フィレモン(女神異聞録ペルソナ・ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

フィレモンとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目と2作目に登場するキャラクターである。主人公とその仲間達にペルソナを与える役目を担う。自らの事を「意識と無意識の狭間に住まう者」と称しており、ペルソナの生成や能力強化に大きく関わってくるベルベットルームに住むイゴール達住人を従えている。その正体は、人の心の海より生まれた「人類のポジティブマインド」を具現化した存在。2作目のラスボス・ニャルラトホテプの半身であり、同時に敵対する存在でもある。

共通ルート:「ペルソナ様」を試したP1主人公達の前に現れ、ペルソナを授ける

儀式「ペルソナ様」を行ったP1主人公達の前に現れたフィレモン。

『女神異聞録ペルソナ』では、「セベク編」と「雪の女王編」と呼ばれる2つのシナリオが用意されている。メインのシナリオは「セベク編」の方であり、「雪の女王編」は特殊条件をクリアのもと、発生するシナリオとなっている。2つのシナリオは時系列的には繋がっており、「雪の女王編」が終わった後に「セベク編」へ繋がる。なお、あくまで時系列が繋がっているだけであり、「雪の女王編」をクリアせずとも「セベク編」はプレイ可能だ。どちらのシナリオも、それぞれに個別で完結している為、どちらから先にプレイする事になっても問題はない。

2つのシナリオに分かれる前の物語冒頭は共通のシナリオ(共通ルート)となっている。この共通ルートで、フィレモンが初登場する。共通ルートでは、P1主人公達が、自分達が通う高校「聖エルミン学園」で流行っている儀式「ペルソナ様」を行う様子が描かれており、それによりフィレモンからの呼び出しの条件をクリアした彼等は、フィレモンのもとへと導かれる事となる。フィレモンはP1主人公達に、自分の名前を名乗れるかどうかを問う。それ見事答える事が出来た彼等は、フィレモンから各々ペルソナを貰い、現実世界へと帰還する。

P1主人公達が現実世界へ帰還後しばらくした後、彼等の住む町「御影町」に異変が起こる。見えない壁によって外界と遮断され、悪魔が出現するようになる。さらに、それと同じタイミングで、P1主人公達の前から彼等の友人である園村麻希(そのむら まき)が姿を消す事件が発生する。麻希は生まれつきの病弱な体が原因で、御影町内の病院に入院していた。だが、見舞いにやってきたP1主人公達の前で容態が急変。ICU(集中治療室)に運ばれるも、そのICUごとP1主人公達の前から姿を消してしまう。

P1主人公達は次々と起こる異変を解決する為、フィレモンから貰ったペルソナの力を使いながら奮闘していくようになる。

雪の女王編

「雪の女王」を目覚めさせてしまったP1主人公達に、彼女を倒す為のアイテムである「鏡」の枠を授けるフィレモン。

ペルソナ使いとして、街の異変を解決する事を決めたP1主人公達は、街中を探索している最中に、町内にある「アラヤ神社」で倒れている麻希の母親を見つける。そこで彼等は彼女を介抱する為、一度聖エルミン学園に戻る事にする。「雪の女王編」は、この聖エルミン学園に戻った時に、「雪の女王」に纏わる噂を集め、体育倉庫に仕舞われていた「雪の女王」の仮面を見つける事で発生するシナリオである。ここで登場する「雪の女王」とは、聖エルミン学園の演劇部に存在していた呪いの仮面のことだ。聖エルミン学園の演劇部で行われる演劇「雪の女王」にて使われていた仮面であり、使用した生徒は尽く謎の死を遂げていた。唯一の生き残りは、演劇部OGであるP1主人公達の担任・高見冴子(たかみ さえこ)だけ。そして「雪の女王」の仮面は、彼女が「雪の女王」を演じた年を最後に、体育館倉庫の奥深くに仕舞われていた。だが、それをP1主人公が見つけてしまった事で、「雪の女王」が目を覚ましてしまう事となる。

「雪の女王」は、人質として冴子の体を乗っ取り、聖エルミン学園を氷漬けにしてしまう。その事態に戸惑っていたP1主人公達の前に現れたのが、フィレモンである。「雪の女王編」では、フィレモンは、彼等に「雪の女王」を倒す為に必要なアイテムとして、力を秘めた「鏡」の枠を与える。そしてその「鏡」の破片を集めるように彼等に助言する。フィレモンの言葉通り、P1主人公達は「鏡」の破片を集める。その結果、無事に「雪の女王」から冴子を救出し、彼女を倒す事に成功する。

「雪の女王編」でのフィレモンの登場はこれだけとなるが、物語は「雪の女王」を倒した後もまだ続いており、彼女を倒した事で生まれてしまった「夜の女王」とP1主人公達は戦う事になる。さらにそこに、麻希と思しき白い仮面をつけた女子生徒と謎の黒い仮面をつけた男子学生が登場する。黒い仮面の男子学生については正体不明となっているが、その言動から「セベク編」のボスである神取鷹久(かんどり たかひさ)の学生時代の姿だと推測できる。「夜の女王」は彼等2人と融合する形で、ラスボスキャラクター「アシュラ女王」と化す。そして「無」と「絶望」で染まった夜の世界を作りあげる為、その邪魔者となるP1主人公達との戦闘を開始する。激闘の末、P1主人公達はなんとかアシュラ女王に勝利。それにより、氷漬けだった聖エルミン学園が元の姿に戻る。だが、学校の外では相変わらず悪魔がはびこる世界が広がっていた。P1主人公達は本当の平和を取り戻す為、町へとくり出していくのだった。

セベク編

行き詰まったP1主人公達の前に「金色の蝶」(画面真ん中)となって現れたフィレモン。

フィレモンから貰ったペルソナ能力を使いながら御影町を探索していたP1主人公達は、町内にある「アラヤ神社」で倒れていた麻希の母親を見つける。P1主人公達はそこで彼女から、彼女が働いていた企業「佐伯エレクトロニクス&バイオロジカル&エネルギー・コーポレーション(通称:セベク社)」の御影支店の支店長・神取が、この異変を起こした張本人であると知る。そこでP1主人公達は町を元に戻す為、彼の足取りを追っていく事にする。

「セベク編」でのフィレモンの役割は、P1主人公達がストーリー上の展開で、なんらかの「行き詰まり」を起こした際に助言を与えるものとなっている。その際、フィレモンの方から現実世界に現れるという事はなく、P1主人公達から彼に会いに行く。フィレモンと会うには、麻希の母親が倒れていたアラヤ神社に向かう必要がある。アラヤ神社では、フィレモンの外界での姿として「金色の蝶」が飛んでおり、その蝶に話しかけるとフィレモンと対話できる。その他にも御影町内の商店街に、ペルソナ使いであるP1主人公達の活動を手伝ってくれる謎の青い部屋・ベルベットルームが登場する。この部屋は、フィレモンが部下のイゴールに運営されている部屋となっており、以降の『ペルソナ』シリーズ全作品において、主人公達の手助けをする重要な場所として登場し続ける事となる。

そのようなフィレモンの助言や、彼の部下の手助けを借りつつ、P1主人公達は神取の足取りを追い続ける。なお、神取を倒した後は、実は麻希がこの異変に深く関わっている人物であった事が発覚する。ずっと病弱で入院生活を強いられていた為に現実世界を憎んでいた麻希。そんな彼女の「本音」が、神取の開発した空間転移システム「デヴァ・システム」と共鳴してしまった為に、今回のような事件が発生するに至ったのである。それを知ったP1主人公達は、デヴァ・システムと深く繋がってしまった麻希の「心」を救出する為、彼女の歪んだ本音から生まれた怪物と戦う事になる。ペルソナ能力を使って麻希との戦闘に勝利し、彼女の心を救い出す事に成功した彼等は、ようやく本当の意味で、町に平和を取り戻す事に成功したのだった。

『ペルソナ2 罪』

ペルソナ使いに覚醒した達哉(画面左の茶髪の少年)とその仲間達の前に姿を現した、フィレモン。

『ペルソナ2 罪』の本編が開始される遥か昔。人の「心の海」より、「人類のポジティブマインド」の化身として誕生したフィレモンは、同じく人の「心の海」より生まれた「人類のネガティブマインド」の化身であり、己の半身であるニャルラトホテプと、「人は完全な存在になり得るか」という命題に対して議論を交わす生活を続けていた。しかし長い間、議論に結論を出せずに居る事にしびれを切らしたのか、ある時、否定派であるニャルラトホテプの方が、己の考えが正しい事を証明する為に世界滅亡を目論み始める。そうしてその当時、家庭崩壊という絶望と、大事な人を自分のせいで亡くしたという事実に苦しんでいた少年・黒須淳(くろす じゅん)の心に取り入り、自らの計画の進行を開始してしまう。それを知ったフィレモンは、淳の友人であり、彼と共に「ペルソナ様」を行った事があった友人達にペルソナ使いとしての能力を授ける。それが、『ペルソナ2 罪』の主役である周防達哉(すおう たつや)とその仲間達だった。

だが達哉達は、フィレモンからペルソナを貰った事も、自分達が友達であった事も忘れてしまう。その原因は淳の「大事な人」こと、「お姉ちゃん」にあった。「お姉ちゃん」は淳、そして達哉達と一緒に遊んでくれていた、近所に住まう女学生だった。だがそんな「お姉ちゃん」が、彼等のせいで放火事件に巻き込まれるという事態が起こる。その際、達哉も「お姉ちゃん」と共に放火事件に巻き込まれる。そのような経緯から、淳とその他の仲間達は達哉とお姉ちゃんが死んだものだと思ってしまう。現実に耐えられなくなった彼等は、自分達の記憶を奥深くに封じ込める。放火事件から助かった達哉も、その事件を機に友人達が離れてしまったが為に、彼等との思い出を忘れる事となる。

そして10年後、偶然再会した達哉達は、ペルソナ使いとしての力に覚醒する。それに気付いたフィレモンは、彼等を自分のもとへ呼び、彼等に世界滅亡の危機が近づいている事を教える。だが、その原因がニャルラトホテプである事や、彼に利用される形でその計画に淳が加担している事は告げずに、達哉達を現実世界へと送り返す。現実世界に戻ってきた達哉達は、今しがた目にしたフィレモンの姿が夢ではなかった事を証明する為、最近巷で噂の願いを叶える怪人・ジョーカーを呼び出す儀式を行う。すると本当にジョーカーが彼等の前に姿を現す。実はこのジョーカーは、ニャルラトホテプが力を与えた淳だった。その頃淳は、ニャルラトホテプの力により偽の記憶を植え付けられており、「お姉ちゃん」が亡くなったのは達哉達のせいだと勘違いしていた。達哉達を恨むようになった淳は、ジョーカーの力を使って達哉達を殺そうとする。だが、達哉達が何も覚えていないと気づき、復讐の為に悪魔を差し向ける事を告げ、彼等の前から去る。何も知らない達哉達は、自分達とジョーカーの間にある因縁を探る為、フィレモンから貰ったペルソナを使って悪魔達と戦いながら、さらにニャルラトホテプの力により「噂が現実と化す町」になってしまった自分達が住まう町「珠閒瑠市(すまるし)」で起こる数々の事件と対峙しながら、ジョーカーの足取りを追っていく事になる。

本作でのフィレモンの役割も『女神異聞録ペルソナ』とそう変わりはない。だが、前作と異なり、物語のラスボスと直接の関わりがあるキーキャラクターである事からか、登場回数は前作よりも多い。しかし、助言らしい助言を述べる事はなく、ニャルラトホテプと自らに纏わる真実も物語の終盤までは決して語らないまま、達哉達を導いていく。また物語後半にて、淳がニャルラトホテプの呪縛から解き放たれた後、他のペルソナ使いの力を彼に授けるという展開が存在する。この時、淳に力を渡したペルソナ使いは前作『女神異聞録ペルソナ』にも登場していたペルソナ使い・黛ゆきの(まゆずみ ゆきの)であり、本作では力を譲渡するまではメインメンバーの1人として、達哉達と共に戦ってくれるキャラクターとなっている。

フィレモンが全ての事の真相を達哉達に告げるのは、物語終盤のこと。ニャルラトホテプの企みを知った達哉達が、彼との戦いに勝利した後の出来事である。ニャルラトホテプの負けを目にしたフィレモンは、達哉達とニャルラトホテプの前に現れ、ニャルラトホテプが取ってきた行動の真の理由を達哉達に教える。だがそこへ、突如現れた女性教師・イデアルにより、達哉達の仲間である天野舞耶(あまの まや)が殺された為に事態が一変する。イデアルは淳の父が書いたトンデモ本「イン・ラケチ」の内容を信じており、そこに書かれていた内容を完璧に実現させる為に、「アンチペルソナ」能力を持った聖槍でペルソナ使いであった舞耶を殺したのである。なお、殺された舞耶の方は、実は達哉達にとっての大事な人であった「お姉ちゃん」である事が物語後半にて判明する。つまり、達哉達は今度こそ、本当に大事な人を目の前で亡くしてしまった事になる。

目の前で繰り広げられた絶望的な光景に、ニャルラトホテプは「人類は完全になどなれない」という自分の考えが間違いではなかった事を悟る。そうして珠閒瑠市以外の町を滅亡させ、達哉達の前から姿を消してしまう。大事な人も世界も守れなかった事に絶望する達哉達。それを見たフィレモンは、彼等に舞耶と世界を救う為に「全てをなかった事にする」という提案を行う。事態の発端は、フィレモンとニャルラトホテプの議論にあるが、ニャルラトホテプの世界滅亡計画が進められるきっかけとなったのは、10年前達哉達が出会った事に起因する。つまり、その出会いを失くしてしまえば、今まで起きた出来事はなかった事となり、舞耶の死や世界の滅亡もなくなる。しかし逆に言えばそれは、達哉達が仲間として過ごしてきた記憶を全て失うという事に等しかった。

だが目の前の絶望が受け入れられなかった達哉達は、フィレモンの提案を受け入れる。そうして、フィレモンの教えのもと、世界を「リセット」するのだった。

『ペルソナ2 罰』

『ペルソナ2 罰』の世界線でペルソナ使いに覚醒した舞耶(画面左下、黒髪の女性)と、その仲間達の前に現れたフィレモン。

『ペルソナ2 罰』は、『ペルソナ2 罪』にて世界を「リセット」した達哉達により生まれた、新たな世界線の世界(通称:こちら側)が舞台となっている。物語の主役も達哉から舞耶に移り変わり、登場するペルソナ使いの仲間達とも『ペルソナ2 罪』の頃とは異なる。だが人の「心の海」から生まれた存在であるフィレモンとニャルラトホテプは例外で、『ペルソナ2 罪』の世界(通称:あちら側)での記憶を全て持ったまま、こちら側にやってくる。達哉達により全てがなかった事にされたと気付いたニャルラトホテプは、再びこちら側にて世界滅亡を目論む。だがあちら側と違い、淳の家庭は順風満帆な様子で、ニャルラトホテプが付け入る隙間はなかった。そこでニャルラトホテプはあちら側とは異なる策で、こちら側を破滅へ追いやろうと考え始める。

その頃、世界を「リセット」した達哉達は、達哉を除く全員が舞耶同様、全てを忘れた状態でこちら側で暮らしていた。達哉だけ記憶があるのは、あちら側で全てなかった事になる直前、仲間との記憶が消えてしまう事を恐れてしまった事に原因があった。しかし、それは本来ならば起きてはいけない事で、達哉はこちら側の特異点となってしまう。そんな達哉と、舞耶はある日街中で偶然出会う。もちろん舞耶は何も覚えていなかったが、なんとなく達哉の事が気になり、忘れられなくなる。さらに達哉に会って以降、あちら側での出来事を夢で見るようにもなってしまう。自分の見る夢に悩まされるようになる舞耶。するとある時、雑誌記者として巷で噂の殺人鬼・JOKERについて調べる事になる。その先で出会ったJOKERは、なぜか舞耶の事を恨んでいた。実はJOKERの正体は、あちら側で舞耶達と敵対していた組織「仮面党」の幹部の1人であった。須藤竜也(すどう たつや)だった。彼はむこう側での記憶を取り戻しており、その事が起因してJOKERとして舞耶を恨んでいたのである。しかしそんな事など知らない舞耶は、彼が差し向けてきた悪魔にやられそうになる。だが、その時、彼女のペルソナ使いとしての力が覚醒。またその場に居た、舞耶の友人・芹沢うらら(せりざわ うらら)と、達哉の兄であり、刑事としてJOKERを追っていた・周防克哉(すおう かつや)がペルソナ使いに覚醒する。

それに気付いたフィレモンは、彼等を自分のもとへと呼び出す。しかしその時、彼の力はあちら側の時よりも弱まっており、舞耶達の前に姿を現すのもやっとの状態にあった。その理由は半身であるニャルラトホテプの力が強まっていた事にあった。一度あちら側を滅亡させていたニャルラトホテプは、それにより暗黒面が濃くなってしまったあちら側の人々の「心」に呼応する形で、フィレもよりも強い力を持つ存在となってしまっていたのである。フィレモンは、舞耶達に彼女達が持っている力がペルソナである事や、世界が滅亡の危機に瀕している事を伝えると、そのまま力尽きるように舞耶達の前から姿を消してしまう。

フィレモンが消えるのと同時に現実世界に帰還した舞耶達は、ペルソナ使いとしての力を使いながらJOKERの足取りを追っていく事となる。その最中に出会ったペルソナ使い・パオフゥも新たな仲間として加え、舞耶達は世界滅亡の原因がニャルラトホテプにある事を突き止める。さらに、特異点となってしまった事に責任を感じ、1人でニャルラトホテプを倒そうと奮闘していた達哉とも和解し、舞耶達は彼も仲間に入れ、共にニャルラトホテプの野望を打ち砕く事を決意する。

そんな舞耶達の行動もあり、フィレモンは徐々に力を取り戻していく事となる。そうして物語終盤、舞耶達がニャルラトホテプとの戦闘に勝利し、人類としての「可能性」をニャルラトホテプに見せつけた時には、元の状態へ復活する。そうして、舞耶達に負けた事に驚愕するニャルラトホテプに、その敗北の理由がニャルラトホテプの行動にある事を告げる。全てを見てきたフィレモンは、世界滅亡という、とんでもない困難を前にしても、諦めずにどうにかしようとし続けた事で舞耶達が人として成長した事に気づいていた。この「成長」が、人類の新たな「可能性」となり、ニャルラトホテプに勝利する力になったのである。人類を絶望に叩き落とす筈の自分の行動が、逆に人類を成長させる手助けをしていた事に気付いたニャルラトホテプは、矛盾した結末を生み出した自分を嘲笑する。そして最後にフィレモンと舞耶達に、人類が消えない限り、その暗黒面を具現化した存在である自分は何度でも蘇るという事を言い残して、人類の「普遍的無意識」の間に消えていったのだった。

ニャルラトホテプが消えていった後、達哉はあちら側に帰る事を舞耶達に告げる。実はあちら側の世界は消えておらず、こちら側の世界はあくまでも「全てを忘れて、なかった事にしたむこう側の達哉達が作り出したパラレルワールド」という状態にあった。その為、ニャルラトホテプの策略を止めきれなかったあちら側は、珠閒瑠市以外の街、国は全て無くなってしまっている状態にあったが、それでも人が住む街が残っていたのである。達哉自身も意識こそはあちら側の自分だが、その肉体はこちら側の自分という状態にあった。肉体をこちら側の達哉に帰す為、そして再び特異点として、こちら側に問題を呼び起こさない為にも、達哉は引き止める仲間達を振り切ってむこう側へと帰っていく。

その後、舞耶達は現実世界へと帰還し、各々の日常を送る。その中で、ある日舞耶は、こちら側の達哉と街中ですれ違う。この時、舞耶は気づかなかったが、2人の近くを「金色の蝶」が飛んでいた。「金色の蝶」はフィレモンの外界での姿である。その為、もしかしたらここで2人がすれ違ったのは、物語の結末に何か思うところがあったフィレモンからの気遣いだったのではないか、とファンからは推測されている。だが結局のところ、すれ違った2人が言葉を交わす事はなく、達哉の事に気付いた舞耶の方が、何事もなく過ごしているらしい達哉の姿に微笑みながら、その背中を見送る、というシーンで物語は終わりを迎える。

フィレモンの関連人物・キャラクター

『女神異聞録ペルソナ』

P1主人公/ピアスの少年

『女神異聞録ペルソナ』の主人公。ゲーム内のデフォルトネームは存在していないが、後に発売された次作『ペルソナ2 罰』にて「ピアスの少年」という通称が与えられた。以降は「ピアスの少年」としてファンからは呼ばれるようになる。
ごく普通のなんの特徴もない男子高校生。仲間達と噂の儀式「ペルソナ様」を試した結果、フィレモンに「ペルソナ使い」の才能を認められ、ペルソナを与えられる。その後、御影町で起きた異変を解決する為、同じくペルソナの力を与えられた仲間達と共に奮闘していく。

マキ/園村麻希(そのむら まき)

『女神異聞録ペルソナ』に登場するペルソナ使いの1人。「セベク編」のメインメンバーである。聖エルミン学園に通う高校1年生であり、P1主人公とはクラスメイトの関係にあたる。だが入学してから、ほとんど病院で入院生活を送っている為、学校にはあまり来ていない。御影町で異変が起こった直後行方不明となるが、その後突如元気になった姿でP1主人公達の前に現れ、彼等を驚かせる。ペルソナ使いとしての力をいつの間にか手にしており、フィレモンによってペルソナ使いに覚醒していたP1主人公達と共に、御影町で起こっている異変解決の為、奮闘していく。P1主人公達のように、彼女がフィレモンからペルソナを貰った描写は作中存在しないが、ペルソナ使いの1人として、P1主人公達と共にフィレモンの部下達が運営するベルベットルームの世話になっている。

マーク/稲葉正男(いなば まさお)

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園村麻希(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

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マキ/園村麻希(そのむら まき)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。本作の舞台「御影町」にある「聖エルミン学園」に通う女子高生。幼い頃から病弱で、聖エルミン学園入学後もほとんどの日々を病院で過ごす。御影町に異変が起きた事をきっかけに、突然元気になった姿でP1主人公達の前に現れ、彼らを驚かせる。その後、ペルソナ使いに覚醒した麻希は、その力を使い、P1主人公達と共に御影町で起きている異変の原因を探っていく事になる。

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パオフゥ/嵯峨薫(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

パオフゥ/嵯峨薫(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

パオフゥ/嵯峨薫(さが かおる)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。掲示板サイトを運営し、『ペルソナ2』の舞台である珠閒瑠市で流れている噂を集めている。『ペルソナ2 罰』では「盗聴バスター」をしている事も明かされている。政治家・須藤竜蔵(すどう りゅうぞう)と何やら因縁があるようで、珠閒瑠市内で起こる異変と竜蔵に関連があると推測した事から、異変について探っていた舞耶達の仲間になる事を決める。

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リサ・シルバーマン(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

リサ・シルバーマン(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

ギンコ/リサ・シルバーマンとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。本作の舞台「珠閒瑠市」にある「七姉妹学園(通称:セブンス)」に通う女子高生。金髪碧眼の白人であるが、両親が日本に帰化してる為、本人は生まれも育ちも日本となっている。英語が喋れない事がコンプレックス。カンフー好きの影響で広東語混じりの特徴的な喋り方をする。何故か巷で噂の「ジョーカー」に恨まれており、その原因を探る為、ジョーカーからの「復讐」に立ち向かっていく。

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神取鷹久/アシュラ女王(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

神取鷹久/アシュラ女王(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

神取鷹久(かんどり たかひさ)/アシュラ女王とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。本作には「セベク編」と「雪の女王編」と呼ばれる2シナリオが存在しており、神取はその両方にボスキャラクターとして登場する。付随するアシュラ女王は「雪の女王編」にのみ登場する謎の仮面の女子生徒と神取が融合して生まれたボスキャラクターとなっている。なお作中での神取の立場は、物語の舞台「御影町」にあるセベク社の支社長。「雪の女王編」では高校生時代の姿で登場する。

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周防克哉(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

周防克哉(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

周防克哉(すおう かつや)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。周防達哉/P2罪主人公(すおう たつや)の兄。『ペルソナ2』の舞台、珠閒瑠市にある「港南警察署」の刑事課に所属している。『ペルソナ2 罰』にて怪人・JOKERが起こす殺人事件を追っていたところ、JOKER本人に遭遇。彼が使役していた悪魔との戦闘を通してペルソナ使いに覚醒する。なぜかJOKERに狙われている天野舞耶やペルソナ使いの仲間達と共にJOKERを追いかけていく。

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城戸玲司(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

城戸玲司(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

レイジ/城戸玲司(きど れいじ)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。P1主人公/ピアスの少年のクラスメイト。物語が始まる半年前に転入してきた無口な転校生。物語展開が2パターン存在する『女神異聞録ペルソナ』において、「セベク編」と呼ばれる物語の隠しキャラとなっている。御影町で起きる異変について探るP1主人公達と出会った事をきっかけに、ペルソナ使いに覚醒する。異変の犯人である神取鷹久(かんどり たかひさ)に個人的な恨みを持っている。

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上杉秀彦(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

上杉秀彦(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

ブラウン/上杉秀彦(うえすぎ ひでひこ)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。P1主人公/ピアスの少年のクラスメイト。赤髪とゴーグルがトレードマークの男子高校生である。陽気なお調子者キャラとしてクラスの人気者だが、少々騒がしすぎるところが玉に瑕。物語展開が2パターン存在する『女神異聞録ペルソナ』において、どちらの物語にも参加可能な選択メンバーであり、P1主人公達と共に御影町で起きる異変について探っていく事となる。

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綾瀬優香(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

綾瀬優香(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

アヤセ/綾瀬優香(あやせ ゆか)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。P1主人公/ピアスの少年のクラスメイトであり、作品発売当時に流行していたコギャルをイメージした女子高生。思った事はそのまま言ってしまう性格をしており、それが原因で問題を起こす事も多い。物語展開が2パターン存在する『女神異聞録ペルソナ』において、どちらの物語にも参加可能な選択メンバーであり、P1主人公達と共に御影町で起きる異変について探っていく事となる。

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三科栄吉(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

三科栄吉(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

ミッシェル/三科栄吉(みしな えいきち)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。本作の舞台「珠閒瑠市」にある「春日山高校(通称:カス校)」に通う、色白なヴィジュアル系の格好をした少年。「死神番長」と名乗り、カス校の不良達を監視している。喧嘩相手のパンツを脱がす事から「パンツ番長」というあだ名もある。本編開始前からペルソナを持っていた。何故か巷で噂の「ジョーカー」に恨まれており、その原因を探る為、彼が仕向ける「復讐」に立ち向かっていく。

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芹沢うらら(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

芹沢うらら(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

芹沢うらら(せりざわ うらら)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。本作のメインキャラクター・天野舞耶(あまの まや)の親友。気性が激しいが、家事や化粧に長けた「女性らしい」一面を持つキャラクターとなっている。自分をよく見せようと言動に気を使っている節がある。特殊な経緯・職歴の持ち主が多いペルソナ使い達の中で、唯一の「一般人」なペルソナ使い。『ペルソナ2 罰』において、舞耶達仲間達と共に怪人・JOKERが起こす事件を追いかけていく。

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稲葉正男(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

稲葉正男(女神異聞録ペルソナ・P1)の徹底解説・考察まとめ

マーク/稲葉正男(いなば まさお)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目に登場するキャラクターである。P1主人公/ピアスの少年のクラスメイト。正義感が強く頼りがいのある少年だが、直情的かつ感情的な性格の為、時折問題も起こす。同じペルソナ使いで徹底した合理主義者である南条圭とは犬猿の仲。物語展開が2パターン存在する『女神異聞録ペルソナ』において、「セベク編」と呼ばれる物語のメインキャラクターとなっている。P1主人公達と共に御影町で起きる異変について探っている。

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ペルソナシリーズの音楽・BGMまとめ

ペルソナシリーズの音楽・BGMまとめ

『ペルソナ』とは、株式会社アトラスより発売されているジュブナイルRPGシリーズである。全世界累計売上本数が1300万本越えの大人気ゲームとなっている。その人気の理由の1つにあるのが、ゲーム本編を彩る楽曲達の存在がある。魅力的な楽曲で多くのファンの心を掴んでいったペルソナの音楽は、人気が高まった結果両国国技館を舞台にライブを行ったり、リズムゲームまで発売するまでに至っている。ペルソナの魅力を語る上で外せない要点である。

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ペルソナ2 罪・罰の内容やストーリーをまとめて紹介!ファンからは隠れた名作との評価

ペルソナ2 罪・罰の内容やストーリーをまとめて紹介!ファンからは隠れた名作との評価

『ペルソナシリーズ』はシステムや世界観が一新された『3』以降の作品が有名だが、『ペルソナ2』も負けず劣らず名作である。『罪』と『罰』の2部作で構成された本作品は、珠閒瑠市(すまるし)で起こる不可解な出来事を中心に描かれる。事態の解決にあたる主人公たちは、ニャルラトホテプという集合的無意識におけるダークサイドの化身に翻弄されていく。

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メガテンに近い?ペルソナ1・2の魅力とは【女神異聞録ペルソナ/P2 罪・罰解説】

メガテンに近い?ペルソナ1・2の魅力とは【女神異聞録ペルソナ/P2 罪・罰解説】

『ペルソナシリーズ』は『ペルソナ3』を境にシステムや設定が大きく異なっている。『ペルソナ3』以降はポップで明るい演出を取り入れ、新規ユーザーの獲得に成功した。 一方の『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2』は派生元の女神転生(メガテン)に近く、また一味違う『ペルソナ』となっている。

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ペルソナシリーズ歴代主人公の不幸な要素まとめ

ペルソナシリーズ歴代主人公の不幸な要素まとめ

『ペルソナシリーズ』では、主人公や仲間が困難に立ち向かい、成長していく様子が描かれる。主人公はストーリーの導入として序盤から不幸な目に遭っている場合が多い。中でも『ペルソナ2』の周防達哉は最後まで報われないことで有名である。 ここでは『ペルソナシリーズ』歴代主人公の不幸な要素をまとめた。

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ペルソナシリーズのシャドウとは?由来・元ネタとなったユング心理学を交えて解説!

ペルソナシリーズのシャドウとは?由来・元ネタとなったユング心理学を交えて解説!

『ペルソナシリーズ』に登場する重要な用語である「ペルソナ」や「シャドウ」は、ユング心理学に由来する言葉だ。ペルソナ4では仲間たちが自身のシャドウと向き合うことでペルソナを獲得するという流れになっており、これらの語句がストーリーと密接に関わっている。 ここではユング心理学ではどのように説明されているのかを交えて、「ペルソナ」や「シャドウ」について解説を行う。

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