
『しあわせは食べて寝て待て』とは、秋田書店が発行する月刊女性漫画雑誌『フォアミセス』に2020年3月号より連載された水凪(みずなぎ)トリによる料理漫画、およびそれを原作としたドラマ作品。2025年4月にNHK総合「ドラマ10」にて桜井ユキ主演でドラマ化されている。膠原病を患いキャリアウーマンとしての道を閉ざされた主人公麦巻さとこは、出費を抑えるために団地に引っ越す。そこでの出会いから薬膳を知る。団地での生活や新たな職場の同僚との日々の中で持病を持つ自分を受け入れ、自分なりの幸せを探す。
セキレイ建設で営業事務をしているさとこの元同僚。
ふたりの同僚である桜木さんの訃報をさとこに伝えてくれたことをきっかけに、約1年半ぶりにランチをする。仕事を辞めるきっかけになった吉澤里奈を未だ許せないと言うさとこを、今まで我慢しすぎるところがあったので安心したと言い、退職した理由がハラスメントなら復帰できるので手伝うと提案する。
ドラマ版4話ゲスト
目白弓の母(演:安藤聖)
目白弓の母。5話にも登場している。
娘・弓の勉強のためにさとこのレンタルルームを1日だけ借りる。しかし、その後弓が自分のお小遣いでレンタルルームを借り続けていることに気づかなかった。弓が父への不満を訴えても、波風を立てたくないようでろくに聞いてくれない。
目白弓の父(演:後藤公太)
目白弓の父。5話にも登場している。
家族の気持ちを察することなく、自分の好きなお笑い番組を、ソファーに寝転がって大笑いしながら見ている無神経な父。タバコの煙でニキビが出てしまう娘や、煙にむせる息子にも気づいていない。
目白弓の弟(演:及川欽之典)
目白弓の弟。5話にも登場している。
まだ小学生でゲームさえできれば後はどうでもいいと思っている。
恩田(おんだ/演:才勝)
町内会長。最終話にも登場している。
イラストレーターをしている高麗なつきに、町内会の入会申込書を渡しがてら気軽に秋祭りのポスターを書いてくれと頼んでいるところを司に、プロにはギャラを払わなくてはとたしなめられる。
主婦(演:塚原さやか)
さとこが見ていたテレビ番組で、自身がしているレンタルスペースの紹介をしていた主婦。
高円寺のショップ店員(演:諫早幸作)
高麗なつきが目白弓を連れて行ったエスニック雑貨店の店員。
無口で強面だが弓の洋服選びを手伝う。そのことがきっかけで弓は自信を持つようになる。
ドラマ版6話ゲスト
反橋りくの母(演:宮田早苗)
反橋りくの母。
娘のりくとは同じ棟の別の階で、息子と二人暮らししている。りくは、腰の悪い母のために実家に立ち寄り、弟好みの味の濃い肉料理の夕飯を作り一緒に食べてから帰宅している。りくがナチュラルな食生活を望んでいることを、母は気づいていない。
反橋大輔(そりはしだいすけ/演:中村斗哉)
反橋りくの弟。
別に住む姉が夕食を作ってくれることも、自分のために濃い味付けの肉料理を作ってくれることも、当たり前だと思っている。
ドラマ版7話ゲスト
児玉透子(こだまとうこ/演:池津祥子)
美山鈴の娘。8話にも登場している。
鈴が隣の部屋を買った時は負動産などと言っていたが、鈴が相談なくさとこに部屋をあげると言っているのを聞きつけて鈴の家にやってくる。結局、間に入ったの団地に住み続けるには2000万円ぐらいはかかるとの話を聞き、団地の部屋も鈴のこともさとこと司に頼んで帰ってゆく。
石見政善(いしみまさよし/演:渡辺哲)
団地理事会の役員。8話、最終話にも登場している。
鈴の娘・児玉透子が団地の部屋に価値があると勘違いして、鈴が部屋をさとこにあげるのを反対しようと鈴の家に来た時に児玉透子に立会人として呼ばれる。今、この団地がが建て替えになった場合、住み続けるには2000万円ぐらいかかると教えてくれる。
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目次 - Contents
- 『しあわせは食べて寝て待て』の概要
- 『しあわせは食べて寝て待て』のあらすじ・ストーリー
- 団地暮らしを初めて薬膳を知る
- 地方移住という選択
- 自分らしいていねいな暮らし
- 『しあわせは食べて寝て待て』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 麦巻さとこ(むぎまきさとこ/演:桜井ユキ)
- 団地住民
- 美山鈴(みやますず/演:加賀まりこ)
- 羽白司(はじろつかさ/演:宮沢氷魚)
- 高麗なつき(こうらいなつき/演:土居志央梨)
- 目白弓(めじろゆみ/演:中山ひなの)
- 八つ頭仁志(やつがしらひとし/演:西山潤)
- 反橋りく(そりはしりく/演:北乃きい)
- ウズラ/志穂美春子(しほみはるこ)(演:宮崎美子)
- 唐デザイン事務所
- 唐圭一郎(からけいいちろう/演:福士誠治)
- マシコヒロキ(演:中山雄斗)
- 巴沢千春(ともえざわちはる/演:奥山葵)
- その他
- 青葉乙女(あおばおとめ/演:田畑智子)
- 麦巻惠子(むぎまきけいこ/演:朝加真由美)
- 合田正一(ごうだしょういち)
- ドラマ版1話ゲスト
- 酒井(さかい/演:竹井亮介)
- 看護師(演:久下恵)
- 不動産屋(演:菅原永二)
- 吉澤里奈(よしざわりな/演:矢野優花)
- ドラマ版2話ゲスト
- 司にクレームを言う夫婦(演:佐藤誠、藤倉みのり)
- ドラマ版3話ゲスト
- 佐久間(さくま/演:大西多摩恵)
- 小川郁美(おがわいくみ/演:前田亜季)
- ドラマ版4話ゲスト
- 目白弓の母(演:安藤聖)
- 目白弓の父(演:後藤公太)
- 目白弓の弟(演:及川欽之典)
- 恩田(おんだ/演:才勝)
- 主婦(演:塚原さやか)
- 高円寺のショップ店員(演:諫早幸作)
- ドラマ版6話ゲスト
- 反橋りくの母(演:宮田早苗)
- 反橋大輔(そりはしだいすけ/演:中村斗哉)
- ドラマ版7話ゲスト
- 児玉透子(こだまとうこ/演:池津祥子)
- 石見政善(いしみまさよし/演:渡辺哲)
- ドラマ版8話ゲスト
- 麦巻芽生(むぎまきめい/演:日下莉帆)
- ドラマ版最終話ゲスト
- 吉富久子(よしとみひさこ/演:塚田美津代)
- 田上(たがみ/演:小林勝也)
- 香川(かがわ/演:諏訪珠理)
- 『しあわせは食べて寝て待て』の用語
- 医療用語
- 膠原病(こうげんびょう)
- ネガティブ・ケイパビリティ
- 薬膳の用語
- 薬膳(やくぜん)
- 菜食同源(さいしょくどうげん)
- 『しあわせは食べて寝て待て』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 青葉乙女「能力って、普通何かができることをいうじゃない?40を超えて先が見えてきた人間には、できない自分を受け止める能力の方が必要な気がするわ。」(漫画第1巻)
- 唐圭一郎「想像してみるだけでもいいんだよ。独り身だとさ失業しようが、病気にかかろうが、自分で決めていかなきゃならないんだからさ。」(漫画第4巻)
- 合田正一「音楽と生活に境目なく、普通に生きて、時々燃える…みたいな。」(漫画第4巻)
- 美山鈴「だいじな事はちゃんと紙に書かないと。」(ドラマ第8話)
- 麦巻さとこ「お茶を飲みながら、井戸端会議できるカフェです。誰かと喋りたくなったらふらっと来られるような。あと、薬膳茶とか薬膳ランチセットもあって、体調に合わせて選べるんです。」(ドラマ最終話)
- 『しあわせは食べて寝て待て』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主人公の膠原病は作者の実体験
- ドラマのロケ地はレトロな滝山団地
- 登場人物などの固有名詞は鳥の名前から
- フードスタイリストは飯島奈美
- 『しあわせは食べて寝て待て』の主題歌・挿入歌
- テーマソング:武田カオリ「青空のレシピ」