しあわせは食べて寝て待て(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『しあわせは食べて寝て待て』とは、​​秋田書店が発行する月刊女性漫画雑誌『フォアミセス』に2020年3月号より連載された水凪(みずなぎ)トリによる料理漫画、およびそれを原作としたドラマ作品。2025年4月にNHK総合「ドラマ10」にて桜井ユキ主演でドラマ化されている。膠原病を患いキャリアウーマンとしての道を閉ざされた主人公麦巻さとこは、出費を抑えるために団地に引っ越す。そこでの出会いから薬膳を知る。団地での生活や新たな職場の同僚との日々の中で持病を持つ自分を受け入れ、自分なりの幸せを探す。

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ドラマ版8話ゲスト

麦巻芽生(むぎまきめい/演:日下莉帆)

兄夫婦のひとり娘。
兄夫婦と同居しているさとこの母はにお迎えに来てもらったり、おままごとの相手をしてもらったりととても懐いている。

ドラマ版最終話ゲスト

吉富久子(よしとみひさこ/演:塚田美津代)

一人暮らしで年金をもらっているが、それだけでは生活が大変なのでパートを探している団地の住人。
去年病気になったことや、70歳をこすと求人が急に少なくなる為仕事探しに苦労をしている。

田上(たがみ/演:小林勝也)

山で道に迷っているところを司に見つけられた老人。
履いていたスリッパから、暮らしていたケアハウスから家に帰ろうとして道に迷ったようで、司の連絡で施設の人が迎えにきて施設に帰ってゆく。
この老人の姿に司は、大学生の頃に介護をしていた祖母のことを思い出す。

香川(かがわ/演:諏訪珠理)

司からの連絡を受けて田上を山に迎えにきたケアハウススタッフ。

『しあわせは食べて寝て待て』の用語

医療用語

膠原病(こうげんびょう)

さとこが患っているのは膠原病の中の​​難病指定されているシェーグレン症候群。
シェーグレン症候群は中年女性が罹る可能性が高く、半数近くが徐々に症状を悪化させていく自己免疫疾患。​​
​​東洋医学の気血水(気血津液)でみるとシェーグレン症候群は、カラダを潤す津液が不足する「陰虚(いんきょ)」という状態である。

ネガティブ・ケイパビリティ

自分ではどうにもならない状況を持ちこたえる能力のこと。
19世紀のイギリスの詩人ジョン・キーツによって提唱され、イギリスの精神科医ウィルフレッド・R・ビオンが、患者との関係において、性急な判断を避け、不確実な状況を受け入れることの重要性を説く。現代では、ビジネスや医療、教育など、様々な分野で注目されている。

薬膳の用語

薬膳(やくぜん)

中医学の理論に基づいて、その人の体質や体調、季節に合わせて食材を選び、組み合わせた食事のこと。特別な食材や調理法を使うのではなく、日常生活に寄り添った方法で、病気の予防や体質改善と健康維持に役立つと考えられている。

菜食同源(さいしょくどうげん)

中国の薬食同源(やくしょくどうげん)という考え方が基になっており、​​広辞苑によると「病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだということ」とされている。日々の食事に気を配ることが病気の予防や治療につながるという考え方。

『しあわせは食べて寝て待て』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

青葉乙女「能力って、普通何かができることをいうじゃない?40を超えて先が見えてきた人間には、できない自分を受け止める能力の方が必要な気がするわ。」(漫画第1巻)

とろろ定食を食べながら話す青葉乙女とさとこ。

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