スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃（SW2）のネタバレ解説・考察まとめ

『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』の用語

ジェダイの騎士

「フォース」と呼ばれる特異な力を操り、銀河系の平和維持に勤める組織の構成員のこと。フォースはそれを自在に操れる者に強い力を与えるだけに、個人の欲求や利益に走ると、他人を支配し我がものにしようという「フォースの暗黒面」に落ちる危険性があるため、個人としての欲求や利益の追求は捨て去ることを教えられる。ジェダイとして秀れた力を持つようになった者を「マスター」と呼び、弟子を取ることが出来る。基本的に、一人の師匠に弟子は一人だけと決められている。ジェダイ・マスターの中でも特に優秀な者たちが、ジェダイ全体を統率するジェダイ評議会を作っている。新三部作の時代では、長老であるマスター・ヨーダが、ジェダイ評議会を代表する「グランド・マスター」の地位に就いている。

フォース

物語の舞台となる銀河系に存在する、特異な力のこと。新三部作の時代では、フォースは全ての生物の全ての細胞の中に存在する微生物「ミディ＝クロリアン」から発生するとされている。それ故、ミディ＝クロリアンの値が高い者ほど、強いフォースの持ち主だと判定することが出来る。フォースを自在に操れるようになると、力学的な力の向上はもちろん、瞬発力や反応の速さも高め、更にマスターの域になると、気功のような動作で相手に触れずともダメージを与えることが出来るようになる。また、強いフォースの持ち主は、催眠術のように相手を意のままに動かすことも可能である。その力の特異性、影響力から、フォースを自在に操れるようになれば世界を我がものに出来るかのような思いに捕らわれることがあるが、これを「フォースの暗黒面に落ちる」と表現し、暗黒面のフォースを修得した者を「シス」と呼ぶ。銀河系の平和維持を目的とするジェダイの騎士では、そういった妄想に捕らわれることのないよう常に自分と弟子たちを戒め、個人としての欲求や利益を追求することを禁じ、ストイックとも言えるような生活を送っている。

ライトセーバー

ジェダイの騎士が戦闘で用いる剣のこと。普段は柄に当たる部分のみで持ち歩き、戦闘の際にレーザーのように光る刃の部分を出現させる。ジェダイが持つフォースの力と共鳴するように出来ていて、ジェダイの戦闘時には欠かせない武器である。持つ者それぞれが自分の個性に合うようカスタマイズしており、刃の色や柄の部分の形状が違っているものがある。剣として対象物を切り裂くだけでなく、レーザー銃などの攻撃を受けたり避けることも可能で、これひとつで攻撃と防御の両方の役目を担っていると言える。

銀河共和国議会

物語の舞台となる広大な銀河系を、統率するための議会のこと。惑星コルサントに本拠地を置き、銀河系に所属する星々から選出された代表により構成される、元老院が運営している。元老院のトップを勤めるのが最高議長であり、共和国議会の最高権力者であるが、新三部作の時代では長年に渡った政権に緩みが生じ、汚職や内部抗争が勃発、最高議長も官僚の言いなりになっている有様だった。そんな不安定な政情に追い討ちをかけるように、今作では共和国に所属していた星々が議会に反旗を翻し、次々脱退を表明するという分離主義運動が起こり始める。元々共和国自体はジェダイの騎士によって守られており、軍隊と呼べるような軍備を持っていなかったが、この共和国分裂の危機に伴い、最高議長パルパティーンは共和国軍隊を設立することを宣言する。

分離主義運動

銀河共和国議会の長年に渡る政権からその内部に生じた緩みで、汚職や内部抗争が頻発する政情不安定な状況となり、加えて銀河系内での貿易に新たに税金を課したりする法案が、共和国に所属する星々の反発を買い、次々と共和国から離脱し独立を宣言する事態となる。この分離主義運動は数百に及ぶ星々が離脱するまでに発展、やがてその独立した星々の代表が結束し、共和国に対抗する勢力をも持つようになってしまう。この分離主義運動とその後の結束を導いていたのが元ジェダイの騎士であるドゥークー伯爵であり、そしてドゥークー伯爵はフォースの暗黒面を操る「シス」と呼ばれる一派の総統、「シスの暗黒卿」ダース・シディアスに使えていた。

クローン軍隊

なぜかジェダイの本拠地にあるベータベースから削除されていた星、惑星カミーラで作り上げられた軍隊。もともと惑星カミーラはクローン生産技術に秀でており、そこに目を付けたジェダイの騎士を名乗る者から、クローンによる軍隊を作る事を依頼されたという。この軍隊を構成するクローンの元となる遺伝子を提供したのが賞金稼ぎのジャンゴ・フェットで、クローンの姿形はジャンゴ・フェットそっくりだが、命令に従順になるよう、遺伝子操作により「自我」を削除されている。また、同じく遺伝子操作により通常の人間の倍のスピードで成長するため、軍隊として成立するまでの時間を短縮出来た。オビ＝ワン・ケノービよりクローン軍隊の存在を知らされたマスター・ヨーダが惑星カミーラに趣き、自ら軍隊を指揮して惑星ジオノーシスへ向かい、そこでのドロイド軍隊との決戦が、クローン軍隊の初陣となる。

『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』の主題歌・挿入歌

スター・ウォーズサーガの中でも、アナキンとアミダラが愛を育み恋愛描写の多い本作で、「愛のテーマ」と名づけられているのがこの曲。二人の許されざる、けれど燃え上がってしまう想いを盛り上げる名曲。ラストで二人が、許されざる極秘の愛ゆえに、参列者の誰もいない（C-3POとR2-D2だけが見守っている）結婚式を挙げるシーンで流れる際には、見る者の涙を誘わずにいられない。

帝国のマーチ（ダース・ベイダーのテーマ）