ハンゾー(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ハンゾーとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場するプロハンターである。ジャポン国出身の忍者でもあり、「隠者の書」と呼ばれる幻の巻物を探すことを目的とする。口の軽いお調子者の一面もあるが実力はかなりのもので、ハンター試験初挑戦の年に合格を果たした。その後、カキン帝国のモモゼ王子の護衛として再登場。王妃の要望でマラヤーム王子の護衛をすることになり、モモゼ王子暗殺を防げなかったことを悔い、暗殺者の捜索を行う。

会長の死後、新たにハンター協会幹部「十二支ん」の一員となったクラピカから、ハンゾーに連絡があった。未知の宝、奇妙などが多く存在する「暗黒大陸」に向かう船に同行してほしいという。暗黒大陸は各国首脳たちの取り決めで上陸が禁じられていたが、カキン帝国国王ナスビ=ホイコーロが自身の妻子、国民を連れてかの地に向かうというのだ。
カキン帝国は革命により表向き議会民主性に変わり、その際他国と同じく苦暗黒大陸に足を踏み入れないことにも同意していたが、資源の調達や領土拡大のために上陸するという。また、カキン帝国の決まりである王位継承戦も同時に行われることになった。
ナスビには8人の正室、14人の正室子がいた。子供らは性別に関係なく王子と呼ばれ、表向き序列はなく王位継承戦に勝った者が王位に就く。継承戦は殺し合いでもあり、生き残る王子は1人だけだった。
クラピカは「緋の眼」と呼ばれる特殊な眼球を持ったクルタ族の生き残りで、人体収集家にコレクションされている同胞の目を奪い返す目的でハンターになった。第4王子のツェリードニヒ・ホイコーロが残り全ての緋の眼を所有していることから、クラピカはハンゾーの他、自身に念を教えた師のイズナビ、仕事仲間だったバショウ、センリツ、ゴンとキルアを念能力者として鍛えたビスケット=クルーガーを呼び、それぞれが異なる王子の護衛となった。
王子たちには、初代カキン王が残した「守護霊獣」と呼ばれる存在がつけられている。守護霊獣同士で戦うことはなく、王子を攻撃することもないが、それ以外の者には攻撃を仕掛ける。それでも護衛は必要だった。
ハンゾーは第12王子モモゼの護衛となる。王子同士に序列はないとはいえ、それは表向きのことで、実際には念用の王子ほど権威、財力が高く、護衛の数も多い。年少のモモゼの護衛はあまりおらず、モモゼの母ヴァンチは、同じく警備が手薄な息子マラヤームの護衛を優先しろと命じてきた。
やむを得ずマラヤームの護衛についたハンゾーだが、モモゼは何者かに殺されてしまう。

暗殺者の捜索

モモゼの死に責任を感じたハンゾーは、マラヤームを守り、かつモモゼを殺したことを償わせるため暗殺者の捜索を始める。状況から見て、モモゼは護衛の1人に殺されたようだった。自身の念能力を使い、分身に調べた結果、暗殺者が護衛の1人タフディ、もしくはナゴマムであることが発覚。
「第1王子が呼んでいる」と言ってタフディを呼び出し、「ナゴマムをモモゼ暗殺者にして始末するというから、協力してほしい」と言うと、タフディは自身の能力を明かした。これでタフディがモモゼを殺した張本人だと確信したハンゾーは、彼を始末する。
マラヤームの部屋に戻ると、王子はおらず、守護霊獣」のみがいた。守護霊獣に攻撃されたハンゾーはクラピカに助けを求める。クラピカは第7王妃兵隊長ウェルゲーに異変を話すが、念を知らないウェルゲ―は霊の仕業だなどと言ってきかない。
ハンゾー、ビスケはウェルゲーに念を教えることにした。ビスケは一見すると愛らしい少女だが、実際は波の成人男性を超える巨体と筋骨たくましい肉体の持ち主だった。その姿に、ウェルゲーは見とれつつも念能力を習得したいと言い出す。

ハンゾーの関連人物・キャラクター

ゴン=フリークス

CV:竹内順子(旧アニメ版)、潘めぐみ(新アニメ版)

主人公。伝説的なハンターであるジン=フリークスの息子で、父に会うためにハンターを目指す。幼い頃から野生動物を友達として育ったため、常人を超える体力、身体能力を持つ。明朗で人懐こい半面、人間社会の常識に疎い一面もある。
第287回ハンター試験の最終試験でハンゾーと戦う。戦力ではハンゾーにかなわないものの、青臭いまでのまっすぐさで意図せずハンゾーのペースを乱し、彼を降参させた。試合の際ハンゾーに片腕を折られているが、治療後は却って丈夫になるよう奇麗な折り方をされた。
ハンゾーはゴンの言動に呆れはしたものの、それなりに興味をひかれたようで、ゴンを殺そうとしたイルミを止めるべく立ちはだかった。尚、後にキメラ=アントとの戦いで重体に陥ったゴンを見舞い、回復時には涙ぐんだ。

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クラピカ

CV:甲斐田ゆき(旧アニメ版)、沢城みゆき(新アニメ版)

主要人物の1人で、第287期ハンター試験合格者。クルタ族の生き残りでもあり、「緋の眼」として人体収集家のコレクションにされた同胞の目を奪い返すことを目的とする。
カキン帝国の王位継承者の中に緋の眼を大量所持する者がおり、ハンゾーら6名のハンターと共に護衛として王位継承戦に関わることとなる。

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トンパ

CV:小和田貢平(旧アニメ版)、桜井敏治(新アニメ版)

第287回ハンター試験の受験生。10歳の時から試験に参加しているが、目的は合格ではなく人の死や絶望を間近で見ることで、「新人つぶし」の異名をとる。登場時、初めてハンター試験を受けるルーキーたちに下剤入りのジュースを振舞った。ハンゾーにも勧めたが、忍びの習性で他者から施されたものは喉を通らないからと断られた。

ポックル

CV:玉木有紀子(旧アニメ版)、徳本恭敏(新アニメ版)

第287回ハンター試験受験生。幻獣ハンターを目指す。
最終試験でハンゾーと当たった際、「あんたには容赦しない」と言われ降参した。

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ビスケット=クルーガー

CV:樋口智恵子 → 木村亜希子(旧アニメ版少女時)、荻野崇(旧アニメ版真の姿)、横山智佐(新アニメ版)

ストーンハンターで、「2ツ星(ダブル)」の階級を持つ。見かけは愛らしい少女だが、真の姿は筋骨隆々の女傑。ゴン、キルアに念の使い方を教えた。
クラピカに呼ばれて第13王子マラヤームの護衛となった。その為か、ハンゾーと行動を共にする場面もある

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モモゼ王子

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