機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』とは、1年戦争当時、東南アジアのジャングル地帯でジオン軍の開発する新兵器を巡る攻防と、それに関わる若き連邦士官とジオン軍女兵士との関係を描いた外伝作品。
ビデオ11作と完結編で構成されており、1996年から1999年にかけて発売された。陸戦が主体で、リアルな戦場を描いた作品であるとともに、戦時下の兵士の苦悩を描いている。ガンダムシリーズには珍しく、特別なガンダムが活躍する話ではない。

本作のヒロイン。兄のギニアスと共に名門サハリン家を再興させようとしている。病気の兄を健気に支える献身的な女性であるが、反面、信念に基づいて行動し、窮地に陥っても信念を曲げず、挫けない強い意志を持つ。試作機のテストパイロットを務めている事から、MSの操縦についてはかなりの腕前を持っている。
宇宙空間でサンダースと戦闘を行っているところに救援に駆けつけたシローと出逢い、互いに惹かれ合うことになる。もともと戦争には懐疑的であったが、戦場でシローと出会い、敵同士でも分かりあえる、と考えるようになり、戦闘の停止を願うようになる。
ラサ攻略戦終盤において、完成したアプサラスで出撃するも、連邦を攻撃する意図はなく、威嚇だけを行う。そして、病院船を宇宙に送り出す間の休戦を願い、その証しとしてアプサラスのコクピットを出てみせるが、ギニアスの裏切りで再び戦闘状態となる。さらには、報復として病院船を撃ち落とされ、怒りのあまり司令部を攻撃しそうになるが、ギリギリのタイミングでシローのガンダムを見て思いとどまる。全てを諦め、投降しようとしたアイナはギニアスに銃で撃たれ、アプサラスから落下する。銃弾はギニアスからの贈り物の時計に当たり、一命を取り留めた。また高所からの落下も危機一髪でシローに救われ、再会することとなる。
最後に、ギニアスを止めるべくシローと協力してアプサラスに特攻をかける。シロー共々行方不明となるが、「ラスト・リゾート」においてシローと二人で暮らす姿が描かれている。また、子供を身籠もっている描写もある。

ギニアス・サハリン(CV:速水奨)

アイナ・サハリンの兄。ジオン公国軍の技術士官で、ジャブロー強襲を目指して、アプサラスの開発を行っている。サハリン家の復興を悲願とし、その手段としてアプサラスの完成を望んでいる。病気を患っており、定期的な投薬が必要。そのためアイナはアラーム付きの時計を使っている。
アプサラスの完成に並並ならぬ執着を持っており、そのために仲間を裏切ったり、開発者を皆殺しにしたりするなど、常軌を逸した行動をとる。最後はそれが原因でアイナとも決裂することになる。また、アイナが達成した休戦状態を自身の目的のために一方的に破棄し、連邦軍に攻撃を仕掛けるなど、目的のためには手段を選ばない冷血な性格。最後は投降を薦めるアイナを銃で撃ち、メガ粒子砲を撃とうとしたところをシローとアイナによってガンダムの右腕でコクピットごと破壊される。

ノリス・パッカード(CV:市川治)

ジオン公国軍の歴戦のMSパイロット。サハリン家に恩義があり、絶対の忠誠を誓う。アプサラスの開発に没頭するギニアスに代わって軍令面で補佐代行している。将校クラスでありながら、MSの操縦技術に卓越しており、部下からの信頼も厚い。アイナに対しては父性愛とも呼べるような感情を持っており、そのためなら命を投げ出す覚悟すら持っている。
任務に忠実であり、自己犠牲の精神もある。鉱山基地攻略戦においては、愛機のグフ・カスタムを駆り、第08小隊と激戦を繰り広げ、目的とするガンタンク3台を撃破する。
アイナの想い人であるシローと会敵したことから隙が生じ、最後は自身を犠牲にしてガンタンクを破壊する。

ユーリ・ケラーネ(CV:上恭ノ介)

ヨーロッパ方面軍所属の師団長。階級は少将。型破りな性格をした指揮官で、豪放磊落・質実剛健である。ファッションセンスがやや独特であるが、親分肌の人間で、部下からは慕われている。オデッサ戦敗北による撤退戦の際には部下がみんな避難するまで戦場に立つなど、部下思いの姿を見せている。一方では追撃した連邦軍に対し、禁止されている核兵器を使用(気化爆弾との説明であったが、威力が大きすぎる描写がある)するなど、手段を選ばない面も見せる。
アプサラス開発計画を中止させようとしたため、ギニアスの謀略によりラサ基地の坑道で爆殺される。
初登場時は、ギニアス・アイナの二人から嫌われている様な描写があり、嫌われ者のキャラクターかと思われたが、部下思いで撤退する部隊の心配をするシーンもあり、人物像が大きく異なっている。監督が途中交代した影響をモロに受けたキャラクターである。

ボーン・アブスト(CV:堀内賢雄)

オデッサからの撤退中、指揮するガウ攻撃空母が作戦中の08小隊と交戦。シローに見逃された事に屈辱とも感謝とも割り切れない複雑な感情を持つ。最後の撤退戦の際、マゼラアタック(ジオンの戦車)3台で殿を務め、シローに対して心理戦を仕掛け、無事に逃げ切る。ユーリ・ケラーネと合流後、無事にラサ鉱山基地に逃げ込んだと思われたが、ギニアスの謀略によりユーリ共々殺害される。

トップ(CV:榊原良子)

オデッサ作戦終了後、敗走するジオン軍のMS小隊の女性隊長。撤退中に食料を求めてキキの村に立ち寄り、礼儀正しく友好的に補給を頼んだが、アスの暴走により決裂。村人と戦闘となる。それでもトップは無駄な戦闘を避けて撤退しようとするが、応援に駆けつけたシローにザクを行動不能にされ、怒り狂った村人に追い詰められる。
追い込まれて対人兵器を村人に使用したことから、止められないと判断したシローにより殺害される。シローはギリギリまでトップを撃つかどうか悩むが、最終的に引き金を引いてしまう。敵同士でも分かりあえる、という理想を挫かれたシローにとって、苦い勝利となった。

デル(CV:中嶋聡彦)

トップと共に敗走していたジオン軍のMS小隊パイロットで軍曹。ベテランの兵士。家族がいるらしく、ザクのコクピットに子供のものらしい写真が貼られていた。食料を求めてキキの村に立ち寄った時は村の子供に飴をやるなど、子供好きと思われる。アスの暴走により村人との交渉が決裂し、戦闘となる。バーニアを使って脱出しようとしたところ、背後から村人のヒゲによりロケットを撃ち込まれる。これによりバランスを崩し、バーニアが頭領のバレストとヒゲが潜伏する家を吹き飛ばし、二人を殺してしまう(これにより、村人がさらに暴徒化する)。
カレン・サンダースと撃ち合いになり、ザクを半壊されるシーンまで描かれているが、その後の生死については描写がされていない。

アス(CV:梅津秀行)

オデッサ作戦終了後、トップと共に敗走するジオン軍のMS小隊の一人。ゲリラの村だと気づかず、ザクの戦力で村を制圧しようとする。子供に対してヒートホークを故意に倒すなど、暴力的に振る舞おうとした。キキに乱暴しようとザクの腕で捕まえるが、トップにライフルを向けられて制止される。怒ったキキにスープを投げつけられた腹いせにモビルスーツのコクピットの辺りからキキを放り投げる(地上高10m程度)。この暴虐に怒ったノッポからロケットランチャーを撃たれ、死亡。これをきっかけにトップとデルは村人と戦闘を行う羽目になる。

軍医(CV:沢木郁也)

名前は出てこないが、アプサラス開発のために研究員に薬を投与して無理に働かせていた。アイナによって薬の使用を見抜かれるが、必要悪と開き直る。
アプサラス完成の暁にはシャンパンで乾杯をするも、ギニアスに毒を入れられており、他の開発員とともに苦しみながら死ぬこととなった。

女性兵士(CV:荒木香恵)

機動巡洋艦ケルゲレン(作中ではジオンの宇宙への脱出船、もしくは病院船として使用)のオペレーターと思われる女性兵士。名前は出てきていない。アイナにノリスの帰還不能を伝えるシーンに登場。

シンシア(CV: 本多知恵子)

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