ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウルトラマンブレーザー』とは、光の巨人ウルトラマンへの変身能力を得た防衛隊の隊長が、巨大な怪獣や悪しき宇宙人と戦う様を描いた特撮作品。「コミュニケーション」をテーマとしており、立場の異なる様々な人々の衝突と和解を描いている。
怪獣や地球外生命体の脅威から地球を守る、地球防衛隊GGF。その特殊部隊の隊長であるヒルマ・ゲントは、ある日ウルトラマンブレーザーに変身する力を得る。特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに異動することになったゲントは、その勇気とウルトラマンとしての力で人々を守っていく。
人々を守り、正義を貫くための力をゲントが欲した時、その左腕に現れる盾かスキャナーのような不思議な装置。これにブレーザーストーンを装着することで、ゲントはウルトラマンブレーザーに変身する。
ブレーザーストーン
光の力が込められた石。薄くて丸い、硬貨のような形状をしており、ウルトラマンブレーザーのレリーフが刻まれている。
これをブレーザーブレスに装着することで、ゲントはウルトラマンブレーザーに変身する。
『ウルトラマンブレーザー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
ウルトラマン「俺も行く」
ヴァラロンの猛攻の前に力尽き、大地に横たわるウルトラマン。地球のために戦い続けてくれた彼に、ゲントは深い感謝と「今回は自分たちだけで戦う」との言葉を告げ、決死の覚悟で戦場へと赴かんとする。
その時、ウルトラマンがゆっくりと身を起こし、ゲントに向けて「俺も行く」と話しかける。本作では、ウルトラマンは一貫して掛け声や咆哮のようなものを口にするだけで、言語を話すシーンはまったく描かれてこなかった。それだけに最後の戦いを前にゲントに対して“地球人の言葉”を告げたウルトラマンの姿には、彼らの間に芽生えた戦友としての強い絆を感じさせる。
アースガロンの武装解除
フォース・ウェイブを止めるため、アースガロンは地球に迫る宇宙船の大船団との通信を試みる。相手もまた「どれだけ強力な怪獣を送り込んでも次々と撃破する地球人」にこの上なく恐怖していることを知ると、SKaRDは「我々は敵ではない」と証明するべく、強力無比なアースガロンの追加武装を解除。さらには暴れる宇宙怪獣の前に進み出て、まったく無防備に敵の攻撃を受け止める。
この行動にはウルトラマン(とその中にいるゲント)も驚くが、すぐに仲間たちの真意に気付き、自身も武器を捨ててヴァラロンの前に立つ。平和のために、未来のために、アースガロンとウルトラマンは互いに庇い合いながら宇宙怪獣の攻撃に耐え続ける。
これまでアースガロンは、「主役であるウルトラマン以上に活躍させるのが難しい」という作劇上の都合もあり、怪獣を前に後れを取ることも多かった。しかしこの場面においては、間違いなくウルトラマン以上に活躍しており、これまで物語を追ってきた視聴者の心を熱くしてくれる。
『ウルトラマンブレーザー』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):きただにひろし『僕らのスペクトラ』
ED(エンディング):MindaRyn『BLACK STAR』
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目次 - Contents
- 『ウルトラマンブレーザー』の概要
- 『ウルトラマンブレーザー』のあらすじ・ストーリー
- 光の巨人の降臨
- アースガロン出撃
- 侵略者の脅威
- 神との対峙
- 光の巨人の意志
- V99の謎
- 親子の対話
- まよえる魂の導き
- 第66実験施設の真実
- SKaRDの躍進
- サード・ウェイブの猛威
- 未来へのメッセージ
- 『ウルトラマンブレーザー』の登場人物・キャラクター
- ヒルマ・ゲント(演:蕨野友也)
- ナグラ・テルアキ(演:伊藤祐輝)
- アオベ・エミ(演:搗宮姫奈)
- バンドウ・ヤスノブ(演:梶原颯)
- ミナミ・アンリ(演:内藤好美)
- 『ウルトラマンブレーザー』の用語
- ウルトラマン
- ブレーザーブレス
- ブレーザーストーン
- 『ウルトラマンブレーザー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ウルトラマン「俺も行く」
- アースガロンの武装解除
- 『ウルトラマンブレーザー』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):きただにひろし『僕らのスペクトラ』
- ED(エンディング):MindaRyn『BLACK STAR』