熱帯魚、亀、その他諸々『ファインディング・ニモ』に登場する海洋生物元ネタまとめ
2003年公開の『ファインディング・ニモ』。カクレクマノミの親子を軸に、愛情、友情、冒険、成長などを描いたこちらの作品。全海洋キャラの「元ネタ」となる生物をまとめました。
サメの中でも最速のスピードで泳げる。全長4mと比較的小ぶりな為か、釣り針にかかった際のジャンプが見事な為か、スポーツフィッシングとして狩られることもある模様。肉はステーキに、ひれはフカヒレにされる。他にも皮や肝油などを目当てに、人間に狩られるケースは多々ある。日本でもはんぺんの材料になる。
出典: ja.wikipedia.org
クラッシュ、スクワート(アオウミガメ)
東オーストラリア海流、通称EACで出会った亀の一群。気絶したマーリンが目を覚ましたのがクラッシュの甲羅の上でした。息子のスクワートがうっかり海流の外に出てしまった際も焦らず息子が自力で解決するよう見守り、戻って来るや「お前最高だぜ」と褒め、子育てに対し気負い過ぎていたマーリンに「子供が大丈夫なら大丈夫。親が構いすぎることはない」と一考させることとなりました。御年150歳。まだ若いそうです。ディズニーシーではクラッシュがCGアニメ付きで司会としてゲストとトークをする「タートル・トーク」が存在。スクワートはラストで「交換留学生」としてニモの学校に編入。
食事場、産卵場所の間を回遊する。卵、カリピーと呼ばれる腹の肉が人間には美味とされる。しかも、ウミガメの中でも絶品。それがために国際取引、捕獲も禁止されているが、今でも捕獲は続いている様子。
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タンク・ギャング
ニモを捕らえたダイバーにして、歯医者のシャーマンが歯科医院で飼っている観賞魚たち。ギル以外はペットショップや通販で購入された模様。クリアな水槽の中から「治療風景」を見るのが楽しみで、治療器具にも詳しかったりします。新入りが来ると「兄弟の契り」と称して火山(のオブジェ)から出る泡を最大にし、飛び越えさせるという謎の儀式を行うようです。ニモが魚を雑に扱う(袋ごと振り回して結果死なせる)少女、ダーラのペットにされるということで、皆で一緒に脱出するため「水槽を汚す」作戦を立てるのでした…。
ギル(ツノダシ)
「タンク・ギャング」の一員、というかリーダー格。ニモを除き唯一海から来たご様子。海に戻りたいと何度か脱走計画を企てていますが、焦りもあってか常に失敗。そのせいで全身傷だらけです。ニモがチューブに詰まった際「自力で抜け出せ」と突き放す姿勢を見せましたが、兄妹契りを交わした後は脱出計画として「水槽を汚す作戦」を決行(歯科医が水槽を掃除する際一匹ずつ袋詰めにするので、そのまま逃げる)。第一段階の「ろ過装置のモーターに石を挟んで止める」役目をニモに与えますが、失敗して命の危険に晒したこと、「父との再会の手伝いをしてやれなかった」ことを悔い、詫びます。その後、ニモが「父がこっちに向かっている」ことを知って先の作戦を自力で成功させた際は「根性を見せた」と褒め、先の作戦を再度行うのでした。
人気はあるが、水質の変化に敏感で餌付けが難しいとされるため、初心者向けとは言えない。熱帯の海のサンゴ礁などに生息。幼魚の時期は海流に乗り移動する。単独もしくは数匹で生活するが、大群も稀に存在する。餌は海綿、小エビ、サンゴ礁など。
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ピーチ(ヒトデ)
水槽の壁に張り付いて外の様子を見、皆に知らせるのが「役目」。英語が読める、レントゲンの様子から治療の程度が分かる、歯科医の行動パターンをすべて把握しているなど知能は高いです。
星型で知られる。切られても再生、というか分裂するかのように新たな個体が発生する。水族館などで人気だが、人間にとっての実利は「見た目が面白い」程度。
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デブ(ヨスジリュウキュウスズメダイ)
「フロー」という「双子の妹」がいますが、それは水槽に反射した自分。ギル曰く「水槽にいるとおかしくなる」そうで。フローに関する妄想を除けば優しいお姉さん、といった感じです。
比較的飼育しやすく、人気は高い。スキューバダイビングでも観察可能。熱帯に生息し、日本の和歌山県以南でも観察される。浅い海のサンゴ礁が生活の場で、休息や外敵から逃げる際隙間に入る。雑食性。親が卵を食べることがあるので、飼育の際は注意。
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