機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、アニメ「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和が原作アニメ設定やストーリーを再構築したコミカライズ(マンガ化)作品をアニメ化したもの。
アニメ化に際し、原作マンガの描いた79年の原作アニメの前日談の部分を再構築し、原作アニメにつながるストーリーとなっている。79年のアニメでは主人公アムロ・レイの好敵手であるシャア・アズナブルが本作の主人公として描かれている。
主人公のキャスバルレム・ダイクンがいかにしてシャア・アズナブルという名を名乗るようになったかが本作で描かれている。キャスバルはテキサスコロニーへ逃れ、身を隠すため、ダイクン家と以前より親交の深かったマス家の加護の元「エドワウ・マス」と名乗ることになる。その後、キャスバルと瓜二つの青年「本物のシャア・アズナブル」が登場し、その人物にすり替わって士官学校へ入学し、卒業後、ジオン軍に入隊する。この経緯は本作で初めて明かされた。
ガンダムの重要な要素「ミノフスキー粒子」の発見者「トレノフ・Y・ミノフスキー博士」が本作で初登場
ガンダムの世界ではモビルスーツの必要性を裏付ける重要な存在である「ミノフスキー粒子」。その発見者・物理学者である「トレノフ・Y・ミノフスキー」は本作で初登場。
アムロの父「テム・レイ」が、実はミノフスキー博士の弟子であった
ジオン軍のモビルスーツに対抗して開発されている連邦軍の新型モビルスーツ「RX-78 ガンダム」。その技術者は『機動戦士ガンダム』の主人公「アムロ・レイ」の父であるテム・レイだった。テム・レイはトレノフ・Y・ミノフスキーの弟子となっており、これは本作のオリジナル設定である。
初めて実戦投入されたモビルスーツ「ザク」の完成前に開発されていた「モビルワーカー」や、多くの試作モビルスーツが存在していた
ジオン公国軍のモビルスーツ「MS-06 ザクII」。その開発の成功までの間に作られたいくつもの実験機、試作機、先行試験型など多くのモビルスーツのバリエーションが本作で初登場している。
その中でもジオン軍ドズル・ザビの指揮の元に進められていた「モビルワーカー」の格闘試験の際に試験パイロットとして召集された「ランバ・ラル」が、対戦相手の「黒い三連星」との格闘により、後々の両者の確執に繋がってゆく理由として初めて明かされた。
連邦軍にも開戦前にモビルスーツがあった
TV版では、物資が圧倒的に勝る地球連邦軍に対し、ジオン軍が先行してモビルスーツを投入し、劣勢を逆転させた。それがきっかけとなり、地球連邦軍もモビルスーツの開発を急ぐこととなった。連邦軍が「V作戦」で初めてモビルスーツを運用されたと描かれていたが、本作ではその以前から実は先行試験型が存在し、実戦投入されていた。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の主題歌・挿入歌
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』
主題歌:「星屑の砂時計」/yu-yu
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』
主題歌:「風よ 0074」/石田匠
挿入歌:「By Your Side」/澤田かおり(クラウレ・ハモン)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』
主題歌:「永遠のAstraeaアストライア」/柴咲コウ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』
主題歌「宇宙の彼方で」/森口博子
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目次 - Contents
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の概要
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のあらすじ・ストーリー
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の登場人物・キャラクター
- ジオン公国
- キャスバル・レム・ダイクン/シャア・アズナブル(CV:池田秀一)
- アルテイシア・ソム・ダイクン/セイラ・マス(CV:潘めぐみ)
- ジオン・ズム・ダイクン(CV:津田英三)
- アストライア・トア・ダイクン(CV:恒松あゆみ)
- ローゼルシア・ダイクン(CV:一城みゆ希)
- ジンバ・ラル(CV:茶風林)
- ランバ・ラル(CV:喜山茂雄)
- クラウレ・ハモン(CV:沢城みゆき)
- デギン・ソド・ザビ(CV:浦山迅)
- ギレン・ザビ(CV:銀河万丈)
- サスロ・ザビ(CV:藤真秀)
- ドズル・ザビ(CV:三宅健太)
- キシリア・ザビ(CV:渡辺明乃)
- ガルマ・ザビ(CV:柿原徹也)
- ガイア(黒い三連星)(CV:一条和矢)
- オルテガ(黒い三連星)(CV:松田健一郎)
- マッシュ(黒い三連星)(CV:土屋トシヒデ)
- ゼナ・ミア(CV:茅野 愛衣)
- トレノフ・Y・ミノフスキー(CV:坂東 尚樹)
- 地球連邦軍
- ヨハン・イブラヒム・レビル(CV:中博史)
- ティアンム(CV:大川透、高塚正也)
- テム・レイ(CV:坂口 候一)
- 民間人
- ララァ・スン(CV:早見 沙織)
- アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
- フラウ・ボゥ(CV:福圓 美里)
- ハヤト・コバヤシ(CV:中西 英樹)
- カイ・シデン(CV:古川 登志夫)
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の用語
- モビルスーツ
- ミノフスキー粒子
- スペースコロニー
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「キャスバル・レム・ダイクンが命令する!これを外せ!」
- 「僕はキャスバルじゃない。シャア・アズナブルだ!」
- 「君は自分の手で、歴史の歯車を回したくないのか!」
- 「遠いところへ行こう。もっと遠い、星の世界だ。」
- 「ルウムでどちらが良く働くか競争だ!黒い三連星の諸君!」
- 「私に跪け!神よ!」
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- TV版「機動戦士ガンダム」からの設定の変更・修正・追加
- キャスバルがいかにして「シャア・アズナブル」となるか、その鍵は「エドワウ・マス」
- ガンダムの重要な要素「ミノフスキー粒子」の発見者「トレノフ・Y・ミノフスキー博士」が本作で初登場
- アムロの父「テム・レイ」が、実はミノフスキー博士の弟子であった
- 初めて実戦投入されたモビルスーツ「ザク」の完成前に開発されていた「モビルワーカー」や、多くの試作モビルスーツが存在していた
- 連邦軍にも開戦前にモビルスーツがあった
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の主題歌・挿入歌
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』
- 主題歌:「星屑の砂時計」/yu-yu
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』
- 主題歌:「風よ 0074」/石田匠
- 挿入歌:「By Your Side」/澤田かおり(クラウレ・ハモン)
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』
- 主題歌:「永遠のAstraeaアストライア」/柴咲コウ
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』
- 主題歌「宇宙の彼方で」/森口博子
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』
- 主題歌:「I CAN’T DO ANYTHING —宇宙よ—」/AYA
- 挿入歌:「Don't Say Good bye」/作曲・編曲 - 服部隆之 、作詞・歌 - 澤田かおり
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
- 主題歌:「破線の涙」/山崎まさよし