルアと1対1で戦う事になり、その時キルアに正体を明かした。イルミはキルアの心を折るため、母親を刺して無断で家を出たキルアに対し、「お前に友達を作る資格はない。必要もない」と説いた。そこですでにゴンという友人がいると聞いたイルミは、ゴンを殺害すると言ってキルアを脅す。そしてキルアを「聞いたかい?キル。オレと戦って勝たないとゴンを助けられない。友達のためにオレと戦えるかい?できないね。なぜならお前は友達なんかより、今この場でオレを倒せるか倒せないかの方が大事だから」と執拗なまでに追い込んだ。その結果、キルアは次の戦いで対戦相手を殺害し、不合格となった。

ヨークシン編

イルミはゾルディック家専用の無線機で暗殺完了の連絡をシルバに送った

イルミはクロロから依頼を受け、マフィアを束ねる十老頭の暗殺を行う。そして能力で操り、「旅団の頭は始末した」という嘘をマフィアたちに伝えた。同時刻には十老頭に依頼されたシルバとゼノがクロロと戦っており、イルミがシルバに依頼が完了したと連絡を入れたおかげで間一髪のところでクロロは命拾いした。

その後はどうにかしてクロロと戦いたいヒソカの依頼で再び登場。顔を変形させてヒソカに成りすまし、旅団のホームに居座ることで、ヒソカの行動の自由を確保した。

会長選挙・アルカ編

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