Another(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Another』とは、綾辻行人による日本のホラー小説、およびそれを原作とした漫画やアニメ作品である。小説は『野性時代』(角川書店)にて2006年より連載を開始した。
物語は1998年に夜見山北中学校3年3組で起こる不気味な出来事を中心に展開する。転校生の榊原恒一は、謎めいたクラスメイトの見崎鳴とともに、クラスにかかる「呪い」の真相を探ることになる。読者の予想を裏切る展開や独特の雰囲気が魅力のミステリー・怪奇作品である。

1983年度の3年3組に在籍していた男子生徒で、怜子や松永の同級生である。合宿で夜見山神社を参拝した帰りに天候が悪化し、傘を持っていたため、その先端に雷が直撃して感電死した。

星川 有紀(ほしかわ ゆき)

1983年度の3年3組に在籍していた女子生徒で、怜子や松永の同級生である。合宿に参加し、夜見山神社からの帰り道で浜口の死を目撃してパニックに陥り、慌てて下山しようとした際に滑落して死亡した。

宮本(みやもと)

夜見山北中学の体育教師で、がっしりとした体格にいつもジャージを着ている。桜木ゆかりの母の事故を久保寺先生に連絡し、その後に起きた桜木の変死にも対応した。3年3組の事情をある程度知っており、“いないもの”にされた恒一と鳴を心配している。

秋山 良子(あきやま りょうこ)

1983年度の3年3組の女子生徒(怜子や松永の同級生)。
怜子とは1年生の頃からの友人であった。学校からの帰り道、交通事故に遭い死亡、1983年度最初の死者となった。
漫画版0巻に登場。

栗田(くりた)

1983年度の3年3組の男子生徒(怜子や松永の同級生)。
秋山が亡くなった翌週、体調を崩して欠席していたが回復することなく亡くなった。
漫画版0巻に登場。

女子生徒

1983年度の3年3組の女子生徒(怜子や松永の同級生)。
栗田が亡くなった数日後、学校の屋上から飛び降り自殺を図り死亡。
漫画版0巻に登場するが姓名は不明。

立花(たちばな)

1996年度の3年3組の女子生徒(本編(1998年)の直近の〈ある年〉であり、三神先生が担任を務めた年の生徒)。
美術部のOGであり、見崎や望月の先輩にあたる。96年度の〈死者〉についての記憶は既に消失していたが、その年の〈いないもの〉役を担当した生徒について見崎に話した。
漫画版に登場。

佐久間(さくま)

1996年度の3年3組の男子生徒(本編(1998年)の直近の〈ある年〉であり、三神先生が担任を務めた年の生徒)。
〈ある年〉であった1996年度の〈いないもの〉役であり、一学期の間は〈いないもの〉の役目を果たしていたが、重圧に耐えきれず二学期に入って少しした頃、役割を途中で放棄し〈災厄〉が始まった後、正月明けに自殺した。
漫画版に登場。

恒一の家族

怜子(れいこ/演:加藤あい)

CV:榊原奈緒子
榊原恒一の叔母であり、恒一の母親の妹にあたる。祖父母の家に預けられた恒一の世話を焼き、家族として接している。職業は兼業画家で、自宅にアトリエを持っているようだ。夜見山北中学に転入する恒一には、「夜見北での心構え」を教えた。母親に似ている彼女に対し、恒一は複雑な感情を抱いている。

民江(たみえ/演:銀粉蝶)

CV:有馬瑞香
恒一の母方の祖母で、高齢ながらも車の運転や夫の介護をこなすなど健康である。理津子が亡くなって十数年が経過しても独身を貫く陽介のことを、律儀な人だと語っている。

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