めだかボックスの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「めだかボックス」は2009年より「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。
主人公の完璧超人「黒神めだか」は圧倒的支持で箱庭学園生徒会長となり、幼馴染の「人吉善吉」と共に生徒会活動をスタートする。その活動の一つが目安箱、通称「めだかボックス」に投書された案件の解決。次第に増える個性豊かな生徒会メンバーと共に、生徒間トラブルを通してめだか達の成長を描く。奥深く考えさせられる名言の数々が名高い。

幼き日の球磨川のセリフ。
めだかを含む様々な異常な人間が病院に集められ、彼らの異常性は一体何のためにあるのか、彼らのような異常な人間は何のために生まれて来たのか、それを解析するための検査が行われていた。
幼き日のめだかは「自分は人を幸せにするために生まれて来た」と自分なりの結論を出したが、対して球磨川は冷え切った発言を残したのだった。
努力が実を結ぶことを現実じゃあ奇跡とも都合がいいとも言わねえんだよ。

めだかの姉である黒神くじらは、「素晴らしいものは地獄からしか生まれない」という主義を持ち、自ら過酷な環境へ身を落としてきたマッドサイエンティストだった。
そんなくじらは、めだか率いる現生徒会の解任をかけた「マイナス十三組」との戦闘、通称「生徒会戦挙」で球磨川の部下の一人と戦うことになる。極寒のフィールドでの戦闘で、強敵相手にくじらは不利に陥りながらも、土壇場で自らの身体を改造することによって新たな「体温を操る」能力を発現し、形勢逆転する。
その様子を見ていた球磨川の、「奇跡的に都合よく覚醒する、少年漫画のような展開」という評価に対し、くじらが返した台詞。
くじらの改造スキルは、サイエンティストとして過酷な環境で培った努力の蓄積であり、それは漫画の世界の「ご都合主義」や「奇跡」とは違うと示している。
俺は! お前がどんな酷いことをしても! それをなかったことにしない! 俺は今ここにいるお前を! 「いない(マイナス)」みたいには扱わない! だからお前も! 自分を「駄目(マイナス)」みたいに言わないでくれ!

球磨川の部下の一人である江迎怒江は「荒廃した腐花(ラフラフレシア)」という「触れたものを腐らせる」能力を持っていて、「生徒会戦挙」で善吉は江迎と戦っていた。
江迎にとってその能力はコンプレックスで、触れたものが腐るという酷い現実を気に病んでいた。善吉が戦っていたのは勝利のためというより江迎を改心させるためであり、「土を腐らせた腐葉土で桜の木を咲かせる」など、江迎のおぞましい能力も使い道次第では役立てることを示し、手を差し伸べる。しかし江迎は、それを突っぱねる。
「大嘘憑き(オールフィクション)」という「物事をなかったことにする」能力を持っている球磨川。「きみがどんなに酷いことをしても、全部なかったことにしてあげる」という彼の言葉に、江迎の心は掌握されていた。
そんな江迎に、差し伸べた手を突っぱねられてもなお彼女の両手を掴み、手が腐りながらも善吉が力強く放ったセリフである。
不幸なままで幸せな奴に勝ちたい! 嫌われ者でも! 憎まれっ子でも! やられ役でも! 主役を張れるって証明したい!!

「生徒会戦挙」も佳境に入り、めだかとの戦いを控えた球磨川。そんな折、球磨川はかつて同じ学校で同級生だった安心院なじみと夢の中で対面する。
宇宙ができる前、何もないところに突然生まれ、今日まで生きてきた人外、それが安心院なじみである。彼女は1京2858兆0519億6763万3865個の能力を持ち、3兆4021億9382万2311年と287日生きているという規格外な存在だった。
彼女はその一京の中の一つ、「腑罪証明(アリバイトリック)」という「どこにでも存在できる」能力を使い卒業後も度々「お気に入りの人間」である球磨川の夢の中に現れていた。その夢の中で、球磨川が安心院へ向けたセリフ。あらゆることに負け続けてきた人生で、自分という人間が人として最底辺だと自覚しながら生きてきて、それでもなお、そんな自分のまま「めだか」というエリートに勝ちたいと、初めて球磨川は括弧なしで本音を語った。
「あいつらに勝ちたい。格好よくなくても強くなくても、正しくなくても美しくなくても、可愛げがなくても奇麗じゃなくても、格好よくて強くて正しくて美しくて可愛くて奇麗な連中に勝ちたい。才能に恵まれなくっても頭が悪くても、性格が悪くてもおちこぼれでも、はぐれものでも出来損ないでも、才能あふれる頭と性格のいい、上り調子でつるんでるできた連中に勝ちたい。友達ができないままで友達ができる奴に勝ちたい。努力できないままで努力できる連中に勝ちたい。勝利できないままで勝利できる奴に勝ちたい。不幸なままで幸せな奴に勝ちたい! 嫌われ者でも! 憎まれっ子でも! やられ役でも! 主役を張れるって証明したい!!」
余すことなく思いのたけをぶつける球磨川だが、決して「幸せになりたい」や「改心したい」とは言わないあたり、過負荷らしい負の一面も見せている。
「球磨川の主人公回」とも呼ばれるこの回で、「めだかボックス」における球磨川の人気は爆発的に上昇した。
まったくどーでもいいことでいつまでモメてるつもりなんだか。僕から見れば全員平等にただのくだらねーカスだってのに。

「生徒会戦挙」でのめだかとの戦いを前にした球磨川の、「勝ちたい」という本音を聞いた安心院が、球磨川が去った後に吐いたセリフ。
「めだかボックス」の中で、十三組の生徒達など、異常な人間が持つ異常な特殊能力のことは「異常性(アブノーマル)」と呼ばれ、マイナス十三組の生徒達などの過負荷な人間の持つおぞましい特殊能力のことは「過負荷(マイナス)」と呼ばれ、そんな二種類の特殊能力はまとめて「スキル」と呼ばれている。
そんな中でも安心院なじみは規格外で、「7932兆1354億4152万3222個の異常性」と「4925兆9165億2611万0643個の過負荷」、合わせて「1京2858兆0519億6763万3865個のスキル」を持ち、3兆4021億9382万2311年と287日生きているという存在だった。
そんな存在からすれば、生徒会と「マイナス十三組」の対立など、取るに足らないどうでもいい事件でしかないのだろう。
僕のことは親しみを込めて安心院(あんしんいん)さんと呼びなさい。

球磨川率いる「マイナス十三組」との戦いが終わった箱庭学園に、新たな脅威として転校してきたのは安心院(あじむ)なじみだった。
そもそも「マイナス十三組」は「フラスコ計画」のプランの一つで、天才の何たるかを知るために逆に「天才と対極にいる過負荷を分析する」という目的で集められた生徒達だった。
その「マイナス十三組」プランがめだか達に潰され、ついに直接転校してきた、フラスコ計画の提案者であり黒幕の安心院なじみ。彼女は余裕の態度でめだか達の前にも堂々と姿を現し、友達のようにさえ振る舞う。めだか達が敵対心を込めて「安心院なじみ」と呼ぶと、決まって「僕のことは親しみを込めて安心院(あんしんいん)さんと呼びなさい」と返した。
少年漫画は僕みたいな甘ちゃんには高尚過ぎてね。なぜなら、少年漫画が読者(ぼくたち)に教えてくれるのは、友情・努力・勝利じゃなく、最後に勝つのは能力のある奴だという極めて残酷な現実だからだ。能力があるから友達ができて、能力があるから努力できて、能力があるから勝利できる。そんな救いのない現実を、能力のある僕としては見ていて忍びないんだよ。

一京ものスキルを持つ安心院を「少年漫画もビックリのインフレだ」と評価する球磨川に対し、安心院は「少年漫画は読まない」と語り、直後に説明したその理由。
「週刊少年ジャンプ」に掲載される「めだかボックス」の中で、堂々と少年漫画に対する真っ向否定をするという、この棘の強いセリフは多くの賛否両論を呼んだ。
『また勝てなかった』

めだか達生徒会は、中学生を対象とした、次世代の箱庭学園生徒会を育成するためのイベントを開く。そのイベントに参加した女子中学生仲良し五人組が、力試しとして球磨川を襲った。球磨川は戦闘の実力では完全に五人を凌駕しており、五人の内一人を追い詰めたというところで、他の四人に降参を告げられる。
友が追い詰められ、迷わず武器を捨て頭を下げる四人の姿に、球磨川も戦いを止める。強者にこそ容赦のない球磨川だが、彼は弱者には甘い。弱者たる女子中学生五人を前に、球磨川は勝利を放棄し立ち去った。球磨川は立ち去る際にこのセリフを言う。
屈指の「過負荷(マイナス)」である故に、球磨川は人生において勝利をすることはできない。そういう宿命とさえいっても過言でない負け続けの人生を歩む球磨川の、戦いに負けた後の捨て台詞としてよく使われる。
『思い通りにならなくても』『負けても』『勝てなくても』『馬鹿でも』『踏まれても蹴られても』『悲しくても苦しくても貧しくても』『痛くても辛くても弱くても』『正しくなくても卑しくても!』、それでもへらへら笑うのが過負荷(マイナス)だ!!
Related Articles関連記事

めだかボックス(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
原作:西尾維新、作画:暁月あきら。 週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。 ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。
Read Article

〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
〈物語〉シリーズ セカンドシーズンは、西尾維新による「化物語」「偽物語」の続編にあたるアニメ作品である。 怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公「阿良々木暦」や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた「偽物語」の直後である。原作小説「猫物語(白)」をはじめとして、「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の全六篇が収録されている。 各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。
Read Article

大斬-オオギリ-(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『大斬-オオギリ-』とは、2014年から集英社の複数の漫画雑誌をまたいで掲載された漫画。編集者が出したお題に沿ったネームを西尾維新が書き、それをさらに9人の漫画家が形にするという、他漫画でも類を見ない構成が人気を集めた。9編全てがまったく異なるテーマを採用しているため、アクションからミステリー、恋愛ものやSFなど幅広いジャンルのストーリーが展開されている点が特徴である。
Read Article

刀語(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『刀語』とは、西尾維新のライトノベル作品である。全12話で、作者初の時代小説となる。2010年1月から12月にかけてテレビでアニメ化されている。「刀を使わない剣士」の鑢七花は、「奇策士」を名乗る女・とがめに誘われ、「完成形変体刀」とよばれる刀を集める旅に出ることとなる。人を知らぬ男と心を無くした女の物語が始まる。
Read Article

化物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『化物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。アニメ版は2009年7月から放送された。主人公・阿良々木暦と、彼に出会った少女たちが織りなす「怪異」に関する物語である。サブタイトルは「メインキャラクター+怪異」の名前で構成されており、「化物語」は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」の5編から成り立っている。
Read Article

傷物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傷物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第2作目である。小説は2008年に刊行され、劇場版アニメーションが2016年に公開された。出来事の時系列は第1作目「化物語」の前にあたる。主人公の阿良々木暦が、高校生2年生から3年生の間の春休みに「吸血鬼」と巡り合うことで体験した出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article

戯言シリーズ(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』とは、西尾維新が描くミステリー小説。処女作でもある『クビキリサイクル』から始まるシリーズの総称を『戯言シリーズ』と言います。語り手の『ぼく』を取り巻く数々の謎。これは青い少女と平凡な少年が幸せを掴むまでの物語。
Read Article

偽物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『偽物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第3作目である。「偽物語」は「<物語>シリーズ」の主人公・阿良々木暦の妹たちをヒロインとしている。「偽物語(上)」は上の妹・阿良々木火憐に纏わる怪異を描いた「かれんビー」(アニメ1話〜7話)、「偽物語(下)」(アニメ8話〜11話)は下の妹・阿良々木月火の出生の秘密を明かした「つきひフェニックス」の話となっている。
Read Article

十二大戦(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『十二大戦』とは、原作西尾維新による現代ファンタジー小説、および小説を原作としたアニメ作品である。12年に一度だけ開催される十二大戦。干支の名を宿し、干支にちなんだ能力を持つ12人の戦士たちが、己の命をかけて戦う物語である。廃墟となった街中が舞台で、策謀と殺戮が繰り広げられる。どんな願いでもただ一つだけ叶えてくれる、史上最高のバトルロイヤルが開戦される。
Read Article

猫物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『猫物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品「<物語シリーズ>」の第4作目。主人公・阿良々木暦の同級生である羽川翼がメインヒロインとなる。「猫物語(白):つばさファミリー」「猫物語(黒):つばさタイガー」の二部構成。「猫物語(白)」は翼がストレスにより生み出した怪異と暦の対決について書かれ、「猫物語(黒)」は翼が嫉妬により生み出した怪異と向き合う出来事を描く。アニメーション制作はシャフト、監督は新房昭之。
Read Article

傾物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『傾物語』(カブキモノガタリ)とは高校生の青年が少女たちとの関わり合う中で、日常に潜む怪異現象などに困惑しながらも、解決する姿を描いた西尾維新の小説。『〈物語〉シリーズ』の第5弾であり、同シリーズのセカンドシーズン第2弾(通算8巻)に当たる作品。 本作は夏休みの宿題をし忘れた暦が忍に昨日に戻ることを提案。それを忍は快諾するが予想外にも11年前に飛んでしまう。しかし暦は、その時期に事故に遭って死んだ八九寺真宵を、タイムパラドックスや運命の強制力などの問題を考慮しながらも、救うために奔走する。
Read Article

少女不十分(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『少女不十分』とは2011年に執筆された西尾維新によるミステリー小説、およびそれを題材としたミステリー漫画。小説家を目指す僕は、謎の少女Uの異常なある行動を見てしまったことをきっかけに、彼女によって誘拐されてしまう。彼女との一週間の監禁生活を送る中、Uの行動に隠された謎を紐解いていく。その巧みな場面描写により、一種のモキュメンタリーとして成立させ、そのリアリティさにより人気を博した。キャッチコピーは「西尾維新、原点回帰にして新境地の最新作。」、「この本を書くのに10年かかった。」
Read Article

美少年探偵団(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『美少年探偵団』とは2016年に執筆された学園ミステリー漫画、及びそれの題材となったミステリー小説、アニメ、舞台作品。主人公・瞳島 眉美は校内の有名人で構成された謎の組織・美少年探偵団と遭遇する。美少年探偵団の一員となった眉美は、彼らとともに学園で起こる様々な事件や怪奇現象を解決するために奔走する。登場人物たちの美しいデザインや、グロテスク過ぎない事件が人気を博した。
Read Article

花物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『花物語』とは、西尾維新による青春怪異小説である。『物語シリーズ』として2011年に刊行され2014年に全5話でアニメ化にて放送された。『続・終物語』のその後を描いた物語で『するがモンキー』に登場したヒロイン、神原 駿河が遭遇した新たな事件が語られている。時系列としては『化物語』の主人公である阿良々木 暦は直江津高校を卒業しており、駿河の同級生、日傘 星雨をはじめ新たな登場人物が中心となり物語が描かれている。本作は神原 駿河の視点で描かれており、彼女の内面が深く掘り下げられている。
Read Article

終物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『終物語』とは、西尾維新による小説、およびそれを原作としたテレビアニメ作品『物語シリーズ』の1つである。小説は講談社から上中下の3巻が刊行され、テレビアニメは2015年の10月から12月まで放送された。今作は主人公・阿良々木暦の過去と幼なじみのについてのストーリーと、吸血鬼の少女・忍野忍の初代眷属にまつわるストーリーが描かれている。阿良々木と忍の複雑な人間関係に焦点を当てた物語となっており、そんな中でも言葉遊びや漫才じみた会話が織り込まれ笑えるところが魅力である。
Read Article

憑物語(物語シリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『憑物語』は、西尾維新によって書かれたライトノベルシリーズ『物語シリーズ』の第10作品目。ファイナルシーズン3部作のうち第1作品目である。『物語シリーズ』は、主人公・阿良々木暦が様々な「怪異」と呼ばれる現象や存在に遭遇し、それらと向き合う姿を描いており、『憑物語』では斧乃木余接が主要人物として物語に登場し、阿良々木暦の身体に生じた重大な変化の理由を追究するストーリーが展開される。アニメにおいては物語は「よつぎドール」のタイトルで全4話にわたって構成されている。
Read Article

終物語(物語シリーズ)のエンドカードまとめ
『終物語』とは、西尾維新による青春怪異小説、およびそれを原作としたテレビアニメ作品『物語シリーズ』の1つである。主人公である阿良々木暦の過去と幼なじみのについてのストーリーと、吸血鬼の少女・忍野忍の初代眷属にまつわるストーリーが描かれている。小説は講談社から上中下の3巻が刊行され、テレビアニメは2015年の10月から12月まで放送された。全12話のアニメでは、毎週魅力的なエンドカードが登場している。
Read Article

2024年7月夏アニメ(前期アニメ)まとめ
2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article

化物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「化物語」は、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ作品。 主人公の「阿良々木暦」が、クラスメイト「戦場ヶ原ひたぎ」に始まり、色んな少女たちの関わった「怪異」にまつわる事件を解決していく物語である。 ギャグ、パロディ、メタ発言など遊びの多い物語であると共に、西尾維新らしい奥深く尖った作品であり、そのどちらの側面からも多くの名言が排出されている。
Read Article

傷物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『傷物語』とは、西尾維新による「化物語」のシリーズ作品の一つ。 主人公「阿良々木暦」の前日譚であり、怪異と呼ばれる怪奇現象に暦が関わることとなった、一番最初のきっかけとなる事件である。 ある日、遭遇した吸血鬼に血を吸われ、暦は吸血鬼となってしまう。そんな中、自分達を退治しにやってくる怪異の専門家たちと戦っていく、暦の春休みを描いたストーリー。 深く重い内容となっており、数々の名言も輩出されている。
Read Article

偽物語の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「偽物語」は、西尾維新による小説「物語」シリーズの第三弾、及びそれを題材としたアニメ作品。 第一弾「化物語」の続編であり、主人公「阿良々木暦」の夏休みを描いたもの。 二人の妹「火憐」と「月火」が「怪異」と呼ばれる怪奇現象に巻き込まれ、それを暦が解決する、という形式で、妹達それぞれをメインとした二部構成となっている。偽物、本物、正義、といった奥深いテーマで展開される本作には、様々な名言が存在する。
Read Article

【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!
2007年~2018年の間に『週刊少年ジャンプ』で打ち切り・終了したマンガをまとめました。作品は2007年1号以降に終了したものです。『銀魂』『BLEACH』『NARUTO』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といったジャンプを代表するマンガはもちろん、残念ながら打ち切りになってしまった作品、内容は悪くなかったのに読者に響かなかった隠れた良作を紹介していきます。
Read Article

漫画家がうっかりもらした本音・暴言・爆弾発言・名言・不祥事まとめ!『レディ・ジャスティス』の荻野ケンなど
ここでは漫画家がうっかりもらした本音・暴言・爆弾発言・名言・不祥事などをまとめた。『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『レディ・ジャスティス』の荻野ケンが発表したコメントを発端に冨樫義博への批判が集まったり、池沢春人のTwitterが炎上した件などを紹介している。
Read Article

めだかボックスの原作者・西尾維新が影響を受けた5人の偉大な作家を紹介!
『週刊少年ジャンプ』に連載されていた漫画『めだかボックス』の原作者として有名な西尾維新。西尾は遠野浩平、森博嗣、清涼院流水、京極夏彦、笠井潔という5人の作家に影響を受けており、インタビューで「彼らは神」とまで述べているのだ。記事内では西尾に影響を与えた5人の作家の簡単なプロフィール情報と代表作を、画像と共に紹介している。
Read Article
![[西尾維新]戯言シリーズ聖地巡礼[from京都]](https://renote.net/files/blobs/proxy/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6MjM1MTksInB1ciI6ImJsb2JfaWQifX0=--b6511565b05f10a25c396f747cdd20d82325a583/c_136018_d314248a4f2b119af6e0993cdc0744c834744cef_jpg.jpg)
[西尾維新]戯言シリーズ聖地巡礼[from京都]
化物語で一世を風靡した作家・西尾維新の代表作「戯言シリーズ」のロケ地である京都。作品に登場するロケ地を本場京都からご紹介します。アクセス方法、近場の名所なども合わせてお楽しみください。近く京都方面へ行かれる方必読です!
Read Article

戯言シリーズの語り手『ぼく』の謎に迫る
西尾維新の処女作にして出世作、クビキリサイクルから始まる戯言シリーズ。そのシリーズ全巻を通しての語り手である『僕』。ごくわずかしかない確定されない彼の情報。一体彼は何者なのか?謎に包まれた彼の素性に迫ってみたいと思います。
Read Article

【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その1)
今や刊行冊数が20冊に迫る勢いで、途中から読み始めた人にとっては何がなんだかわからなくなっている物語シリーズ。 今回は簡単なあらすじを交えながら発売された順に紹介していく。
Read Article

【アニメ】化物語から始まる西尾維新の「物語シリーズ」視聴順まとめ
西尾維新プロジェクトと称されるアニメ化真っ最中の【物語シリーズ】は、現代の怪異に出会った少年少女の姿を描いた作品です。その多さ故、視聴前は混乱必至ですが各シリーズの放送順を知ることでスムーズに楽しむことができます。今回は各シリーズの大まかなあらすじ/放送順/時系列順でご紹介。
Read Article

天使か悪魔か何者か!?タダモノではない幼女、少女たち
少女や幼女、それは庇護されるべき存在。まるで天使のような存在。しかーし!漫画、アニメなど創作の世界にはいるんです。侮ってはいけない天使たちが…一部は小悪魔と言っていいかもしれません。
Read Article

【小説・ラノベ】化物語から始まる物語シリーズを読む順番まとめ(その2)
現在テレビアニメ放送中の終物語。その続きが気になってどうしようもないと、つい原作の方に手を出してしまうものです。今回は、そんな気になる物語の行方も含めて現在までに刊行されているシリーズ本をあらすじと共にご紹介していきます。
Read Article

西尾維新の「傷物語」劇場アニメ特集 / 第1部〈I 鉄血篇〉
2016年1月8日より劇場公開が開始された「傷物語」。皆さんはもうご覧になりましたか?既にあちらこちらで「クオリティが半端ない!!」という声が上がっていたので、映画を見た人の感想などを含め、傷物語の内容や来場者特典の情報をまとめていきたいと思います。
Read Article

西尾維新さんのおすすめ作品
最近アニメにドラマにとよくお名前を拝見する西尾維新さん。 個人的な彼の作品のおすすめを紹介したいと思います。
Read Article

10月に「終物語」が!その前に、物語シリーズについて
10月に「終物語」が放送されますね。 ということで物語シリーズについて紹介させていただきます。
Read Article

スーパーロボット大戦参戦作品まとめ(その8)
「エヴァ」以外のガイナックス作品から、スーパーロボット大戦シリーズ参戦作品をまとめます。思いのほか、熱いロボットアニメが揃いました。
Read Article

【普通の猫から機械まで】気になった猫キャラを集めてみた
犬派か猫派か?結局それぞれの良さがあってどっちも可愛いんだから、決着つけなくてもいいと思います。 今回は「どっちかというと猫だよね」と判断されるアニメ・漫画に登場する猫キャラ5人について調べてみました。
Read Article

【偽物語】号泣するほど感動する漫画やアニメの名言まとめ!有名作品ばかり!【ヒカルの碁 など】
メジャーどころから新作・旧作まで、古今東西マンガ・アニメの名言を更新していきます!キャラクターたちの名言に心を震わせてください。読んだことある作品もない作品も、数々の名言だらけです!偽物語やヒカルの碁など有名作品ばかりなのでぜひ最後までご覧ください!
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『めだかボックス』の概要
- 登場する人間のタイプ分けについて
- 『めだかボックス』の名言・名セリフ
- 世界は平凡か? 未来は退屈か? 現実は適当か? 安心しろ それでも生きることは劇的だ!
- やり過ぎなけりゃ正義じゃねえ!
- ところで門番? 困難に対し努力する奴はその時点で負け犬だって? 後輩に間違ったことを教えるな! 困難に対し努力をする奴はその時点で勝ち馬だ!!
- みんなの中にはお前もちゃんと入ってるんだから。みんなを幸せにするためにはまずお前が幸せにならなきゃな。
- 敵でも友達だからな。全部終わったら焼肉食いに行こーぜ。
- 『僕は悪くない』
- 『まったく』『なんのためだなんて』『みんな大人のくせに』『的外れだよねえ』『人間は無意味に生まれて』『無関係に生きて』『無価値に死ぬに決まってるのにさ』
- 努力が実を結ぶことを現実じゃあ奇跡とも都合がいいとも言わねえんだよ。
- 俺は! お前がどんな酷いことをしても! それをなかったことにしない! 俺は今ここにいるお前を! 「いない(マイナス)」みたいには扱わない! だからお前も! 自分を「駄目(マイナス)」みたいに言わないでくれ!
- 不幸なままで幸せな奴に勝ちたい! 嫌われ者でも! 憎まれっ子でも! やられ役でも! 主役を張れるって証明したい!!
- まったくどーでもいいことでいつまでモメてるつもりなんだか。僕から見れば全員平等にただのくだらねーカスだってのに。
- 僕のことは親しみを込めて安心院(あんしんいん)さんと呼びなさい。
- 少年漫画は僕みたいな甘ちゃんには高尚過ぎてね。なぜなら、少年漫画が読者(ぼくたち)に教えてくれるのは、友情・努力・勝利じゃなく、最後に勝つのは能力のある奴だという極めて残酷な現実だからだ。能力があるから友達ができて、能力があるから努力できて、能力があるから勝利できる。そんな救いのない現実を、能力のある僕としては見ていて忍びないんだよ。
- 『また勝てなかった』
- 『思い通りにならなくても』『負けても』『勝てなくても』『馬鹿でも』『踏まれても蹴られても』『悲しくても苦しくても貧しくても』『痛くても辛くても弱くても』『正しくなくても卑しくても!』、それでもへらへら笑うのが過負荷(マイナス)だ!!
- 「自分との戦い」なんて寝言を僕は、人吉くんにはほざいて欲しくないな。自分は味方だよ。信頼すべき己を敵としてしまった時こそ、人は真の敗北者になってしまうのさ。
- 恥ずかしくないっ!!それは下心じゃなくって! 恋心っていうんだ! 誰かに恋して! それが恥ずかしいなんてことは! ないっ! だって! だってだってだってだって! 人の心に大切なのは! 志より! 正しさより! 戦いより! 何より!! 愛だろ!!
- 正義と違って必ずしも、愛は、勝たなくてもいい
- 僕は器がちっちゃいから、どんな不利なルールでも呑むくらいのことしかしてあげられないぜ♡
- やらずに後悔するよりやって後悔するほうがいいという言葉があるが、やりたいことをやっておいて後悔するのならそんなものやらないほうがよいに決まっておる。しかし、やらずに満足するのとやって満足するのとでは、断然後者を選ぶべきだぞ。
- 弱くて駄目でマイナスな、そんな僕達が唯一その辺の天才共と張り合える自慢があるとするなら、負けから逃げないってことだ。