ガラスの仮面（美内すずえ）のネタバレ解説・考察まとめ (4/15)

ガラスの仮面（美内すずえ）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.11.26

「ガラスの仮面」は美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から白泉社「花とゆめ」に40年以上も長期連載されている。2014年9月の段階で累計発行部数が5,000万部を超え、少女漫画の金字塔とも言われる大ベストセラー。
平凡な1人の少女・北島マヤが演劇への熱い情熱を滾らせ、演劇に全てをかけ、才能を開花させる。演劇界のサラブレッド・姫川亜弓と競いながら幻の名作「紅天女」を目指す超人気大河ロマン。

黒沼龍三（くろぬまりゅうぞう）

東京ムービー版CV：梁田清之

演出家。芝居に対して妥協せず、役者に対し非常に厳しい演技指導をすることで有名。「鬼将軍」と恐れられている。芝居に夢中になるあまり、周囲の人間と諍いばかり起こしている。
速水真澄からの評価は非常に高く、様々な逆境を乗り越えて、型にはまらない斬新な舞台「忘れられた荒野」を成功させ、評価が高まった。
劇団オンディーヌの小野寺とともに、「紅天女」の演出家候補に選ばれた。

劇団一角獣（げきだんいっかくじゅう）

北海道出身の実力ある劇団。マヤたちも参加した演劇コンクールで一般投票2位、最終審査でも2位に入賞した。
演劇コンクールで小野寺の妨害にあい、劇の上演が危ぶまれていた劇団つきかげを助け、それ以来、つきかげのメンバーと交流を重ねている。
落ちぶれた後の劇団つきかげとは何度も合同公演を行っている。
団長に堀田太一、劇団員に細川悟、田部はじめ、二の宮恵子などがいる。

里美茂（さとみしげる）

画像左が里美茂

東京ムービー版CV：三木眞一郎

青春スターと称される俳優。大河ドラマ「天の輝き」でマヤと共演したことがきっかけで、マヤと惹かれあうようになる。
記者会見で初恋宣言をし、マヤと付き合うようになったのだが、マヤが母の死のショックで演技ができなくなり、乙部のりえの罠にはまり不祥事を起こすと、事務所からマヤとの付き合いを禁止された。マヤも里美の事務所から里美と別れろと言われると、全く抵抗せずに了承し、そのまま交際は終了した。

後に、里美は桜小路になぜマヤと別れたと問い詰められ、彼女を追わなかったことを桜小路に責められている。

原田菊子（はらだきくこ）

栄進座の演出家兼看板女優。演劇界の大御所。月影千草とはかつて交流があった。出演させてもらえる舞台を求めて、マヤが劇場周りをしていた時に、マヤが月影の弟子であると知り、彼女の演技テストを経て、舞台「おんな河」に抜擢した。普段は地味で平凡な少女でありながら、舞台に立つと光輝き、観客の目線を一身に集めてしまうマヤを「舞台あらし」と称し、その才能を恐れ、以降マヤを起用することはしなかった。

姫川歌子（ひめかわうたこ）

CV：北浜晴子（東京ムービー版：勝生真沙子）

大女優で姫川亜弓の母。
「奇跡の人」ではアニー・サリバン役を演じた。かつては月影の内弟子であり、いずれは「紅天女」を演じたいと熱望していた。
しかし、月影が選んだ「紅天女」候補は娘・亜弓と北島マヤ。2人の稀有な演技の才能に気づき、この2人が候補ならば許せる、と語っていた。
国際映画祭では最優秀主演女優賞を獲得している。娘・亜弓の視力低下を知ると、彼女の覚悟を認め、目が見えなくても演技ができるように厳しい指導をして、サポートしている。

姫川貢（ひめかわみつぐ）

画像左が姫川貢

東京ムービー版CV：中尾隆聖

著名な映画監督。姫川亜弓の父。
厳しい指導が有名で撮影中には容赦のない罵声を演者に浴びせかける。
しかし、一人娘の亜弓には弱く、子煩悩。
亜弓がライバルと認めている北島マヤが乙部のりえの卑怯な手段により失脚させられ、のりえの卑劣さに怒った亜弓に頼まれ、のりえ主演の「カーミラの肖像」に亜弓を出演させる手助けをしている。
国際映画祭では、自身が監督した作品が最優秀作品賞を受賞している。

赤目慶（あかめけい）

有名な俳優。小野寺が演出を務める「紅天女」では一真役を務める。

北島春（きたじまはる）

東京ムービー版CV：宗形智子

マヤの母親。横浜の中華料理店でマヤと2人住み込みで働いていた。
芝居に夢中になるあまり、出前やその他日常生活が疎かになる娘・マヤを、なんの取り柄もない出来損ないといつも叱ってばかりいた。
演劇の道に進みたいと言ったマヤに反対したため、マヤは家出をして月影のもとに行った。
月影のもとにマヤを連れ戻しに行くのだが、マヤをなんの取り柄もない少女にしているのは、母である春のせいだと月影に言われた春は激昂し、マヤの前に立つ月影に熱湯を浴びせかけた。マヤを庇い熱湯を避けなかった月影の熱意に負け、マヤを預けることに決めた。
マヤが月影の下へ行ってから体調が悪化、肺を患い、勤めていた中華料理店を辞めてサナトリウムに行くことになった。しかし、店が用意していたサナトリウムへは行かず、一時行方不明になった。
店の娘・杉子がマヤへ春の行方不明を知らせると、動揺したマヤの心は乱れ、舞台中であるにも関わらず、役である人形の仮面が剥がれて涙を流してしまった。そのため、マヤは月影から謹慎を言い渡された。

山梨の療養所で行き倒れていた所を救われた春は、そこでしばらく療養していたのだが、マヤの売り出しに躍起になっている速水が春の居所を突き止め、マヤと効果的に再会させるために、春は監禁されていた。
自分が監禁されていると気づいた春は療養所を逃げ出し、マヤに会いに行こうとするのだが、途中交通事故にあい、目が見えなくなってしまった。それでも通行人にマヤの事を尋ねながら歩き、山梨の映画館でマヤ主演の「白いジャングル」を観て、スクリーンから流れるマヤの声を聞きながら息を引き取った。

山下杉子（やましたすぎこ）

ガラスの仮面がなかなか終わらない7つの理由まとめ！

『こち亀』は終わりましたが、いつまでも終わらない漫画は『ゴルゴ13』や『ベルセルク』など多くあります。そして世の中には「なぜか」終わらない漫画もあります、その代表作が『ガラスの仮面』。終わらない理由をまとめました。『ガラスの仮面』は、美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から連載が始まりました。

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