機動絶記ガンダムSEQUEL(シークエル)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動絶記ガンダムSEQUEL』(きどうぜっきガンダムシークエル)とは、Web漫画サイト「コミプレ」にて2022年7月より連載中の、脚本:井上敏樹、漫画:千明太郎によるオリジナル漫画である。とある大戦から700年後、地球から離れたコロニー「コキュートス」を舞台に神と崇められる3体のガンダムと3人の女性能力者の運命が交錯する。『ガンダムシリーズ』の1作であり、「シークエル」「敏樹ガンダム」の通称で呼ばれている。
本作の脚本は『仮面ライダー555』『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』『デスノート』『うしおととら』など、特撮やアニメで幅広い作品を手がけてきた井上敏樹が担当している。これまでに様々な特撮やアニメ作品の脚本を手がけてきた井上が「初めてガンダムを手がける」として、特撮ファンだけでなくガンダムファンからも注目を集め、話題を呼んだ。
ちなみに井上はかつて『機動戦士Zガンダム』(きどうせんしゼータガンダム)の脚本候補に挙がっていたが、「君と富野節は相性が合わない」と断られた過去を持つ。
作中に散りばめられている特撮作品へのオマージュ
また、本作は井上がサブを含めてこれまでに手がけてきた特撮作品へのオマージュやセルフパロディが散りばめられているのが特徴だ。
まず本作のメインである超常能力者「ネオス」は、井上がメインライターを務めた『仮面ライダーアギト』に登場する「アギト」や『仮面ライダー555』の「オルフェノク」を連想させる。
「女性ガンダムパイロット3名による群像劇」という設定は、ドラマ『キューティーハニーTHE LIVE』(キューティーハニー・ザ・ライブ)の「3人のキューティーハニーによる群像劇」と共通している。
またグルジェフは『人造人間ハカイダー』にも同一の名前を持つキャラクターが登場している。作中では「長野県」が出てくるが、井上もサブで関わった『仮面ライダークウガ』では重要な舞台として登場している。主役機であるガンダムミナーヴァの「パイロットを燃やす」という設定は『仮面ライダー555』のカイザのベルトを思わせる。
このように井上が関わってきた特撮作品へのオマージュやセルフパロディを見つけるのも、本作の楽しみの1つと言えるだろう。
『水星の魔女』とも共通点がある本作品
本作は3人の女性ガンダムパイロットが主役を務めているが、同時期に新作アニメとして放映された『水星の魔女』も女性パイロットが主人公という共通点がある。また本作の主人公カオリスは作中で「魔女」と呼ばれており、『水星の魔女』の主人公スレッタ・マーキュリーの異名とも共通している。
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目次 - Contents
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』の概要
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』のあらすじ・ストーリー
- 血まみれのカオリス
- 謎の宗教団体
- 牢獄の王女とガンダムアヌビス
- ガンダムミナーヴァとの再会
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』の登場人物・キャラクター
- 帝都ガン・ドラド
- シャギ・カオリス
- キリエ・サネアツ
- デュラン・ロータス
- ミランダ
- ミランダの従者
- マリーヌ
- ムサビ・ハン
- ムサビ・ハンの妻
- ギャスカ
- ナオミ
- カイザス
- 氷都ダ・リーヤ
- ジューン
- ナナ
- 砂楼都ム・ファサ
- マリナン
- ラトバ
- グルジェフ
- ナーラー
- ノラ・ゲゲン
- ザザータオ
- 地球
- ゲイン
- マサムネ・ユキトシ
- アルフォート・アオバ
- ナティ・クラマティ
- ドミンゴ・リハシュ
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』の用語
- ガンダム関連
- ガンダムミナーヴァ
- ガンダムディース
- ガンダムアヌビス
- ガン・ドラドのMS(モビルスーツ)
- マサムネ達が搭乗する機体
- 最後のガンダム
- 神
- コキュートス関連
- コキュートス
- ネオス
- 帝都ガン・ドラド(ていとガン・ドラド)
- ミナガガヴァ遺跡(ミナガガヴァいせき)
- 氷都ダ・リーヤ(ひょうとダ・リーヤ)
- ディース教
- 砂楼都ム・ファサ(さろうとム・ファサ)
- イサラ城
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- シャギ・カオリス「死ぬなっ!!あんたは…あんたは私が殺すんだっ!!」
- ガンダムアヌビスの初出撃シーン
- 『機動絶記ガンダムSEQUEL』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 注目を集めた「井上敏樹が初めて手がけるオリジナルガンダム」
- 作中に散りばめられている特撮作品へのオマージュ
- 『水星の魔女』とも共通点がある本作品