千手扉間/二代目火影(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ
千手扉間(せんじゅ とびらま)とは『NARUTO-ナルト-』の登場人物で、木ノ葉隠れの里を治める二代目火影であり、初代火影・千手柱間(せんじゅ はしらま)の弟。逆立てた白髪と顔に入れた赤い線が特徴で、戦闘時には青い甲冑服を着用している。忍者学校の創設、木ノ葉警務部隊の設立など里の基盤作りや、「影分身の術」「口寄せ・穢土転生」といった術の開発を行い、木ノ葉発展の立役者となる。一方で徹底した合理主義者で非情な面を持ち、他里には悪名高い人物として知られている。
水遁・水龍咬爆(すいとん・すいりゅうこうばく)
ゲームソフト『NARUTO -ナルト- ナルティメットストームシリーズ』に登場する術。相手の足元に大池を作り、そこから無数の水弾を打ち上げて攻撃した後、巨大な水龍の一撃をくらわせる。
時空間忍術
飛雷神の術(ひらいしんのじゅつ)
術式でマーキングした場所に一瞬でワープ出来る時空間忍術。事前にマーキングさえ施しておけば、印を結ばずに発動出来る為、奇襲性や速攻性に非常に優れている。また、ワープするのは自分自身だけでなく、自分の体かチャクラが間接的に触れている物体や生物でもワープさせることが出来る。全ての人間に幻術をかけ理想の世界を作ろうとしたうちはマダラと、それを止める為に忍五大国が結集して戦った第四次忍界大戦では、敵の無差別攻撃から大勢の忍を守る必要があった。そこで扉間は、チャクラを他の忍達へ分け与える力を持つ主人公・うずまきナルトを通じて扉間のチャクラを全ての忍に流し、敵の攻撃を受ける前にワープさせることでバックアップを行った。
飛雷神斬り(ひらいしんぎり)
「飛雷神の術」の応用。通常のクナイの中に予めマーキングしておいたクナイを混ぜて相手の元へ投げ、クナイが相手に近づいた直後に飛雷神の術を発動、相手の懐に瞬時に移動し切り付ける。動体視力を向上させ、高速な物体を見切れる「写輪眼(しゃりんがん)」を持ち、兄のうちはマダラと共に一族を束ねる実力者・うちはイズナでもこのマーキングに気付くことが出来ず、切り付けられて致命傷を負った。
飛雷神互瞬回しの術(ひらいしんごしゅんまわしのじゅつ)
「飛雷神の術」の応用で、使用する為には飛雷神を単独で行える人物2人と相手に攻撃を加える仲間を必要とする。まず、飛雷神の使用者2人がお互いの身体にマーキングを施す。仲間が敵を攻撃すると同時に1人が敵の背後に回り接触、もう1人は仲間の攻撃の前に飛び出し、攻撃が命中する瞬間にお互いが飛雷神で入れ替わることで仲間の攻撃を必中させる。確実にダメージを与えられるが、術者がダメージを負うリスクも大きく生前の扉間は影分身を使用していた。
その他
影分身の術(かげぶんしんのじゅつ)
扉間が開発した術で、実体を持ち、意志を持って攻撃も可能な分身を作り出す高等忍術。耐久性が低く1発でも攻撃を受けると消滅する、チャクラを均等に分割する為本体のチャクラ消費が激しいという弱点もあるが、汎用性が高く主人公・うずまきナルトを始め多くの忍が好んで使用している。
口寄せ・穢土転生(くちよせ・えどてんせい)
生きた人間を生贄とし、死者をこの世に蘇らせる禁術で、扉間が第一次忍界大戦の頃に開発した。術を発動すると生贄の身体が塵で覆われ、魂を口寄せされた死者の生前の姿を再現する。死者は生前と同じ自我、能力を持ち行動が出来るが、術者が精神を縛り、操り人形として使用することも可能。扉間は情報収集、奇襲を目的として穢土転生を開発しており、殺害した敵を蘇らせた後精神を縛って情報を吐かせ、そのまま敵地に送り込み仕込んでおいた起爆札を作動、自爆させる使い方をしていた。あまりにも非人道的な術の為、柱間は使用することを良く思っておらず、第四次忍界大戦でこの術が乱用されていると知った時は開発者の扉間に苦言を呈した。
互乗起爆札(ごじょうきばくふだ)
穢土転生とセットで開発された扉間の戦術。起爆札に次の札を自動で口寄せする術式が組み込まれており、起爆と口寄せを延々と繰り返し集中爆撃を行う。扉間は穢土転生で蘇らせた死者の体内にこの起爆札を仕込んで、敵地に送り込み作動させて壊滅に追い込んだ。生身の身体では到底使用できない戦術の為、第四次忍界大戦で穢土転生された際初めて扉間が自身の身体で使用した。
千手扉間の来歴・活躍
戦乱の世の中
扉間は千手一族の長・千手仏間(せんじゅ ぶつま)の次男として生まれ、兄に千手柱間(せんじゅ はしらま)、弟に千手瓦間(せんじゅ かわらま)と千手板間(せんじゅ いたま)を持つ。戦乱が続く世の中で扉間や兄弟達も幼くして戦場に駆り出され、2人の弟は戦死してしまった。冷静で合理的な性格の扉間は仏間に従いつつも、「大人たちはバカだ。戦いをなくしたいなら敵と協定を結び戦いをやめればいい」と内心では戦いに躍起になる大人達を非難していた。柱間のことは信頼しつつも密かにその動向を探っており、彼が敵対するうちは一族の少年・うちはマダラと友人関係にあることを突き止める。これがきっかけで柱間とマダラの友人関係は解消され、千手一族とうちは一族は長きに渡って戦い続けることになる。扉間はマダラの弟・うちはイズナと戦い、得意とする時空間忍術「飛雷神斬り(ひらいしんぎり)」で彼に致命傷を負わせて勝利。柱間もマダラを倒し、和解したことで争いは終結し千手一族とうちは一族は手を組んで「木ノ葉隠れの里」を立ち上げる。
初代火影補佐に就任
提携する火の国より里長決めの要請を受けた柱間は、独断でマダラを里長に推薦する。しかし扉間は傍若無人で横暴なマダラの事を良く思っておらず、「里長の決定は火の国と里の民意を聞きつつ上役と相談して決める。そしてマダラが里長に選ばれることはまずない」と柱間の意見を一蹴する。上役との相談の結果、柱間が初代火影に就任し、扉間はその補佐役を務めることが決まった。人々から信頼され里長に相応しい器の大きさを持つ柱間だが、詰めの甘い部分が多く、扉間はそのサポートに奔走する。初めて火影、土影、雷影、水影、風影の5人による「五影会談」が行われた際には、強大なチャクラを持つ尾獣を他里に無料で分け与えようとする柱間を会談の場で「黙れ!!」と厳しく叱り飛ばした。
火影に選ばれなかったマダラは、扉間が自身やうちは一族を危険視している事に気付いており、扉間が二代目火影に就任すれば里から追放されると考え、1人里を抜ける。全ての人々に幻術をかけて争いのない世界を作る「月の眼計画」の実行を目論んだマダラは、術の発動に必要な柱間のチャクラを手に入れる為木ノ葉を襲撃。再び柱間が勝利しマダラを殺したことで危機は回避されたが、扉間はうちは一族を更に危険視する様になる。
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目次 - Contents
- 千手扉間の概要
- 千手扉間のプロフィール・人物像
- 千手扉間の術・必殺技
- 水遁
- 水遁・水龍弾の術(すいとん・すいりゅうだんのじゅつ)
- 水遁・水陣壁(すいとん・すいじんへき)
- 水遁・水断波(すいとん・すいだんは)
- 天泣(てんきゅう)
- 水遁・水衝波(すいとん・すいしょうは)
- 水遁・硬渦水刃(すいとん・こうかすいじん)
- 水遁・水龍咬爆(すいとん・すいりゅうこうばく)
- 時空間忍術
- 飛雷神の術(ひらいしんのじゅつ)
- 飛雷神斬り(ひらいしんぎり)
- 飛雷神互瞬回しの術(ひらいしんごしゅんまわしのじゅつ)
- その他
- 影分身の術(かげぶんしんのじゅつ)
- 口寄せ・穢土転生(くちよせ・えどてんせい)
- 互乗起爆札(ごじょうきばくふだ)
- 千手扉間の来歴・活躍
- 戦乱の世の中
- 初代火影補佐に就任
- 二代目火影に就任
- 扉間の最期
- 木ノ葉崩しにて復活
- うちはサスケとの対話
- 第四次忍界大戦に参戦
- 千手扉間の関連人物・キャラクター
- 千手柱間(せんじゅ はしらま)
- うちはマダラ
- うちはイズナ
- 猿飛ヒルゼン(さるとび ヒルゼン)
- 志村ダンゾウ(しむら ダンゾウ)
- 千手扉間の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「これからの忍は感情を抑え きっちりルールを作って それに則って余計な戦いを避けていけばいいんだ」
- ヒルゼンを三代目火影に任命する扉間
- 「ワシが作った術だ!ワシの術だ!」
- 「……助言を頂けるならもっと早くにしてほしかったですね」
- 千手扉間の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ファンからの愛称は「卑劣様」
- アニメオリジナルの武器「雷神の剣」
- 扉間の初期設定は「凄腕の水遁使い」