ヤス/高木泰士(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ヤス/高木泰士(たかぎ やすし)とは矢沢あい作の漫画『NANA』に出てくる登場人物。
バンドのBLACK STONESではリーダーであり、ドラム担当。ナナの保護者代わりを担っている。メンバー内からは時たまやっさんと呼ばれている。スキンヘッドにサングラスという強面な風貌とは裏腹に、いつも心穏やかで周りのことを常に見守り、冷静に物事を判断できる性格。それもあってか周りからの信頼も厚く、頼りにされている。
CV:木内秀信 / PS2ゲームでの声優:櫻井考宏
実写映画演者:映画1・松田龍平 / 映画2・姜暢雄
トラネスのギタリスト。トラネスの中では一番の人気がある。
ヤスとは児童擁護施設で一緒に育ち、本当の家族のような関係だった。ヤスのことをとても信頼している。
地元でバンド活動を始め、ヤスと同じバンドで活動していた。
ノブの紹介でナナと出会い、ブラストを結成。
この出会いからナナと恋に落ちていく。一度は別れてしまうが、復縁し後に結婚する。
レザージャケットをいつも着ておりパンクファッションがトレードマーク。
首についている南京錠はナナからプレゼントされたもの。
元々はブラストのベーシストだったが、トラネスのデビュー直前に抜けたギタリストの代わりに抜擢され引き抜かれる。
ヤスと同じく性格は穏やかで仲間想い。
自分自身の中の孤独と常に戦っており、ナナがそばにいないと不安定になることが多く、仲間たちから心配されている。
心の葛藤に負けそうになりながらもなんとか生きて居たが、薬に手を出し、帰らぬ人となってしまった。
レン/本城蓮(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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本城蓮(ほんじょうれん)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。
ナナ / 大崎ナナ(おおさきなな)
CV:朴璐美 / 土屋アンナ(歌唱時)PS2ゲームでの声優:皆川純子
実写映画演者:中島美嘉
ブラストのボーカル担当。
感情の起伏が激しく、周りにいつも心配されている。
特に、ヤスにとっては友達以上恋人未満のような関係で強い繋がりがある。
ヤスとはノブの紹介で出会う。
ナナが東京に単身で上京した際も、賃貸の保証人になるなどサポートしており、周りからは甘やかしすぎていると言われるほど。
母親は4歳の頃に蒸発し、父親は顔も知らない。祖母に育てられたが15歳の時に亡くなってしまい、天涯孤独。
後に母親の居場所が発覚するが、ナナに対しての情は残っておらず、結果ナナにとっては知らない方が良かったと思うほどの結末であった。
ノブの紹介で、メンバーに出会い、レンの一声でブラストに入ることとなる。
そしてレンとは恋人同士になる。
何かの心配事があると周りが上手く見えなくなってしまうことが多い。
どうしていいか分からない時は、恋人のレンではなくヤスの元に逃げてしまう。
レンに悪いとは思いながらも、ヤスの優しさに甘えてしまっていた。
二人の関係は一線を越えることはなかったが、ヤスとナナの絆の強さに、レンが苦しんでいたことも事実である。
大切にしすぎるが故に、レンとの距離感や親友の小松奈々(こまつなな / ハチ)との距離感を誤ってしまうことも多く、精神的に不安定になる。
うまく感情表現が出来ず、本当の気持ちとは裏腹な態度を取ってしまうことも多く、誤解されがち。
大崎ナナ(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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大崎ナナ(おおさきなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮(ほんじょうれん / レン)とは恋人同士。
レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。
幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。
友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。
レイラ / 芹澤レイラ(せりざわれいら)
CV:平野綾 歌唱時:OLIVIA(元D&Dメインボーカル)
実写映画演者:伊藤由奈
トラネスのボーカリスト。ガラスのような天使の声を持っており、人気が高い。
歌姫と呼ばれており、トラネスの核となっている。
トラネスのタクミとは幼馴染で、幼少期から特別な感情がある。
ヤスとは高校時代の恋人。
ヤスに惹かれて付き合ったが、トラネスが上京するタイミングで地元に残るヤスと東京に行きたいレイラの間に距離が出来てしまい破局する。
お互い嫌いになって別れたわけではないので、大人になった今でも付き合いがあり、離れた今でもお互いを大切にしている。
ブラストのシンと仲良くなり、恋愛関係になる。
シンは未成年の為、トラネスの歌姫の名前に傷がつくとわざと突き放すが、その態度にレイラは傷ついていた。
レイラの本命はトラネスのタクミであり、それを察してしまったシンはわざと距離をおいたのだ。
タクミが結婚する知らせを聞き、レコーディングを飛び出したレイラはヤスの元へ逃げる。
そんなレイラの姿を見てヤスは、タクミに対し、レイラを救ってやれとレイラの身を案じる。
芹澤レイラ(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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芹澤レイラ(せりざわレイラ)とは、人気漫画『NANA』の登場人物であり、作中に登場する人気バンド「TRAPNEST(トラップネスト)」、通称「トラネス」のボーカリストである。日本とアメリカのハーフであり幼い頃からその美貌と、ボーカリストとしての才能に注目されていた。同級生から差別を受けいじめられた過去を持つ。幼馴染であり、後にトラネスのベーシストとして共に活動していくタクミからバンドのボーカルとして誘われ、徐々に自分らしい生き方を見出していく。
美雨 / 篠田美雨 (しのだみう)
ブラストと同じ事務所に所属している女優。
着付けが得意で免許も持っているほどの腕前。
あまり女優としては売れておらず、ドラマの目立たない役などを演じている毎日。
手首にリストカットの跡があり、精神的な揺らぎも見受けられる。
ナナが事務所の寮で過呼吸になった時も、対処方法を教えるなど、自分自身も精神的な病を抱えている。
ブラストが寮に入ってきた際に、ノブと仲良くなり、一時的にノブの明るい性格と人懐っこさに好意を抱いていた。
ノブが同じ事務所に所属しているAV女優である香坂百合(こうさかゆり)に言い寄られて居るのを見て、好意が薄れてしまう。
そんな美雨を見ていたヤスは、美雨の周りの空気を読むところや気配りができるところに好意を寄せていく。
男性が苦手な美雨だが、落ち着いたヤスの雰囲気に自然と打ち解け、なんでもないメールのやり取りを交わすようになる。
ヤスとは趣味が似通っており、自然に打ち解けた美雨はヤスに惹かれていることを自覚してしまう。
しかしナナに対する友達以上恋人未満なヤスの態度に、これ以上深入りをしないように予防線を張りヤスへの思いを胸に仕舞おうとする。
そんな美雨の心の揺らぎを感じたヤスは二人の関係を形にしようと思いを告げる。
思いを受け止めた美雨は、男性が苦手だと感じないぐらいにヤスのことが好きなんだと感じることが出来、晴れて恋人となる。
未来のシーンでもショートカットヘアになった姿で登場しているが、ヤスとの関係が続いているのかは明かされていない。
篠田美雨(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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篠田美雨(しのだ みう)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れない女優で、物事を冷静且つ客観視出来るしっかり者の大人な女性。周囲からは名前の美雨をもじった「ミュー」と呼ばれている。恋愛経験が少なく、孤独からリストカットを繰り返したり、過呼吸の症状を持っていたりする。後に主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)」のリーダー兼ドラム担当であるヤスと付き合う。
ヤス/高木泰士の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「人の庭荒らす暇あったら てめぇの花を咲かせろや」
朝一番のテレビ番組で、どこからのものか分からないナナとレンの熱愛発覚のスキャンダルが放送されてしまう。
トラネスのレンは人気者で女性ファンも多い。
デビューもしていないバンドでボーカルをしているナナは、レンに付け込んだ売名行為で売れようとしているかのような言い草であった。
実はレンとナナの関係を面白く思った記者が、ブラストのデビューを面白おかしくしてやりたいという企みでリークしたものだった。
そんな面白おかしくスクープされたものがいきなり発表され、ナナは世の好機の目にさらされてしまう。
ナナを案じ駆けつけたヤスが、家の前で張り込みをし騒いで居る記者に一言「人の庭荒らす暇あったら てめぇの花を咲かせろや」と放つ。
この一言で記者は黙り込んでしまう。
その騒動の中、心配でいてもたってもいられなくなった奈々は、学生時代からの親友の淳子 / 早乙女淳子(さおとめじゅんこ)とその恋人である京助 / 高倉京助(たかくらきょうすけ)の家へ身を寄せていた。
ナナ達のことが心配で奈々が向かおうとしているのを必死に宥めていた淳子・京助は、その様子が生中継されると、ヤスの男前な一言にナナなら大丈夫だと確信をする。
一緒にその様子を見ていた奈々もヤスが居るならと安堵するのであった。
「世の中 必ずしも正義が勝つようには出来てねぇんだよ」
いきなり世の好機の目にさらされたブラスト。ナナだけではなく、他のメンバーもこの状況に困り果てていた。
自分たちの目標であり憧れていたデビューが、誰かの悪意によって望まない形での公表になってしまい、理想とのギャップに苦しんでいた。
報道後、事情も詳しく聞かされないまま、事務所に保護されたブラストのメンバーはこの騒ぎが収まるまでとホテルに隔離されることになる。
この悪意を持って報道されたであろう事実を受け止めるまでにメンバーの心は追いついていなかった。
ノブは、信頼すべき事務所側が記者に垂れ込んだのではないかと疑心暗鬼になる。
事務所にデビュー審査用に送った、流通してないであろうプロモーションビデオが、テレビでの報道に使われていたからだ。
関係者しか知らないであろうものが世に出回ってしまったことで、ノブの心はさらに落ち込む。
この状況に一番動揺していたノブは、理想と現実との間で揺れていた。
人のことが信じられないと嘆くノブに、ヤスが一言、「世の中 必ずしも正義が勝つようには出来てねぇんだよ」と答える。
これからいろんな大人達に揉まれていく中で、今回のことのように自分自身の理想と現実の板挟みになることも多いだろう。
今のうちに厳しい現実を伝えることで、ノブの身を案じたヤスらしい一言。
ヤス/高木泰士の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ヤスとナナの関係
家族のような近い関係のヤスとナナは、まるで恋人のようでもあった。
深夜であっても、ナナから着信があればタクシーを乗り捨てして駆けつけるほどヤスはナナに対して過保護である。
はたから見ると、お互いが相思相愛なのではないかと思うほどの、ヤスの献身的なナナへの態度は、ヤスの周りの女性陣を常に不安にさせていた。
またナナの恋人でもあったレン自身も、自分自身のトラネスのレンとしての立場や心のキャパシティーの無さから、ナナに献身的なヤスの態度を見て、自分自身と比較して落ち込むようになる。
ヤスにとっては、もちろんナナのことも大切だが、親友であるレンの恋人だから大切にしているという意識が強かった。
そういった自分自身の気持ちを、わざわざ周りに話さないヤスは誤解されることもあった。
ヤスは親友のレンが大切にしている人であるから、自分にとってナナは何よりも大切な人だ、とシンに話していた。
しかしナナに会いに行かないレンの態度を見かねて、ナナは俺が貰うとけしかけていたりもしており、ヤスの中でもナナに対して気持ちの揺らぎがあった。
結局のところ、本当にナナを恋愛対象として見ていたのかは解き明かされていない。
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目次 - Contents
- ヤス/高木泰士の概要
- ヤス/高木泰士のプロフィール・人物像
- ヤス/高木泰士の来歴・活躍
- 高校時代とブラスト結成
- ブラストとヤスの上京
- デビューまでの道のり
- ブラストデビューと美雨との出会い
- 親友、レンの死がもたらしたもの
- ヤスのその後
- ヤス/高木泰士の関連人物・キャラクター
- レン / 本城蓮(ほんじょうれん)
- ナナ / 大崎ナナ(おおさきなな)
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