ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン（SAOAGGO）のネタバレ解説・考察まとめ

主人公と主要人物

レン / 小比類巻香蓮（こひるいまき かれん）

CV：楠木ともり

本作の主人公で、身長は150cmに満たず、子供と見間違えるほどの小柄な女性プレイヤー。優れた敏捷性を有しており、スピードを活かして敵を撹乱しつつ、一気に懐に飛び込んで銃撃を浴びせる近距離戦を得意としている。可愛いものが大好きで、全身の装備をピンクで統一しており、愛銃のサブマシンガンを「ピーちゃん」と呼んで大切にしている。ちなみに身に纏っているピンクの戦闘服は、砂漠戦や夕暮れ時は迷彩になるという優れたステルス機能も有している。

現実世界では183cmもの高身長のモデル体型が特徴的な女子大生で、実家は北海道にあるが、都内のお嬢様学校に通うために上京してきた。身長に強いコンプレックスを抱えており、そのコンプレックスで性格はかなり内気で卑屈なものになっている。そんな時、友人の篠原美優の勧めを受けてVRMMOを始めることになり、そこでGGOで自分の理想である小柄なアバターを見つけたのを機に、卑屈な自分を変えるためにGGOへ打ち込んでいくことになる。

ピトフーイ / 神崎エルザ（かんざき えるざ）

CV：日笠陽子

レンがGGOで最初に会った友人で、頬に入れた怪しげなタトゥーが特徴的な長身の美女プレイヤー。名前の由来は同名の有毒鳥類の総称。GGOにおいて指折りの実力を持つベテランプレイヤーで、プレイするたびに違う銃を使うほどのガンマニアでもある。
スクワッド・ジャムも含めたバトルにおいてもそのガンマニアとして収集した銃器を状況に応じて使い分けるという巧者ぶりをみせる。一見するとマイペースかつ気さくで人当たりが良いが、実は心のうちに暴力と破壊衝動、そして死への憧れを持つ自他共に認める狂人であり、相棒のエムにすら「頭がおかしい」と恐怖されている。

現実世界では香蓮も美優もファンとなっている女性シンガーソングライターで、その見た目は香蓮とは対称的に子供と見間違えるほどの小柄な美女。そして、自らが所属する事務所の社長も兼任している。また、実はSAOにテストプレイヤーとして参加していた過去があり、SAOの正式サービス日にどうしても外すことのできない重大な用事であったために泣く泣くログインを断念した。
そして後にSAOがデスゲームとなったことを知って発狂し、デスゲームに参加できなかったことで自傷行為に走るまでに情緒不安定となってしまう。歌とゲームに打ち込むことでその情緒不安定は収まったが、SAOクリア後にしばらくして、SAOで悪名を轟かせた殺人プレイヤー集団「笑う棺桶（ラフィン・コフィン）」の存在を耳にしたことで数年ぶりに再び発狂し、本作のスクワッド・ジャムにまつわる騒動を引き起こすことになった。

エム / 阿僧祗豪志（あそうぎ ごうし）

CV：興津和幸

ピトフーイの知り合いである男性プレイヤーで、身長190cmを超える巨漢ぶりと強面が特徴的。主な武器はスナイパーライフルで狙撃の腕に長けており、さらにその見た目に反して冷静沈着で作戦立案能力にも優れており、参謀として活躍することもある。
ピトフーイが第1回スクワッド・ジャムに出場するレンのために紹介したことでレンと知り合い、スクワッド・ジャム前ではレンに様々な特訓をつけたことから、彼女の師とも言える人物となる。そして、ピトフーイには頭が上がらず、敬語を禁じられているためにぶっきらぼうな口調で喋る。

現実世界ではかなりのイケメンであり、ピトフーイことエルザに心酔する彼女の恋人兼部下的存在となっている。また、かつてはエルザの元ストーカーで、その頃は現在の見た目からは想像できないほどの肥満体だった。大学生の頃にエルザに心を奪われてストーキングを繰り返していたが、実はエルザにそのストーキングを見抜かれていた。そして、エルザに誘われて部屋までいったところで手足を縛られてリンチを受ける。
それ以降はエルザの奴隷としてこき使われたことで一気に痩せて、自身もエルザと一緒にいても恥をかかせないためにファッションセンスを磨き、現在のイケメンとなった。そうして現在ではエルザの狂気を理解して恐怖し、GGOと現実の両方で頻繁に殴られるという無体な仕打ちを受けながらも、エルザに対して抱くようになった恋愛感情を捨てることはなかった。

フカ次郎 / 篠原美優（しのはら みゆ）

CV：赤崎千夏

レンの知り合いで、彼女と同じくらい子供と見間違うほどの小柄な見た目が特徴的な女性プレイヤー。VRMMORPG「アルヴヘイム・オンライン（ALO）」からキャラクターをコンバートしているためステータスが非常に高く、その高い筋力を活かして6連装グレネードランチャーの二丁持ちで戦うという豪快な戦法をメインとする。
ちなみに本作に主な描写こそなかったがALOではシルフの美女で、メイン武器は大剣というGGOと遜色ない豪快な戦法も得意としている。第9話ではこのALOでの経験を活かして、弾切れになったところを自分に対してセクハラしようとした敵プレイヤーをグレネードランチャーでこれでもかとばかりにタコ殴りにして戦闘不能に追いやるという荒技も披露して退けた。

現実世界では香蓮の数少ない親友で、彼女と同じく北海道住まいで実家から道内の大学に通っている。そして超がつくほどのゲーマーで、ALOも含めた複数のゲームもやりこんでおり、ゲームについての知識は豊富。気さくな性格で人当たりは悪くないが、ノリが軽くガサツな一面もあるため過去に2回ほど経験した恋愛も破局に終わっている。
しかし、本作の主要人物の中では比較的常識人にして人格者であり、そのノリの軽さとガサツさゆえに香蓮から呆れられているものの、彼女に対して的確な助言をする場面も何度かあり、親友として人間として信頼されている。

SHINC（シンク）

GGOプレイヤーたちの間から「アマゾネス」と呼ばれるほどの筋肉隆々の大女たちで構成されているチーム。主な武器としてロシア系の銃を好き好んで使い、抜群のチームワークで恐れられている。リアルでの姿は香蓮が現実世界で通う大学の高等部の新体操部所属（チーム名の元ネタは「新クラ（新体操クラブ）」の略）の女子高生であり、当初のプレイ目的は険悪だったメンバーの仲を深めることだったが、仲が良くなった後もGGO自体にハマっており6人でプレイを続けている。

エヴァ / 新渡戸咲（にとべ さき）

CV：朝井彩加

SHINCのチームリーダーで、現実世界では香蓮が通う大学の高等部に所属する生徒にして新体操クラブの部長。GGOでの使用アバターは大柄な厳つい顔をした三つ編みの女性で、武器はVSS（半自動消音狙撃銃）と、ロシア製のハンドガン「ストリージ」。ちなみにメンバーの中では最年長だが、身長は他のメンバーよりも小柄。
本作の前半である第1回スクワッド・ジャムでレンと一騎討ちで敗れた後、互いの現実での姿に気づいたことから知り合いとなり、真剣勝負の再戦を誓い合った。そして本作の後半である第2回スクワッド・ジャムではピトフーイの暴走を止めたいレンの思いを聞いて、再戦を諦めて彼女と共闘することを選んだ。

アンナ / 安中萌（あんなか もえ）

CV：M・A・O

SHINCのメンバーのひとりで、現実世界での姿は長髪を1つにまとめた大人しめの少女。GGOでの使用アバターはサングラスをかけた金髪セミロングの女性だが、ハリウッド女優のようなアバターを使っていることを恐れ多く感じている。武器はドラグノフ狙撃銃。
現実世界において幼い頃から両親のボルダリングに付き合わされているらしく、ビルの壁面や岩肌などを登る能力に優れている。

トーマ / ミラナ・シドロワ

CV：森永千才

SHINCのメンバーのひとりで、現実世界ではロシア出身の金髪ウェーブの少女。両親が貿易商であり、小さい頃から日本とロシアを行き来していた。GGOでの使用アバターは黒髪に長身の女性で、武器はアンナと同じくドラグノフ狙撃銃。
チームの中でもトップクラスの狙撃の腕を持ち、戦いの時では積極的にスナイパーの役割を買って出ている。また、ロシアで車好きの父親に自動車の運転を教わったこともあり、GGOにおいて自動車の運転を行い、チームの足となる。