セブンガーファイト(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブンガーファイト』とは円谷プロの作品見放題サブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」の中で配信された『ウルトラマンZ』のスピンオフ作品である。対怪獣特殊空挺機、通称「特空機1号セブンガー」によるテレビ本編では描かれなかった裏側の戦いにフォーカスを当てている。ハルキ操縦のセブンガーにヨウコ、ユカ、ヘビクラが怪獣分析や戦術指示をしながらウルトラマンZが参戦していないストレイジ本来の任務を赤裸々に描いている。

『ウルトラマンオーブ』に登場した敵役ジャグラスジャグラー(ヘビクラ)のもうひとつの姿。かつてはウルトラ戦士と共闘する光の勢力に属していた。

『セブンガーファイト』の用語

ストレイジ(STORAGE)

地球防衛軍日本支部(GAFJ)の対怪獣に特化したロボット部隊。正式名称は「対怪獣特殊空挺機甲隊(Special Tactical Operations Regimental Airborne and Ground Equipment)」英語表記の頭文字をとりSTORAGE(ストレイジ)と呼称されているセブンガーを始めとする対怪獣用に開発された戦闘ロボット「対怪獣特殊空挺機甲(通称特空機)」を駆使し、怪獣が巻き起こす災害などに立ち向かう。

対怪獣特殊空挺機(特空機)

対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」が開発・保有している対怪獣用ロボット兵器。正式名称は「対怪獣特殊空挺機甲」、略して「特空機」と呼ばれている。2週間に渡って日本を荒らし日米防衛軍でも歯が立たなかった「ナメゴン」を初陣で撃破し高い評価を受ける。この時の特空機の功績が広く認められ、のちに設立される「ストレイジ」の礎を作った。怪獣との戦闘はもちろんのこと戦闘によって負った各種損害、ビルの倒壊などによる瓦礫撤去などにも対応する。

セブンガー

「ウルトラマンジャック」によって届けられた怪獣ボール「セブンガー」と共闘し「二面凶悪怪獣アシュラン」と戦う「ウルトラマンレオ」

セブンガーは1974年放送の『ウルトラマンレオ』第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」に登場したキャラクター。変身能力を失ったモロボシ・ダン=ウルトラセブンに新たな戦力の一環としてウルトラマンジャックによって届けられたのが怪獣ボール「セブンガー」である。ちなみにセブンガーについては第34話の劇中で「ロボット怪獣」と紹介されてはいるが、設定では「怪獣(有機物)」となっている。戦った「二面凶悪怪獣アシュラン」に対し終始圧倒的怪力で苦戦させている。ただし1分間という活動限界、再び姿を現すには50時間のインターバルが必要である。『ウルトラマンZ』『セブンガーファイト』で活躍する「対怪獣特殊空挺機甲1号機セブンガー」の元ネタとしても広く親しまれている。

特空機1号改 宇宙セブンガー

宇宙での運用を考慮しセブンガーを大幅改修した機体。操縦席を複座式に改造、新たに動力パイプを装備するなどさまざまな技術をフィードバックし大幅な性能アップしている。ユカ曰く「こちとらキングジョーのデータをフィードバックして改修してんの!見た目は同じでも中身は別物なんだから!」と改造パンドンとの戦闘時に豪語している。

特空機支援火器40ミリ汎用機関砲

『セブンガーファイト』第3話に登場した「バコさん」が新たに開発した兵器である。見た目は自衛隊の89式小銃に似ている。脱落防止のビニールテープなどを巻くなどカスタマイズが施されている。撮影で使用されたプロップ(小道具)は監督私物のエアソフトガンである。

20式多用途電磁警棒

『セブンガーファイト』第6、7話で登場する対怪獣近接戦闘用電磁警棒である。見た目はペダン星人ダイルが使用していたペダンスティックに似ている。

20式銃剣2型

『セブンガーファイト』第8、10話に登場した対怪獣近接戦闘用刀剣。見た目は「レッドマン」が使用していた「レッドナイフ」に似ている。

『ウルトラファイト』

1970年9月からTBS系で放送されていた円谷プロダクション制作による平日夕方5分間のミニ番組。当時の人気を博したウルトラセブンと怪獣、また怪獣同士の戦いなどバラエティに富んだ戦いを、山田二郎アナによる格闘技番組風にアレンジした実況を追加し、子どもたちに大好きな怪獣バトルを毎日楽しんでもらえるような要素を凝縮させた「痛快バトル番組」となっている。本作はウルトラセブン本編からの戦闘シーンを抽出した「抜き焼き編」と、ウルトラセブンや人気怪獣たちの取っ組み合いの死闘を収めた「新撮編」に大別され、特に「新撮編」におけるウルトラセブンや怪獣による大きさなどを度外視した「じゃれ合い」とも取れる戦闘シーンは当時の子供達に多大なるインパクトを与え第二次怪獣ブームの火付け役となるとともに、のちの特撮作品にも大きな影響を及ぼしている。

『レッドマン』

『レッドマン』とは当時大人気を博した『ウルトラマンシリーズ』の当初の企画名であり、その名を譲り受け制作された番組である。1972年4月から日本テレビ系子供番組『おはよう!こどもショー』内のワンコーナーとして1話完結で5分間放送されていた。前身番組でもある『ウルトラファイト』と同様、ヒーローである「レッドマン」と怪獣がただただ戦うという極限までシンプルかつ奥の深い「痛快バトル番組」である。設定上ではレッドマン・怪獣の双方とも「巨大」とされているが、ロケ地が野山や砂浜、造成地などでの撮影なので、対比にギャップが感じられるが重々しい効果音が入るなどの演出には余念がない。本編では前身番組の『ウルトラファイト』のような内容を説明するナレーションは一切入らず、怪獣たちの解説を本編前後に登場する怪獣おじさん(演:朝戸鉄也)が担当している。2016年3月円谷プロ公式YouTubeチャンネル「ウルトラチャンネル」にて配信されるとネット上ではその傍若無人・極悪非道な戦闘スタイルから「赤いアイツ」「通り魔」などと呼ばれ大きな話題となった。

『セブンガーファイト』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ヘビクラ「エリ巻きはそっとしていてやれ」

バージンヘアー
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@basashi_negi

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