マニアックな千と千尋の神隠しの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ【ジブリ】

スタジオジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』。あまり知られていない千と千尋の神隠しの裏設定・都市伝説・トリビア・小ネタをお届けしていきます。知っているようで知らない様々なエピソードをお楽しみください。

『千と千尋の神隠し』とは

10歳の少女・千尋(ちひろ)は、両親と共に引越し先へと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込む。
そこは、怪物のような姿の八百万の神々が住む世界で、人間が来てはならないところだった。千尋の両親は飲食店で神々に出す食べ物に勝手に手を付けたため、罰として豚にされてしまう。
千尋も帰り道を失って消滅しそうになるが、この世界に住む少年ハクに助けられる。

ハクは、八百万の神々が客として集う「油屋」という名の湯屋で働いていた。油屋の主人は、相手の名を奪って支配する、恐ろしい魔女の湯婆婆(ゆばーば)である。仕事を持たない者は動物に変えられてしまうとハクは千尋に教える。千尋は、雇ってくれるよう湯婆婆に頼み込み、名を奪われて「千(せん)」と新たに名付けられ、油屋で働くことになる。

ハクは、本当の名前を忘れると元の世界に戻れなくなると忠告する。ハクもまた名を奪われ、自分が何者であったのかを思い出せずにいた。しかし、彼はなぜか千尋を知っており、千尋のことを覚えているのだという。一方、千尋には、ハクの正体に心当たりがない。

『千と千尋の神隠し』
・2001年7月20日公開
・興行収入308億円
・観客動員2350万人

スタジオジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』。
ここでは、あまり知られていない千と千尋の神隠しの裏設定・都市伝説・トリビア・小ネタをお届けしていきます。

油屋

千と千尋の神隠しの隠れモチーフは風俗

主人公の千尋は「湯女(ゆな)」として働くことになりますが、「湯女」とは江戸時代に実際に存在したいわゆるソープ嬢のこと。
『千と千尋』内の描写だけ観ればお風呂係くらいにしか取れませんが、「湯女」とは古来から遊女(売春婦)を示す言葉です。

また、現在では居酒屋さんのイメージが定着していますが、赤ちょうちん(赤いランプ)は全世界共通で売春宿の印ですし、赤を基調としたインテリアは江戸の遊郭を想起させます。

宮崎監督が性風俗について熱心に説明している

宮崎駿さんは、この映画のインタビューの際に、
「今の世界として描くには何が1番ふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか」と答えました。

湯婆婆の油屋(銭湯)には、「回春」という文字があったこともこの諸説を証明しているでしょう。
つまり、湯屋で働く際の名前を「千」としたのは、源氏名を表しています。

客が神様(全員男)

千と千尋の客が神様(全員男)なのは、古来、神に仕えるものと娼婦は同一視されていたからです。
古代から、世界各地の神殿の巫女は売春もしていました。最も聖なる者と最も下賎なる者は同じと考えられていたということです。
日本に限らず、世界中で神に仕える女性は同時に娼婦だったという歴史があります。

この世界では、単純に身を捧げて(娼婦として)働き続けるという意味合いだけでなく、これまでの日本社会が破壊し、食い尽くしてきたことですっかり疲弊した「自然=八百万の神」を癒す、という意味(願い)も込められているのでしょう。

湯屋は娼館であることを説明している

アメリカ在住の映画評論家・町山智浩さんがご自身のサイト「映画評論家町山智浩アメリカ日記」でくわしく書いています。
さらにこのなかで町山智浩さんは、湯婆婆の服装にも言及しています。
「まあ、アメリカ人でも見ればわかるのだ。だって湯婆婆の服装は19世紀欧米の娼館の女主人(マダム)そのものだから。」

風俗という説もあるが銭湯というイメージが強い

出典: blogs.yahoo.co.jp

神様専用の銭湯「油屋」という設定を踏まえ、前述のとおり油屋は風俗店をイメージしたものというような説があります。
しかし一方で、宮崎監督は「ボクにとって銭湯はいつも不思議な空間だった」と語っています。

もちろん「風俗店」という見方もあるかもしれませんが、宮崎監督が大切にされたのは、様々な人が裸で行き交う昔ながらの銭湯の不思議な姿だったのかもしれません。

神様は何をしに来ているの?

出典: ameblo.jp

「神様」というと万能の存在であり、疲れやストレスを感じない生き物というイメージを抱かれている方も多いでしょう。

しかし、「千と千尋の神隠し」に登場する神々は、神々しい神々というよりも人間の生活の傍で活躍している神様として神を登場させています。

湯につかりリラックスする神々を描くことで、監督は神様が身近な存在だと伝えているのではないでしょうか。

yuukish
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@yuukish

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