ハンゾー(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ハンゾーとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場するプロハンターである。ジャポン国出身の忍者でもあり、「隠者の書」と呼ばれる幻の巻物を探すことを目的とする。口の軽いお調子者の一面もあるが実力はかなりのもので、ハンター試験初挑戦の年に合格を果たした。その後、カキン帝国のモモゼ王子の護衛として再登場。王妃の要望でマラヤーム王子の護衛をすることになり、モモゼ王子暗殺を防げなかったことを悔い、暗殺者の捜索を行う。
ハンゾーの概要
ハンゾーとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場するプロハンターである。出身はジャポン国で、忍者として育ち、危険な任務や殺人の経験もある。基本的には陽気で社交的だが、時たま忍びとしての非情さも見せる。尚、名前の漢字表記は「半蔵」。戦闘には忍法を使う他武器を隠し持っており、それを使うこともある。
スキンヘッドであるため、度々「ハゲ」といわれる。
何かを探すことに生涯をかける「ハンター」となり、「隠者の書」と呼ばれる巻物を探すことを目的とする。スキンヘッドに黒を基調とした忍び装束が特徴。初挑戦ながら第287回ハンター試験に合格した。
試験合格後、生命エネルギーの「オーラ」を操り戦う「念能力」を習得。「分身の術(ハンゾースキル4)」という能力を得た。
カキン帝国の第12王子モモゼの護衛として再登場した。その後、ヴァンチ王妃の要望でマラヤーム王子の護衛に移された。モモゼ王子が暗殺されたことで自分を責め、暗殺者の捜索に乗り出す。
HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)とは、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている日本の漫画作品。原作は幽遊白書などでお馴染みの冨樫義博。くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、居ないと思っていた父親が優秀なハンターであることを知り、強い憧れを抱く。そしてゴンはハンターを目指し、くじら島を旅立つ。
ハンゾーのプロフィール・人物像
CV:松本吉朗(旧アニメ版)、岸尾だいすけ(新アニメ版)
陽気かつ社交的な性格で、自身の名刺を持つ。忍びであること、ハンターになりたい理由なども全て喋ってしまい、同期の合格者たちからは「えらく自己主張の強い忍びがいたもんだ」と半ば呆れられた。幼い頃から忍びとして育ち、12歳の頃には任務とはいえ殺人の経験もある。他者からもらった飲食物は口にしないなど、要所要所で忍びとしての厳格さを見せる。
ハンター試験の最終試験で、主人公のゴン=フリークスとの一騎打ちを行う。どちらかが降参すればその時点で合格となるルールの中、ゴンに「参った」と言わせるべく腕を折る、血だらけになるまで殴るなどした。戦力では有利だったが、ゴンの頑固さに半ば呆れて自身が降参。ゴンにいくらか魅力を感じたらしく、ゴンを殺そうとした受験生の1人イルミ=ゾルディックを止めようとした。
実力は高いものの、肝心なところで凡ミスをしてしまうドジな一面もある。
ハンゾーの能力
忍法
ジャポン国で雲隠流忍術を学んだハンゾーは、忍法を使うことができる。野生児的な生活をしてきたゴンの動きを視認して止め、完治後は前よりも丈夫になるよう骨を折るなど、披露されたのはわずかだが、戦闘に関して高い技術を持つ。
念系統:変化系
ハンゾーの念系統は、オーラを別の物質に変える「変化系」に属する。
念能力:分身の術(ハンゾースキル4)
自身の幽体を具現化し、行動する。行動範囲内であれば、飛行、透視も可能。分身が活動中、本体は眠った状態で、完全無防備となる。
ハンゾーの来歴・活躍
ハンター試験開始
ハンゾーは、ジャポン国に生まれた。幼い頃から「雲隠流」忍術の修行を積んだハンゾーは、「忍法」と呼ばれる特殊な戦闘技術を身につけ、12歳で暗殺も経験した。それでも冷徹な忍びではなく、基本的には陽気かつ社交的な性格に成長する。
いつしかハンゾーは、幻の巻物「隠者の書」を手に入れたいと思うようになる。それは一般人が立ち入れない国にあるとされていた。そこで、18歳になったハンゾーは「ハンター」を目指すべく試験を受けに行く。あらゆるものを探すことに生涯をかけるハンターには、金銭をはじめとする多くの特権があった。一般人が入れない場所の9割に立ち入れるハンターライセンスを求め、ハンゾーは試験会場に向かう。
会場は、各国から集まった多くの猛者でひしめいていた。試験会場の空気は張りつめており、ハンゾーは誰も口をきいてくれないと半ば退屈していた。そこに、トンパと名乗る男が話しかけてくる。堰を切ったように自身の出自、ハンターになりたい理由を語るハンゾーに、トンパはジュースを差し出してきた。忍びの習性として他者から与えられた飲食物を口にできないハンゾーは、そのことを告げジュースを断る。
第1次試験が始まった。2次試験会場まで、試験管であるサトツについていくこと。これが1次試験の内容だった。普通に歩いているかのようなサトツだったが、次第にペースを上げていく。走らなくてはいけないような速度に達し、脱落者も出た。それでも100人以上の受験生が1次試験を通過。ハンゾーもその中に入っていた。
2次試験
2次試験の内容は料理だった。ハンター試験の試験官は、プロのハンターが依頼されてなるもので、内容は試験官が好きなように決められる。第2次試験の内容は、美食ハンター延原とメンチの指定する料理を作り、両者を満足させることだった。ブハラの指定したのは豚の丸焼きで、材料となるグレイトスタンプは狂暴だったが、弱点さえ見抜けば受験生の敵ではなかった。ハンゾーも含めた70名余りがブハラの課題をクリア。次いで、メンチの指定料理を作ることとなる。メンチが指定したのは、ジャポン国の郷土料理である寿司だった。
ハンゾーからすれば簡単なお題だったが、他の受験生は寿司が何なのかもわからず、苦戦する。他の受験生が味見すらしてもらえない中、ハンゾーは寿司を提示。しかし、メンチからは不合格を言い渡された。ハンゾーが口を滑らせたため他の受験者にも寿司の詳細が伝わったが、食に強いこだわりを持つメンチの下を満足させることはできず、1人の合格者も出ないうちにメンチが満腹になってしまい試験は終了。納得がいかない受験生たちは文句を言うが、メンチはそれを一蹴する。そこに、ハンター協会会長のアイザック=ネテロが現れた。合格者が0のまま終わるのは珍しいことではないが、今回のケースは受験生が不憫だと感じて来たのだ。
メンチは、美食ハンターとして熱くなりすぎたと己の非を認め、試験官を下りると言う。ネテロは題材を変え、手本としてメンチ自身が参加することでの試験続行を提案。新たに選ばれた題目は、ゆで卵だった。崖に吊られたクモワシと呼ばれる鳥の卵をとり、それをゆでる。崖の下は流れの早い川が流れており、常人からすれば危険な行為だが、ハンゾーら受験生は張り切って挑戦する。その場でクモワシのゆで卵を食べたハンゾーらは、市販の卵を超える美味、未知の食材を探し当てる美食ハンターの力に驚くのだった。
試験終了
試験は順調に進み、最終試験が訪れる。残った9名の受験生は、一人ずつネテロに呼び出され「9名の中で一番気になっている者、戦いたくない者」を聞き出される。ハンゾーはヒソカ=モロウを危険と感じ、戦いたくないと言った。
最終試験の内容が発表される。それは受験生同士によるトーナメントでの戦いで、勝った者はその場で合格となる。相手を死に至らしめた者は失格になるとのルールの中、ハンゾーは同じくルーキーのゴン=フリークスと第一試合を行うことになった。
ゴンは12歳の少年だが、最終試験まで残るだけあって常人を超える高い身体能力と野生の感を持っていた。それでも、幼い頃から修業を積んできたハンゾーにとってはさしたる脅威ではなかった。腕を折り、散々殴りつけて力の差を見せつけ、降参を促すハンゾーだが、ゴンは引かない。足を切る、ここでゴンの命を奪い、失格になっても来年また受験すると脅しをかけるが、ゴンは降参する気配すら見せなかった。むしろ、「別のやり方で戦おう」などと言いだす。ゴンにペースを乱されたハンゾーは根負けし、負けを認める。その結果にも納得いかずに食い下がるゴンを、ハンゾーは気絶させた。続く第3試合で幻獣ハンターを目指すポックルを降参させ、ハンゾーは合格した。
試験には暗殺者一家の長男イルミ=ゾルディックも変装し、「ギタラクル」という偽名で参加していた。イルミは、弟のキルア=ゾルディックの前で変装を解く。イルミは弟に暗殺者として期待をかけており、ゴンという友達を得たことに反対。ゴンを殺すと言い出した。ゴンと一緒に試験会場まで来ていたレオリオ=パラディナイト、クラピカ、そしてハンゾーや一部の試験官がイルミを止める。キルアが降参をし、他の受験生を殺したことで試験は終了した。
帰り際、ハンゾーはゴン、レオリオ、クラピカに自身の名刺を渡し、ジャポン国に来ることがあったら案内するから連絡をするように伝えた。
その後、「裏試験」として「念能力」と呼ばれる力の修行が始まった。生命エネルギーである「オーラ」を操り、戦闘等に応用する念能力の会得をもって、初めてハンター試験の合格となる。元より忍として修行を続けてきたハンゾーは、野生児的な生活をしてきたゴン、暗殺者一族のキルアよりも早く念能力を習得。「分身の術(ハンゾースキル4)」という能力を身に着けた。
倒れたゴンを見舞う
後に、ネテロが死亡した。ハンター協会は、新たな会長を選ぶこととなる。投票に向かった時、ハンゾーはゴンが摂食交配で進化をする生命体キメラ=アントとの戦いで倒れ重篤な状態にあることを知る。キルアの弟のアルカの能力でゴンは意識を取り戻し、レオリオに同行してきたハンゾー、その場にいたハンターは喝采を上げた。
王子の護衛
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目次 - Contents
- ハンゾーの概要
- ハンゾーのプロフィール・人物像
- ハンゾーの能力
- 忍法
- 念系統:変化系
- 念能力:分身の術(ハンゾースキル4)
- ハンゾーの来歴・活躍
- ハンター試験開始
- 2次試験
- 試験終了
- 倒れたゴンを見舞う
- 王子の護衛
- 暗殺者の捜索
- ハンゾーの関連人物・キャラクター
- ゴン=フリークス
- クラピカ
- トンパ
- ポックル
- ビスケット=クルーガー
- モモゼ王子
- ハンゾーの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 飲み物を断るハンゾー
- プレートを間違えるハンゾー
- 「子供にしちゃ上出来だ」
- 「悪いがあんたにゃ遠慮しねーぜ」
- ハンゾーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・小ネタ
- ハンゾーの名前の由来は服部半蔵
- 実在する雲隠流
- 旧アニメ版のハンター試験でズルをしかけたハンゾー