死霊館(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『死霊館』とは2013年に公開されたアメリカのホラー映画である。監督を務めるのはジェームズ・ワン。超常現象研究家のウォーレン夫妻が調査にあたった実話を基に作られており、数々の事例の中で最も邪悪で恐ろしい事件とされている。死霊館ユニバースの1作目にあたる作品。ある日、ウォーレン夫妻の元に5人の娘をもつペロン夫妻からの依頼が入った。次々と起こる怪奇現象に怯える一家を救う為、ウォーレン夫妻は悪霊に立ち向かっていく。悪魔の恐ろしさに震え上がるサスペンス・ホラー。

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映画の制作中にキャストやスタッフの身に起きた怪奇現象

当時、撮影中にも怪奇現象が起こり話題となっていた。女優のヴェラ・ファーミガやスタッフが金縛りにあったり、宿泊していたホテルで火災が発生したという逸話が存在している。他にも台本の打ち合わせの際、使用していたパソコンにノイズや奇妙な音が入り途絶えるという不可解な現象が起きていた。そのパソコンは最終的に使えなくなったという。

今では観光地となっている死霊館

実在する死霊館は持ち主の意向により今では観光地となっている。実際に館を建てたのはリチャードンソン家。それから8世代がそこで暮らした後に、ペロン夫妻がいわく付きの物件とは知らずに72000ドル(約720万円)で購入した。アメリカのロードアイランド州ではいわく付きであることを説明する義務が無かった為、ペロン夫妻は家が待つ過去を知らないまま購入に至っている。その際以前の家主からは、夜は電気を付けておくよう忠告をされていたと話している。また様々な事件の起きていることがロードアイランド州ハリスビルの記録に残っており、敷地内での首吊りや薬物による自殺、その他殺人や溺死、凍死事件も発生している場所であった。

『死霊館』の主題歌・挿入歌

主題歌:Joseph Bishara「The Conjuring」

ホラー映画の音楽を得意とするジョセフ・ビシャラが手がけた楽曲。死霊館ユニバースの他作品にも携わっており『インシディアス』(2010年〜)シリーズと共に彼の代表作となっている。独特の音の質感により、聴く者に恐怖を与える音色を巧みに操る。

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