宇宙の騎士テッカマンブレード(タツノコプロ)のネタバレ解説・考察まとめ
『宇宙の騎士テッカマンブレード』とはタツノコプロが1992年に制作したSFアニメである。宇宙進出を果たした未来世界において、突如宇宙から襲来した侵略者ラダムと、仮面の超人・テッカマンブレードとの、人類の存亡をかけた壮絶な死闘が描かれる。原作『宇宙の騎士テッカマン』では描かれなかった、肉親と戦い葛藤する要素を取り入れており、主人公・Dボゥイが、肉体的・精神的に極限まで追い詰められ全てを失いながらも、敵に改造された兄弟・友人と死闘を繰り広げるという、非常にハードな展開が特徴である。
CV:森川智之、林原めぐみ(幼少期)
本作の主人公。18歳の少年。テッカマンブレードに変身し、ラダムとの戦いに身を投じていく。突如として大気圏外から身1つで墜落してきたところを、偶然その場にいたノアルとアキに保護される。スペースナイツに身を寄せた当初は、「ラダムと戦えるのは自分だけ」と豪語し、傍若無人に振る舞い、誰も寄せ付けなかった。しかしその裏では、共に戦う仲間を何よりも大切に思っていた。Dボゥイのあだ名は、後先を考えない無謀な行動を見たノアルが、デンジャラス・ボーイを略して命名した。記憶喪失を自称する本人が名乗らないため、そのまま通り名となった。特徴的な左頬の傷跡は、テッカマンダガーとの初戦で大気圏に突き落とされた時、ラダム獣の爪で付けられたもの。戦いを重ねるうちに、スペースナイツのメンバーと信頼関係を築いていき、彼らのサポートを受けながら、熾烈な戦いを乗り越えていく。アキとは、精神的に立ち直るきっかけをもらったことをきっかけに、相思相愛になっていく。かつての家族や友人が襲いかかる、敗北がゆるされない戦いの中で、心身共に消耗していくばかりか記憶を失っていくという、過酷な宿命に立ち向かう。仲間の支えもあり、ついにラダムの宇宙船を撃破し、その侵略を阻止した。しかし、引き換えに記憶・人格・感情の全てを失い、廃人と成り果てる。最終回では車椅子姿でアキの献身的な介護を受けながら静養する様子が描かれる。本名は相羽タカヤといい、物語開始から3年前に土星付近で消息を絶った、宇宙探査船アルゴス号の乗組員だった。一緒に乗り込んでいた家族と同僚全員共々、遭遇したラダムのテックシステムに捕らえられ、テッカマンに改造されてしまう。高齢のためにテックシステムから排除された父・孝三に、ラダムから地球を守る使命を託され、ただひとり脱出ポッドで地球圏へ帰還させられる。
本来は人1倍の寂しがり屋で、常に誰かと共にいることを好む性格だった。ラダムの宇宙船との接触時も、兄貴ぶって自分が1番乗りを宣言するなど、無邪気で少年らしい振る舞いが目立った。兄弟仲も良く、妹のミユキをとても大切にし、シンヤとは健全な競争心でお互いに切磋琢磨する関係だった。便宜上、スペースナイツの一員としたが、本人いわく加入した覚えはない、とのこと。フリーマンも彼を民間人と定義していたことから、立場的には、特異な才能と技術を持った、民間協力者である。
ノアル・ベルース
CV:松本保典
スペースナイツのメンバーで、ブルーアース号のメインパイロットを勤める20歳の青年。のちにソルテッカマン2号機の装着者としても戦う。Dボゥイが空から落ちてきた所に偶然居合わせ保護したが、当初は彼の突飛な行動、黙秘を貫く姿勢から、不信感をあらわにしていた。そんな中、アキが負傷したときは、原因となったDボゥイに対して激しい怒りをあらわにして殴りかかった。しかし戦いの中でDボゥイの心情を知り、過酷な戦いを共にする戦友として、次第に友情を築いていった。ニヒルで斜に構えた態度が目立つが、その実義理人情に厚く、1度信用した人間は身を挺して助ける。当初は軽薄な態度でアキにアプローチしてはあしらわれていたが、Dボゥイと心を通わせている様子を見てからは、ふたりの仲をそれとなく応援する度量を示した。Dボゥイが奮闘する脇で、自分の無力を嘆きながらも懸命に助力し、テッカマンブレードの危機を何度となく救う。ブルーアース号で何度も墜落事故に遭っても生き延びる。ソルテッカマンとして、敵テッカマンと戦闘してはボロボロにされても生還するなど、常人離れしたタフネスと幸運の持ち主。最終決戦では修復したブルーアース号で月を目指したが、立ち塞がったテッカマンソードとの戦闘で被弾し、墜落する。
実家は一族の紋章を掲げるほどの豪邸を有し、代々軍人を輩出する名門の嫡子だった。本人も軍に入隊するが、規律で縛られた生活に嫌気がさして早々に除隊し、フリーマンの誘いで外宇宙開発機構に移籍する。それ以来父親とは疎遠になった。少年サッカーで活躍していたらしく、実家のリビングにはトロフィーが並んでいた。チョコバーをいつも持ち歩き、作戦の合間ですらかじりついている。チョコバーを交渉材料に子供のサッカーに混ざったり、ラダムの侵略成就の暁にはチョコバーが食べられなくなると嘆いたりしている。
如月アキ(きさらぎ あき)
CV:林原めぐみ
スペースナイツの一員でブルーアース号の副操縦士。長い髪の女性。19歳。そのポジション上、ノアルと組んでの任務に出ることが多い。軽薄なノアルの言動をとがめるなど、生真面目な性格。偶然Dボゥイが地球に落着したところに居合わせ、ノアルとともに彼を保護し、無頼を決め込み、心を開かないDボゥイを、無意識に母性を持って接する。精神を病んで戦えなくなったDボゥイの、すべてを肯定することで立ち直らせた。それをきっかけに彼と相思相愛になっていき、最終決戦の前夜、無人の相羽邸にて結ばれる。しかし人としてのすべてを捨てて、ラダムとの決着をつける決意をしたDボゥイから、別れを告げられる。テッカマンブレードがラダムの宇宙船上で劣勢に立たされている頃、窓枠が十字の影を落とす、オービタルリングのホールで、か弱き人の子であるDボゥイに救いの手を差し伸べるよう、懸命に神へ祈った。戦いを終え、廃人となったDボゥイを母親のように介護し、愛おしそうに寄り添う姿が、この物語を締めくくる。
対人格闘に優れ、男性を投げ飛ばす腕前を披露する一方、料理は苦手。両手を切り傷だらけにしながら、包丁で皮むきしたジャガイモが、二回りほど小さくなっていた。ノアルから「万年すっぴん」と称されるほど化粧気が無かったが、Dボゥイを意識し始めると香水をつけるなどして周囲を驚かせた。
ハインリッヒ・フォン・フリーマン
CV:鈴置洋孝
外宇宙開発機構の責任者にしてスペースナイツの創設者であり司令官。35歳。細身の長身と鋭い眼光、独特な形状のサングラスが特徴。部下からはチーフと呼ばれている。非軍事組織である外宇宙開発機構を設立し、組織内から抜擢したメンバーで、秘密裏にスペースナイツを結成していた。その後テッカマンブレードの支援部隊として、スペースナイツを改めて発足する。正体不明のDボゥイを迎え入れ、軍の横やりから守りつつ、ラダムとの戦いに重用してきたが、その裏でテッカマンのデータを収集し、Dボゥイの素行調査をまとめた「Dボゥイ・ファイル」を保管していた。テッカマンブレードが暴走した時は、冷静に状況を分析し、ミリーひとりによる説得に活路を見出すなど、常人離れした判断力を見せた。スパイをしに来たバルザックに、テッカマンの研究データをリークし、軍がソルテッカマンを完成させるように誘導する。その後、軍にソルテッカマン2号機を譲渡させるなど、交渉力にも長ける。最終決戦では、ブルーアース号を秘匿していた電磁カタパルトで、月面ラダム基地に送り出すが、テッカマンソードとの相打ちで失ってしまう。Dボゥイが月に向かう途中で全ての記憶を失うと知っていてなお、彼を信じて民間人の保護と退避に専念した。戦いが終わった後、岬のコテージで静養するDボゥイを見舞い、全てを忘却したその姿を、神の与えた救いと言い表した。
生物学・ロボット工学・宇宙航行技術など、その知識は多岐にわたり、軍の施設をクラッキングするプログラムを数分でくみ上げるなど、サイバー攻撃までこなす。
連合大統領にもコネクションを持つ政治手腕や、知略を駆使した作戦立案・指揮能力で、スペースナイツメンバーの信頼も厚い。その一方、あまりにも非論理的な言動や暴挙には対処を誤る事もある。そのせいか、軍人としてのプライドと戦果への執着で、暴走しがちなコルベット准将とは相性が悪い。
フリーマンの声優を担当した鈴置洋孝は、本作のプロローグと次回予告のナレーションも担当している。
ミレッタ・ルルージュ
CV:横山智佐
愛称はミリー(作中では本名未使用)。スペースナイツのオペレーターと情報分析を担当する少女。ボブカットでおてんばな16歳。普段の振る舞いは無邪気な少女そのものだが、情報分析、電子工作、作戦シミュレーションに非凡な能力を発揮する。フリーマンが常にそばに置き、みずからのサポートとして重用していることからも、その能力の高さが分かる。アキが負傷して床に伏している時には、代理としてブルーアース号で出撃したこともある。Dボゥイに妹・ミユキの面影を重ねられている。そのため心を閉ざしていたDボゥイも、ミリーの屈託のない呼びかけには警戒を解いていた。幻覚に翻弄され、苦しむテッカマンブレードの前に単身立ち、その呼びかけによってその暴走を止めた事がある。戦後もスペースナイツに残り、出かけるノアルを気遣っていた。
レビンとは憎まれ口をたたき合う姉妹のような仲であり、愛らしい容姿に似合わず、とんでない毒舌を吐くことがある。
レビン
レビン
CV:中原茂
スペースナイツのメカニック。21歳。本田とコンビを組んで、スペースナイツの装備全般の開発・改良に力を発揮する。どちらかというと設計・開発が専攻らしく、未知の技術であるテックセットシステムを組み込んだ、ペガスの設計に成功する。また、連合軍製であるソルテッカマンを洋上で現地改修するなど、メカニックとしての実作業にも長けている。ノアルいわく「メカフェチのオカマさん」。オネエ口調と仕草が特徴的だが、ジェンダーアイデンティティーが女性というわけではなく、自分の個性や好みを取り入れていった結果、辿り着いたスタイルとのこと。(男装の麗人にそれと気付かず頬を赤らめていたりしたが)フォルムが美しいものを愛する傾向があり、テッカマンブレードの姿を初めて見た感想が、「セクシー」とのことだった。Dボゥイの変身を目の当たりにしたすぐ後に、その姿を模型化して鑑賞するなど、テッカマンブレードとしての彼に惚れ込んでいる様子。最終決戦時は、Dボゥイの身体を心配して嘆くが、フリーマンが発する号令の気迫に押され、オービタルリングのレーザー照射によるラダム樹の排除に専念した。戦後もスペースナイツに残り、仕事が忙しくていけない買い出しを、ノアルに頼んでいた。
「もちのろんよ」という口癖がある。ミリーとの漫才的な掛け合いが、今作での少ないコメディー要素となっている。コルベット准将の禿頭と頑迷な言動から、「真空管ハゲ」と命名した張本人。
本田(ほんだ)
CV:飯塚昭三
愛称は「おやっさん」。スペースナイツのチーフメカニック。42歳。大柄な体格と髭面で年齢よりも貫禄がある。レビンとのコンビで整備全般を担当する。ブルーアース号やペガス、はては大気圏離脱用のカタパルトまで、スペースナイツの装備はほぼ全て彼の手によって整備されている。レビンがペガスの設計を完了した直後に作業に入り、Dボゥイがテッカマンダガーの元に辿り着く少ない時間内に完成させるなど、相当な腕前を持つ名工。最終決戦時は、フリーマンがテッカマンブレードの身に起こることを知りつつラダムへの攻撃を号令する様を見て激昂していたが、その真意を知って沈黙した。戦後はレビンと共にノアルが出かけるのを見送る。
メンバーからは「おやっさん」と呼ばれる。その人徳故か、Dボゥイが基地内で居場所を無くした時、彼の近くによく居着いている。メカを粗末にする者は人間ではない、という信念を持ち、ノアルが自分から巻き上げた時計を乱暴な扱いで壊したときは、身の丈ほどもあるスパナで彼を撲殺しようとするほどの怒りを見せていた。
ラダムサイド
相羽シンヤ(あいば しんや)
CV:子安武人
Dボゥイ=相羽タカヤの双子の弟。18歳。テッカマンエビルの正体。ラダムの宇宙船に囚われた後、調整と洗脳を十分に受け、ラダムのテッカマンとして完成した。兄タカヤに対する愛憎を肥大させる形で人格の歪みを増幅されており、テッカマンブレードに激しい執着と敵意を向ける。しかしそれを、「もともとひとつだったものが元に戻ろうとしている」と表し、憎しみではなくむしろ愛だと語る。ラダムとして生まれ変わったことに誇りを持ち、人間の尊厳を捨てないブレードに対する激しい憎悪と侮蔑を隠さない。廃棄されて結果的にラダムの支配を受けなかったテッカマンレイピア=妹ミユキに対しても同様で、一方的になぶり殺しにすることに何の躊躇も見せなかった。地球に降り立った時には洋服屋の店員を着座した状態で即死させ、何食わぬ顔で洋服を調達するなど、人間に対して一片の情も持ち合わせない。身体能力的にはDボゥイと同等かそれ以上であり、さらに狂気的な執念で鍛え上げた肉体で、幾度となくブレードを圧倒する。1度は勝利を確信した直後、ブラスター化したブレードに完膚なきまでにたたきのめされ、テッカマンオメガ=長兄ケンゴにブラスター化を嘆願したが、却下され幽閉された。その後、テッカマンソード=フォンの手引きでブラスター化を果たす。ブレードとの決戦は、地球を周回するほどの激闘になる。ブレードめがけて突進し、勝利を確信したが、直後にブラスター化の限界に達する。結果的にブレードが生き残ることになったが、シンヤとして人間に戻った後も、「勝ったよね」とあくまで純粋に兄を越えることにこだわっていた。そして、みずからのクリスタルと託すと、その壮絶な生涯を閉じる。
ラダムに取り込まれる前は、ムダに知識をひけらかし、有名になることを脳天気に喜ぶなど、やや軽い性格が目立つ、ごく普通の少年だった。
相羽ケンゴ(あいば けんご)
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目次 - Contents
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の概要
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』のあらすじ・ストーリー
- テッカマンブレード登場
- 戦場の出会い
- テッカマンエビル出現
- ソルテッカマン完成
- 妹ミユキとの再会
- テッカマンアックスとの死闘
- 超戦士ブラスター
- 最終決戦
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場人物・キャラクター
- スペースナイツ
- Dボゥイ/相羽タカヤ(あいば たかや)
- ノアル・ベルース
- 如月アキ(きさらぎ あき)
- ハインリッヒ・フォン・フリーマン
- ミレッタ・ルルージュ
- レビン
- 本田(ほんだ)
- ラダムサイド
- 相羽シンヤ(あいば しんや)
- 相羽ケンゴ(あいば けんご)
- フリッツ・フォン・ブラウン
- ゴダード
- フォン・リー
- モロトフ
- 地球連合軍
- コルベット
- バーナード・オトゥール
- バルザック・アシモフ
- マルロー
- 相羽家
- 相羽ミユキ(あいば みゆき)
- 相羽孝三(あいば こうぞう)
- 相羽夫人
- 民間人
- カル
- リルル
- アンジェラ・オトゥール
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の用語
- テッカマン
- テッカマンブレード
- テッカマンダガー
- テッカマンエビル
- テッカマンアックス
- テッカマンソード
- テッカマンランス
- テッカマンレイピア
- テッカマンオメガ
- ブラスターテッカマン
- ブラスターテッカマンブレード
- ブラスターテッカマンエビル
- ラダム
- ラダム(本体)
- ラダム獣
- 飛行ラダム獣
- 騎乗ラダム獣
- 巨大ラダム獣
- マザーラダム獣
- 水棲ラダム獣
- スペースナイツ
- ペガス
- ブルーアース号
- ソルテッカマン
- グリーンランド号
- 地球連合軍
- 反応弾
- フェルミオン砲
- ニードル弾
- 超高分子フェルミオンミサイル
- 民間
- アルゴス号
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- Dボゥイ/ブレード「貴様らの野望は、宇宙で叩き潰す!この俺が必ず!」
- ノアル「まったくとんでもないDボゥイだぜ」
- Dボゥイ「死なないさ、いや死ねないんだ、俺は!」
- Dボゥイ/ブレード「俺はこのペガスによって再び命を授かった。お前達と戦うために。そして、そしてお前達をひとり残らず葬り去るまで、俺は死なん!」
- Dボゥイ/ブレード「へっ、俺はデンジャラス・ボーイだ」
- バーナード「まず生き残ること。生きて帰って、仲間の命を守り続けること。それが戦場の掟だ」
- シンヤ/エビル「俺たちは双子だ。元々ひとつだったモノがふたつに分かれたんだ。どちらか勝った方が生き残ればいい……生き残ればなあ!」
- アキ「あなたの30分をわたしにちょうだい!」
- 孝三「さらばだタカヤ。この名前も今日から忘れるんだ。お前が倒すのは兄でも弟でもない、侵略者ラダムなのだ」
- ミユキ/レイピア「あなたたちに殺させはしない。お兄ちゃん……」
- Dボゥイ「あいつ、俺と同じ眼をしていたんだ」
- アンジェラ「わたしも、あんたの思い出になるよ。忘れるんじゃないよ、その怒りを……!」
- シンヤ/エビル「最高だ、最高だよ兄さん……こんなにも充実した時を過ごせるなんて。もうラダムも人間も関係ない! この瞬間が俺の全てだよ兄さん!」
- 名も無き兵士「大丈夫だ、ボウズ……俺たちにはまだ、テッカマンブレードがいる!」
- シンヤ「ごめんね、兄さん……」
- Dボゥイ「Dボゥイも相羽タカヤも今ここで死んだ!俺はテッカマンブレードだ!」
- アキ「Dボゥイ生きて、生き続けて。例え記憶を、何を失おうとかまわない。あなたがあなたのまま帰ってきてくれればそれでいい」
- ケンゴ/オメガ「人の心を信じたお前がしてきたことはなんだ、人としての最大の罪、肉親殺しではないか!」
- アキ「神様、あなたはどこにいるのですか? 彼はもう、もてるもの全てを失いました。愛する父も兄弟も友も、その思い出すら」
- Dボゥイ/ブレード「帰ろう、家へ」
- フリーマン「もし神がいるのなら、それが彼に与え給うた救いなのだ」
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 声優に関するエピソード
- 森川智之の絶叫により収録マイクが故障
- 子安武人が声優を続けるきっかけとなったエビル役
- 飛田展男が一人二役で演じたテッカマンダガーVSペガス
- テッカマンについての考察
- テッカマンとラダム獣の外観における違いについて
- テッカマンの装甲について
- ソルテッカマンについての考察
- フリーマンの思惑について
- ペガスについての考察
- ペガスに搭載された超高度AI
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):小坂由美子「REASON」(第0話〜第27話)
- OP(オープニング):小坂由美子「永遠の孤独」(第28話〜第49話)
- ED(エンディング):小坂由美子「ENERGY OF LOVE」(第0話〜第27話)
- ED(エンディング):小坂由美子「LONELY HEART」(第28話〜第49話)
- 挿入歌:小坂由美子「午前0時」(第40話)
- 挿入歌:小坂由美子「Meditation」(第40話)
- 挿入歌:三松亜美・山浦克己「Once More Again」(第46話)
- 挿入歌:小坂由美子「マスカレード」(第48話)