ピクセル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ピクセル』とは、2015年のアメリカのSF映画。2011年アヌシー国際アニメーション映画祭短編部門を受賞した短編映画『ピクセル』を原作としている。本作は、1980年代に一世を風靡した『パックマン』『ギャラガ』『ドンキーコング』などのクラシックアーケードゲームのキャラクターが多く出演する。これらのゲームのキャラクターが宇宙人の戦略兵器として使用され、地球はパニックに陥ってしまう。本作は、第36回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞や最低主演男優賞などにノミネートされた。

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本作はレンタル店などではSFにジャンル付けられているが、もっとジャンルを細分化すればおそらく「SFコメディ」という位置づけになるだろう。
地球存亡の危機というストーリーラインがありながらも展開は全く重くならず、終始軽い空気で話は進んでいく。最終的には地球は救われるのだろう。そういったお約束が透けて見えるが、それはそれで予定調和ということで良いだろう。
ところどころで思わず「良かったね」と言いたくなるシーンがあり、メリハリは上手くつけられている。また、「一年後」と題したオチがあるのだが、それがまた面白く、最後まで楽しませてくれる。エンドロールもゲーム調になっており、非常に凝っている。

パックマンの生みの親も登場

カメオ出演している岩谷徹(本人)

作品中にパックマンの生みの親として岩谷徹をモデルにした「岩谷教授」が出てくるが、それはあくまで役でしかない。驚くほど似ているので一瞬本人かと見紛うほどだが、彼はデニス・アキヤマという俳優だ。
しかし、実は岩谷徹本人もチョイ役でカメオ出演していた。こういう粋なサプライズはやはり嬉しいものである。
日本人の作ったゲームが海を渡ってこうして映画にでもなっていることを思うと、日本人冥利に尽きるというものだ。

『ピクセル』の主題歌・挿入歌

主題歌:ワカ・フロッカ・フレイム feat. グッド・シャーロット「Game On」

ワカ・フロッカ・フレイム feat. グッド・シャーロットの「Game On」は、ビデオゲームのメタファーを巧みに散りばめており、アドレナリンを刺激する楽曲となっている。
また、映画本編の音響効果も取り入れられており、8ビットのサウンドトラックに仕上げている。

日本版主題歌:三戸なつめ「8ビットボーイ」

2015年9月16日にリリースされた三戸なつめの「8ビットボーイ」が日本語吹き替え版の主題歌に起用された。

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