メトロイド ドレッド(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『メトロイド ドレッド』とは、2021年にNintendo Switchで任天堂が発売した、2Dアクションゲーム。2002年に発売された『メトロイド フュージョン』の続編で、2D『メトロイド』シリーズでは19年ぶりの完全新作である。物語の舞台となるのは未開の惑星「ZDR」。そこに、絶滅したはずの危険な寄生生命体「X」が存在する可能性がある。すぐに探査ロボット「E.M.M.I.」が派遣されたが、7体すべてが行方不明になってしまった。このZDRに物語の主人公サムス・アランが向かい、惑星を調査する。
ガヴォラン
地底森林エリア。巨大な樹がいくつも生えていてうっそうとしているが、隙間から光が差し込んでいる。
エルンと唯一繋がっているエリアでもある。シャトルを使うことで、エルンまで移動できる。
エルン
厳重にロックがかけられており、封印されたエリア。
SR388から帰還した際に兵士に擬態し、惑星中を大混乱に陥れたXたちを、レイヴンビークが閉じ込めたエリアである。サムスが訪れた時、封印が解かれXたちがあちこちに散ってしまった。
ハヌビア
地表のエリア。常に雨が降り続け、時々落雷も発生する。サムスが乗り込んできたスターシップは、このエリアに停泊している。このエリアに設置されているトランスポートカプセルから、浮遊要塞イトラシュに向かうことができる。
鳥人族の施設となっていて、研究所のような区画も存在する。研究所では、ZDRの原生生物が液体入りのカプセルに入れられ、生きたまま保管されている。
イトラシュ
レイヴンビークが待つ、浮遊要塞。この要塞の大広間で、レイヴンビークとの決戦になる。
通路にはモニターがあり、ここから地上の映像を確認し、サムスを監視していた。
レイヴンビークとの戦闘中、要塞はメトロイドの力を暴走させたサムスにエネルギーを吸収され、ハヌビアへと墜落してしまった。
『メトロイド ドレッド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
エリアの名前の頭文字はアルファベット順
出典: www.youtube.com
ZDRの施設は、複数のエリアによって分けられている。それぞれのエリアには名前が付いており、その頭文字が、高度が低い順にアルファベット順になっている。
A:Artaria(アルタリア)
B:Burenia(バルエニア)
C:Cataris(カタリス)
D:Dairon(ダイロン)
E:Elun(エルン)
F:Ferenia(フェーレニア)
G:Ghavoran(ガヴォラン)
H:Hanubia(ハヌビア)
I:Itorash(イトラシュ)
シーケンスブレイクでスキップできるボス
今作には、ゲームの進行順序を変えてしまう挙動「シーケンスブレイク」が存在する。これによってアイテムの取得順序を変えることで、一部のボス戦を有利に戦えるなどのメリットがある。
その一方で、戦闘そのものをスキップし、戦わずにクリアできてしまうボスも存在する。代表的なのはクレイドとドロギーガ。特にこの2体は、サムスがエルンに訪れXが蔓延すると死亡してしまい、戦うことがなくなってしまう。
ただしシーケンスブレイクの中には、難易度が高い操作も多い。さらに中には、バグに近いような挙動をしないとシーケンスブレイクが発生しないものもある。シーケンスブレイクを起こす場合は注意が必要。
『メトロイド サムスリターンズ』で見られる11枚目のイラストにレイヴンビークに酷似した男が存在
『メトロイド サムスリターンズ』は、2017年発売の3DS用ソフト。GB(ゲームボーイ)用ソフト『メトロイド2 RETURN OF SAMUS』のリメイク作品である。『メトロイド サムスリターンズ』のやりこみ要素の「ギャラリー」では、「チョウゾメモリー」というイラスト集を見ることができる。
イラストは合わせて10枚。物語の舞台となった惑星SR388を、鳥人族が開拓する場面を描いている。生態系を調査し、高度な技術を使って洞窟を掘削する。寄生生命体Xに遭遇し、メトロイドを生み出す。ところがメトロイドは脱皮して成長し、凶暴化して鳥人族に襲い掛かるようになった。そのため鳥人族は地底深くにメトロイドたちを閉じ込め、SR388を放棄した。
しかし10枚すべてを解放すると最後に見られるようになる、11枚目のイラストが存在する。そこには開拓していた鳥人族の重鎮たちを殺害する、大虐殺のシーンが描かれていた。鳥人族の兵士たちが集まっており、彼らを指揮していた将校らしき鳥人族の男が、レイヴンビークに酷似しているのだ。『メトロイド ドレッド』のとあるシーンで使用されたイラストが、この11枚目のイラストと同じような構図をしている。
脱出時に消えた宇宙船
出典: www.youtube.com
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ハヌビアのある部屋から、2隻の宇宙船が停泊しているところが確認できる。
ところがレイヴンビークを倒し、ZDRから脱出する時には、宇宙船は2隻ともなくなっている。誰かが脱出に使ったと予想できるが、真相は定かではない。
可能性として考えられるのは、クワイエットローブに寄生したXが、宇宙に飛び立っていったことである。クワイエットローブ-Xはスターシップにてサムスが起こしたメトロイドDNAの暴走を止めるが、Xは分裂による増殖が可能である。つまり1体のクワイエットローブ-Xがスターシップに忍び込み、増殖した別のクワイエットローブ-Xが宇宙船で脱出した、という考察がされている。
この宇宙船の行方によっては、Xは絶滅せずに宇宙のどこかへ逃げた可能性がある。プレイヤーたちからは、次回作への伏線かとも言われている。
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目次 - Contents
- 『メトロイド ドレッド』の概要
- 『メトロイド ドレッド』のあらすじ・ストーリー
- 未開の惑星ZDR
- アルタリアから行動開始
- 白いE.M.M.I.
- コルピウスとの戦闘
- カタリスと黄緑色のE.M.M.I.
- 高速移動する黄色のE.M.M.I.
- モーフボールとバリアスーツ獲得
- クレイド登場
- 黄色いE.M.M.I.を撃破
- フェーレニアに初潜入
- 謎の壁画とクワイエットローブ
- 水中の死闘
- ガヴォランの探索
- 閉ざされた世界
- 敵を凍結させる水色のE.M.M.I.
- フェーレニアの探索
- バルエニアの下層を探索
- 凍結アルタリア
- 実験体・Z-57号との戦い
- 目指すは地表
- 目覚めし力
- 最後の番人
- レイヴンビークとの決戦
- レイヴンビークの最期と脱出
- 『メトロイド ドレッド』のゲームシステム
- 基本情報
- シーケンスブレイク
- 難易度とギャラリー
- ボスラッシュモード
- 『メトロイド ドレッド』の登場人物・キャラクター
- サムス・アラン
- アダム
- クワイエットローブ
- E.M.M.I.(エミー)
- E.M.M.I.-01P
- E.M.M.I.-02SM
- E.M.M.I.-03MB
- E.M.M.I.-04SB
- E.M.M.I.-05IM
- E.M.M.I.-06WB
- E.M.M.I.-07PB
- セントラルユニット
- ボスキャラクター
- コルピウス
- クレイド
- ロボット鳥人兵士
- ドロギーガ
- 鳥人兵士、エリート鳥人兵士
- コアX
- エスキュー
- 実験体 Z-57号
- ゴッヅーナ
- レイヴンビーク
- レイヴンビーク-X
- 『メトロイド ドレッド』のアイテム
- オメガキャノン
- ビーム系
- パワービーム
- ワイドビーム
- プラズマビーム
- ウェイブビーム
- チャージビーム
- ディフュージョンビーム
- グラップリングビーム
- ハイパービーム
- ミサイル系
- ミサイル
- スーパーミサイル
- アイスミサイル
- ストームミサイル
- エイオンアビリティ
- ファントムクローク
- フラッシュシフト
- パルスレーダー
- スーツ系
- ノーマルスーツ
- バリアスーツ
- グラビティスーツ
- メトロイドスーツ
- モーフボール系
- モーフボール
- ボム
- クロスボム
- パワーボム
- 特殊能力
- スパイダーマグネット
- スピードブースター
- スピンブースト
- スペースジャンプ
- スクリューアタック
- 体力強化アイテム
- エネルギータンク
- エネルギーパーツ
- 『メトロイド ドレッド』の用語
- メトロイド
- 寄生生命体X
- 鳥人族
- スターシップ
- 惑星ZDR(ぜっとでぃーあーる)
- アルタリア
- カタリス
- ダイロン
- バルエニア
- フェーレニア
- ガヴォラン
- エルン
- ハヌビア
- イトラシュ
- 『メトロイド ドレッド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- エリアの名前の頭文字はアルファベット順
- シーケンスブレイクでスキップできるボス
- 『メトロイド サムスリターンズ』で見られる11枚目のイラストにレイヴンビークに酷似した男が存在
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