頭文字D(イニシャルD・イニD)のネタバレ解説・考察まとめ

『頭文字D』とは1995年~2013年まで、しげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画およびそれらを原作としたアニメ作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品である。トヨタスプリンタートレノ(ハチロク)のドライバー藤原拓海が卓越したドライビングテクニックを駆使して数多くの走り屋とのバトルを繰り広げる様を描く。

パープルシャドウにて峠の神様「ゴッドアーム」と呼ばれており現役の医師。ワンハンドステアという、左手をシフトノブに置きっぱなしで、右手をステアリングホイールから離さないで運転をするスタイルを取り、その技術完成のために20年以上追い続けている。城嶋の本気は、「ドリフトでもなくグリップでもない、中間に存在する中間のコーナリング」と言われ、完全に完成された理想的なコーナリングにある。星野好造によると理想的なドリフトであると言っている。
次に起こることを見通して計算尽くしで走る完璧主義者であり、前を走りながらでも、あたかも後ろのクルマをコントロールする術を身につけているとしか思えない走りをする。
走行ラインに無頓着な走り方をするが、コーナーごとに違うラインどりを行いながらも最終的にはタイムを揃えてくるというハイテクニックの持ち主である。

ボディカラー
ロングビーチブルーパール

主な外装パーツ
MPF製フロントバンパー・マフラー、J'S RACING製ボンネット、CUSCO製リアウイング、純正ソフトトップ、無限製ホイール

主な内装パーツ
CUSCO製ロールバー

ナンバ
土浦 35 お 71-109

ホンダ技研工業が創立50周年を記念して作られたFR車両。オープンカーでありながらもスポーツカーである運動性を実現するためにオープンであってもクローズボデイと同程度以上の剛性を確保している。またドライバーへの障害軽減を考慮して高強度のロールバーを設置したして安全面も考えられている。
エンジンルームに縦置きにされた直列4気筒 DOHC VTEC NA 2.0L「F20C」エンジンは最高出力250PS(125PS/L)を発生し、許容回転数は9,000rpmである。
市販車とは珍しい高回転型のエンジンであり、故に高回転を許容するためにATの設定は無くMTのみとなっている。

前後重量が50対50というバランスの良いボデイに高回転ユニットを搭載したS2000をワンハンドステアで操る城嶋俊哉(ゴッドハンド)が搭乗する車種である。特殊なワンハンドステアにおける的確なシフトチェンジと極めてピーキーなマシンパワー(限界回転9000回転)に対して足回りがシビアであったことから万人向けな車種ではなく、城嶋のようなスキルの高い人間でなければ乗りこなすことが出来ない車種となっている。

全長×全幅×全高(mm):4135×1750×1285
ホイールベース(mm):2400
車両重量(kg):1250
エンジン型式:F20C
総排気量(cc):1997
最高出力:250ps/8300rpm
最大トルク:22.2kgm/7500rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:FR

星野 好造(ほしの こうぞう/声 - 大友龍三郎) / 搭乗車種:BNR34 スカイラインGT-R V-specII

神業的なアクセルワークから、峠の神様「ゴッドフット」と呼ばれている。太り気味な土建屋社長であり昔は結構女にモテたとのこと(本人談)。
GT-R愛好家であると自身を語り「オレは死ぬまでGT-Rだ!」と発言している。今までの車両履歴としてはR32⇒R33⇒R32⇒R34と4台乗り継いできている。
R33が気に入らなかったために「あれは日産の失敗作だ」と作中で言い切っている。
本来ドリフトが難しいGT-Rであるが、アクセルワークの達人である星野はいとも簡単にドリフトを行い、そのテクニックは東堂商会の社長も説明がつかないほどのスキルを持っている。バトル中は、自分が熱くなりすぎないように精神を安定させる目的からとにかく喋ったり時々奇声を上げるが、啓介のような高レベルの相手となると集中力が高まり黙ってしまう。

主な外装パーツ
nismo製フロントバンパー、YOKOHAMA製ホイール

ナンバー
土浦 39 き 38-274

日産自動車が製造販売したスカイラインGT-Rの最終モデル。今でも根強い人気があり状態の良い物であれば中古市場では1000万を超える玉も存在する。1999年から販売が開始されたGT-Rにはベースモデルの他にVスペック・Vスペック2そしてNürというモデルがある。
第二世代GT-Rの最終モデルであり、熟成されたRB26エンジンは直列6気筒DOHCツインターボエンジン総排気量2,568cc 最高出力 280ps / 6,800rpm最大トルク 40.0kgm/4,000 rpmを発生させる高ユニットである。踏み込むと怒涛の加速をし、熟成されたアテーサの技術によって、コーナーでのスタビリティが向上し立ち上がり加速に関しても目を見張るものがある。正しく日本を代表するスポーツカーの一台と言える。
また、R34のカーボンボンネットにはNACA(NASA)が開発したV字型のエアダクトが装着されている。

本作で搭乗する同型のR34型のER34と比較すると、FRベースから曲がりやすいのに対してBNR34 は真っ向からの直線番長である。基本的にはアンダーが強く曲がりにくい上にボデイサイズも大きいためにその車重から足回りへの影響が多いというデメリットがあるが、そんな曲がりにくいBNR34 を星野好造(ゴッドフッド)はいとも簡単にまるでFRであるかのようにドリフトをして曲げてしまうほどの技術スキルを持っている。

全長×全幅×全高(mm):4600×1785×1360
ホイールベース(mm):2665
車両重量(kg):1560
エンジン型式:RB26DETT
総排気量(cc):2568
最高出力:280ps/6800rpm
最大トルク:40.0kgm/4400rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:4WD

『頭文字D Fifth Stage』の登場人物・キャラクターと搭乗車種

偽プロジェクトD

プロジェクトDに憧れて、拓海と啓介に成りすまして埼玉に現れた二人組。ハチロクトレノとFD3SにプロジェクトDと書かれたステッカーにプロジェクトDのおそろいのTシャツを着用している。デブで不細工であることからも全く本物の拓海と啓介とは似ていない。偽の拓海が上原美佳の友達をナンパしたことからプロジェクトDに知られることとなり結果的にきついお叱りを受けることとなる。

ニセ拓海(にせ たくみ/声 - 勝杏里)

偽拓海、全く拓海と似ていないデブである。本物の拓海は高橋啓介のことを「啓介さん」と呼ぶが偽拓海は「啓介」と呼び捨てで呼ぶ。

ニセ啓介(にせ けいすけ/声 - 三浦博和)

啓介とは全く似ていない。拓海が言うには背が低すぎる。啓介本人からは不細工すぎると言われている。

藤原拓海と関係のある人々 / その他の人物

上原美佳(うえはら みか/声 - 早見沙織(Fifth Stageから))

偽プロジェクトDに友人のトモコがナンパされた事に怒り、池谷らが勤務するガソリンスタンドまで行ってその際に拓海に平手打ちをしてしまう。しかし拓海は全くの無関係であり、写真を撮影して本人へ送信した所全くの別人であることが判明する。謝罪したいと言い拓海に連絡した所から付き合いが始まり、互いに引かれ始める。

17歳の女子高生でありながらも幼いころから父親にゴルフの英才教育を受けたことで雑誌やテレビで「天才少女」と言われている。そのような境遇からも互いにプロであることへの意識に共感したのか、後に交際へと発展する。

チーム246(ツーフォーシックス)

LK168g9
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