ハツカレ(初彼)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハツカレ』とは、『マーガレット』にて2003年から2006年にかけて連載された桃森ミヨシよる少女漫画、およびそれを原作とした実写ドラマ作品である。女子校育ちの女子高生・ちひろは男子校に通うハシモトに告白され、生まれて初めて彼氏ができる。異性と交際したことのない2人は相手の気持ちが分からず、失敗してばかり。そんな中でも、相手を思いやりながら、本当に少しずつ距離を縮めて行く。主人公カップルの他、親友のちやこや幼稚園の同級生だったイブシを含めた4人の想いが交差していく甘酸っぱい青春初恋物語である。
男子校の東阪高等学校に転校してきた少年。幼稚園時代のちひろの同級生で、この頃からちひろに好意がある。甘味処「はやしや」の孫息子。カメラが趣味で照れ屋で天邪鬼。
その他のキャラクター
イブシの祖父
ちひろたちがよく通っている甘味処「はやしや」の主人。物腰柔らかく、いつも笑顔を絶やさない。孫のイブシのことを「イブ」と呼んでいる。
キョーコ
ハシモトの母親。雑で大雑把だがポジティブな女性。はじめてちひろにあったのがハシモトの引っ越し間際で、一目でちひろのことを気に入った。夫とは離婚している。ハシモト自身は「キョーコさん」と呼んでいる。
ちひろの友達1
ショートカットで背が大きい女の子。おとなしくて、照れ屋。のほほんとした性格をしている。
ちひろの友達2
ロングヘアーの姫カットの女の子。おしゃべり好きで、ちひろの恋愛を分析してぐいぐい押すアグレッシブな性格をしている。
ちひろの父親
ハシモトに牽制をかけてくるちひろの父親。厳しくみえるものの、若いころバイクに乗っていた経験を活かして、ハシモトのバイクの様子を調べてくれるなど気遣いも見せる。
ちやこの父親
成金の父親。おかしな趣味の家を建て、変な車に乗っている。イブシの変わったところを気に入っており、ヒッチハイク中のイブシを車に乗せた。
校長先生
西阪女子高等学校の女性校長。つりメガネをかけており、厳しい性格をしている。特に男女交際に対しては極度に注意を促す。
『ハツカレ』の用語
初彼(ハツカレ)
「元彼」をもじって作者が作った造語であり、連載開始時には存在しない単語。
はやしや
ちひろたちがよく行っている甘味処。イブシの実家。ちひろとちやこもバイトをすることになる。作中では「あんみつ・パフェ」などが登場。
『ハツカレ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
ちひろ「今日はね、1本早いバスできたんよ。でもいてくれるような気がしてん。」
「今日はね、1本早いバスできたんよ。でもいてくれるような気がしてん。」とは、ちひろが毎朝の駅での待ち合わせでハシモトに言った言葉。キュンと来るような可愛いセリフである。
目次 - Contents
- 『ハツカレ』の概要
- 『ハツカレ』のあらすじ・ストーリー
- 初めての彼氏
- すれ違う気持ち、近づく距離
- 揺れ動く4人の関係
- 遠距離恋愛と2人の選択
- 『ハツカレ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ちひろ
- ハシモト
- ちやこ
- イブシ
- その他のキャラクター
- イブシの祖父
- キョーコ
- ちひろの友達1
- ちひろの友達2
- ちひろの父親
- ちやこの父親
- 校長先生
- 『ハツカレ』の用語
- 初彼(ハツカレ)
- はやしや
- 『ハツカレ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ちひろ「今日はね、1本早いバスできたんよ。でもいてくれるような気がしてん。」
- ちひろ「つぎは、あたしの方がハシモトくんよりヤバイかも!」
- ちやこ「チロははじめてやから、ハシモトがはじめてやから大事なんとちがうよなあ。もしハシモトが最初の人じゃなくってもおんなじやんなあ!」
- ちやこ「つかれへんよ、あたしは」
- ハシモト「…じつは、残念なおしらせがあります。めっちゃ離したくない。あー…離れたくないなぁ…」
- ハシモト「こーゆーのが慣性の法則!しっかりぎゅーってしててください!」
- ハシモト「明日も明後日もこれからずっと、ちひろはのせられん。俺あんなふうにちひろとずっとずっといっしょにいたい。」
- イブシ「重い荷物んなっても、しょってもらおーやないけっ!そう簡単にラクなんかさせたらん。もう決めたっ!ざまーみろ!」
- イブシ「おまえを好きなん やめたことない」
- 『ハツカレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 初彼(ハツカレ)は作者が作った言葉
- 2006年に実写化
- 実写化ドラマに窪田正孝が出演
- 『ハツカレ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:植村花菜「恋の魔法」