キラークイーン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
「キラークイーン」とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4に登場する殺人鬼吉良吉影(きら よしかげ)のスタンドである。何でも爆弾に変え、好きな時に起爆する能力を持つキラークイーンは、平穏に生きたいという願望と強い殺人衝動を併せ持つ吉良の精神の具現化といえる。指定したものを無に帰す恐ろしい能力だが、無機質ながらもスタイリッシュなキャラデザインと後に得る無敵の能力「バイツァ・ダスト」も相まって、Part4のスタンドの中でも人気が高い。
『ダイヤモンドは砕けない』のOP映像には、バイツァ・ダストバージョンが存在する。通常のOP映像を逆再生したもので、これは時間を遡るバイツァ・ダストの能力を表すものと思われる。TVアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』本編でバイツァ・ダストが発動中の第36話と第37話のOPがバイツァ・ダストバージョンとなった。
第37話でバイツァ・ダストが解除された為、第38話以降は通常のOPに戻った。
キラークイーンの能力はイギリスのロックバンド「QUEEN」の楽曲「Killer Queen」の歌詞から
キラークイーンの名前の由来は、イギリスのロックバンドQUEENの楽曲「Killer Queen」から来ている。能力もまた、同曲の歌詞が元になっていると思われる。歌詞で「キラークイーン」と称される女性が爆弾に例えられており、あらゆるものを爆弾に変えるキラークイーンを想起させる。
『ジョジョリオン』における「キラークイーン」
『ジョジョの奇妙な冒険』Part8に相当する『ジョジョリオン』にも「キラークイーン」と呼ばれるスタンドが登場する。『ジョジョの奇妙な冒険』はPart1から続くジョースター一族と吸血鬼DIOの戦いの因縁の物語だが、その因縁はPart6のラストで切れている。Part6のラスボスであるプッチ神父のスタンド「メイド・イン・ヘブン」の能力で宇宙が一巡し、Part7以降はそれまでとは異なるパラレルワールドのような世界となった。
Part8『ジョジョリオン』にはPart4の吉良吉影と同姓同名の別人が登場し、同じく「キラークイーン」というスタンドを持つ。デザインはほぼ同じで、爆発関係の能力である点も受け継いでいる。異なるのは、Part8のキラークイーンが爆発性のあるシャボンを飛ばすという点で、人体などにシャボンを仕込み爆破させることができる。
Part4のキラークイーン同様手からシアーハートアタックを放つが、複数同時に飛ばすことが可能。ミクロサイズに小型化させて血管に入れることで血栓を破壊するなど「熱を追い、対象を爆破させる」Part4に比べ、精密動作性に優れる(特定したものを吹き飛ばせる)ようになった
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目次 - Contents
- キラークイーンのプロフィール・人物像
- キラークイーンの来歴・活躍
- スタンド能力を引き出す「矢」で誕生
- 初のスタンド戦
- 第2の爆弾「シアーハートアタック」発動
- ストレイ・キャットとの出会い
- 早人と吉良の攻防
- 街中での最終戦
- 決着
- キラークイーンの能力:何でも爆弾に変えて吹き飛ばす
- 第1の爆弾
- ステータス
- 能力
- 空気弾
- 第2の爆弾:シアーハートアタック
- ステータス
- 能力
- 第3の爆弾:バイツァ・ダスト
- ステータス
- 能力
- キラークイーンの関連人物・キャラクター
- 吉良吉影(きら よしかげ)
- 吉良吉廣(きら よしひろ)
- 川尻しのぶ(かわじり しのぶ)
- 川尻早人(かわじり はやと)
- ストレイ・キャット
- 東方仗助(ひがしかた じょうすけ)
- 虹村億泰(にじむら おくやす)
- 広瀬康一(ひろせ こういち)
- 空条承太郎(くうじょう じょうたろう)
- 岸辺露伴(きしべ ろはん)
- 矢安宮重清(やんぐう しげきよ)
- 辻彩(つじ あや)
- 杉本鈴美(すぎもと れいみ)
- キラークイーンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キラークイーン登場シーン
- エコーズに能力を封じられたキラークイーン
- キラークイーンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- TVアニメ版OPにはバイツァ・ダストバージョンが存在する
- キラークイーンの能力はイギリスのロックバンド「QUEEN」の楽曲「Killer Queen」の歌詞から
- 『ジョジョリオン』における「キラークイーン」