ガラスの仮面（美内すずえ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 (3/15)

ガラスの仮面（美内すずえ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.11.26

「ガラスの仮面」は美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から白泉社「花とゆめ」に40年以上も長期連載されている。2014年9月の段階で累計発行部数が5,000万部を超え、少女漫画の金字塔とも言われる大ベストセラー。
平凡な1人の少女・北島マヤが演劇への熱い情熱を滾らせ、演劇に全てをかけ、才能を開花させる。演劇界のサラブレッド・姫川亜弓と競いながら幻の名作「紅天女」を目指す超人気大河ロマン。

小野寺一（おのでらはじめ）

CV：藤本譲（東京ムービー版：大林隆介）

演出家で劇団オンディーヌの理事長を務めている。
「紅天女」の上演権を狙い、月影に対して卑劣な手段を使い奪おうと企む。演劇協会の理事も務めており、劇団つきかげが演劇コンクールの全国大会に出場した時には、舞台稽古の時間を伝えず、月影の劇団員をそそのかし、大道具を壊させるなどの妨害工作を企てた。
「奇跡の人」の演出家であったが、マヤへの演技指導をしなかったことで、卑怯な事を嫌う亜弓から小野寺の指導を拒否された。
「紅天女」では、黒沼龍三とともに演出家候補に選ばれている。

麻生舞（あそうまい）

東京ムービー版CV：飯塚雅弓

劇団オンディーヌの研究生で、桜小路の後輩。桜小路に好意を寄せている。
献身的で料理が得意。

速水真澄（はやみますみ）

CV：野沢那智→森功至（19話～）（東京ムービー版：森川智之）

大都芸能の社長秘書→社長。11月3日生まれ。
芸能業界でも名の知れた敏腕若手社長として有名。仕事のためなら冷酷な手段を厭わない仕事人間。
速水英介は継父。速水家のお手伝いをしていた母とともに速水家に出入りしていた。その時に英介にその聡明さを買われ、後継として選ばれ養子となった。
女優や俳優など駒の一つ、商品と考えていたのだが、マヤと出会い、小さな体から溢れる芝居への情熱に圧倒され、惹かれるようになっていく。
マヤとまともに顔を合わせれば憎まれ口を言い合う間柄だが、影では紫のバラを贈り、マヤや月影への援助をしている。
時を経て、子供だと思っていたマヤも大人になり、真剣に愛するようになっていく。

速水英介（はやみえいすけ）

東京ムービー版CV：家弓家正

大都芸能会長。大都グループの創設者。速水真澄の継父。岡山県出身。
資産家である速水家の妾腹で、正妻や異母兄弟からは冷酷な仕打ちを受けて育った。運輸業で身を起こしたが、月影千草演じる「紅天女」の虜となり、大都芸能を設立し芸能界に進出した。
自分の手で「紅天女」を公演したいという強い思いから、原作者であり、月影千草の最愛の人である尾崎一蓮を自殺に追い込んでしまった。

住み込みの家政婦の息子であった真澄の才知を見抜き、自身の後継者として育てようと、真澄の母と結婚した。真澄に幼い頃から徹底的に帝王学を叩き込み、厳しく育てた。能力主義を貫き、不必要なものや、害をなすものは徹底的に排除し、時には切り捨てる冷酷な一性格である。
身分を明かさずマヤと何度も出会っているが、その時には朗らかで優しくマヤに接している。

水城冴子（みずきさえこ）

CV：滝沢久美子（東京ムービー版：佐久間レイ）

速水真澄の秘書を務める。千葉県出身。2月13日生まれ。
マヤが芸能界入りした時にはマヤのマネージャーも務めていた。知的でクールな雰囲気を持つ美女。
真澄が紫のバラの人であるといち早く気づき、その後もマヤとの関係を温かく見守っている。

聖唐人（ひじりからと）

東京ムービー版cv：佐々木望

速水家に影として仕えている。一家心中の際に母と妹を失ったところを速水英介に助けられた。そのため、父と2代に渡り大都芸能の裏の仕事を担当することになった。
紫のバラの人である真澄の代理として、正体を隠しマヤと真澄の橋渡しをしている。

尾崎一蓮（おざきいちれん）

「紅天女」の作者。月光座の演出家兼座長を務めていた。
孤児だった千津（後の月影千草）を引き取り、女優として育て上げた。
東京大空襲で焼け出されたあと、故郷の梅の谷で「紅天女」を書き上げた。
月光座の熱烈なファンであった速水英介の援助を受けるようになるが、次第に英介と対立するようになってしまった。そのため、援助を断ると、英介が創設した大都芸能の嫌がらせに合うようになった。
経済的・精神的に追い詰められた一蓮は、月影千草の想いを受け入れたあと、「紅天女」の上演権を千草に遺して自殺した。

乙部のりえ（おとべのりえ）

東京ムービー版CV：伊藤静

熊本県出身の美少女。熊本の演技の天才と言われていた。マヤが大河ドラマに出るようになると、演技の勉強をするという名目の元、垢抜けない格好で顔や正体を隠しマヤに近づき、その演技を盗んだ。執拗にマヤの演技の邪魔をし、母が亡くなり弱ったマヤに巧妙に罠をしかけて失脚させた。
のりえが仕掛けた卑怯な嫌がらせの数々を亜弓が知ることになり、代役としてではない初主演舞台で亜弓から主役としての存在感を奪われ、制裁を受けることになった。
亜弓に格の違いを見せつけられ、その亜弓が一目置いてライバルとしているマヤを蹴落としたことに対し、なんてことをしてしまったのかと膝から崩れ落ちている。

黒沼龍三（くろぬまりゅうぞう）

【名作】「ガラスの仮面」が終わらない7つの理由まとめ！

こち亀は終わりましたが、いつまでも終わらない漫画は「ゴルゴ13」や「ベルセルク」など多くあります。そして世の中には「なぜか」終わらない漫画もあります、その代表作が「ガラスの仮面」。終わらない理由をまとめました。『ガラスの仮面』は、美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から連載が始まり、未だに未完となっている。2014年9月時点で累計発行部数は5000万部を突破している。

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