西部警察 PART-II(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『西部警察 PART-II』とは1982年から84年にかけて放送された、石原プロモーション制作の刑事ドラマシリーズ『西部警察』の続編である。西部警察署捜査課の大門圭介中心にした大門軍団と、彼らを見守る木暮課長の下、凶悪犯に立ち向かう。迫力ある銃撃戦・カーチェイス・爆破シーンが特徴的。『PART-II』では特殊車両「スーパーZ」「マシンRS」の登場、日本全国の事件を解決する「ロケ編」での実際の市電や遊覧船の爆破シーンや、巨大煙突の倒壊等々見どころ満載である。
第27話"傷だらけの天使"の1コマより
松本伊代は3年前に父親を亡くして以来、児童養護看護施設で暮らす幼い弟を1人で支える、けなげな看護士の「月岡めぐみ」役でゲスト出演した。彼女の父親はかつて佐川係長が情報屋として使っていた男で、事件に深入りして殺された。それで責任を感じた佐川は毎月、月岡姉弟に匿名で送金している。
そんな中月岡はヘロイン密売組織の秘密を知ってしまい、拉致監禁されシャブ中にされたが、後に大門によってヤク抜きをされた。犯人逮捕に佐川も銃撃戦に参加する貴重なストーリである。
松本伊代は大人気のスーパーアイドルだったが、ハードな役を引き受け見事に演じ切っている。
『西部警察 PART-II』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
大門 圭介のサングラス着用は渡 哲也からの要望
渡 哲也自身が出演した2004年公開の映画『レディ・ジョーカー』の番組宣伝でインタビューで語っている。渡は「いい歳をしてバンバン”拳銃ごっこ”をするのがバカバカしくて恥ずかしい」と感じたため、サングラスをかけるようになった。その結果、大門 圭介はサングラスがトレードマークとなり象徴された。
スーパーZは2台あった
スーパーZはMT車とAT車(3速AT)の2種類制作されており、渡 哲也はMT車の運転が苦手ということでAT車を選んだ。MT車は『PART-III』第14話「マシンZ・白昼の対決」より偽スーパーZとして登場した。ストーリーとしては、本庁のコンピューターに保存されていたスーパーZの設計図がハッキングされたというもの。瓜二つの偽物とのサーキット対決は見ごたえあり。
広島市電の広告がもみじ饅頭になった理由
第18話のクライマックスシーンで広島電鉄の爆破のシーンで、広告がパールライスから「もみじ饅頭」に変更されていた。理由はもみじ饅頭の会社のにしき堂がスポンサーであるからだ。また、もみじ饅頭ネタで一世風靡したコンビ「B&B」もゲストで出演し、口にもみじ饅頭を押し込まれたりしていた。
『西部警察 PART-II』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):高橋 達也と東京ユニオン『ワンダフル・ガイズ』
『西部警察 PART-II』のOP曲。エンディングでも短いバージョンを流しているが、ロケの回の場合は撮影協力企業のクレジットを流す為、曲の長さやテイクが異なる時もある。シリーズ最終回のエンディングはフルバージョンで使用されていた。作曲・編曲は羽田 健太郎。
『PART-I』のメインテーマは明るい雰囲気で西部劇の典型的な快さに対し、『PART-II』の主題歌は燃え盛る熱いブラスでのファンファーレが鮮烈である。原曲は井上 美恵子氏による「風の招待状」で、曲の背景を理解する上で非常に興味深い点である。
ED(エンディング):石原 裕次郎『時間(とき)よお前は…』(第1話 - 第38話)
『西部警察 PART-II』のED曲。第1話から第38話で使用されていた。作詞はなかにし 礼、作曲は浜 圭介。
ED(エンディング):石原 裕次郎『勇者たち』(第39話 - 第40話)
『西部警察 PART-II』のED曲。第39話から第40話まで使用された。作詞はなかにし 礼、作曲は浜 圭介。
挿入歌:豊島 ひとみ『通り雨』(第1話 - 第27話)
第1話から第27話まで使用されている。作詞は竹田 賢、編曲は竜崎 孝路。
挿入歌:八木 美代子『男と女のWaltz』(第30話 - 第40話)
第30話から第40話まで使用されている。作詞は吉田 喜昭、編曲は若草 恵。
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目次 - Contents
- 『西部警察 PART-II』の概要
- 『西部警察 PART-II』のあらすじ・ストーリー
- 沖田五郎の覚悟
- 大門軍団静岡へ
- 大門軍団広島へ
- 浜の過去
- 浜の殉職
- 新たな仲間
- 大門軍団VS地獄の要塞
- 最後の事件
- 『西部警察 PART-II』の登場人物・キャラクター
- 大門軍団
- 大門 圭介(だいもん けいすけ/演:渡 哲也)
- 沖田 五郎(おきた ごろう/演:三浦 友和)
- 鳩村 英次(はとむら えいじ/演:舘 ひろし)
- 平尾 一兵(ひらお いっぺい/演:峰 竜太)
- 北条 卓(きたじょう たく/演:御木 裕)
- 浜 源太郎(はま げんたろう/演:井上 昭文)
- 南 長太郎(みなみ ちょうたろう/演:小林 昭二)
- 捜査課長
- 木暮 謙三(こぐれ けんぞう/演:石原 裕次郎)
- 捜査係長
- 二宮 武士(にのみや たけし/演:庄司 永建)
- 佐川 勘一(さがわ かんいち/演:高城 淳一)
- 大門軍団と関連のある人物
- 大門 明子(だいもん あきこ/演:古手川 祐子【1代目】 登 亜樹子【2代目】 )
- 国立 六三(くにたち ろくぞう/演:武藤 章生)
- 山野 美子(やまの よしこ /演:小野田かずえ)
- 浜 幸子(はま ゆきこ/演:荒井 玉青)
- 上村 七重(かみむら ななえ/演:吉行 和子)
- 美代子(みよこ/演:八木 美代子)
- 花子(はなこ/演:山科 ゆり)
- 記者クラブメンバー(演:山根 久幸、柿沼 大介、山本 庄助)
- 『西部警察 PART-II』の用語
- 大門軍団
- 登場車両
- マシンX
- サファリ4WD
- スーパーZ
- マシンRS
- 『西部警察 PART-II』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 沖田 五郎「そんなに命が欲しくないのか?そんなにいらない命なら俺がもらう、命を粗末にするやつは許せねぇ」
- 二宮係長 「私が今どんな気持ちか分かるか? 昇進を夢見たことがなかったといえば嘘になるが、そんなことではない。この手で犯人に手錠をかけなければ、刑事を辞めるに辞められんのだ」
- 少年達の夢のスーパーマシン
- 松本 伊代の体当たりな演技
- 『西部警察 PART-II』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 大門 圭介のサングラス着用は渡 哲也からの要望
- スーパーZは2台あった
- 広島市電の広告がもみじ饅頭になった理由
- 『西部警察 PART-II』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):高橋 達也と東京ユニオン『ワンダフル・ガイズ』
- ED(エンディング):石原 裕次郎『時間(とき)よお前は…』(第1話 - 第38話)
- ED(エンディング):石原 裕次郎『勇者たち』(第39話 - 第40話)
- 挿入歌:豊島 ひとみ『通り雨』(第1話 - 第27話)
- 挿入歌:八木 美代子『男と女のWaltz』(第30話 - 第40話)
- 挿入歌:石原 裕次郎『涙は俺がふく』(第28話のみ)