ディアンヌ(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ

ディアンヌとは漫画『七つの大罪』に登場する人物である。「嫉妬の大罪(サーペント・シン)」を背負う巨人族の女性で、主人公メリオダス率いる最強の騎士団「七つの大罪」の一員。登場初期はメリオダスに片思いをし、メインヒロインのエリザベスに嫉妬していた。だがエリザベスの優しさに触れ、友達となっていった。巨人族として強大な力を持つがその優しい性格故に余り争いは好まなかった。物語が進むに連れて過去の記憶を失っていた事が明らかになる。最終的に記憶を取り戻し、同じ団員の妖精族の王キング(ハーレクイン)と結ばれた。

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聖騎士

ハウザー

リオネス王国の聖騎士の1人。大雑把な性格であるが気の良い人物。風の魔力を持ち、強力な風魔法を操る。ドレファス派の聖騎士であった。

リオネス王国奪還編では、ディアンヌとバイゼルの喧嘩祭りで戦っている。この時のディアンヌは、キノコ型の魔物の胞子により、一時的に人間サイズになっていた。ディアンヌを風魔法で圧倒したが、本気を出した彼女に吹き飛ばされている。この時の戦いでハウザーは、ディアンヌの人柄を知り、彼女を気に掛ける様になる。リオネス王国奪還の戦いでは、民衆を守ろうとするディアンヌの姿に心を打たれ、ドレファス派に反旗を翻した。その後、ヘンドリクセンの野望を知って他の聖騎士達と共にディアンヌ達七つの大罪と共闘する。

十戒復活以降はディアンヌ達七つの大罪と共に魔神族と戦っている。またドレファス、ヘンドリクセンの後を継ぎ、聖騎士長に任命された。

一時はディアンヌへ恋心の様なものを抱いていたが、彼女がキングと結ばれた事で、密かに失恋している。

続編の『黙示録の四騎士』にも登場する。

ギーラ

聖騎士の1人。元々は力の無い聖騎士見習いであったが、赤色の魔神の血を飲んだ事により覚醒し新世代の聖騎士となった。以降はヘンドリクセンの忠実な部下となる。爆裂の魔法に目覚め、使命の為なら自分の命すらも投げ出す覚悟を持っている。ジールという幼い弟がおり、大切にしている。

死者の都にて神器を持たないディアンヌ達七つの大罪を追い詰めた。その後キングと交戦し、彼の戦闘力に圧倒される。最後はメリオダスのフルカウンターで自滅する形で破れ去った。フルカウンターとはメリオダスの必殺技の1つであり、相手の魔力を数倍にして弾き返すという技である。

リオネス王国での戦いでディアンヌが聖騎士達の攻撃からジールを守った事により、彼女の味方となる。またヘンドリクセンの野望を知ってからは、他の聖騎士達と共にディアンヌ達七つの大罪と手を組んだ。ヘンドリクセン打倒後は聖騎士としてリオネス王家に忠義を尽くしている。

ヘンドリクセン

リオネス王国2大聖騎士長の1人。元々はリオネス王国に忠義を尽くす聖騎士であった。だが10年前、ドレファスに憑依したフラウドリンに洗脳されてしまう。以降は冷徹無慈悲な人間となり、十戒の復活を目論んだ。十戒の封印されている常闇の棺は、メリオダスの持つ常闇の棺の欠片と女神族の血液が必要であった。その為、メリオダスを襲撃し、エリザベスを攫おうとしている。また、バンがかつて倒した赤色の魔神の死体を入手しており、これを利用した聖騎士への人体実験を繰り返して「新世代」と呼ばれる者達を作り出す。そしてリオネス王国の地下にて灰色の上位魔神を偶然発見し、独自に研究を進めていく。

リオネス王国奪還編では、赤色の魔神の研究や新世代聖騎士の人体実験等全ての黒幕であるかの様に行動した。彼の影に隠れる形で、フラウドリンに憑依されたドレファスは暗躍をしている。リオネス王国奪還の戦いでは「魔神族の復活」という野望を暴かれ、聖騎士とディアンヌ達七つの大罪に追い詰められた。だが、灰色の魔神の血液を体内に注射し、魔神ヘンドリクセンとしてパワーアップする。圧倒的な強さでディアンヌ達を追い詰めたが、最終的に彼女等に敗北した。この時消滅したかに見えたが、自分の腕を禍々しい怪鳥に変化させてリオネス王国を離脱している。その後ドレファスが入手していた「エリザベスの血液」と常闇の棺の欠片を使用し、十戒を復活させる。この際、彼の体内にあった魔神の血液は消え去り、フラウドリンの洗脳も解かれている。

ヘンドリクセンは洗脳されている間の記憶は無かったものの、自分のしてきた行為を知って心底後悔した。その後、自分の行いの償いと聖騎士としての義務を果たす為、十戒率いる魔神族に戦いを挑んでいく。

最終的に聖戦を生き残り、戦いが終わった後はリオネス王国で薬屋を営むようになる。

ドレファス

リオネス王国2大聖騎士長の1人。ヘンドリクセンより年上で、彼の師匠であり友でもある。10年前消滅したダナフォール王国の調査へヘンドリクセンと共に出向き、そこでメリオダスとの戦いに生き延びていたフラウドリンに憑依された。その後、フラウドリンに憑依されたドレファスはヘンドリクセンを洗脳し、彼は常闇の棺を解放すべく行動していく事になる。常闇の棺を解放するには、女神族の血と常闇の棺の欠片が必要であった。その為、彼はヘンドリクセンにメリオダスを襲撃させ、エリザベスの誘拐を画策させた。

10年前、フラウドリンに兄であり当時の聖騎士長であったザラトラスへの嫉妬心を利用され傀儡となる。これにより、ドレファスは自分の意思とは無関係に、ヘンドリクセンと共謀してザラトラスを殺してしまった。そしてその罪を七つの大罪に擦り付け、ディアンヌ達は王国を追われる事となる。その後、ヘンドリクセンと共に2大聖騎士長に就任し、聖騎士達をまとめ上げた。表向きはヘンドリクセンと仲違いしているように見せ掛けつつ、彼を操って「新世代」と呼ばれる赤色の魔神の血液を注入した人工聖騎士を作らせた。彼等は暴走すると理性を失った魔神となる為、自分に忠実な操り人形として利用しようとしていたのである。このようにドレファスはヘンドリクセンの影に隠れて暗躍していた。

バルトラが千里眼で新たな聖戦を予言した事を機にヘンドリクセンと共にクーデターを起こし、リオネス王国を乗っ取っている。彼等は「聖戦に備える」という名目で、聖騎士達を先導して民衆を苦しめ始めた。

リオネス王国奪還の戦いではヘンドリクセンを黒幕に仕立て上げ、ディアンヌ達七つの大罪と共同戦線を張る。そして魔神化したヘンドリクセンを共に打倒した。その後ヘンドリクセンが十戒を復活させてからは正体を現し、十戒の一員として行動するようになった。最終的にフラウドリンはメリオダスによって打ち滅ぼされ、元の人間に戻っている。以降は聖騎士の一員として、自らの行為を後悔しつつも十戒を倒すべく行動している。

ザラトラス

10年前の聖騎士長で、ドレファスの兄でもある。10年前にフラウドリンに洗脳されたドレファスとヘンドリクセンに殺された。彼を殺害したとして、ディアンヌ達七つの大罪はお尋ね者となっている。

十戒

ドロール

「忍耐」の戒言を持つ十戒の1人。 3000年前の聖戦を、メリオダス達女神族側として魔神族と戦った巨人族の王。青い肌に隻眼と4本の腕という他の巨人族とは異なった見た目をしている。その圧倒的な強さから、他の巨人族からは神格化されていた。周囲から特別視され、最強を目指し続けた彼は孤独を抱える事となる。後世のディアンヌの時代にはバロールという名前で信仰と対象となっていた。巨人族の大地を魔法で活用して戦う戦闘スタイルは、ドロールの戦闘スタイルが元となっている。

聖戦の終盤にゼルドリスに完敗し、死ぬか十戒になるかの選択を迫られ十戒になる事を選択した。グロキシニアとは十戒になる前からの知り合いである。彼とは境遇が似ている為、十戒になってからも常に一緒に行動していた。

十戒として復活後はディアンヌ達七つの大罪と敵対する。メリオダスとは旧知の間柄であり、ドロールの事情を知っていた彼から同情的な感情を抱かれている。

かつての自分と似た境遇であるディアンヌに目を付け、自分が3000年前にした決断の正誤を確かめるべく、彼女に試練を与えた。これによりディアンヌはドロールとして3000年前の聖戦を追体験する事になる。最終的にディアンヌは、ドロールとは違う決断をした事で試練を乗り越えて現代に帰還する。これによりドロールは改心して自らの戒言をゼルドリスに返し、七つの大罪の味方となった。

ディアンヌはドロールの過去を追体験した事で、彼の技や能力の一部を体得している。

メリオダスが魔神王に成り替わろうと決意し、七つの大罪と敵対した事でドロールも彼と敵対する形となる。最期はグロキシニアと共に圧倒的な力を持つメリオダスの配下の「おしゃぶりの魔神」と交戦し、七つの大罪が逃げる時間を稼いで戦死した。

グロキシニア

「不休」の戒言を持つ十戒の1人。初代妖精王であり3000年前の聖戦を、メリオダス達女神族側として、魔神族と戦った。自身が統治していた妖精王の森を光の聖痕(スティグマ)に前線基地として貸与していたが、女神族の策略により戦場にされてしまう。また混乱に乗じて光の聖痕に恨みを抱く人間達が反乱を引き起こし、妹のゲラードが瀕死の重傷を負ってしまった。これによりグロキシニアは憎悪に駆られて魔神族側に寝返り、光の聖痕と敵対する様になる。十戒は彼に目を付け「不休」の戒言を与えた。以降は十戒の一員として戦い、妖精族でありながら女神族の常闇の棺に封印されている。

十戒として復活後はディアンヌ達七つの大罪と敵対する。

現代の妖精王であるキングに目を付け、自分が3000年前にした決断の正誤を確かめるべく、彼に試練を与えた。これによりキングはグロキシニアとして3000年前の聖戦を追体験する事になる。最終的にキングは、グロキシニアとは違う決断をした事で試練を乗り越えて現代に帰還する。これによりグロキシニアは改心して自らの戒言をゼルドリスに返し、七つの大罪の味方となった。

最期はドロールと共に圧倒的な力を持つメリオダスの配下の「おしゃぶりの魔神」と交戦し、七つの大罪が逃げる時間を稼いで戦死した。

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