東方常敏(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方常敏(ひがしかたじょうびん)とは『ジョジョの奇妙な冒険』第8部『ジョジョリオン』に登場するスタンド使いである。東方家の長男で年齢は32歳。父に東方憲助、母に東方密葉、息子に東方つるぎがいる。顔には額から頬にかけて流線形の傷のような模様が二本ずつあり、前髪はヘアピンで止めている。愛車は黄金色のランボルギーニ。尊敬する「相田みつお」の言葉をよく引用するのも特徴の一つ。スタンド名はスピード・キング。「熱」を操る能力で定助や岩人間と幾多のスタンドバトルを繰り広げることになる。

スタンドとは

「スタンド」とは、他人を攻撃したり持ち主を守ってくれる守護霊のようなものである。
スタンドを操る人間は「スタンド使い」と呼ばれ、その能力はスタンド使いによって異なり、多岐に渡る。
基本的に一人の人間につき一つの能力を持つことが前提で、スタンドが傷つけば本体も同様のダメージを負う。そしてそのスタンドの像(ヴィジョン)はスタンド使いでなければ視覚的に確認することはできない。
スタンドという名称は「そばに立つ(スタンド・バイ・ミー)」という意味から来ており、漢字では「幽波紋」と表記される。

能力:熱を操る

案山子(カカシ)のようなヴィジョン(見た目)を持つスタンド。

限られた狭いポイント(点)に直接触れるか何かを介して、人体や物体の「温度」をほんの少しだけ上げることができる。その温度差は数℃に過ぎないが、作中ではこの能力でクワガタ「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」に仕込んだワックスの温度を操作する戦法で定助のパラワンを追い詰め、別の場面では康穂の頭の血液温度を上げて意識を失わせるなどの汎用性を見せる。
また、熱の温度を一か所に溜めることもでき、その温度より低いものが触れることで温度が低い方へ熱が移動する能力があり、その熱が溜められた物に触れると触れた者の体内に熱が一気に流れ込み、敵を体内から焼き殺す。射程距離は10cmとされているが、熱伝導自体はかなり離れていても可能なことから、その距離は直接触れることでの温度操作だと考えられる。

ラッシュ時の掛け声は「SPEEEEEEYYYYYY」「SPEYAHH!!」。

スタンド名の由来はイギリスのハードロックバンド「Deep Purple」の楽曲「Speed King」からきている。

東方常敏の関連人物・キャラクター

東方定助(ひがしかたじょうすけ)

本作の主人公。「壁の目」付近の地面の中に全裸で体半分埋まっていたところを広瀬康穂により救出されたが、記憶喪失となっており本名は不明。後に東方憲助が身元引受人となり東方家に引き取られ、居候の身となる。

「定助」という名前は「昔飼ってた”ジョースケ”という犬に顔が似ている」という理由から広瀬康穂に命名され、東方家に引き取られたことで「東方定助(ひがしかたじょうすけ)」と名付けられた。

前述の通り、記憶喪失であり、日常生活に必要な情報等の記憶はあるが、自分自身の名前や過去に対しての記憶が大きく欠如しており、物語を通しての定助の行動目的は「自分が何者なのか」を知るためであることが多い。また空間認知力に非常に長けており、物と物の「距離」を正確に把握することができる。

外見的な特徴としては前歯が空きっ歯。そして睾丸が4つあり、左肩にはジョースター家の特徴である星形のアザがある。服装は水兵帽をかぶり、吉良のマンションで発見したセーラー服を着ている。

スタンド名は「ソフト・アンド・ウェット(柔らかくてそして濡れている)」。左肩の星形のアザからシャボン玉を飛ばし、シャボン玉が触れたものから「何か」を一時的に奪うことが出来る。奪うものは水などの物理的な物だけではなく、「音」や「光」など種類は様々で、人体から水分を奪い水飲み場へ走らせたり、床から摩擦を奪って立つことが出来ないほど滑る床に仕上げたりと、用途は多岐に渡る。

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東方憲助(ひがしかたのりすけ)

杜王町でフルーツ専門店「東方ふるうつ屋」を経営している四代目。温厚かつ気さくな性格で「社会奉仕と国と地域への恩返し」を標榜し、記憶喪失の青年に「東方定助」の名を与え、住居を提供した。

憲助は「壁の目」の謎の力、定助の中に吉良吉影が入っていることを知っており、彼の半身、吉良吉影が東方家に代々発病する病を治す方法を知っていたと認識している。そのため、憲助が定助を引き取ったのは、定助を通して吉良が持っていた情報を得るのが目的だったようだ。

しかし、定助を殺害すべく近づいてきた八木山夜露(やぎやまよつゆ)が接近してきた際、スタンド能力を駆使し定助と共闘。夜露を退けた憲助は夜露をはじめとする「岩人間」の存在を知り、彼の死骸の科学分析を依頼する。その後、フルーツパーラーへ定助を連れて行くと息子・常敏と再会。だが、常敏は憲助やつるぎの追う「岩人間」と接点があることが明らかになる。

スタンド名は「キング・ナッシング」。ジグソーパズルで構成されたような容姿を持つ人型の遠隔操作型スタンド。「匂いの形を見ることができる」能力を持ち、遺留品などの物の匂いを「見る」ことで追跡が可能。追跡範囲は数十メートルほど。姿をジグソーパズルのようにバラバラにして、移動や追跡もできる。ただしパワーは他のスタンドよりも弱め。

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東方花都(ひがしかたかあと)

東方憲助の元妻。52歳。髪を小さく二つ上に結び、左右の髪を強めに巻いているヘアースタイルが特徴。

息子である東方家の長男である常敏は、身体が岩のようになる「病」になる運命にあった。常敏が11歳だった頃、記憶力が著しく低下し、顔の皮膚にヒビも入り、東方家の慣わしで女装していた経緯もあってか常敏は近所の中学生にイジメられていた。その中学生の”クソガキ”は常敏の母・花都の下着を常敏に盗ませたり、裸を盗撮させたりしていた。
しかし常敏がイジメられていることを知った女の子に学校や警察にチクられてしまい、イジメも変態であることも周知されてしまい、完全な自業自得であるものの、それに逆恨みしたクソガキは女の子の家を放火するよう常敏に命令する。そして世間がこのことを大人になっても覚えているのなら花都を「強姦して殺す」とまで言い放つ。
人としての一線を越えたクソガキは常敏の能力により瀕死の重傷を負う。そのことを知った花都は常敏とクソガキを二本松の洞に埋め、「等価交換」により「石化する病」をクソガキに移し、土に埋めたまま殺害してしまう。

5年後、クソガキの白骨死体が発見され、身元が特定。クソガキから検出されたDNAにより花都は犯人と断定され逮捕されてしまう。

スタンド名は「スペース・トラッキング」。トランプのデザインが施された人型スタンド。カードとカードの間の空間に物を挟むことでその対象を何もない空間に隠すことが出来る。ただ隠すことしかできない能力ではあるが、「カードで挟むだけ」という発動条件の容易さから利便性は高い。

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東方つるぎ(ひがしかたつるぎ)

東方常敏と東方密葉の長男。9歳。本名は「剣」で一人称は「あたし」。おかっぱ頭に折り紙のカエルの髪飾りを付けており、ワンピースを着用している。そして時折、駄洒落を言う事がある。

代々、東方家の長男は10歳になると必ず「皮膚が石みたいになって死んでいく」病に罹るため、「魔除け」として女の子の格好で育てられる。その為、男子である東方つるぎも女の子の格好と一人称の「あたし」を使うよう教育されていたようだ。しかし、つるぎはこの風習はほとんど意味のないことを理解しており、病を克服する方法を探していた。そんな折、八木山夜露は「石のように固まった病気」の犬を治療をし「病気を治す方法を教える代わりに、東方定助を地下室に誘い出せ」とつるぎの病気に対する恐怖に付け込み、広瀬康穂に攻撃をさせる。定助が夜露を倒した後、犬の病気を治したのが「果実」であることを知ると、定助や康穂と協力してその手掛かりを追うことになる。

スタンド名は「ペーパー・ムーン・キング」。折り紙のように物体を折りたためる能力で、完成した折り紙はその特徴を現実のものにできる(「バナナ」は滑る。「カエル」は跳ねる等)そして、その折り紙に触れた人物の視覚や認識を混乱させ、精神的に追い詰めていく。

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東方密葉(ひがしかたみつば)

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ドレミファソラティ・ド(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

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ドレミファソラティ・ドとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩生物で、岩人間アーバン・ゲリラのペット。スタンド能力は持っていない。体にキャタピラがついており、土砂と一体化しながら地中をかなりのスピードで移動することができる。知能はあまり高くないようだ。 ロカカカの枝を発見することができる豆銑礼(まめずく らい)をアーバン・ゲリラと共に追跡し、定助と戦闘になる。

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喜谷真亜子(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

喜谷真亜子(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

喜谷真亜子(きたに まあこ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物で、笹目桜二郎(ささめ おうじろう)の恋人であり金づるだ。愛称は「マコリン」。プロ野球団「晴天バーディーズ」のオーナーと晴天ホールディングスCEOを務める資産家だ。 表面上は東方家に親切に振舞っているが強欲な性格で、東方家の土地を狙っている。彼女の話を聞いた笹目桜二郎はかつて吉良に聞いたロカカカの存在を思い出し、つるぎと常敏(じょうびん)を襲撃してロカカカを強奪しようとする。

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吉良・ホリー・ジョースター(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

吉良・ホリー・ジョースター(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

吉良・ホリー・ジョースター(きら ホリー ジョースター)とは『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物であり、吉良吉影(きら よしかげ)と虹村京(にじむら けい)の母親。年齢は52歳。元は眼科医であったが、現在は脳の一部が欠損する謎の病に侵されており入院している。歩行や食事といった動作に支障は見られないが認識能力に異常をきたしており、人間とブーツの区別が付かないほど。スタンド能力を認識できているが、彼女自身がスタンド使いであるかは不明。

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広瀬鈴世(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬鈴世(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬鈴世(ひろせ すずよ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物で、ヒロイン・康穂(やすほ)の母親。康穂が10歳のときに夫と離婚し、それ以来母子家庭。酔っ払って昼間に帰宅したり、康穂が異性関係のある素振りを見せるとしつこく嫌味を言ったりと、母娘仲は険悪そのものだ。また、作中では女性と性的関係を持っていることが匂わされている。 康穂に敵意を向けつつも、母親として愛情がないわけではなく、自分の言動を後悔する様子も描かれている。

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