スレッタ・マーキュリー(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ

スレッタ・マーキュリーとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物で、アスティカシア高等専門学園に編入してきた少女。同作「PROLOGUE」に登場したエリクト・サマヤとは別人である。
物心ついた頃から水星圏で育った、典型的なお上りさん。水星圏から持ち込んだMS(モビルスーツ)ガンダム・エアリアルの操縦には熟達しており、編入初日にグエル・ジェタークと決闘してその専用機を撃破するという大金星を挙げる。これによりミオリネ・レンブランの婚約者となるも、女性同士であるために激しく困惑する。

株式会社ガンダムは少しずつまともな会社らしい形で回り始め、スレッタたちは仕事に忙殺される。そんな中でもスレッタは仲間たちと学生らしい日々を過ごし、ミオリネから任された温室の世話に勤しみ、デリングとの打ち合わせで出張した彼女の帰還を心待ちにしていた。
この頃、ペイル・テクノロジーズは新たな強化人士の調整を完了させ、彼を“エラン・ケレス”として学園に送り込み、スレッタを篭絡せんとする。スレッタは“ミオリネの婿”であることを理由にこれを拒むが、ようやく出張から戻ってきたミオリネに忙しいあまりにぞんざいに扱われたことで、「自分は本当にミオリネの役に立てているのか、もう彼女にとって不要な存在なのではないか」と思い悩む。

修理と整備の終わったエアリアルを受け取るため地方コロニー「プラント・クエタ」を目指すも、そこでついに不安が爆発。先にここに来て作業していたプロスペラに、「自分は株式会社ガンダムには不要な人間かもしれない」ということを電話で相談する。偶然それを聞いたミオリネから「アンタのお陰で逃げるのではなく前に進むことができた、私から逃げないで」との言葉を告げられ、自分が考えすぎていたことを理解して彼女と和解。これからもミオリネや会社の仲間たちとがんばっていこうと決意する。
しかしこの時、プラント・クエタにはデリングの抹殺以来を受けた地球のテロリストグループ「フォルドの夜明け」のMS部隊が迫っていた。彼らの攻撃により、デリング、プロスペラ、スレッタ、ミオリネのいる区画は外部から切り離されてしまう。生き残るために、ミオリネを助けるために、なんとかガンダムに乗り込もうと格納庫に向かう中、テロリストと遭遇。あわやというところでプロスペラがテロリストを射殺し、生き延びる一方で「母親が人を殺した」という事態に戦慄する。

しかしそのプロスペラから「人殺しはいけないことだが、そうすることであなたを守れた」と諭され、自分たちが前に進むための犠牲だったと一瞬で割り切る。先ほどまで“肉親による人殺しの現場”を前に震えていた少女とは思えぬほどあっさり殺人を受け入れると、プロスペラに勧められるまま改修型のエアリアルに乗り込み、プラント・クエタを襲撃していたテロリストたちのMSを蹴散らす。
その後エアリアルに乗ったまま再びプラント・クエタに突入し、負傷したデリングと共に逃げようとしていたミオリネと合流。しかしこの時、1人のテロリストがミオリネたちに銃口を向けており、これを止めるために“エアリアルの掌で”相手を叩き潰すという行為に走る。敵がいないことを確認してMSから降り、ミオリネに笑顔で手を差し伸べるも、目の前で人が叩き潰される瞬間を目の当たりにした彼女は「人殺し」と言ってスレッタを拒絶するのだった。

新たな学友

突如学校にやってきたソフィ(右)を、スレッタは妹分としてかわいがる。

プラント・クエタの事件から2週間後、事件はベネリットグループによって隠蔽され、株式会社ガンダムは業務停止を命じられていた。ミオリネは一命を取り留めるも意識の戻らないデリングに付き添い、アスティカシア高等専門学園に戻らない状態が続いていた。
そんなある日、ソフィ・プロネとノレア・デュノクという2人の少女が学園に転入してくる。彼女たちは「自分たちはアーシアンだ」と言って地球寮に入り、「あなたに興味がある」と言わんばかりにスレッタに接近。かわいい後輩ができたみたいだと喜ぶスレッタだったが、ソフィとノレアがニカをMSで踏み潰そうとしているのを目の当たりにして驚き、「2度とこんなことをしないでほしい」と彼女たちに決闘を申し込む。

その後開催されたバトルロイヤル形式の決闘でソフィと戦う予定だったが、彼女とノレアは“決闘が始まってから実戦仕様の武器を搭載した機体で乱入”という形で登場。決闘場は徹底的に蹂躙され、死者までもが出る事態となる。スレッタはこれを止めようとソフィに挑み、彼女とその機体をコロニーの外へと連れ出す。
説得を続けもソフィに猛攻を加えられたスレッタが危険を感じたその時、エアリアルが機体のパーメットスコアを6に上昇。この現象によりソフィは機体の制御を奪われ、対抗してパーメットスコアを上げた結果力尽きる。ソフィの遺体とMSはノレアによって回収され、その際に彼女が発した「なぜあなただけがガンダムの呪いから逃れられるのか」との問いに答えられず、スレッタは「どうしてこんなことになってしまったのか」と戸惑い続ける。

最後の決闘

ソフィたちの起こした事件からしばらくして、ミオリネが学校に帰還。彼女から「人殺し」と罵ったことを詫びられるスレッタだったが、「お母さんが“みんなを救うために必要なこと”だと教えてくれたから気にしていない」とと笑顔を返す。ミオリネはこれに「スレッタは完全に母親の言いなりになっている」とかえって衝撃を受け、彼女のためにプロスペラから引き離す必要があると認識する。
その頃、ベネリットグループは次期総裁を選出することが決まり、政治的駆け引きが盛んになっていた。スレッタを解放する条件として「時期総裁になり、自分の計画に協力する」ことをプロスペラから提示されたミオリネは、「グエルとの婚約を復活させ、ジェターク社を後ろ盾に総裁選に打って出る」ことを決意。「少し早い誕生祝いだと思って」とお願いする形で、スレッタにグエルとの決闘を承諾させる。

腐っても学園最強のパイロットであるグエルはさすがに強く、これを警戒したスレッタはソフィとの戦いで発動した“パーメットスコアの急上昇による相手機体の制御の奪取”を試みる。しかし、あとはトドメを刺すだけとなったところでエアリアルが動かなくなり、その隙を逃さなかったグエルによりブレードアンテナを破壊され、敗北してしまう。
エアリアルが急に機能を停止したのは、ミオリネの工作によるものだった。総裁選に勝利すると同時にスレッタをプロスペラから引き離すことを考えたミオリネは、自分がプロスペラにさらに近づいていくことになると察して、スレッタとの関係を白紙に戻そうとも考えていたのだった。傷つけないよう、それらの事情については伏せたまま別れを告げられ、スレッタは動揺し慟哭する。

スレッタ・マーキュリーの関連人物・キャラクター

エルノラ・サマヤ

実母。ヴァナディース機関のテストパイロットを務めていたが、ベネリットグループの襲撃によって恩師、仲間、同僚、さらには夫を失う。自身は娘のエリクトが起動に成功したガンダム・ルブリスでの脱出に成功し、水星圏に潜伏する。
その後名前を変え、娘を育てながらベネリットグループへの復讐の準備を進めていった。娘のことを愛してはいるが、それ以上に自分たちの復讐のための道具と見なしている節がある。

ナディム・サマヤ

実父。ベネリットグループによるラボへの襲撃の最中、家族を逃がすためにMSごと敵に特攻。ちょうど4歳の誕生日だった娘のために、「ハッピーバースデー」と歌いながら散っていった。

ミオリネ・レンブラン

アスティカシア高等専門学園経営戦略科の2年生。父はベネリットグループ総帥のデリング・レンブラン。デリングが勝手に決めたグエル・ジェタークとの婚約に辟易としており、
この状況から逃れるために学園を脱走しようとまでしていた。
お上りさん丸出しのスレッタの面倒を成り行きから見ている内に懐かれ、彼女がグエルとの決闘に勝利したことで新たな婚約者となってしまう。当人は「グエルよりはマシ」だと感じたのかこれを受け入れ、女性同士である点にも「地球圏では全然アリ」だと説明している。

renote.net

グエル・ジェターク

アスティカシア高等専門学園屈指のMSパイロット。父のヴィムに報いたい一心で励み、決闘を勝ち抜いてホルダーとなりミオリネを婚約者とするも、勝手に自分の運命を決められることを嫌う彼女からは徹底的に拒絶されていた。なんとか物にしようと強引にアプローチした際、それを咎めたスレッタと決闘することとなり、彼女に敗れてホルダーの地位を失う。
その後再び敗れた後、周囲の誰1人自分の力を信じず卑劣な策略を用いることを強いられた中、戦ったスレッタだけは「あなたはとても強かった」と認めてくれたことに感激し、その場で彼女にプロポーズした。

傲慢な性格だが根っこは素直で、仲間内では評判の良いタイプ。第1話ではあっさりとやられるも、「あれはまぐれ」と主張しており、実際本気で戦えばスレッタも脅威を感じるほどのパイロットである。

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スレッタ・マーキュリーの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ろうそくみたいで綺麗だね」

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韓国芸能界・K-POPで活躍する日本人まとめ

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日本でも幅広い世代から高い人気度を誇るK-POPや韓流ドラマ。2016年デビューのガールズグループ「TWICE」に日本人メンバーが3人選ばれたことで、K-POPアイドルを目指す日本人が急増した。韓国の芸能市場にとっても、日本人メンバーの存在は日本進出の大きな足掛かりとなるため重要視されている。またK-POPアイドルに限らず、韓国芸能界で活躍する日本人は多い。

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ガンダムシリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ガンダムシリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ガンダムシリーズの主題歌・挿入歌を「宇宙世紀」、「アナザーガンダム」、「外伝作品」の3種に分けて一挙に紹介する。同シリーズは日本のアニメ文化を代表する作品の1つであり、その人気も知名度も非常に高い。それだけに作品の顔とも呼べるOPやEDの曲を任されるアーティストは実力派ぞろいで、時に華々しく時に切なく物語を盛り上げてきた。

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いろんなハロまとめ【機動戦士ガンダムシリーズ】

いろんなハロまとめ【機動戦士ガンダムシリーズ】

機動戦士ガンダムシリーズに登場するマスコット的キャラクター「ハロ」。ハロは初期の頃、アムロにコロコロくっついていたりしていましたよね。そんなハロですが、時代とともに目つきや性格が変わったり、色が変わったりと、常に変化しているのです。今回は、そんなハロをいろいろまとめてみました。

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アニメ「ガンダム」シリーズにおける顔パロディ

アニメ「ガンダム」シリーズにおける顔パロディ

アニメ「ガンダム」シリーズでは、過度な感情表現から、普段はまともなキャラクターたちの顔がとんでもないことになるシーンが多々あります。あの味方からあの敵キャラだけでなく、油断しているところで思わず変顔になっている場面など、見ているだけでとにかく笑えます。今回はそんないろんな「パロディ顔」を集めてみました。

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