ハツカレ(初彼)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハツカレ』とは、『マーガレット』にて2003年から2006年にかけて連載された桃森ミヨシよる少女漫画、およびそれを原作とした実写ドラマ作品である。女子校育ちの女子高生・ちひろは男子校に通うハシモトに告白され、生まれて初めて彼氏ができる。異性と交際したことのない2人は相手の気持ちが分からず、失敗してばかり。そんな中でも、相手を思いやりながら、本当に少しずつ距離を縮めて行く。主人公カップルの他、親友のちやこや幼稚園の同級生だったイブシを含めた4人の想いが交差していく甘酸っぱい青春初恋物語である。

ちひろ「つぎは、あたしの方がハシモトくんよりヤバイかも!」

「つぎは、あたしの方がハシモトくんよりヤバイかも!」というちひろに、ハシモトも「反則やろ…不意打ちで意外なところ見せるのは…」と心の中で呟いている。

ちやこ「チロははじめてやから、ハシモトがはじめてやから大事なんとちがうよなあ。もしハシモトが最初の人じゃなくってもおんなじやんなあ!」

イブシに「初恋だから諦められないと思い込んでるだけなんじゃないか」と言われたちやこは、「チロははじめてやから、ハシモトがはじめてやから大事なんとちがうよなあ。もしハシモトが最初の人じゃなくってもおんなじやんなあ!」とちひろに問いかける。

ちやこ「つかれへんよ、あたしは」

好きなイブシに「笑ってばっかは疲れっぞ」と言われたちやこは、「つかれへんよ、あたしは」と答える。ちやこの強い精神力を感じられるセリフである。

ハシモト「…じつは、残念なおしらせがあります。めっちゃ離したくない。あー…離れたくないなぁ…」

「…じつは、残念なおしらせがあります。めっちゃ離したくない。あー…離れたくないなぁ…」とは、遠方へ転校することになったハシモトが、故意にちひろを抱きしめてしまった時の言葉である。ハシモトの気持ちが伝わるセリフ。

ハシモト「こーゆーのが慣性の法則!しっかりぎゅーってしててください!」

「こーゆーのが慣性の法則!しっかりぎゅーってしててください!」とは、練習でバイクの後ろにちひろが乗った時のハシモトの言葉。初めての2人乗りにドキドキしていることが伝わってくるセリフである。

ハシモト「明日も明後日もこれからずっと、ちひろはのせられん。俺あんなふうにちひろとずっとずっといっしょにいたい。」

「明日も明後日もこれからずっと、ちひろはのせられん。俺あんなふうにちひろとずっとずっといっしょにいたい。」とは、ちひろと両親の仲睦まじい姿を見て、改めてちひろを大事にしたいと思ったときのハシモトの言葉である。本当はバイクの後ろに乗せる予定だったが、ちひろのことを大切にするためにはバイクには乗せられないと思い直したのだった。

イブシ「重い荷物んなっても、しょってもらおーやないけっ!そう簡単にラクなんかさせたらん。もう決めたっ!ざまーみろ!」

「重い荷物んなっても、しょってもらおーやないけっ!そう簡単にラクなんかさせたらん。もう決めたっ!ざまーみろ!」とは、ちひろへの想いを諦めようか迷ったイブシが、諦めないと決めた時にちひろに言った言葉である。イブシの意地っ張りで素直になれない性格がよくあらわれたセリフである。

イブシ「おまえを好きなん やめたことない」

「おまえを好きなん やめたことない」とは、「イブシと友達であることは絶対やめないから」というちひろに返したイブシの言葉である。

『ハツカレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

初彼(ハツカレ)は作者が作った言葉

「初彼(ハツカレ)」という単語は連載開始時には存在しておらず、「元彼(モトカレ)」という造語をもじって作者の桃森ミヨシが作った言葉だという。

2006年に実写化

『ハツカレ』は2006年に実写化されており、ネットシネマとして配信された。その後、テレビ放送が行われ、DVD化されている。

キャスト:ちひろ/黒川智花、ハシモト/細田よしひこ、ちやこ/城早矢、イブシ/水嶋ヒロ

実写化ドラマに窪田正孝が出演

左から、ウッシー(窪田正孝)とシガ(奥村知史)とタバネ(五十嵐隼士)。

lowslayer9
lowslayer9
@lowslayer9

目次 - Contents