ドン・観音寺(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
ドン・観音寺(ドン かんのんじ)とは、『BLEACH』(ブリーチ)の登場人物で、霊能力者を自称して活動する芸能人。
「ぶらり霊場 突撃の旅」という人気番組の顔として有名で、主人公黒崎一護の妹である黒崎遊子やヒロインの井上織姫など多くのファンを持つ。死神たちのものとは異なる特殊な霊能力を持っているが、霊に関する知識は中途半端で、除霊のつもりで虚を作ってしまっていた。一見イロモノ風だが、勝ち目が無いと分かりながらも子供のために身を張るなど精神的には高潔で、作中の絶対強者たちからも評価されている。
ドン・観音寺のプロフィール・人物像
身長:188cm
体重:71kg
誕生日:3月23日
星座:牡羊座
血液型:BO型
CV:千葉繁
ドン・観音寺(ドン かんのんじ)とは、『BLEACH』(ブリーチ)の登場人物で、霊能力者を自称して活動する芸能人。本名は観音寺美幸雄(かんおんじ みさお)。
英語を織り交ぜた口調で話すのが芸風で、腕を胸の前でクロスして「ボハハハハー」と笑うのが決めポーズ。謎の帽子に丸サングラス、ファーつきのコートに怪しいステッキと、一見すると不審者にも思える格好をしているが、「ぶらり霊場 突撃の旅」という人気番組の顔として知られる。なお、アニメ版ではこの番組は打ち切りを食らっている。
主人公黒崎一護(くろさき いちご)の妹である黒崎遊子(くろさき ゆず)やヒロインの井上織姫(いのうえ おりひめ)など多くのファンを持ち、自身も人気に驕ることなく彼らを大切にするなど、怪しい格好とは裏腹に芸能人としては非常にできた人物である。
死神たちが使うものとは異なる特殊な霊能力を持ち、砲弾並みの威力を生み出すなど破壊力はかなりのもの。霊の感知能力などにおいては、むしろ並みの死神を上回っていると思われる描写がある。
一方霊に関する知識は中途半端で、除霊のつもりで不必要に刺激し、人を襲う悪霊・虚(ホロウ)を作ってしまっていた。本人は完全に善行のつもりでこれを行っており、一護にそれを指摘された際は大きなショックを受けていた。
一見イロモノ風だが、勝ち目が無いと分かりながらも子供のために命を懸けて大敵に立ち向かうなど、精神的には極めて高潔。その英雄的な気質は、護廷十三隊に反旗を翻した藍染惣右介(あいぜん そうすけ)や、最強の死神に与えられる「剣八」の称号を受け継いだ1人である痣城剣八(あざしろ けんぱち)といった作中の絶対強者たちからも高く評価されている。
ドン・観音寺の能力
霊能力
霊を視認し、これに働きかける能力を持つ。作中には死神や滅却師(クインシー)など、霊と相対する様々な勢力が存在し、それぞれが独自の能力や技術体系を持つが、これらとはまったく異なる観音寺独自の能力である。
何を起因とするものなのかは不明ながら侮れない力を持ち、特に霊の感知能力に関しては作中最高位の実力者たちに匹敵するほどの規模と精度を有している。
観音寺弾(キャノンボール)
自らの霊力を掌の中でピンポン玉ほどに圧縮し、これを放つ技。コンクリートの壁を軽々と撃ち砕くなど、師も持たず完全に独学で編み出した技にしてはかなりの威力を持つ。
後にこの技をさらに進化させた二連観音寺弾(ゴールデンキャノンボール)を編み出している。
ドン・観音寺の来歴・活躍
人気芸能人として活躍
生まれ持った霊能力を活かして人助けをする内に、いつしか世間の話題となり、芸能人となる。本物の霊能力者ではあったものの知識は中途半端で、不必要に霊を刺激して虚という悪霊を作り出してしまっていた。
死神の朽木ルキアから力を譲り受け、死神代行として活動していた高校生の黒崎一護がこれに気付き、自ら作り出してしまった虚に襲われていたところを彼に救われる。
救済のつもりで続けていた行為がかえって霊と人々を苦しめていたことを知って愕然とするも、償いのためにもここで折れるわけにはいかないと奮起。一護を「マイ一番弟子」と認定し、その後もちょくちょく会いに来るようになる。
自身の霊能力にもさらに磨きをかけていくが、基本的にはコメディリリーフとしての出番が目立ち、戦闘要員として活躍したことはほとんどない。
藍染との対峙
死神たちの組織である護廷十三隊に所属していた藍染惣右介は、世界の抱える大きな矛盾を正すため、自らが支配者になることを画策。護廷十三隊に反旗を翻し、その絶大な力と老獪な策略でかつての仲間を退けると、一護たちの家族が暮らす空座町(からくらちょう)に現れる。
これは藍染の目指す霊王の座が空座町の上空にあることが理由の行動だったが、彼のあまりに強大な力はただその場にいるだけで周囲の人間を消し飛ばしてしまうほどのもので、人々はパニックに陥る。これを察知した観音寺は、一矢報いることもできないほど絶対的な力の差がある相手であることを知りながら、逃げ遅れた少女を守るために藍染の前に立ちはだかる。
藍染としては自分の行動の結果失われる命は「仕方のないこと」と受け止めていたが、不必要に殺したいわけでもなく、弱き者のために命懸けで戦おうとする観音寺にやめるよう声をかけている。しかし観音寺はその制止を受け入れず、人々が逃げる時間を稼ぐために死を覚悟して藍染に突撃。ここに一護や死神たちが駆け付け、藍染との戦闘を開始したため、危ういところで命拾いする。
その後藍染は一護たちに敗れて捕らえられるも、彼我の力量差を承知で子供たちのために自分に立ち向かってきた観音寺のことはかなり印象的だったらしく、小説版で彼について語るシーンが存在する。
ロカ・パラミアとの交流
小説版で描かれたエピソード。
藍染の襲来からしばらくした頃、空座町で仮面をつけた女の浮遊霊と出会う。彼女が記憶を失っていることを知ると、それを取り戻す手伝いをしようと思い立ち、空座町をあちこち連れ回す。
しかし実はその浮遊霊ことロカ・パラミアは、虚の上位種である破面(アランカル)という存在で、さらにはあらゆる物質と接続してその情報を共有する特殊な力を持っていた。破面の精鋭たる十刃(エスパーダ)、最強の死神の称号「剣八」を継いだ1人である痣城剣八などが彼女の力を利用しようと暗躍し、時に激突する中、実力的には彼らの相手にならないほどの弱者でありながらも観音寺はロカのために奔走。記憶を失っていたロカに、自らを利用せんとする者たちに立ち向かう勇気を与え、事態を解決に導く。
一護から除霊の方法についてアドバイスされた観音寺の地道な活動は、この頃には現世に留まる霊を独力で昇天させるほどにまで成長しており、死神たちの間でも時の人となりつつあった。その名声はロカの一件でさらに高まり、ついには死神たちの住まう尸魂界(ソウル・ソサエティ)からマークされるに至るのだが、本人はその事実をまったく知らない。
ドン・観音寺の関連人物・キャラクター
黒崎一護(くろさき いちご)
死神の朽木ルキアから死神としての力を譲り受け、彼女の代行として虚を討伐していた高校生の少年。観音寺のことは、妹がファンであることすら知らなかった。
ある日テレビで観音寺が間違った手法で除霊していることを知り、その結果生み出されてしまった虚を倒すため彼の前に赴く。除霊の仕方が間違っていることを教えられて大きなショックを受ける一方、ファンのためにもこれまで生み出してしまった虚を救うためにも折れるわけにはいかないと奮起し、自身と共に戦おうとする観音寺を見て彼に好感を抱く。
後に観音寺から「マイ一番弟子」との認定を受け、当初は邪険にしていたが、なんだかんだ気が合ったのか時折一緒に買い物などに出掛けている。
黒崎一護(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
黒崎一護(くろさきいちご)とは『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』の主人公で、死神代行。ある時、家族を虚(ホロウ)から守るため、死神の朽木ルキア(くちきるきあ)から死神の力を譲り受け危機を打破。それ以降は死神代行として活動する。「尸魂界篇」「破面篇」では自らに虚の力が宿っていることを知り、破面篇での戦いで死神の力を失うことになるが「死神代行消失篇」で完現術(フルブリング)を会得し、戦う力を得る。「千年血戦篇」では虚の力だけではなく滅却師であった母の力も受け継いでいたことが判明した。
藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
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