イカルゴ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
イカルゴとは、週刊少年ジャンプで連載されている『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。特殊な蟻「キメラ=アント」の女王によって生み出され、タコと人間の特徴を持つ。遺体を操作する能力を持っている。キメラ=アントにしては珍しく仲間思いで優しい心の持ち主である。キメラ=アントが拠点にしている東ゴルトー共和国に潜入したキルア=ゾルディックと対峙するが、その仲間思いな性格からキルアに認められ親交を深める。キメラ=アント編における重要人物の一人である。
パーム=シベリア
年齢:22歳
職業:プロハンター
念能力:強化系能力者
CV: 井上喜久子
プロハンターでキメラアント討伐隊の一員であるノヴの弟子で、彼女自身もプロのハンター。強化系の能力者で、右目で見た人物をそのまま左目で見続けることができる。登場時はぼさぼさの長い髪、暗い表情で陰湿な性格の女性であり、ノヴやゴンを気に入る一方でその他の人間は毛嫌いしていた。しかし後に長い髪をおろした容姿端麗な姿へと一変し、キメラ=アント討伐隊の一員として王や護衛軍の様子を監視するために単独で王宮に潜入を目指す。そして王宮への潜入には成功するものの、任務遂行中に敵に捕まりキメラ=アントに改造されてしまう。改造された結果自身の意思を失い意のままに操られていたが、キルアとの戦闘により自らの意思を取り戻す。その後はイカルゴと共にコムギをかくまおうとするも、最終的には王にコムギの居場所を教え2人の最後を見届ける。
ウェルフィン
種族:キメラ=アント
階級:師団長
念能力:具現化系能力者
CV: 中村大樹
キメラ=アントの師団長で、オオカミと人間の交配種。王になることを目指しており、宮殿内で密かにそのチャンスを狙っていた。懐疑主義者で、一度でも疑わしいと思った相手に対しては決して警戒心を解かない。具現化系の能力者で、卵男(ミサイルマン)という具現化したミサイルを当てると敵の体内で成長する黒百足(くろむかで)という寄生虫を植え付けることができる。討伐隊が宮殿に突入したのち、キルアとすれ違ったはずなのに見逃されたイカルゴを不審に思い彼を攻撃するも、命がけの抵抗にあい能力が解除されてしまう。その後イカルゴとの会話で生前彼と仲間であったことが判明し、コムギを隠すためのイカルゴの作戦に協力する。作戦の途中に王と出くわし、ハンター協会の会長であるアイザック=ネテロの戦いの影響で記憶が欠けていた王にコムギのことを思い出させる。
ブロウーダ
種族:キメラ=アント
階級:師団長
念能力:放出系能力者
CV:村上裕哉
キメラ=アントの師団長で、人間とロブスターの交配種。ウェルフィン同様、宮殿にとどまりメルエムに協力していた。自らのオーラを放出することに長けた放出系の能力者で、ハサミからオーラを放出して攻撃する。フラッタに擬態したイカルゴを不審に思い交戦するも、最終的に睡眠ガスで眠らされてしまう。メルエムの死後は初めにキメラ=アントに襲われたNGL自治国に戻る。
メルエム
種族:キメラ=アント
階級:王
CV:内山昂輝
キメラ=アントの王。キメラ=アントの中でも圧倒的な強さを誇り、多くのキメラ=アントを従わせる。東ゴルトー共和国を占拠し、そこにいた人間を選別して念能力者による軍隊を作ること試みていた。生まれた直後から念能力を使用することができた。能力者を食べることで力を得ることができるので、食べれば食べるほど強くなる。また知能も高く、囲碁や将棋もルールを覚えてすぐにプロを破ってしまうほどである。しかし唯一軍儀というボードゲームでコムギに勝つことができず、対局を通じて彼女に興味を持つようになる。討伐隊が突入直後はハンター協会の会長であるネテロと対峙する。戦闘ではネテロを圧倒するが、ネテロが体内に仕込んでいた小型核爆弾ミニチュアローズに被弾して体が毒に侵されてしまう。死期を悟った後はコムギのそばにいること望み、彼女と軍儀をしながら息絶える。
コムギ
CV:遠藤綾
東ゴルトー共和国出身の少女。同国発祥のボードゲームである軍儀の世界チャンピオン。目が見えず訛りもあり普段はだらしない印象だが、軍儀の時にはその様子が一変する。軍儀に関しては天賦の才があり、将棋や囲碁のプロ選手をあっという間に倒してしまったメルエムを一歩も寄せ付けない強さを見せる。そのためメルエムから興味を持たれ、彼にとっての重要人物となっていく。討伐隊の宮殿突入時には彼らの攻撃を受けて瀕死の重要になるが、王直属護衛軍でネコ型のキメラ=アントであるネフェルピトーに治療してもらい一命をとりとめる。その後は討伐隊たちによって宮殿の地下倉庫に隠されてしまうが、最終的にメルエムと再会させてもらう。毒に侵され残りの命が少ないメルエムと軍儀を指す。最後はメルエムの毒がうつり、彼と共に息絶える。
イカルゴの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「仲間は売れねェ…‼」
東ゴルトー共和国でキルアと対峙するも捕まってしまい、命と引き換えにフラッタの情報を聞かれた際に発した言葉。「仲間は売れねェ…‼」と言い、自身の足を切り落として命を絶とうとした。仲間をなんとも思わないキメラ=アントも多い中、自分を犠牲にしてでも仲間を守ろうとする姿勢はまさにイカルゴの性格をよく表している。結局キルアにその姿勢を感心されて、逃がしてもらうことになる。この発言を含めた一連のやり取りを経て、キルアと親交を深めていく。
「友達になれるって言ってくれたヤツを…‼ 見殺しになんてできるかよ‼」
オロソ兄弟との戦闘後、血を流しすぎてキルアはその場に倒れてしまう。そばでその様子を見ていたイカルゴは倒れたキルアに近づく。まだ息があったオロソ兄弟がキルアにとどめを刺して自分たちを助けるよう言うが、「友達になれるって言ってくれたヤツを…‼ 見殺しになんてできるかよ‼」と心の中で発して、彼らに逆らいキルアを助けることを選ぶ。その後キルアを抱えて自身が知っている闇病院へと運ぶ。直前まで敵であったキルアであっても、見殺しにすることの出来ないイカルゴの心の優しさが表れている。
「自分の命と引き換えのつもりなら…何て楽に引き金を引けることか…」
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目次 - Contents
- イカルゴの概要
- イカルゴのプロフィール・人物像
- イカルゴの能力・必殺技
- 死体と遊ぶ子供たち(リビングデッドドールズ)
- 蚤弾(フリーダム)
- 空気銃(エアガン)
- イカルゴの来歴・活躍
- キルアとの戦闘
- キルア救出
- 地下倉庫での攻防
- キメラ=アント編の終結
- イカルゴの関連人物・キャラクター
- ゴン=フリークス
- キルア=ゾルディック
- モラウ=マッカーナーシ
- ノヴ
- ナックル=バイン
- シュート=マクマホン
- パーム=シベリア
- ウェルフィン
- ブロウーダ
- メルエム
- コムギ
- イカルゴの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「仲間は売れねェ…‼」
- 「友達になれるって言ってくれたヤツを…‼ 見殺しになんてできるかよ‼」
- 「自分の命と引き換えのつもりなら…何て楽に引き金を引けることか…」
- イカルゴの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- イカルゴの名前の由来
- 能力「死体と遊ぶ子供達(リビングデッドドールズ)」の由来