ポケットモンスター(ポケモン)の特性まとめ
ポケットモンスターは、ゲームフリークが開発しているゲームソフトシリーズの名称である。略称はポケモン。発売20周年を迎えた長寿シリーズであるが、その戦闘システムの基本は初代である「ポケットモンスター赤・緑」から変わっていない。この記事では、第三世代こと「ルビー・サファイア」から新たに加えられた要素である「とくせい(特性)」について解説する。
自身が直接攻撃を受けると、30%の確率で相手を『やけど』状態にするという効果の特性。
「マグマのよろい」「ほのおのからだ」もどちらも名前が違うだけで効果は同じものとなっている。
フィールド上では、手持ち(パーティ)にいるとポケモンのタマゴがかえりやすくなるという効果がある。
戦闘中の効果よりもこちらのフィールド上での効果のほうが重要な特性である。ポケモンのタマゴは、持っている状態でプレイヤーキャラクターが歩いた歩数にしたがって孵化する。種類にもよるが、最低でも1280歩、最大で10240歩もの移動が必要。「マグマのよろい」「ほのおのからだ」はこの必要歩数を半減させる効果がある。
せいでんき
攻撃を受けた時、一定確率で相手を『まひ』状態にするという効果の特性。
また、フィールド上では電気タイプの野生のポケモンが出やすくなるという効果もある。
電気タイプのポケモン本来の役割である「でんじは」によって相手を『まひ』状態にさせるという効果とかぶっている。が、「でんじは」は電気タイプの技であるがゆえに地面タイプには無効化される。しかし「せいでんき」による『まひ』状態の付与は地面タイプにも有効。そのため地面タイプを『まひ』状態にさせる手段として用いられる場合がある。
しかし、特性「せいでんき」を持つポケモンは軒並み電気タイプであり、地面タイプを相手取るには不利。そのため特性によって地面タイプを『まひ』状態にさせるという効果を狙うには難しい。
メロメロボディ
直接攻撃を受けると、30%の確率で相手を『メロメロ』状態にするという効果の特性。
『メロメロ』状態は50%の確率で行動不能となる状態異常の一種。
性別が同じ場合や、性別不明の場合は効果がない。
フィールド上では、この特性を持つポケモンと異なる性別の野生のポケモンと出会いやすくなるという効果がある。
フィールド上においては、そのポケモンと逆の性別のポケモンが出やすくなるので、性別比が極端に偏っているポケモンの比率が少ない方を捕まえたい場合に特に有効(オスメス比が7:1のポケモンのメスを捕まえる為に、オスのエネコを用意するなど)。
ファーコート
自身が受ける物理攻撃のダメージが半減するという効果の特性。
「ファーコート」という言葉だけに、ペルシアン(アローラの姿)やトリミアンといった、「セレブのマダムが使っていそう、高級そうな」イメージのポケモンに設定されている特性である。
威力半減ではなくダメージカットであるため、元々防御力がそれほど高くない両者であるがこの特性によってそれなりの物理耐久力を誇る。優秀な特性であるが、特性「トレース」によって特性をコピーされてしまうとかなり危険で、自分のダメージがまったく通らなくなってしまう。
マルチスケイル/ファントムガード
自分の残りHPが最大値の時、受けるダメージが半減されるという効果の特性。
1度だけではなく、「HPが満タンであれば」という条件を満たせば何度でも発動可能。
「マルチスケイル」は「ハートゴールド・ソウルシルバー」でとあるNPCからもらえるミニリュウが進化したカイリューが持っている専用の特性。他には同作品の伝説のポケモン、ルギアの隠れ特性として設定されている。
カイリューはこの特性の獲得により、少なくとも1対1ならばドラゴンタイプのポケモン同士の戦いでほとんど負けなくなり、大幅に評価を上げた。その影響力は凄まじく、「かたやぶり」でこの特性を無視できるオノノクスの評価にまで及んだほど。オノノクスは相手の特性の影響を受けずに攻撃できる特性「かたやぶり」を持っているため、「マルチスケイル」によってダメージを半減されることなくカイリューを攻撃できるということで評価が上がった。
「ファントムガード」は「サン・ムーン」に登場した伝説のポケモン、ルナアーラ専用の特性。
相手の特性「かたやぶり」の影響を受けないという、「マルチスケイル」の上位互換となっている(「マルチスケイル」は特性「かたやぶり」の影響を受ける)。
そのため、確実に相手の攻撃のダメージを半減することができる。
フィルター/ハードロック/プリズムアーマー
弱点のタイプの技を受けた時、ダメージが3/4になるという効果の特性。
例えば、本来2倍弱点の場合は1.5倍のダメージに軽減される。
「フィルター」「ハードロック」はどちらも同様の効果となっている。
弱点を突かれてもある程度耐えることができるため、有用な特性である。
「プリズムアーマー」は「サン・ムーン」に登場した伝説のポケモン、ネクロズマ専用の特性。
同様の効果を持つ他2つの特性とは違い、相手の特性「かたやぶり」の影響を受けないという効果があり両者の上位互換となっている。
ぼうおん
音系の技に分類される攻撃(声や音を用いた攻撃技)を受けないという効果の特性。
音系の技に分類される攻撃の対象となる技「ハイパーボイス」「ばくおんぱ」「むしのさざめき」は対戦での採用率が高く、これらの技をメインウェポンにしているポケモンを完封することもできる。
大声で吠えて威嚇し相手を交代させる技「ほえる」を無効化することができ、野生のポケモンを捕まえる際には「瀕死まで追い込んだのに「ほえる」で退場させられた」ということを防ぐことができる。「ハートゴールド・ソウルシルバー」では各地を徘徊する伝説のポケモン、エンテイ、ライコウが「ほえる」を使用してくるため、それらの対策としてこの特性を持つポケモンが起用されることがある。
ぼうじん
天気『あられ』『すなあらし』状態によるダメージを受けないという効果の特性。
さらには、粉を用いる技「いかりのこな」「キノコのほうし」「しびれごな」「どくのこな」「ねむりごな」といった技、特性「ほうし」の効果を受けないという効果もある。
これらの技はどれも状態異常を引き起こす技であるため、この特性を持つポケモンは状態異常に対して非常に強くなったといえる。
『あられ』『すなあらし』状態のダメージを受けなくなるため、これらの状態を得意とするパーティには積極的に採用されている特性。
同様の効果を得る道具として「ぼうじんゴーグル」がある。
ぼうだん
たま・爆弾系の技を無効化するという効果の特性。
たま・爆弾系の技には「アイスボール」「ウェザーボール」「エナジーボール」といた名前にボールのつく技、「きあいだま」「タネばくだん」「タネマシンガン」「タマゴばくだん」「でんじほう」など、玉や弾丸を射出するような技が分類される。
砲弾技に分類される攻撃の多くは様々のポケモンのメインウェポンとして採用され、これらの技に依存しているポケモンに対し完封すら狙える。
マジックガード
直接のダメージ以外を受けないという効果の特性。
具体的には、『どく』『やけど』状態や特性「さめはだ」などによるダメージ、天気『あられ』『すなあらし』状態のダメージ、反動のある技による反動ダメージや失敗時に受けるダメージなど、間接的に受けるダメージは一切受けなくなる。
圧倒的な適用範囲の広さから、多彩な戦術を取れる極めて有能な特性。
ピクシーはこの特性を与えられたことによって、似た境遇であったプクリンを大きく引き離した。
ポケモンが持っている道具に影響を与える特性一覧
かるわざ
持っている道具がなくなると素早さが2倍になるという効果の特性。
再び道具を持つと元に戻る。最初から道具を持っていない場合は効果がない。
素早さが倍になるため、素早さのステータスを伸ばしていなくてもかなりの素早さのステータスを得られる。
この特性を採用する場合、使用して消費出来る道具を持たせなければ意味が無い。道具を持たせても消費するまで悠長に待っているわけにもいかない。
このことが難点だったが「ブラック・ホワイト」からは、消費することで威力を高める「ジュエル」という道具が登場。能動的に道具を消費できるようになった。
道具を持っていないと威力が倍になる「アクロバット」という技と組み合わせた「かるわざジュエルバット(特性「かるわざ」+ジュエル+アクロバットを略した造語)」はフワライドの有名な戦法となった。
きんちょうかん
すべてのポケモンは「きのみ」を使用できなくなるという効果の特性。
HPを回復させる「オボンのみ」や各種タイプのダメージを半減する「きのみ」などで相手の攻撃をどれだけ耐えられるかを設定しているポケモンは多い。
他にも、『ねむり』状態となるがHPが全回復する技「ねむる」と『ねむり』状態を回復させる「カゴのみ」の組み合わせなど「きのみ」を使うコンボを全て封じる事も出来る。これらの目論見を全て台無しに出来る特性である。
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目次 - Contents
- 『ポケットモンスター』の概要
- とくせい(特性)とは
- 隠れ特性(夢特性)
- 特性一覧
- バトルフィールドに影響を及ぼす特性一覧
- あめふらし
- はじまりのうみ
- ひでり
- おわりのだいち
- すなおこし
- ゆきふらし
- エアロック/ノーてんき
- デルタストリーム
- ありじごく/かげふみ/じりょく
- しめりけ
- きゅうばん
- エレキメイカー
- グラスメイカー
- サイコメイカー
- ミストメイカー
- ダークオーラ
- フェアリーオーラ
- 天候の時に効果がある特性一覧
- あめうけざら
- うるおいボディ
- すいすい
- サンパワー
- フラワーギフト
- ようりょくそ
- リーフガード
- すなかき
- すながくれ
- すなのちから
- ゆきかき
- ゆきがくれ
- サーフテイル
- 特定の状態異常の時に効果がある特定一覧
- こんじょう
- はやあし
- ねつぼうそう
- どくぼうそう
- ひとでなし
- ポイズンヒール
- ナイトメア
- げきりゅう/しんりょく/もうか
- ポケモンの特性に影響を及ぼす特性一覧
- かたやぶり/ターボブレイズ/テラボルテージ
- オーラブレイク
- トレース
- レシーバー
- ポケモンのステータスに影響を及ぼす特性一覧
- あまのじゃく
- いかく
- いかりのつぼ
- いやしのこころ
- かいりきバサミ/はとむね
- かそく
- まけんき
- かちき
- くだけるよろい
- クリアボディ
- メタルプロテクト
- しぜんかいふく
- シンクロ
- そうしょく/でんきエンジン/ひらいしん/よびみず
- てんねん
- とうそうしん
- ムラっけ
- ダウンロード
- じしんかじょう
- ビーストブースト
- ポケモンの使う技に影響を及ぼす特性一覧
- あとだし
- いしあたま
- すてみ
- いたずらごころ
- うるおいボイス
- エレキスキン/スカイスキン/フェアリースキン/フリーズスキン
- ノーマルスキン
- おやこあい
- じょおうのいげん/ビビットボディ
- すいほう
- スキルリンク
- ちからずく
- てんのめぐみ
- てきおうりょく
- テクニシャン
- てつのこぶし/がんじょうあご
- かたいツメ
- ヨガパワー/ちからもち
- はやてのつばさ
- ふしょく
- メガランチャー
- ポケモンにダメージを与える時に効果がある特性一覧
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- どくしゅ
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- あついしぼう
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- かんそうはだ
- ちょすい/ちくでん
- がんじょう
- さめはだ/てつのトゲ
- たいねつ
- ふゆう
- とびだすなかみ/ゆうばく
- どくのトゲ
- ほうし
- ぬめぬめ/カーリーヘア
- のろわれボディ
- ミイラ
- ほのおのからだ/マグマのよろい
- せいでんき
- メロメロボディ
- ファーコート
- マルチスケイル/ファントムガード
- フィルター/ハードロック/プリズムアーマー
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- ぼうじん
- ぼうだん
- マジックガード
- ポケモンが持っている道具に影響を与える特性一覧
- かるわざ
- きんちょうかん
- くいしんぼう
- しゅうかく
- ぶきよう
- ほおぶくろ
- ものひろい
- わるいてぐせ
- その他の特性一覧
- マルチタイプ
- ARシステム
- イリュージョン
- ききかいひ/にげごし
- きけんよち
- きずなへんげ
- ぎょぐん
- てんきや
- バトルスイッチ
- なまけ
- にげあし
- ばけのかわ
- へんげんじざい
- ヘヴィメタル/ライトメタル
- よわき
- スロースタート
- リミットシールド
- ぜったいねむり
- ダルマモード