マジタニ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
マジタニとは、冨樫義博の作品『HUNTER×HUNTER』のハンター第三次試験の舞台「トリックタワー」の試練官として雇われた、五人の超長期刑囚の一人だ。詐欺等の犯罪を重ね、108年もの刑期を有している。悪名高い危険度Aクラスの盗賊集団・幻影旅団の刺青を背中に入れているが、本人は団員ではない。体内に鋼鉄を仕込む事で頑丈な肉体を演出しており、「偽の刺青」と「体内の鋼鉄」を相手を怯ませる切り札として用意している。しかし主人公・ゴン=フリークスには、大した犯罪者ではないと早々に見抜かれていた。
マジタニの概要
マジタニとは、『HUNTER×HUNTER』に登場する、ハンター第三次試験の舞台「トリックタワー」の試練官として雇われた五人の超長期刑囚の一人。クモと呼ばれる悪名高い危険度Aクラスの盗賊集団・幻影旅団の刺青を背中に入れており、自らをクモであると名乗っているが、本人は団員ではない。108年もの刑期を有する極悪人だが、殺人鬼としての顔を持つ他の超長期刑囚とは違い、詐欺等の犯罪を重ねてきた結果である。岩をも砕く頑丈な肉体は、自身で鍛え上げたものではなく、体内に鋼鉄を仕込む事による演出だ。マジタニはトリックタワー内の闘技場で他の超長期刑囚と共に受験者を待ち伏せ、試練官として篩にかけてきた。人造人間を彷彿とさせる容姿に刻まれた「クモの刺青」と「頑丈な肉体」、殺害した人数を表すとされる19個のハートマークを切り札とし、相手の戦意を喪失させることを得意とする。自分より弱い人物を脅迫することが生きがいの悪趣味な性格をしている。幻影旅団に一族を滅ぼされた過去を持つクラピカと闘技場でデスマッチを行うことになったマジタニは、彼に切り札を見せて脅迫する。しかしクラピカは怯むどころか、「クモの刺青」を見たことで幻影旅団への怒りをさらに燃やし、眼球が緋色になり攻撃力を上げた。そしてマジタニは返り討ちに遭うことになった。
マジタニのプロフィール・人物像
CV:木内秀信(1999年フジテレビ版)/矢尾一樹(2011年日本テレビ版)
生年月日:不明
年齢:不明
身長:不明
体重:不明
血液型:不明
詐欺や脅迫等を繰り返し、108年もの刑期を有している極悪人。自分より弱いと判断した相手には強気に出る。ハンター第三次試験会場であるトリックタワー内の闘技場では、試練官と受験者が互いの刑期と制限時間を賭けて決闘をする。刑期の短縮を条件にして、ハンター第三次試験の試練官として雇われたマジタニは、受験者のゴンと行動を共にするクラピカと対峙する。その際マジタニは、どちらかが死ぬまで戦うデスマッチをクラピカに提案した。人造人間を彷彿とさせる装飾が付いた顔と屈強な肉体を見せ、クラピカの戦意を喪失させようとしたマジタニだったが、冷静沈着なクラピカを怯ませることは出来なかった。逆にマジタニの方がクラピカに唖然としていた。このマジタニの一連の脅迫を見たゴンは、怖くないと余裕の様子だった。そして伝説の暗殺一族「ゾルディック家」の三男・キルア=ゾルディックは、マジタニを「ホラ吹き」だと判断していた。つまりマジタニは、試練官として雇われた他の超長期刑囚とは違い、殺人鬼としての冷酷さを持たない。とはいえ善人でもなく、単純に相手に恐怖を感じさせ、自らの優位性に悦びを見出すという悪趣味な思想の持ち主である。
マジタニの能力
マジタニは、ハンター第三次試験の試練官として、四人の凶悪殺人の累積罪を持つ刑期囚と共に雇われた。108年もの刑期を有するマジタニだが、その内訳は詐欺や脅迫等の罪が重なった結果であり、刑期囚の試練官の中では最も戦闘において不向きだ。それは本人も自覚しており、自らの容姿に不気味な装飾を施し、相手の戦意を喪失させる事を戦術としている。脅迫が対戦相手に響かなければ、次は鋼鉄を仕込んだ腕による殴打を繰り出す。それは岩をも砕く威力を持つが、マジタニは人を殴るどころか殺人が出来ない小心者の犯罪者であり、実際に攻撃を相手に当てる事はない。筋力ではなく体内の鋼鉄による攻撃である為、痛みを感じるという。マジタニはこれを一日に一回が限度の技と述懐している。攻撃を繰り出す際の跳躍力はあるが、結局は相手に降参させる為のパフォーマンスに過ぎない。一般人には一連の脅迫行為で戦闘に入る前に怯ませる事が可能でも、一定の武術の心得がある者には通用しないという難点がある。
マジタニの来歴・活躍
VSクラピカ
ハンター第三次試験会場であるトリックタワー内の闘技場は、試練官と受験者が互いの刑期と制限時間を賭けて決闘する仕組みだ。マジタニは、刑期の短縮を条件にして、ハンター第三次試験の試練官として雇われた。受験者のゴンは爆弾魔の刑期囚・セドカンに勝利し、第三試合はマジタニとクラピカとの対決となる。その際マジタニは、デスマッチをクラピカに提案し、どちかかが死ぬまで戦うと宣言。人造人間を彷彿とさせる装飾が付いた顔と屈強な肉体を見せ、クラピカの戦意を喪失させようとした。加えて殺害した人数を表すとされる19個のハートマークを見せる。しかし冷静沈着なクラピカを怯ませることは出来ず、逆にマジタニの方がクラピカの余裕な佇まいに唖然としていた。マジタニは続いての策として、腕に仕込んだ鋼鉄による攻撃を繰り出し、岩で出来た闘技場の床を砕いた。
その瞬間、クラピカにさりげなく背中の「クモの刺青」を見せた。元々殺人鬼ではないマジタニは、岩をも砕く攻撃と幻影旅団メンバーの証を見せ、相手を降参させる事で勝利する目論見だった。降参すれば今なら引き下がるとデスマッチを簡単に取り下げたマジタニだったが、時すでに遅しだった。幻影旅団に一族を滅ぼされ、復讐に燃えるクラピカは、マジタニの「クモの刺青」を見た事で憤った。興奮すると目が緋色になるクルタ族であるクラピカの眼球は、赤く染まった。その姿を見たマジタニは、先ほどまでの威勢を無くして早々に降参を宣言するが、クラピカの渾身の一撃をまともに食らうことになった。倒れゆくマジタニに対してクラピカは、幻影旅団は殺した人数を数えない集団であり、背中の「クモの刺青」も偽物と見抜いていたと語る。マジタニは反撃できず、ただ黙ってその場に倒れる事しか出来なかった。
命懸けの狸寝入り
互いの刑期と制限時間を賭けたトリックタワー内での決闘、その第三試合となるマジタニとクラピカの戦いは、クラピカの勝利となった。ゴン陣営のレオリオは次の試合に備えて腹を括るが、試練官側は闘技場の上で気絶しているマジタニがデスマッチを提案していた事を持ち出し、試合はまだ続いていると述べた。第三試合は続行となり、次なる対戦相手として控えていた元精神科医の囚人・レルートが、気絶したマジタニの生死について互いの時間を賭けようとレオリオに提案。レオリオはこれを了承し、ゴールまで必要と思われる時間をベットしてマジタニの生死を確認した。脈を測った結果、マジタニが生きていると判断したレオリオは10時間分のゴールまでの猶予を勝ち取る。一連のレオリオとレルートのやりとりの間、実はマジタニには意識があった。
マジタニは、事前に気絶を装う様、レルートから耳打ちをされていたのである。なぜならマジタニの状態が死亡か気絶かの判別がされなければ、ただ時間の経過を許すことになり、試練官の刑期は短縮されていくからだ。そんな中、レオリオはマジタニが本当に気を失ってるか否かの賭けを提案する。レルートは目覚めている方に全時間をベッドし、それを受けてマジタニもそのまま意識が無いふりを続ける意思を固める。それに対しレオリオは意識の有無を確認する手段として、マジタニを闘技場の端まで抱え、寸前のところで落とそうとした。狸寝入りをしていたマジタニは慌てて逃げ出し、賭けはレルートが勝利した。マジタニとクラピカのデスマッチから始まった第三試合は、レルートの手柄となり、そのまま第四試合へと試練官と受験者の心理戦は続いた。
マジタニの関連人物・キャラクター
リッポー
CV:赤井田良彦(1999年フジテレビ版)/山本正剛(2011年日本テレビ版)
生年月日:不明
年齢:不明
身長:不明
体重:不明
血液型:不明
念系統:不明
287期ハンター試験の第三、四次試験を担当した賞金首(ブラックリスト)ハンターであり刑務所長。第三次試験の舞台「トリックタワー」では、受験生を一時間足止めするごとに刑期を一年短縮するという条件で、マジタニを含む超長期刑囚を試練官として雇った。試練官と受験者の決闘の様子を不気味な笑みを浮かべてモニタールームで監視していた。島で標的となる受験者のプレートを奪い合うハンター四次試験の説明も彼が行った。人間の生命エネルギーをオーラとして操る念能力者だが、その系統や必殺技は不明。パイナップルのような髪型、つりあがった目に丸い眼鏡が特徴だ。
ベンドット
CV:杉野博臣(1999年フジテレビ版)/相沢まさき(2011年日本テレビ版)
生年月日:不明
年齢:不明
身長:不明
体重:不明
血液型:不明
念系統:不明
ハンター第三次試験の舞台「トリックタワー」の試練官として雇われた五人の超長期刑囚の一人。トリックタワー内の闘技場で、受験生を一時間足止めするごとに刑期を一年短縮するという条件の元、マジタニと共に受験生との決闘に臨んだ。199年もの刑期を有する強盗殺人犯である。伝説の暗殺一族「ゾルディック家」の三男・キルア=ゾルディックの見立てによれば、元軍人か傭兵に匹敵する武闘派だという。五人の超長期刑囚の中でリーダーシップを見せ、試合の進行や説明も彼が行った。第一試合を担当し、新人つぶしのベテラン受験生・トンパにデスマッチを提案。しかしトンパは早々に降参を宣言し、不戦勝となる。手応えの無さに物足りなさを感じるも、凶悪殺人鬼・ジョネスを容易く殺害したキルアに決闘を申し込まれた際、ベンドットは断った。戦闘好きだが、自分が勝てないと判断した場合には、素直に引き下がる慎重さも兼ね備えている。スキンヘッドの頭部に古傷があり、筋肉隆々で屈強な肉体をしている。
セドカン
CV:遠藤章史(1999年フジテレビ版)/高城元気(2011年日本テレビ版)
生年月日:不明
年齢:不明
身長:不明
体重:不明
血液型:不明
念系統:不明
ハンター第三次試験の舞台「トリックタワー」の試練官として雇われた五人の超長期刑囚の一人。トリックタワー内の闘技場で、受験生を一時間足止めするごとに刑期を一年短縮するという条件の元、マジタニと共に受験生との決闘に臨んだ。149年もの刑期を有する連続爆弾魔である。他の刑期囚と比べ、落ち着いた物腰をしている。第二試合を担当し、蠟燭を二本用意した「先に消えた方が負け」という持久戦をくじら島出身のハンター・ゴン=フリークスに提案した。提示した二本の蝋燭は、正解の無い「不自由な二択」を演出する為のカモフラージュであり、セドカンはゴンがどちらを選んでも不利となるよう計四本の蠟燭を用意していた。ゴンは火力が多く溶けやすい蝋燭を渡されるが、その消えにくいという性質を逆手に取り、セドカンの持つ蝋燭の火を吐息で消しに行った。この様にセドカンは、巧みな話術と策略によって相手を貶める事に長けている。長髪で左目を隠しており、飄々とした背格好をしている。
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シルバ=ゾルディックとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターであり、暗殺一家ゾルディック家の当主。ゴンの友達キルアの父親。長身、長髪で筋肉質な見た目は周りのものを委縮させるほどの威圧感がある。過去には幻影旅団の団員と戦って暗殺したことがあり、暗殺者としては一流の腕を持つ。キメラアント編ではヂートゥを一撃で叩き潰している。
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ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。
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目次 - Contents
- マジタニの概要
- マジタニのプロフィール・人物像
- マジタニの能力
- マジタニの来歴・活躍
- VSクラピカ
- 命懸けの狸寝入り
- マジタニの関連人物・キャラクター
- リッポー
- ベンドット
- セドカン
- レルート
- ジョネス
- ゴン=フリークス
- キルア=ゾルディック
- レオリオ=パラディナイト
- クラピカ
- マジタニの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「こいつバカか?オレの言うこと聞いてたか!?てゆーかオレを見てまずビビれよ。死ぬまでやめねェ勝負だと言ってんだろが」
- 「見せてやるぜ!! オレの切り札(ハッタリ)!!」
- マジタニの葛藤
- マジタニの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 配色の違い
- マジタニなりのマイルール
- 顔面の謎