
『頭文字D』とは1995年~2013年までしげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメやゲームなどのメディアミックス作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品。『頭文字D』のゲームには、アーケードゲームの『頭文字D ARCADE STAGE』はもちろん、家庭用、携帯用など多数のゲームが存在している。
『頭文字D』の概要
『頭文字D』とは、しげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で1995年30号から2013年35号にかけて連載していた青年漫画、およびそれを原作としたアニメやゲームなどのメディアミックス作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品。通称「イニD」。単行本は全48巻。
アニメはフジテレビ系列を主とする地上波放送で2シリーズ、CS放送のアニマックスで2シリーズが放送されたており、劇場版1作とOVA5作も製作されている。テレビシリーズの『頭文字D』は、1998年4月19日から12月6日まで放送された。第2期となる『頭文字D Second Stage』は1999年10月15日から2000年1月21日まで放送されている。
群馬県に存在する峠を舞台に、主人公である藤原拓海(ふじわらたくみ)が藤原豆腐店の店主であり父親である藤原文太(ふじわらぶんた)の愛車であるトヨタスプリンタートレノ(AE86・愛称ハチロク)に乗り、峠バトルを繰り広げる。多くの強力なライバル達との戦いを通して相棒であるハチロクと共に成長していく拓海の物語であるが、中には高校生という思春期の揺れ動く心情を描いた青春要素も含まれている。
頭文字D(イニシャルD・イニD)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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『頭文字D』とは1995年~2013年まで、しげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画およびそれらを原作としたアニメ作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品である。トヨタスプリンタートレノ(ハチロク)のドライバー藤原拓海が卓越したドライビングテクニックを駆使して数多くの走り屋とのバトルを繰り広げる様を描く。
ゲーム作品について
『頭文字D』を原作とするゲームとしては、アーケードゲームとして稼働しているレースゲーム『頭文字D ARCADE STAGE』が代表的である。その他、家庭用向けのゲームや携帯用ゲームなど、多数のゲームが存在している。
『頭文字D ARCADE STAGE』シリーズ
『頭文字D ARCADE STAGE』

レーシング漫画の金字塔「頭文字D」。そんな本作の世界観を再現したゲームが、2002年より稼働している「頭文字D ARCADE STAGE」シリーズである。
収録されているコースはほとんどが原作の舞台になっている群馬県、栃木県、茨城県、神奈川県に実在する峠のレイアウトを再現したコースを舞台に1対1のレースを行う。(一部レイアウトがオリジナルのコースも存在する。)
磁気カード(4からはICカード)を使えば、ゲームの進行状況などを保存することが可能。また、「溝落とし」や「ブラインドアタック」といった原作に登場した走法も再現することができる。
このゲームシリーズのメインモード「公道最速伝説」はプレイヤーは頭文字Dの世界の走り屋となり、各地の峠に遠征し藤原拓海や高橋兄弟といった原作に登場するキャラクターとバトルを繰り広げていく。
筐体が一新された4からは、同モードの会話シーンに登場するキャラクターが3DCGになり、アニメシリーズと同じ声優を起用したフルボイスになった。もちろんレース中もキャラクターは喋る。
4からはオンラインに対応し、全国対戦モードが搭載された。
このモードでは全国の頭文字D免許証を使用したプレイヤーとリアルタイムで対戦することができる。
店内のプレイヤーと対戦する店内対戦もある。
Ver.3までは「文太に挑戦!!」というモードが存在していた。
このモードはその名の通り、伝説の走り屋と呼ばれている主人公の藤原拓海の父親藤原文太に挑戦を挑むモードだ。
各コースごとに文太レベルというものが存在し、最初はスプリンタートレノAE86(以下ハチロク)とレースを行うがレベルが上がるにつれてエンジンを乗せ換えたハチロク、インプレッサと車が変わり、どんどん文太が本気になっていく。
コース、レベルによってはクリア不可能というものもある。
4でいったん廃止されたが、6AA、7AAXでは公道最速伝説に登場する形で復活。
磁気(IC)カードのシステムはゲームの進行状況を保存できるほかに車のチューニング状況を保存できる。
Ver.3まではチューニングコースを選択し、ポイントが規定数貯まるごとに機能系チューニング、エアロパーツ装着が行われていく。
4からはコースが廃止され、自分の好きなように機能系チューニング、エアロパーツが装着できるようになった。
レース中に流れるBGMはアニメで挿入歌として使われていたスーパーユーロビートが流れる。
一部作品ではアニメ出展ではない曲も流れるが、条件を満たすことでOPED曲をレース中BGMとして使うこともできる。
『頭文字D Special Stage』(PlayStation 2)

2003年6月26日発売
ARCADE STAGEVer.2をベースに制作されたPlayStation 2向けレーシングゲーム。Ver.2には収録されていなかった車、コースやモードを追加したものである。
この作品で初めてストーリーモードが搭載された。
プレイヤーは藤原拓海、高橋兄弟となって「コップの水をこぼすな」や「池谷先輩を失神させろ」など原作を再現したお題をクリアしていく。
また、頭文字Dゲーム作品で初めてボイスが付いた。アニメと同じ声優を起用しフルボイスである。
プロジェクトD編以降に登場する、当時まだアニメに登場していなかったキャラクターもボイスがついている。
(新たにボイスが付いたキャラクターを担当した声優は、その後アニマックスにて放送されたFourth Stageでスライド登板している。)
「池谷先輩の車紹介」というモードも存在しており、このモードでは登場人物の池谷浩一郎がゲームに登場する車を映像と共に詳しく紹介してくれる。
紹介してくれる車は、条件を満たすと増えていく。
『頭文字D STREET STAGE』(PlayStation Portable)

2006年2月23日発売
ARCADE STAGE Ver.3を移植したPlayStation Portable向けゲームだが、一部変更点がある。
カードコレクションシステムが搭載され、レースが終わるごとにカードを1枚獲得して隠し要素を解禁したりチューニングを進めていく。
カードにはキャラクター紹介やコース、原作の名場面を切り取ったものがイラストとして使われている。
Ver.3に収録されていたコース「秋名・雪」は廃止されている。
公道最速伝説で会話シーンでのボイスは削除されたが、レースシーンでのボイスはSpecial Stageに引き続き搭載されている。
また、家庭用で初めて通信対戦ができるようになった。
先にゴールしたほうが勝ちという通常の対戦のほかにも、原作の先行後追いバトルのようなこともすることができる。
『頭文字D EXTREME STAGE』(PlayStation 3)

2008年7月3日発売
『頭文字D ARCADE STAGE4』に『4改』の要素を取り入れた移植版のPlayStation 3用ゲーム。
マイキャラや公道最速伝説の会話シーンでのキャラクターの3DCG化、フルボイスなど4で新登場した要素はそのままにコース、ライバルキャラクターが一部復活した。
PrayStation Networkに接続しての全国対戦を行うことも可能。PrayStation Networkを利用することで、マイキャラパーツや楽曲、電子コミックを購入することができる。
家庭用ゲーム
『公道最速伝説 頭文字D』(セガサターン)

1998年6月18日に発売されたセガサターン用ソフト。ジャンルはレースゲーム。
発売は講談社、開発は元気である。
『頭文字D』(PlayStation)

目次 - Contents
- 『頭文字D』の概要
- ゲーム作品について
- 『頭文字D ARCADE STAGE』シリーズ
- 『頭文字D ARCADE STAGE』
- 『頭文字D Special Stage』(PlayStation 2)
- 『頭文字D STREET STAGE』(PlayStation Portable)
- 『頭文字D EXTREME STAGE』(PlayStation 3)
- 家庭用ゲーム
- 『公道最速伝説 頭文字D』(セガサターン)
- 『頭文字D』(PlayStation)
- 携帯型ゲーム
- 『頭文字D外伝』(ゲームボーイ)
- 『頭文字D Another Stage』(ゲームボーイアドバンス)
- 『頭文字D パーフェクトシフト ONLINE』(ニンテンドー3DS)
- ソーシャルゲーム
- 『頭文字D』
- 『頭文字D 公道最速バトル』