虹村億泰(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村億泰(にじむら おくやす)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。主人公の東方仗助の友人で相棒。右手で触れた物を削り取るスタンド「ザ・ハンド」を持ち、杜王町に次々現れるスタンド使いや、殺人鬼の吉良吉影と戦う。硬派を気取ることはあるが基本的には単純かつノリのいい性格で、甘いもの好きという一面を持つ。幼い頃から兄に従ってきたため、彼の死後は決断力のなさを度々見せるが、父の異形化や兄の死といった不幸な境遇故に義理人情に厚い。
CV:楠見尚己(TVアニメ版 / 実写映画版)
億泰の父。原作やアニメでは本名不明だが、実写映画版では「虹村万作」という名前がついていた。
元は会社を経営していたが、妻の死後会社が倒産し、借金を抱えてしまう。
日本がバブル景気に浮かれていた頃も仕事が長続きせず、幼い息子に暴力をふるうことも多かった。そんな中、吸血鬼のDIOに金で雇われて金回りが良くなる。しかし、虹村父の体内に埋め込まれていたDIOの細胞・肉の芽が彼の死に伴い暴走。虹村父は異形と化し、何をしても死なない肉の塊になってしまう。知能が低下し、息子の顔も分からないとは、長男の形兆の談。
記憶が完全になくなったわけではなく、ばらばらになった家族写真を元に戻そうと写真の入っていた箱の中を引っ搔き回していた。仗助の能力で写真が治ってこのことが発覚する。形兆の死については知らないようだが、その後は精神的に落ち着いたらしく重ちーの死後スタンド使いが終結した際、億泰と共に街中に現れた。
吉良の一件が片付いた後、ストレイ・キャットと友達になる。TVアニメ最終話ではトラサルディーで食事をとるシーンがあったが、元には戻らなかった。
虹村形兆(にじむら けいちょう)

CV:志村和幸(TVアニメ版)
演:岡田将生(実写映画版)
虹村家の長男で、億泰の兄。スタンド能力を引き出す弓と矢を持ち、父を死なせてくれるスタンド使いを探していた。自身のスタンドは、兵隊人形のような中隊「バッド・カンパニー」で、扱う武器は小型だが、本物並みの威力を誇る。
「成長しないと意味はない」などと億泰を教育し、仗助を倒せなかった弟に自らのスタンドで攻撃を仕掛ける。仗助から「親父さんを治す能力を探すってんなら協力する」と言われるが、スタンド使いを増やす為に無差別に矢を放った結果死者を多数出しており「もう戻れない」と言った。
自信が能力を与えた音石明のスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」から億泰を庇い、コンセントに引きずり込まれ死亡。遺体は電線の上に晒された。
吉良との最終決戦の際、一度死んだ億泰の前に現れて「行き先を決めるのはお前だ」と言葉を送り、億泰が自分の意志で生還するきっかけとなった。億泰は兄との再会を「悲しい夢」と評している。
東方仗助(ひがしかた じょうすけ)

CV:小野友樹(TVアニメ版)、大地葉(TVアニメ版幼少期)、羽多野渉(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:山崎賢人(実写映画版)
Part4の主人公。怪我を治し、物を直すスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を持つ(死者の蘇生はできない)。基本的にはお調子者で優しいが、髪型を貶されると「プッツンキレる」直情型でもある。品行方正な聖人君子ではなく時にはズルを行う。
億泰とは虹村邸で出会って、戦うこととなった。億泰の自滅で戦闘に勝利するが、友人である康一が矢で貫かれたため形兆と戦うことになる。この時、億泰の協力を受けている。虹村兄弟がスタンドを持つ理由を知り、虹村父を治すスタンド使いを探す協力を申し出た。
形兆の死に際し、「兄貴は死んで当然の男だった」と言いながらも「最後に俺を庇ったよな?」と兄の死を哀しむ億泰に「おめーの兄貴は、間違いなくおめーを庇った」と言い、億泰の心に寄り添った。以降、億泰とは友人兼相棒として一緒に行動することとなる。
吉良との最終決戦の際、間近で空気爆弾の炸裂を受けた億泰を治すが、彼は一向に目を覚まさなかった。早人から「億泰さんはもう死んでいる」「あいつ(吉良)を倒すことだけを考えて」を言われるが、どうしても億泰を置き去りにすることはできなかった。
億泰が復活した際、泣きながら「生きてんならもっと早く目を覚ませ!」と口にしている。
広瀬康一(ひろせ こういち)

CV:梶裕貴(TVアニメ版)、朴璐美(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)
演:神木隆之介(実写映画版)
Part4の狂言回し的な存在。普段は臆病だが、ここぞという時に見せる勇気や機転は目を見張るもので、仗助や戦い慣れしている承太郎から一目置かれている。幽霊屋敷と呼ばれていた虹村邸に人影を見、門から覗き込んだところを億泰によって門を閉められ体を挟まれた上、形兆に矢で射抜かれた。
虹村兄弟と仗助の戦いの中でスタンド「エコーズ」が目覚める。エコーズは状況によって成長する珍しいタイプのスタンドで、虹村邸では卵の状態であった。その後、音や声を繰り返し聞かせる「act1」、擬音、擬態語をものに張り付けることで、その擬音、擬態語が表す現象が起きる「act2」、対象を重くする「act3」と成長し、使い分けできるようになる。
虹村邸の一件の後億泰とは友人になり、山岸由花子(やまぎし ゆかこ)のことを相談するなどしている。早人に吉良のことを聞こうとした際、億泰や仗助らとともにおり、一度爆殺されたが吉良がバイツァ・ダストを解除し、そのまま死んだため爆死の運命から逃れた。
矢安宮重清(やんぐう しげきよ) / 重ちー(しげちー)

CV:山口勝平(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)
武道が丘中学校の2年生。「重ちー」の愛称は両親からつけられたもので、仗助や億泰からも愛称で呼ばれる。掌サイズの群体型スタンド「ハーヴェスト」を持つ。ソファの下などに落ちている小銭をハーヴェストに集めさせ、金を貯めていた。億泰は、自販機で飲み物を買おうとした際に落ちた小銭を取られている。
仗助らに出会い、「眠っている硬貨を経済に還元させてるから立派なことだと思うぜ」と言われ、彼らがスタンド使いであることも知り、喜んだ。億泰からは「頭のいいスタンドの使い方」と評された。仗助の入れ知恵でポイントシール等を集めて換金するや、大きな金額を手にしたことで気が大きくなった。
ハーヴェストが拾ってきた中から億泰が見つけた500万円の当たりくじを独り占めする為、ハーヴェストを用いて仗助、億泰を追い詰める。しかし、ザ・ハンドで当たりくじを奪い返され仗助にくじを破られて形勢が逆転。ハーヴェストにかけらを拾いに行かせたことで自分を守るスタンドがいなくなり、敗れたくじのかけらも仗助のスタンドでないと直せないことを知り、当たりくじは3人で手に入れた物だと思い出して山分けに合意した。
数日後、吉良の「彼女」が入ったサンドイッチの袋を自分のものと勘違いして持ち去ったことから爆殺される。吉良が15年前からこの街に潜伏している殺人鬼であることは知っており、両親を守る為にも仗助たちに吉良のことを知らせようとハーヴェストの一体に吉良のスーツから引きちぎったボタンを持たせていた。
殺人鬼がスタンド使いであることを知らしめるきっかけとなる。億泰は、重ちーの死に対し怒っていいのか泣いていいのか分からず、イラついた気分を抱く。
トニオ・トラサルディー

CV:川島得愛(TVアニメ版)、松原大典(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)
イタリアンレストラン「トラサルディー」の店主にしてシェフ。一人で店を切り盛りしており、接客も自身が行う。手を見ただけで他者の体調が分かり、その人物に合った食事を出す。食べられることで体内に入り、客の体の悪い所を治すスタンド「パール・ジャム」を持つ。生まれつきでも矢に射抜かれたわけでもなく、修行の果てに能力が開花したタイプのスタンド使い。
作中では億泰の疲れ目、肩こり、虫歯、便秘、水虫などを治した。体に良いだけではなく味も絶品で、辛い物が苦手な億泰でもトニオの作った「娼婦風スパゲッティ」という激辛料理を「癖になる辛さ」だと食べるのをやめられなかった。
億泰からは涙ながらに「あんたのような料理人のいる杜王町に住んでることを誇りに思うよ!」と言われた。
吉良吉影(きら よしかげ)

CV:森川智之(TVアニメ版)、小山力也(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』、ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
杜王町に潜む殺人鬼。女性の美しい手に異様な執着を示し、殺した女性の手を「彼女」として連れ歩く習慣を持つ。触れた物を何でも爆弾にするスタンド「キラークイーン」の使い手で、15年前の最初の殺人事件以外では証拠も残さなかった。高い知能を有するが、目立ちたくないとの気持ちから能力以下の学校や仕事を選んできた。女性の手に対し、異常な興奮と執着を見せる。
最初の被害者である杉本鈴美の幽霊と接触した康一、露伴によって「15年間杜王町に潜伏し、人を殺し続ける殺人鬼」として認知された。しかし、名前やスタンド使いであることまでは知られておらず、証拠もないため捕まることはないと思われた。
そんな折、ハプニングから重ちーに被害者の手を見られてしまい、彼を始末する。重ちーのスタンドが仗助らの下に吉良の服のボタンを届け、異常な消え方をしたことから殺人鬼がスタンド使いであることが露見。仗助たちに追われることとなる。
一度承太郎や康一の連携によって追いつめられるが、サラリーマン・川尻浩作の顔と指紋を奪い逃走を果たす。川尻浩作としての生活を送る中、彼の息子である早人により「自分の父ではない何者か」と悟られ、殺人鬼であることもバレた。早人を殺してしまい、追い詰められたと感じた際新たな能力「バイツァ・ダスト」が発動する。
スタンドを持たない者(作中では早人)を爆弾とし、早人が誰かに吉良の正体を教えておき、誰かが早人に吉良のことで探りを入れるなどすると対象を吹き飛ばし、1時間ほど時間が巻き戻るのがバイツァ・ダストの能力だった。バイツァ・ダスト発動中は爆死も含めたあらゆる運命が固定化される。億泰らは何度目かの朝で早人に川尻浩作のことを尋ねようとして爆殺されていた。
早人の機転で、吉良は自分自身の口から自分の名前を言い、それを仗助に聞かれてしまう。バイツァ・ダストを解除し、仗助たちとのスタンド戦を行う中、キラークイーンの腹部にストレ・キャットを収容し、空気弾を爆弾化させて発射する攻撃法を編み出す。
これにより億泰を撃破し、更に彼の体を爆弾化するが、スタンドが見えないながらも仗助と吉良の戦いを見て彼らが目に見えない不思議な力で戦っていること、仗助には怪我を治す力があることを知った早人は自らが億泰に触れて爆破される(一瞬で治されたため死なずに済んだ)。
自分の怪我を治せない仗助を追い詰めるが、死んだと思われていた億泰の復活により空気爆弾を無効化された上、キラークイーンに仕込んでいたストレイ・キャットを奪われる。
最終的には救急車に轢かれて死亡し、魂は杉本鈴美のいる小道にたどり着いた。彼女とアーノルドによって振り向かせられ「安心なんかないところ」へと送られる。
吉良吉廣(きら よしひろ)

CV:千葉繁(TVアニメ版)
吉影の父。登場時は既に故人で幽霊となっていた。息子の凶行を知りながら、それでも「敵」から守ろうとする歪んだ父性愛の主。
スタンド能力を引き出す矢を持ち、吉影のキラークイーンの他、自身も写真に入る能力「アトム・ハート・ファーザー」を手に入れた。吉廣の能力は、自分が写った写真の中を支配するもので、彼が写真の中で包丁を持てば、同じ写真に写った空間にも包丁が現れる。承太郎により写真を取り直されたことで無力化され、テープでぐるぐる巻きになって柱に張り付けられた。
「息が苦しい」「(写真を)開けてほしい」と懇願するが、億泰によって「空気穴を空けてやる」と無数の画鋲を刺された。しかし写真から逃げ出したふりをして億泰の不安を誘い、写真を開けさせて逃走に成功する。
その後は息子を守る為にスタンド使いを増やし、仗助たちと戦わせていた。最終決戦の際、吉影の空気爆弾の誘導を電話で行っていたが仗助に見破られ、自分自身のいるところに誘導され消滅した。
ストレイ・キャット / 猫草(ねこぐさ)

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『ジョジョの奇妙な冒険』元ネタ曲まとめ 1部~4部
荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』には数多くの人物・スタンド能力が登場するが、それらの名前の元ネタは洋楽であることが多い。ここでは第1部から第4部までの人物・スタンド名の元ネタとされている曲を動画付きで紹介する。
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怖ぇぇぇよ!ジョジョ第4部のトニオ・トラサルディーが怖すぎるw
トニオ・トラサルディーは『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、杜王町でイタリア料理店を開いた一流シェフだ。料理を食べた人の体の不調を回復させるスタンド「パール・ジャム」の使い手。テレビアニメでトニオが料理を振舞う回は美味しそうな料理の作画が話題となったが、同時に「トニオが怖すぎる」という感想も多くあがった。
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目次 - Contents
- 虹村億泰のプロフィール・人物像
- 虹村億泰の来歴・活躍
- 父の変貌
- 東方仗助と戦う
- 兄との和解と死別
- 「トラサルディー」での食事
- レッド・ホット・チリ・ペッパー戦
- ジョセフの護衛
- スタンド使いの漫画家・岸辺露伴
- 守銭奴・重ちーとの出会い
- 重ちーの死と殺人鬼逃走
- 吉良吉廣現る
- スーパー・フライ戦
- 川尻早人
- 吉良との決戦
- 形兆との再会と決着
- 虹村億泰のスタンド能力:ザ・ハンド(手)
- スタンドとは
- ステータス
- 能力:右手で触れたものを削り取る
- 虹村億泰の関連人物・キャラクター
- 虹村父 / 虹村万作(にじむら まんさく)
- 虹村形兆(にじむら けいちょう)
- 東方仗助(ひがしかた じょうすけ)
- 広瀬康一(ひろせ こういち)
- 矢安宮重清(やんぐう しげきよ) / 重ちー(しげちー)
- トニオ・トラサルディー
- 吉良吉影(きら よしかげ)
- 吉良吉廣(きら よしひろ)
- ストレイ・キャット / 猫草(ねこぐさ)
- 虹村億泰の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ゥンまああ~いっ」
- 「オレは、くれるっつーもんは病気以外なら何だってもらうかんなーコラァ!」
- 「とてもさびしい夢だったよ」
- 虹村億泰の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「ザ・ハンド」のスタンド名の由来はアメリカのロックバンドThe Band
- 「うまい棒」とコラボした「億泰の“ンまぁ~い棒”」が発売された