セブンガーファイト(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブンガーファイト』とは円谷プロの作品見放題サブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」の中で配信された『ウルトラマンZ』のスピンオフ作品である。対怪獣特殊空挺機、通称「特空機1号セブンガー」によるテレビ本編では描かれなかった裏側の戦いにフォーカスを当てている。ハルキ操縦のセブンガーにヨウコ、ユカ、ヘビクラが怪獣分析や戦術指示をしながらウルトラマンZが参戦していないストレイジ本来の任務を赤裸々に描いている。

ヨウコとユカがジラースの弱点であるエリ巻を攻めるようハルキにアドバイスするが、ヘビクラは何かを察知し「エリ巻きはそっとしていてやれ」と攻撃をやめるよう発したセリフ。ジラースが某有名怪獣にエリ巻きをつけて制作されたという特撮マニアの間では勝手知ったる事実ではあるが、あえてそのタブーを扱うというギリギリなネタを持ち込んでいる。ヨウコとユカもエリ巻きの取られたジラースを「なんかみたことある」「気のせいだよ」と劇中では発している。

ヨウコ「気持ちの問題だよ」

岩船山にロボット兵器「ヘルズキング改」が現れビームで山ごと全部吹き飛ばす。そのビームを見たハルキがセブンガーで大丈夫なのか不安になるが、策が思いつかないヨウコは「気持ちの問題だよ」と濁すようにハルキを励ます。ユカもヘビクラも「気持ち!気持ち!」と勝手なことを言うがハルキは妙に納得して出撃していく。ただしヘルズキング改は結局強力なビームも使わず相撲対決に「気持ち」で負けてしまった。

ヘビクラ「背中、煙出てるぞ」

飛行移動に使う背面ブースターから煙が出てしまうというただのアクシデントに対して「背中、煙出てるぞ」とヘビクラが発したツッコミのセリフ。ハルキもこのアクシデントに対して「止まんなかったんすって!」とどうしようもない返しのセリフで応戦している。ただただアクシデントに対してのアドリブの会話である。

ハルキ「岩チェスト!ロックチェスト!」

銃を持って追いかけてくるエレキングに対して岩を投げて応戦する際にハルキが発したセリフ。ハルキの口癖でもある「チェスト!」に投げる「岩」を掛け合わせて「岩チェスト!ロックチェスト!」と叫んでいる。『セブンガーファイト』の戦いの中でよくある岩投げ戦闘シーンで出たアドリブでもある。おこなっているハルキも岩投げが怪獣に効いているのかは疑いをもっている節がある。

ヨウコ「発泡スチロール?」

「発泡怪獣ダンカン」を説明する際「発泡スチロール?」と適当に発したユカのセリフ。その後ヘビクラが「ちげ〜よ、泡を吐く怪獣だよ!」と訂正しているのに対しユカは恥ずかしそうに笑いを堪えている。

ハルキ「ピグモンとかガラモンとかややこしいんっすけど」

見た目も名前も似ている「隕石怪獣ガラモン」と「友好珍獣ピグモン」が同時に出てきた際「ピグモンとかガラモンとかややこしいんっすけど」と関係をディスったセリフ。双方同じ着ぐるみの使い回しながらも、あえて同じ回に出演させてしまうというギリギリのネタをまた持ち込んでいる。さらにガラモンがピグモンを踏みつけるという暴挙的な演出もしている。

ヨウコとユカとヘビクラ「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」

セブンガーの体重で3秒間ガラモンを圧迫すれば勝てるというある意味プロレスのような戦いを繰り広げた際、水平チョップ連発時に「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」とみんなで上げた盛上げの掛け声。これは実際のプロレスでもおこなう掛け声である。もう1体のガラモンもレフリーで参加してカウントをするなどさらにプロレス感を煽っている。

ヘビクラ「エレキング!ガゾート!ガゾート!セブンガー!イカルッ…ガンダー!であります!」

怪獣同士の激しいケンカの中、画面に代わる代わる映り込む怪獣たちを「エレキング!ガゾート!ガゾート!セブンガー!イカルッ…ガンダー!であります!」とヘビクラが状況を説明する際に発したセリフ。『ウルトラファイト』での山田二郎ばりのプロレス実況を真似している。実況が追いつかないところもあるが、そこはあえてノー編集で乗せられている。

ユカ「すげぇ〜同窓会じゃん」

無法惑星で「ジャグラスジャグラー(ヘビクラ)」「ベータスマッシュ(ハルキ)」が救援に来た際、かつての仲間が揃ったことに「すげぇ〜同窓会じゃん」と喜んで発したセリフ。『ウルトラマンZ』の本編の最終回でそれぞれ旅立った仲間が無法惑星に集まった、ある意味同窓会のような回であった。

ハルキ「セブンガー重くなりました?」

バッテリー切れのセブンガーを抱え飛び立った際、搭乗者のヨウコとユカに対して「セブンガー重くなりました?」とベータスマッシュでもあるハルキが放ったデリカシーのないセリフ。「手に届く命は守る」とカッコいいセルフを言ってはいるが、根はやはりハルキのままだとわかるエピソードでもある。

『セブンガーファイト』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『セブンガーファイト』誕生の経緯

監督の田口清隆がプレミアムデジタルメディア「TSUBURAYA GALAXY」内での取材後の雑談の中で「セブンガーファイトとかやりたいですね~」と冗談半分で盛り上がっていたところ、新しいサブスクサービス「TSUBURAYA IMAGINATION」向けの新しい作品と「ウルトラマンZ完全超全集ストレイジBOX」向けの映像コンテンツの依頼が重なり、双方での合意のもと『セブンガーファイト』を正式企画として制作することとなる。制作時は本編でもある『ウルトラマンZ』の撮影が終わっており、プロデューサーに岸根明、脚本に足木淳一郎、撮影に村川聡、チーフ助監督に武居正能、スーツアクターは本編でもセブンガーを演じた梶川賢司など本編と同様の錚々たるスタッフが集結している。『セブンガーファイト』自体、田口清隆の『ウルトラファイト』への熱いリスペクトにより、岩船山(特撮ロケの聖地)、ステージショー用スーツでと真似た演出で撮影をしている。ただナレーションは『ウルトラファイト』のようなナレーション形式にはよらせず、本編で登場するキャラクターのハルキ・ヨウコ・ユカ・ヘビクラ4人によるアドリブ形式に変え『ウルトラマンZ』の世界観を踏襲している。

触れてはいけないタブーに果敢にチャレンジ

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