頭文字D(イニシャルD・イニD)のネタバレ解説・考察まとめ

『頭文字D』とは1995年~2013年まで、しげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画およびそれらを原作としたアニメ作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品である。トヨタスプリンタートレノ(ハチロク)のドライバー藤原拓海が卓越したドライビングテクニックを駆使して数多くの走り屋とのバトルを繰り広げる様を描く。

史浩(ふみひろ/声 - 細井治)

赤城レッドサンズとプロジェクトDの外報部長で主な業務は、バトルの交渉等を務める。

松本 修一(まつもと しゅういち/声 - 西凜太朗)

プロジェクトD編にて登場する藤原拓海専属のハチロク担当メカニック。車の整備だけでなく拓海へのメンタル面のアドバイスを行ったりレースに関して助言なども行う。

宮口(みやぐち/声 - 高橋良吉)

プロジェクトD編にて登場する高橋啓介専属のFD担当メカニックとして活躍し、機材車両には一通りのFDの交換部品やパーツを積み込んでいる。

妙義ナイトキッズ(Night kids)

あまり素行のよろしくない連中が多い走り屋集団で中里をリーダーとする。メンバー同士での派閥争いが多いが、いざとなれば結束するチームとして知られる。

中里 毅(なかざと たけし/声 - 檜山修之) / 搭乗車種:BNR32 スカイラインGT-R V-specII

妙義ナイトキッズのリーダー、かつてはS13乗りであったが白のR32GT-Rに馬力を理由に敗北したことがきっかけで馬力のあるGT-Rに乗り換えた。それ以来、ドリフト走行に疑問を抱き、確実にタイムが出せるグリップ走行にこだわり始める。

ボディカラー
ブラックパールメタリック

主な外装パーツ
nismo製フロントバンパー

ナンバー
群馬 33 が 26-037

当時のカーレースであるグループAでの総合優勝を狙って日産自動車が開発したスポーツカーであり、まさしくレースで勝つために作られた車。エンジンは名機と呼ばれるRB26DETT(排気量2,568ccエンジン出力280psエンジントルク36.0kg・m)でありレースベースのエンジンであることからも優に500PSを超えるパワーを持っている。この時に開発された4WDシステムはアテーサET-Sと呼ばれ、通常走行では後輪駆動でスリップを感知するとフロントが駆動して最大で前後50:50の4WDになるような設計されている。このシステムはその後進化を続け、現在新車で発売するR35GT-Rにも搭載されている。

作中の車両と比較すると重たいと言われているが、第二世代GT-R姉妹の中ではそれでも1,500kgであり、第2世代GT-Rの中では一番軽快に曲がる軽快さを持っている。また、0からの加速も軽やかに伸びていくなど、その軽さは33Rや34RのGT-Rでは味わえない魅力となっている。

普段はFRだが加速時やコーナリング時にはセンサーが感知し4WDに変化するという、まさに二駆と四駆の良いとこ取りというハイテクシステムのスタンバイ式4WDアテーサE-TSと、GT-Rの名に恥じない装備が奢られている。

以前はS13に載っていた中里であったが、ある日峠で煽られ追い越された相手がR32 GT-R であった。テクニックもスキルも自分の方が上なのに、車の性能がけた外れに違うために敗北したと考えた中里は、それ以来自分を追い越したR32 GT-R へと乗り換える事となり、運転方法も完全に変化させドリフトからグリップという一貫した走りへと変わっていった。車の性能もドライビングテクニックもあり、涼介にも「中里の良い所は思いっきりが良く、勢いでアクセルを踏み込んでいく巧みなドライビングにある」と言われているが、一方では「ツボにはまると速いが、プレッシャーに弱くキレやすい」という弱点を明確に付かれている。
この弱点の為に、作中のバトルではプレッシャーや焦りからアンダーを誘発してしまいクラッシュし敗北している。

全長×全幅×全高(mm):4545×1755×1355
ホイールベース(mm):2615
車両重量(kg):1500
エンジン型式:RB26DETT
総排気量(cc):2568
最高出力:280ps/6400rpm
最大トルク:36.0kgm/6400rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:4WD

庄司 慎吾(しょうじ しんご/声 - 藤原啓治) / 搭乗車種:EG6 シビック SiR-II(前期型)

ナイトキッズのメンバーであるが、バトルで危険な手段を取ることから中里毅とは反発し対立しあっている。妙義の下り専門の走り屋であり愛車のシビックの性能を生かした走りを行うことが出来る。拓海に勝利するためにFF有利のガムテープデスマッチ(右腕をハンドルにガムテープで巻きつける事からハンドルの舵角を制限される)という条件下でのバトルを挑んでくる。一度は拓海にバトルを断られてしまうのだが、何が何でも拓海をバトルに引きずり込もうとして、親友である武内樹の車を煽り事故らせるということも平気で行った。

ボディカラー
ミラノレッド

主な外装パーツ
フロントバンパー(メーカー不明)、無限製ホイール、純正ドアバイザー

ナンバー
群馬 56 よ 46-037(Battle Stageでは、群馬 59 き 32-145)

1991年にホンダから発売されたスポーツシビックである。
搭載されるエンジンは、テンロククラス(1600㏄クラス)であるトヨタスプリンタートレノ系(本作では藤原拓海のAE86)とはライバルの関係にあった。
ホンダのDOHCVTECエンジンを搭載したB16Aは160㎰のパワーを誇る。

本作ではガムテープデスマッチを行うダーティーな走り方で拓海を追い込むも、左足ブレーキを駆使してダウンヒルを責めるFF使いとしてその技術は高い。自分の有利な条件を相手に提示しガムテープデスマッチを拓海と繰り広げるも最後は自滅してしまう。

全長×全幅×全高(mm):4070×1695×1350
ホイールベース(mm):2570
車両重量(kg):1050
エンジン型式:B16A
総排気量(cc):1595
最高出力:170ps/7800rpm
最大トルク:16.0kgm/7300rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:FF

インパクトブルー

LK168g9
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