ウルトラマンなどの成田亨のデザインの世界

1966年に生まれ、今も作品が作られ続ける「ウルトラマンシリーズ」。「ウルトラマン」の初期シリーズで、ウルトラマンなどのデザインで作品を支えたのが、彫刻家・成田亨だ。ウルトラマンのみならず、怪獣、メカニック、コスチュームなど、成田亨のデザインワークスは古びないものだ。
そういった、成田亨のデザインを紹介したい。

成田亨とは

成田亨は、1929年9月3日に神戸市で生まれ、幼少期より父方の故郷である青森市にて育つ。
1956年、武蔵野美術学校彫刻研究科(現武蔵野美術大学大学院)を修了。
1965年、円谷特技プロダクションの契約社員となり、「ウルトラマン」「ウルトラセブンなどに参加する。」
1968年、円谷プロを退社。(円谷プロとは、ウルトラマンのデザインの著作権のめぐって争いとなる)
1980年頃に、特撮ファンにより再評価の機運が高まる。
2002年2月26日、多発性脳梗塞により没。

ウルトラQ

第14話からの美術として参加。
ガラモンやケムール人などの怪獣のデザインを行う。

ガラモン
宇宙怪人セミ人間によって造られたロボット怪獣。
改造されたぬいぐるみは、ウルトラマンのピグモンとしても登場する。

ケムール人
ケムール星から来た異星人。
前方左右と後頭部左側に計三つの目を持つ。
スーツアクターは、ウルトラマンの古谷敏。

ウルトラマン

全編にわたって、美術として参加。成田亨は、ウルトラマン、怪獣、科学特捜隊の装備などのデザインを行う。

ウルトラマン
ウルトラマンのオリジナルデザインには、カラータイマーは無い。

科学特捜隊
ウルトラマンの地球での姿、ハヤタ隊員の所属する、科学特捜隊。
制服のオレンジの配色は、円谷英二による指定らしい。

小型ビートル(三角ビートル)
科学特捜隊の偵察任務に使われる、小型機。
(ジェットビートルのデザインは、映画「妖星ゴラス」の「国連VTOL機」のデザインの流用で、成田亨ではない)

バルタン星人
バルタン星人は初代のぬいぐみがよく知られるが、二代目が成田亨のデザインに近い。

ゴモラ
ウルトラマンの恐竜型怪獣の代表格。
丸い角は、成田亨のお気に入りのモチーフだ。

ゼットン
ウルトラマンを倒した最強の怪獣。

ウルトラセブン

第30話(プラチク星人)までの美術として参加。(それ以降の怪獣のデザインは、池谷仙克による)成田亨は、ウルトラセブン、宇宙人、ウルトラ警備隊の装備などのデザインを行う。ウルトラマンに比べて、トータルなデザインの統一性が感じられる。

ウルトラセブン
真っ赤なボディのウルトラセブンは、元は青ベースだったらしい。(合成技術の問題から変更)

ウルトラ警備隊
ウルトラマンの地球での姿、モロボシ・ダンの所属する、ウルトラ警備隊。
ウルトラ警備隊は、銀をベースとした配色で統一されている。

ポインター
ウルトラ警備隊の自動車、ポインター。
車を改造して自作する人すらいる、人気の高いデザインだ。

ウルトラホーク1号
ウルトラ警備隊のメインの攻撃手段となる飛行機。
三機に分離して戦うことができる。

エレキング
ウルトラセブンを代表する怪獣の一つ。

ギングジョー
ペダン星人が作ったロボット怪獣。
四機に分かれて飛来して、合体してキングジョーとなる。

マイティジャック

美術として参加。主役メカのMJ号や、その艦載機、敵組織「Q」のメカなどをデザインを行う。

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