ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デス（ペルソナ3）とは【徹底解説・考察まとめ】
ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の3作目に登場するキャラクターである。特に望月綾時／ファルロスの2人は主人公の過去に関わるキーキャラクターでもある。望月綾時／ファルロス／デスは同位体の存在であるが、ニュクス／ニュクス・アバターは、ニュクスが本体でニュクス・アバターがその一部となっている。なおニュクス・アバターは望月綾時／ファルロス／デスと融合した存在でもある。
闇夜のドレス
ニュクス・アバターのアルカナが「死神」の際に使用してくる、バステ系スキル。ニュクス・アバター専用のスキルでもある。
敵から受けた攻撃を全て反射し、相手に大ダメージを与える事ができる。
夜の女王
ニュクス・アバターのアルカナが「死神」の際に使用してくる、万能属性の攻撃技。ニュクス・アバター専用のスキルでもある。
敵全体に大ダメージを与える事ができる。高確率で状態異常「魅了」を付与する。
ニュクス
ニュクスの内部。金色に輝く玉が、ニュクスのコアだと推測できる。
ニュクス・アバターとの戦闘直後に現れる、物語の真のラスボス・ニュクス。だがその戦闘は、通常のボス戦闘とは異なり「イベント戦闘」となっている。その為、実際のところ戦闘らしい戦闘はあまり行われない。
戦闘を行えるのは、「ユニバース」の力に目覚めたP3主人公のみとなっている。この「ユニバース」の力は、本来なら存在しない筈の力であり、P3主人公がこれまで人々と築き上げてきた絆（作中では「コミュニティ」という名で、発生するサブシナリオ・イベントを通して手にしてきたもの）を元に生まれた力となっている。最終的にこの力と、P3主人公自身の命を代償に、大技「大いなる封印」を発動させる事で、ニュクスを眠りにつかせ、戦闘に勝利できる。
なお、イベント戦闘ではあるものの、ニュクスから攻撃をされないというわけではなく、むこうからも「DEATH」と呼ばれる攻撃技が繰り出される。DEATHの攻撃パターンは全4種類存在。ニュクス自身のステータスも異常な程に高い上、レベルも99ある。その上で、ニュクス・アバター同様に、全属性のダメージを大幅に軽減するという特性も持つ。
DEATH（A）
ニュクスの攻撃ターン、その1ターン目に使用してくる万能属性の攻撃技。
9999の固定ダメージを与えてくる。
DEATH（B）
ニュクスの攻撃ターン、2ターン目に使用してくる攻撃技。
「DETH（A）」の効果に加え、必ずクリティカルを発生させる特性を持つ。その為、技を受ける相手にダウン耐性がついていない限り、必ず1moreタイムが発生するようになっている。
DEATH（C）
ニュクスの攻撃ターン、3ターン目に使用してくる闇属性の攻撃技。
即死効果があるも、成功率が極めて低い為、効果が発生する事は稀。
DEATH（D）
ニュクスの攻撃ターン、4ターン目（最終ターン）に使用してくる火炎属性の攻撃技。
ダメージ力は低く、20～30程度のダメージしか相手に与えられない。なお、実際の戦闘時は、ユニバースの力によりP3主人公には火炎属性無効の耐性がついている為、そもそもダメージを受けないように設定されている。
ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの来歴・活躍
多国籍企業「桐条グループ」の元総帥・桐条鴻悦の研究から生まれたデス
物語後半、自らの存在意義・役割について、P3主人公達に語る綾時。
『ペルソナ3』の本編が開始される10年前、世界有数の多国籍企業「桐条グループ」の当時の総帥・桐条鴻悦はとある研究を行っていた。それはシャドウと呼ばれる異形の存在にまつわる研究だった。彼はこのシャドウとアイテム・黄昏の羽の力を合わせれば「時を支配する力」を手にできる事に気づき、その力を手に入れる為の研究を行っていた。だが、研究を進める内に彼の心は歪んでいき、研究内容も気がつけば「滅びの招来」へと変わってしまう。その結果、鴻悦はシャドウの上位にあたる存在・デスを生み出す。デスはニュクスと呼ばれる、かつて地球に居た生命を全て滅ぼした存在を呼び寄せる役割を担っていた。鴻悦はデスを使った実験を行う事にする。だがデスの危うさに気付いた研究員・岳羽詠一朗が実験を無理やり中断させた為、研究所が爆発し、実験は失敗に終わる。鴻悦、そして詠一朗はこの爆発に巻き込まれ、亡くなる。
だがこの時、デスが研究所の外に逃げてしまう。桐条グループは、自分達が作り上げた6体の人型対シャドウ特別制圧兵装を使い、デスの後を追う。結果デスは、兵装の1体・アイギスによって、現場に居合わせた子どもの中に封印される事となる。そしてこの封印された子どもこそが、本作の主人公・P3主人公だった。
アイギスにデスを封印された事に気づかなかったP3主人公は、その後、現場から遠く離れた場所へ引っ越す事になる。実は桐条グループの研究所の爆発事件に、彼の両親も巻き込まれ亡くなっていたのである。その為、幼かった彼は、別のところで暮らす事を余儀なくされ、遠方へ越す事となったのである。
だが、それから10年後、P3主人公は再び研究所があった土地・東京都巌戸台港区へと戻ってくる。その区にある学校「月光館学園高等部」への編入が決まった為だった。身寄りのないP3主人公は、学生寮「巌戸台分寮（いわどだいぶんりょう）」に入寮する事になる。するとこの出来事がきっかけで、P3主人公の中に居たデスが目を覚ます。だが目を覚ましたデスには、自らが何者であったのかという記憶はなかった。しかし無意識下で、自らの肉体を復活させなければならない、という思いは抱えており、「影時間（かげじかん）」を利用して、謎の少年・ファルロスとしてP3主人公に接触を果たす。この影時間とは、デスによって生み出された時間帯の事である。毎晩0時になるとやってくる、本来ならば存在しない筈の時間帯であり、シャドウ達の動きが活発化する時間帯でもあった。
P3主人公の前に姿を現したデスことファルロスは、彼にベルベットルームへの契約書を渡し、そこに名前を書くように指示する。この時、巌戸台分寮にやってきたばかりだったP3主人公は、寮に纏わる何かの資料かと思い、自分の名前を書き込んでしまう。結果、彼は、ペルソナ使いとしてベルベットルームを利用する「お客」になる事が決まる。そうして後日、巌戸台分寮をシャドウが襲ってきた事をきっかけにP3主人公はペルソナ使いへ覚醒。シャドウ討伐と影時間消滅の為、活動を行うペルソナ使い達の集まり・特別課外活動部（S.E.E.S.）に、加わる事となる。
ファルロスとP3主人公の交流
満月が近くなる度に、P3主人公の前に姿を現すようになるファルロス。
P3主人公との接触を果たしたファルロスは、以降満月が近くなる度にP3主人公の前に姿を現すようになる。実は満月が近くなると、シャドウの活発化が増すという事実があり、P3主人公は満月の度に現れる「大型のシャドウ」の討伐に仲間と務めていた。この「大型のシャドウ」は全部で12体おり、特別課外活動部（S.E.E.S.）の顧問であり、月光館学園の理事長でもある幾月修司（いくつき しゅうじ）曰く、彼等を倒す事で影時間は消滅するとの事だった。幾月は、シャドウとペルソナの研究を行う研究者でもあり、桐条グループの現総帥・桐条武治（きりじょう たけはる）の右腕でもあった。特別課外活動部（S.E.E.S.）には、武治の娘・桐条美鶴もおり、幾月の言葉に信頼を置いていた。P3主人公達特別課外活動部（S.E.E.S.）は、幾月の指示のもと、大型のシャドウの討伐、そしてタルタロスと呼ばれる、影時間中にだけ発生するシャドウの巣窟（ダンジョン）を攻略していく。しかし実は幾月の話は嘘で、大型のシャドウを倒す事で影時間が消滅する事はなく、それどころかデスが復活してしまう、というのが事実だった。ファルロスが満月が近く度に現れるのは、P3主人公が自分を復活させるキーとなる「大型シャドウ」と対峙する日が近い事を彼に教える為だったのである。
しかしデスとしての記憶がないファルロスも、「大型シャドウ」が自分の復活のキーとなる、という事実に気付いてはいなかった。だが、P3主人公の行動が自分の復活の為になると、無意識下にわかっていた彼は、それとなくやってくる敵と対峙する為の準備をするようにP3主人公に告げる。そうしていく内に、ファルロスはP3主人公と友人として交流を図っていくようになる。P3主人公と、「友達」として仲良くなっていくファルロス。だが、P3主人公達が「大型シャドウ」を全て倒し終えた事をきっかけに、ファルロスはデスとしての記憶を取り戻す事となる。自分の担っている役割を思い出したファルロスは、P3主人公の前から姿を消す事を決める。そうして最後にP3主人公に別れを告げた後、友人として過ごせた事に感謝の意を示しながら、自らの役割を全うする為、彼の前から姿を消すのだった。
望月綾時として「月光館学園」に転入する
デス・ファルロスとしての記憶を封印し、P3主人公のクラスに転入してきた望月綾時。
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アイギスとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の3作目に登場するキャラクターである。多国籍企業「桐条グループ」が作りあげた人型の対シャドウ特別制圧兵装。元は全6体いる内の1体だったが、異形の怪物「シャドウ」の上位存在「デス」との戦闘により彼女以外の機体は全て機能を停止してしまった。ある理由からP3主人公を最優先保護対象と認識している。P3主人公達ペルソナ使いの集まり「特別課外活動部（S.E.E.S.）」のメンバーとして、影時間消滅の為にシャドウ討伐の日々を送っている。
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【ペルソナ3・P3】アイギスに秘められた記憶と事件の真実・結末のネタバレ解説・考察まとめ
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ペルソナシリーズの音楽・BGMまとめ
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ペルソナ3のOP・ED・BGMまとめ【P3主題歌・挿入歌】
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ペルソナシリーズのおすすめ画像集【P3・P4中心！】
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目次 - Contents
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの概要
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスのプロフィール・人物像
- ニュクス
- ニュクス・アバター
- 望月綾時
- ファルロス
- デス
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの能力
- ニュクス・アバター
- アルカナシフト
- 万能アタック
- アギラオ
- アギダイン
- 火炎ガードキル
- ブフーラ
- ブフダイン
- マハブフダイン
- 氷結ガードキル
- マハガルーラ
- ガルダイン
- 疾風ガードキル
- ジオンガ
- マハジオンガ
- 電撃ガードキル
- デッドエンド
- リベリオン
- テンタラフー
- マリンカリン
- プリンパ
- ヒートウェイブ
- チャージ
- タルカジャ
- ハマオン
- マハンマ
- マカラカーン
- マハムド
- 淀んだ空気
- ガル
- ガルーラ
- ブフ
- マハブフーラ
- マハジオ
- マハラギダイン
- デスバウンド
- 五月雨斬り
- ムド
- コンセントレイト
- メギドラ
- デビルタッチ
- 亡者の嘆き
- ジオダイン
- マハジオダイン
- マハガルダイン
- マハラクンダ
- ラクカジャ
- デカジャ
- ポイズンミスト
- デビルスマイル
- 闇夜のドレス
- 夜の女王
- ニュクス
- DEATH（A）
- DEATH（B）
- DEATH（C）
- DEATH（D）
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの来歴・活躍
- 多国籍企業「桐条グループ」の元総帥・桐条鴻悦の研究から生まれたデス
- ファルロスとP3主人公の交流
- 望月綾時として「月光館学園」に転入する
- ニュクス・アバターとしてP3主人公達と戦う
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの関連人物・キャラクター
- 特別課外活動部（S.E.E.S.）
- P3主人公／キタロー
- アイギス
- 岳羽ゆかり（たけば ゆかり）
- 伊織順平（いおり じゅんぺい）
- 桐条美鶴（きりじょう みつる）
- 真田明彦（さなだ あきひこ）
- 山岸風花（やまぎし ふうか）
- コロマル
- 天田乾（あまだ けん）
- ストレガ
- タカヤ
- ジン
- チドリ
- 桐条グループ
- 桐条鴻悦（きりじょう こうえつ）
- 桐条武治（きりじょう たけはる）
- 幾月修司（いくつき しゅうじ）
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ニュクス「しかし、アルカナは示すんだ…。その旅路の先に待つものが、“絶対の終わり”だという事を。いかなる者の行く着く先も…絶対の“死“だという事を！」
- 望月綾時（綾時だった存在）「でも世界には“どうにもならない事“がある。君たちは、それを知らないんだ。」
- ファルロス「今だから分かる…君と友達になれた事は、僕にとって奇跡みたいなものなんだ。でも奇跡は…永遠には続かない。永遠だったら、いいんだけどね。」
- ニュクス／ニュクス・アバター／望月綾時／ファルロス／デスの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 『ペルソナ』シリーズ1作目『女神異聞録ペルソナ』のボスキャラクター・夜の女王はニュクスと同原典のキャラクター
- 望月綾時はP3主人公の「シャドウ」説