人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは
一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。
アニメ「PSYCHO-PASS」とは
西暦2112年。
人工知能シビュラシステムの導入により、人の「精神状態」が数値で表せるようになった世界で
人はそれを「サイコパス」と呼ぶようになる。
シビュラはそれまでの世界にあった「苦」を徹底的に排除し、人々に安寧をもたらした。
しかし逸脱した数値(サイコパス)を叩き出す者は「潜在犯」と呼ばれ
犯罪の有無なく犯罪者同然に裁かれる。
「最大多数の最大幸福――。」
それがシビュラの求める理想の社会であった。
「PSYCHO-PASS2」あらすじ・ストーリー
執行官の狡噛慎也は槙島聖護を殺害し、姿をくらました。
それ(PSYCHO-PASS1期)から1年半後。
街中で起きた爆破事件の捜査をする刑事課1・2係だったが
犯人を追っていた2係の監視官が謎の失踪を遂げる。
失踪現場に残されていたのは、”WC?”のメッセージ。
監視官はなせ失踪したのか?
そして犯人から刑事課に向けられるメッセージの意味とは?
常守朱は刑事課1係を率い、事件の捜査と犯人の追跡を始めるのだった。
■刑事課一係の主要人物
常守朱(つねもり あかね)
爆破事件と2係監視官失踪の事件を進めていく中で
「カムイ」という謎の人物を追うことになる。
新任だった1期とは違い1係を引っ張るリーダー性を見せ
捜査にも鋭い視点で切り込んでいく。
東金朔夜(とうがね さくや)
刑事課1係に配属された執行官。
紳士的な性格で、上司の常森を気遣ったり協力的に捜査を行う。
しかし、観測史上最高値の犯罪係数を叩き出した人物でもあり、よからぬ思惑を胸に秘めている様子。
■シビュラに認識されないイレギュラー
鹿矛囲桐斗(かむい きりと)
事件現場にメッセージを残した張本人。
常守たちが捜査を進めていく中で、サイコパスが計測できない(=シビュラに存在を認知されない)事が明らかになり
その特異な体質から「透明人間」とも呼ばれていた。
残されたメッセージ
事件現場に必ず残されている「WC?」の文字は、本作のテーマにもなっている。
メッセージの意味が明らかになったとき、鹿矛囲桐斗の目的も明らかになる。
みどころ
物語の内容も相変わらず面白いPSYCHO-PASS。
しかし見所はなんといっても常守朱の成長ぶりだ。
1期の時には無かった大人の魅力が存分に描かれ、本作では先頭に立って部下を率いていく。
良い意味で狡噛の影響を受け、タフに成長した彼女の姿からは目が離せない。
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