アルドノア・ゼロ（ALDNOAH.ZERO）のネタバレ解説・考察まとめ

ライエ・アリアーシュ

CV:三澤紗千香

アセイラム暗殺を実行した工作員の娘で火星人。伊奈帆たちと行動を共にするが母国に裏切られた複雑な経緯から孤立していく。自分と同じ火星人でありながら素性を明かし受け入れられたアセイラムに対して嫉妬。アセイラムを手にかけ拘束される。銃器の扱いやカタフラクトの操縦技術に長けており、終盤では韻子と共に銃をとって共に戦う。

ザーツバルム

CV:大川透

ヴァース帝国の貴族にしてアセイラム暗殺計画の首謀者。専用カタフラクト「ディオスクリア」を所有している。自身の目的のためであれば皇族であろうと、知人友人だろうと利用する非情な人間だ。過去にスレインの父親に助けられた経緯があるが、アセイラムに忠義を尽くすことから敵としてあたっている。その一方で、その忠義の深さに敬意を持ってもおり、火星騎士となったスレインにカタフラクト「タルシス」を与え、さらには養子として迎え入れる。しかしアセイラムの願いを聞き入れなかった事をスレインは許しておらず、最後はスレインの罠に嵌められ機体と共に命を落とす。

クルーテオ

CV:速水奨

ヴァース帝国の伯爵で非常にプライドの高い人物。スレインを使用人としてそばに置いているがアセイラムと親しく、地球人であるが故に嫌悪の対象となっている。同等の爵位であるザーツバルムとは友人の仲だが、実際はザーツバルムに利用されている立場である。アセイラム暗殺の首謀者がザーツバルムだということももちろん気づいていない。種子島での戦闘後、戦闘で撃墜されたスレインを捕縛。拷問の末アセイラムが生きていること、アセイラム暗殺の企てがあること知ることになる。スレインの忠義に敬意を表し、自らもアセイラムを救うことを決意するも直後ザーツバルムの攻撃を受け命を落とす。

レムリナ・ヴァース・エンヴァース

CV:夏川椎菜

アセイラムの腹違いの妹にしてヴァースの皇女。血筋が違うことから蔑まれて生きてきた。アセイラムがいたせいで注目されることもなく実権も持つことができなかったため、愛や権力といったものに飢えている。アセイラムが消息不明となった後、ザーツバルムの企てによりアセイラムの影武者として表舞台に立つ。スレインに好意を抱いており様々なアプローチをする。後にスレインと婚約するが、スレインのアセイラムに対する感情から彼に対する愛情が憎しみに変わってしまう。その後、意識を取り戻したアセイラムと共に彼の本心を聞き出すべく暗躍するが姉妹共々囚われの身となる。

『アルドノア・ゼロ』の用語

地球連合

ロシア領ノヴォスタリスクに本部を置く地球の組合連合。ヴァース帝国が建国されたことにより対抗措置として設立された。傘下には軍事組織である地球連合軍が配置され、ヴァース帝国軍との戦いの主力となっている。地球側には豊かな資源、人材があるがアルドノアをはじめ高度な文明技術を持っているヴァース帝国には遅れをとっている。軍中央の幹部は狡猾な人間が多く、戦略の錯誤から多くの被害を出している。

ヴァース帝国

地球からの調査で移住した火星でレイレガリアが自らを皇帝と名乗り、建国したのがヴァース帝国だ。アルドノアの力を独占し高度な文明社会を築いた。ヴァースは階級社会でありアルドノアの起動因子を持つ王族、その傘下につく火星騎士がおり、貴族主義の社会となっている。地球を「旧人類」「下等人種」と蔑んでいる。そういった思想を掲げるヴァースに対し地球側も「火星人」と揶揄している。反地球思想を煽る上層部だが、実際は地球との和平を結びたい穏健派と地球の領土を武力で獲得したい強硬派との争いが水面下で行われている。

カタフラクト

本作の戦闘機であるロボットの総称。両星のカタフラクトは形状的にも技術的にも大きく違っており、火星カタフラクトは近未来的な形状をしておりアルドノアの力によって稼働している。機体によって様々な超化学的能力を所有しており圧倒的な攻撃力を持つ。一方地球のカタフラクトは俗に言うロボットの形状をしている。銃器などを主な武器としており火星のような特殊能力を持ち合わせてはいない。そのため地球は火星のカタフラクトに大きく遅れをとっている。

ハイパーゲート