ドラクエナンバリング作品のラスボスと裏話・トリビア・小ネタまとめ

昭和61年に最初の作品が発売された『ドラゴンクエスト』。シリーズ化され、ついに30周年を迎えました。それらに登場する個性的なラスボスたち。その特徴や裏話・トリビア・小ネタを紹介します。

ミルドラース裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話集

ミルドラースの名前の由来がミルドアース(フランス語 : 地球粉砕の意)である、という説があります。

ボツになった第2形態の姿はムドーである、といったうわさが流れたことがあります。
また、ミルドラースの第1形態をデザインする際にブースカと同じ見た目であったことをVジャンプの編集部の方が雑誌に記述しています。

ラスボスの中で、最も認知度が低いと言っても過言ではないほどの存在感という不憫なモンスター。終盤に登場するもインパクトがないことや、パパスを焼き殺したゲマの印象が強すぎること、戦闘パターンが単純であることなどが考えられると言います。

『ドラクエⅥ』 デスタムーア

自らにとって脅威となり得るダーマ神殿、メダル王の城、カルベローナなどを封印したデスタムーア。初めてマダンテや念じボールを使ったラスボスでもあります。

第1形態では、はげしく燃え盛る炎・凍てつく冷気・念じボール・イオナズンなど豊富なバリエーションの攻撃を行います。
攻撃パターンが以下の通り2種類あり、途中で切り替えるといった特徴があります。
パターン1 : 激しく燃えさかる炎・凍てつく冷気 → 通常攻撃・強化攻撃 → マホカンタ・パターン2へ切り替え
パターン2 : いてつくはどう・もうどくのきり → イオナズン・念じボール → めいそう・パターン1へ切り替え

第2形態は、1~2回行動なのですが、SFC版ではまれに3~4回行動をすることもあります。また、デスタムーアは判断力が高いにもかかわらず、バイキルトを無駄に唱えたり、1つのターンの2回目の行動時に意味のないしっぷうづきを行ったりする少し変わったラスボスでもあるようです。
こちらも第1形態同様、攻撃パターンの切り替えがあります。
パターン1 : 通常攻撃・突進・スカラ・だいぼうぎょ・パターン2へ切り替え
パターン2 : ルカナン・バイキルト → しっぷうづき・まわしげり → しゃくねつ・パターン1へ切り替え

第3形態では、ザオラルを使える右手・ザオリクを使える左手・主に全体攻撃を行う本体との対戦となります。行動回数を全部合わせると1ターンに3~4回行動。しかもDS版では右手が本体にもザオラルを唱えてしまうため、本体を残し両端をほぼ同時に倒さねばならないというプレイヤー泣かせのラスボスです。但し、右手と左手の攻撃手段は強化攻撃やたたきつけなど物理攻撃だけとなっています。
本体のみ、行動パターン切り替えがあります。
パターン1 : あやしいひとみ → おぞましいおたけび → メラゾーマ → いてつくはどう → こごえるふぶき → パターン2へ切り替え
パターン2 : メラゾーマ・イオナズン・ひばしら・マダンテ・いのり・パターン1へ切り替え

デスタムーア裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話集

『ドラクエⅨ』に書かれてある説明を読むと、敵の強さによって形態を変化させており、真の姿を見たものは誰もいないとされています。

第3形態のみゾンビ系統となります。そのため、ゾンビ斬りやゾンビキラーが有効です。

第3形態を倒すと狭間の世界も合わせて消滅します。それゆえ、狭間の世界自体がデスタムーアなのでは、といった憶測もあります。

『ドラクエⅦ』 オルゴ・デミーラ

自らを万物の長とする、神とかつて争ったことのある魔王オルゴ・デミーラ。魔空間の神殿とダークパレスの2箇所で戦うこととなります。

魔空間の神殿(オルゴ・デミーラに話しかけた場合でも、すぐに戦闘になることはありません)
第1形態は1~3回行動となり、以下のパターンを切り替えつつ攻撃してきます。
パターン1 : メラゾーマ → 通常攻撃 → マグマ → いてつくはどう → かまいたち → パターン2へ切り替え
パターン2 : 通常攻撃・念じボール・いなずま・イオナズン・あやしいひとみ・パターン1へ切り替え

第2形態では1~2回行動を行います。
通常攻撃・はげしいほのお・こおりのいき・しんくうは・突進(突き刺し)・いてつくはどう

ダークパレス
第1形態は1回行動です。そして、系統がドラゴン系となっており、ドラゴン斬りやドラゴンキラーが有効です。
通常攻撃・しゃくねつ・こごえるふぶき・しっぽ振り回し

第2形態は『ドラクエ』では珍しい、小型への形態変化を行います。行動は1~3回行動となります。
そして急に一人称がわたしに変更され、香水をつけている模様(メルビンとの会話より)。しかも、PS版のメルビンはこの姿を美しいと感じているようです。彼の美的感覚は一体…。
パターン1(2回行動) : (通常攻撃・メラゾーマ) → (イオナズン・かまいたち) → (あやしいひとみ・パターン2へ切り替え)
パターン2(1~3回行動) : 激しく燃えさかる炎 → 通常攻撃 → 念じボール → いてつくはどう → せいけんづき → パターン1へ切り替え

オルゴ・デミーラの正体とされる第3形態は、1~2回行動かつ難易度は運によるところが大きいとされています。ここから系統がゾンビ系となるため、ゾンビキラーやゾンビ斬りが有効です。
(マグマ・おぞましい雄たけび) → (混乱攻撃・いてつくはどう) → (たたきつけ・もうどくのきり)

最終第4形態は行動パターンが3種類あり、1~3回行動となります。
パターン1(1~3回行動) : 麻痺攻撃・おしつぶす・しゃくねつ・凍てつく冷気・いてつくはどう・パターン2へ切り替え
パターン2(1~3回行動) : めいそう・肉片を飛ばす(ドゴロク、ブロブロスを生み出す)・マジックバリア・いてつくはどう・パターン3へ切り替え
パターン3(1回行動) : マダンテ → いのり → いてつくはどう → 巻きつく → ラリホー → パターン1へ切り替え

オルゴ・デミーラ裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話集

名前やモデルの由来は、旧約聖書の創造神デミウルゴスとされています。他にも、オルゴ(Arrogo) = 傲慢(ラテン語)、魔王ルシファー(同じくラテン語)の説もあります。

人間形態の時は美しさに自信があるようで、美とは何か?を教えてもらえるそうです(『ドラクエモンスターズ イルルカ』)。

オルゴ・デミーラの正体は、シナリオ途中でメンバーから外れたキーファではないか、という説がささやかれました。勇者となった主人公と闇に堕ち魔王となった親友の戦い、といった内容を発売前に変更したといったものですが、公式ではなく仮説となっています。
それとは別に、更なる異世界にある魔封じの洞くつの最上階(デス・アミーゴが本編で登場した場所)のカンオケが開いていたことから、神さまとオルゴ・デミーラは関係があるのではないか、と考える人も少なくありません。

『ドラクエⅧ』 暗黒神ラプソーン

魂と肉体を別々に封印されていた暗黒神ラプソーン。第2形態との戦闘時には、神鳥レティスの背に乗って戦います。

第1形態は2回攻撃を行います。この中で注意すべきなのは、中々の威力がある痛恨の一撃です。
パターン1 : こごえるふぶき → メラゾーマ → 痛恨の一撃 → イオナズン → 通常攻撃 → パターン2へ切り替え
パターン2 : まぶしいひかり・あやしいひとみ → メラゾーマ・イオナズン → パターン3へ切り替え
パターン3 : 通常攻撃・痛恨の一撃・イオナズン・こごえるふぶき・いてつくはどう → パターン2へ切り替え、その後はランダム行動

第2形態では戦闘開始時に自身を闇の結界で守りを固めているため、神鳥の杖に7回祈りをささげる必要があります。
パターン1 : こごえるふぶき・流星 → 念じボール・あやしいひとみ → パターン2若しくは3に切り替え
パターン2 : はげしいほのお・念じボール・神々の怒り・腕をたたきつける・いてつくはどう・パターン1へ切り替え、その後はランダム行動
パターン3 : 腕をたたきつける → 念じボール・いてつくはどう・不敵な笑い(攻撃なし)・パターン1・パターン4へ切り替え
パターン4 : めいそう → マダンテ → いてつくはどう → いのり → メラゾーマ → パターン1へ切り替え

暗黒神ラプソーン 裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話集

第2形態の姿の由来は、デカさをとにかく強調したかった説と、レティスから体の上に飛び乗り攻撃できるようにするためという説の2つがあるようです。

主人公がアルゴンリングを装備した状態で暗黒神ラプソーンを撃破すると、エンディングが変わります。

『ドラクエⅨ』 堕天使エルギオス

ゲームを開始してからすぐに名前を聞くこととなる、堕天使エルギオス。最初は300年前に行方不明になった天使として語られていたものの、ストーリーを進めるうちにラスボスであることが判明します。

第1形態は完全2回行動。攻撃のバリエーションも多いです。
通常攻撃・急降下攻撃(強化)・バギクロス・はげしいいなずま・いてつくはどう・テンションため・不敵な笑い

第2形態は完全2回行動かつ5つの行動パターンを切り替えつつ攻撃を行います。
パターン1 : 通常攻撃・超高速連打・ジゴスパーク・パターン2へ切り替え・パターン3へ切り替え・痛恨の一撃
パターン2 : (不敵な笑い・いてつくはどう) → (やけつく息・やみのほのお) → (パターン3へ切り替え・パターン4へ切り替え)
パターン3 : 急降下・メラゾーマ・こごえるふぶき・パターン1へ切り替え・パターン5へ切り替え・あやしいひとみ
パターン4 : (ためる・超高速連打) → (通常攻撃・急降下) → (パターン1へ切り替え・パターン2へ切り替え)
パターン5 : めいそう → 不敵な笑い → マダンテ → あやしいひとみ → いのり → パターン1へ切り替え

堕天使エルギオス 裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話集

サンディからエルキモすと呼ばれたことがきっかけで、プレイヤーにもすっかり別名が定着しました。

第1形態を倒した後は、ダンジョンから脱出し街へ向かうことが可能です。そのため、第2形態などと戦う前に回復してくることもできます。

『ドラクエ』ナンバリング作品では初のことですが、ラスボス撃破後に経験値が手に入ります。しかしその値ははぐれメタルのそれよりも少し低い程度となっています。
これは、その後も冒険が続くことを考慮したものとされています。

第2形態とは何度でも戦うことができます。

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不死騎団長・ヒュンケル(ダイの大冒険)の徹底解説・考察まとめ

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ヒュンケルとは、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の登場人物。魔王軍六大軍団の不死騎団長として、パプニカ王国の攻略を任されていた。 魔王軍に所属しているが、れっきとした人間であり、勇者アバンの弟子の一人。主人公ダイたちからすると兄弟子に当たる。アバンを父の仇と憎んで魔王軍に参加したが、後に誤解であったことが発覚。己の行いを改め、以後はダイたちの仲間として活躍した。卓越した剣腕を誇る、作中最強格の戦士。どれほど傷ついても戦場に立ち続ける様は、作品内外から“不死身”と称された。

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勇者・ダイ(ダイの大冒険)の徹底解説・考察まとめ

勇者・ダイ(ダイの大冒険)の徹底解説・考察まとめ

ダイとは、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の主人公である。 魔王が討伐された後、魔物たちが平和に暮らすデルムリン島で唯一の人間として、きめんどうし(モンスターの種族名)のブラスに育てられていた。 伝説の勇者に憧れる普通の少年だったが、「勇者の家庭教師」を名乗る男・アバンとの出会いを転機に、魔王軍との熾烈な戦いに身を投じる。その中で自身の出生の秘密を知り、父との対決を乗り越え、地上を消滅させんと目論む大魔王バーンとの戦いの中心人物となり、自他ともに認める勇者として成長していった。

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