うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うずまきナルトとは、岸本斉史の『NARUTO』の主人公であり、木ノ葉の里の忍だ。
かつて里を襲った怪物・九尾を体内に封印されているため、里の住人からは忌み嫌われていた。しかし里長である火影になって皆を見返すという目標のもと努力を重ね、徐々に信頼を勝ち取っていく。仲間思いで、自分の信念を曲げない性格。里を抜けたライバルで親友のうちはサスケを連れ戻すため奮闘する。物語終盤ではサスケと協力して最後の強敵を倒し、英雄となった。続編である『BORUTO』では七代目火影に就任し里の平和のために力を尽くす。

我愛羅奪還任務の際、ナルト達は暁のサソリを倒した。サソリは死ぬ間際、大蛇丸の部下の中に自分のスパイがいると話す。そして十日後にそのスパイと落ち合うことになっていると漏らした。十日後密会の場所にナルト達が行くと、大蛇丸と、サソリのスパイだったが大蛇丸に寝返っていたカブトの両人と遭遇した。サスケは自分の物だとする大蛇丸の言葉に激昂したナルトは、我を忘れて九尾化し大蛇丸に襲い掛かった。九尾の膨大な力で攻撃を加えるも、蛇のように脱皮を繰り返す大蛇丸には決定打が与えられない。そんな中任務に同行していたサクラは、自我を失い暴走するナルトを止めようと駆け寄るも、九尾化したナルトの攻撃を受け傷を負ってしまう。対する大蛇丸も、体に負担が蓄積されたため退却した。

カカシに代わりナルト達を率いていた上忍・ヤマトが、やっとのことでナルトを抑え込んだ。我に返ったナルトは九尾状態の記憶がなく、負傷したサクラを心配する。大蛇丸にやられたのだとサクラは噓をついた。ナルトを傷つけないためだ。見かねたヤマトはナルトを連れ出し、サクラを傷つけたのは九尾化したナルトであることを告げた。衝撃を受けるナルトに対し、九尾の力に頼っては自分や仲間を傷つける結果を招くとヤマトは警告した。サスケを助け出したいなら、サクラを守りたいなら、九尾ではなく自分の力で成し遂げるべきだとヤマトは続けた。ナルトはヤマトの言葉で、焦っていた自分を見つめ直すことができたのだった。

サスケと再会

大蛇丸のアジトを探し出したナルト達は、そこにサスケもいると考え乗り込む。アジト内探索の後、ついにナルトとサクラの前にサスケが現れる。里を抜けて以来、約3年ぶりの再会だ。兄・イタチへの復讐を成し遂げるために、ナルト達とのつながりを断ち切ったとサスケは言う。それを聞いたナルトは、終末の谷で自分を殺さなかったことを指摘し、言葉と裏腹につながりを捨てきれていないと投げかける。それに対し、自分のただの気まぐれでナルトは助かっただけだとしたサスケは、一瞬の速さで間合いを詰め、ナルトは反応できない。火影になるという夢を横に置いて自分を追い回した結果、命を落とすことになるのだとサスケはゆっくりと刀を抜いた。「仲間一人救えねェ奴が火影になんてなれるかよ」とナルトは静かな口調でサスケに言うのだった。

サスケは全身から電流を流す「千鳥流し」でナルトとサイにダメージを与え、さらに千鳥を流した刀を突き刺してヤマトの動きを封じた。その上目を合わせただけでナルトの精神世界に入り込み、その瞳力で九尾の力を抑え込んでしまった。力を振り絞ったヤマトの攻撃で退いたサスケにナルトは、大蛇丸に体を乗っ取られるかもしれないと説得を試みる。しかしサスケは、イタチへの復讐が叶うならそれでいいと言う。サスケはその狙いを知ったうえで、大蛇丸のもとにいたのだ。「お前たちはもういい…」とつぶやいたサスケが、大技を出す気配を見せたところで大蛇丸がそれを止めに入った。ナルト達を生かしておけば、暁とのつぶし合いが期待できるからだ。「情けない理由だな」としたサスケは、大蛇丸とともに姿を消した。急速に成長したサスケを見たナルトは、さらなる鍛錬を誓うのだった。

風遁螺旋手裏剣の修行

成長したサスケに追いつくため、そして九尾を標的とする暁との戦いに備えて、カカシはナルトの修行を行うことにした。それはナルトが持つ風遁のチャクラを螺旋丸に込めた新術を開発するというものだ。螺旋丸はもともと四代目火影が自身のチャクラの性質変化を込めることを予定して開発した術だ。しかし、難易度の高さから断念したという経緯がある。四代目火影がなしえなかった術をナルトに託したのだ。

大勢の影分身で一斉に修行を行うという、ナルトオリジナルの修行方法をカカシが考案した。分身体の経験値がオリジナルに還元されるという影分身の性質を利用した修行で、仮に10人で修行すれば10倍速く修行が進む。スタミナが並外れているナルトにしかできない方法だ。それにより急速に風遁のチャクラを習得したナルトは、苦難の末、風遁螺旋手裏剣(ふうとんらせんしゅりけん)を完成させる。

暁の一員・角都と戦う

木ノ葉の上忍である猿飛アスマが殉職した。アスマはナルトの同期の奈良シカマル、秋道チョウジ、山中いのの担当上忍で、彼らとの任務中の死だった。相手は暁の角都(かくず)と飛段(ひだん)。彼らを倒すためシカマル達は出発し、螺旋手裏剣を完成したナルトも遅れて向かった。カカシとチョウジ、いのが角都と戦う中ナルトは到着した。角都は5つの心臓を持ち、倒すにはそれら全ての心臓をつぶす必要がある。それまでのカカシ達との戦闘で、心臓は残り3つになっていたが、カカシ達は重傷だった。ナルトは影分身を巧みに陽動に使い、風遁螺旋手裏剣を角都に当てた。その術は一撃で角都の残りの心臓全てを破壊し、角都を倒すことに成功した。

イタチを捜索

アスマの葬儀が一段落するやいなや、ナルト達のもとに衝撃の知らせが入る。サスケが大蛇丸を倒してしまったというのだ。力を付けきったサスケは、次はイタチのもとに復讐しにいく。こう読んだナルト達は、イタチを捜索するべく仲間とともに出発した。

イタチと遭遇し、力を分け与えられる

感知能力に秀でた日向ヒナタ、犬塚キバの協力もあり、ナルトはイタチと遭遇することができた。攻撃を仕掛けるナルトに対し、イタチは戦う意思がない旨説き、サスケにそこまでこだわる理由を尋ねた。サスケを兄弟のように思っているからだとナルトは答えた。それを聞いたイタチは、かすかに微笑を浮かべると、力を分け与えておくとして自身のカラスの一羽をナルトに差し向けた。カラスはナルトの口に飛び込むと、体内に入ってしまった。力を使う時が来なければいいがと言い残してイタチは消えてしまうのだった。

仮面の男・トビに出会う

イタチをのがしたナルトは、カカシ達と合流し再度捜索を続けていると、今度は暁の一員でトビと名乗る仮面の男と遭遇した。トビへの攻撃は、全てすり抜けてしまい当たらない。膠着状態が続く中、暁の一員ゼツが姿を現した。ゼツによると、なんとサスケがイタチを倒したのだという。驚くナルト達と対照的に、トビは予想があたった旨つぶやき姿を消す。去り際仮面から覗く写輪眼に気付いたカカシは、驚愕するのだった。

自来也の死

イタチ捜索と時を同じくして、自来也は暁のリーダー・ペインが潜伏するという雨隠れの里に潜入していた。ペインの正体を調査することが目的だった。順調に調査が進んだかに思えたが、ペインに潜入が気づかれ戦闘になる。ペインは三大瞳術の一つである「輪廻眼(りんねがん)」を持っていた。輪廻眼は忍術の生みの親で伝説上の人物である六道仙人(りくどうせんにん)が持っていたとされる瞳術だ。自来也は蝦蟇の里「妙木山(みょうぼくざん)」で修行し身に着けた仙人モードを使ってとうとうペインを倒した。しかし安心したのも束の間、6人ものペインが自来也の前に現れる。ペイン六道(りくどう)と名乗った彼らの中には倒したはずのペインも復活し顔を並べていた。謎が謎を呼ぶ展開に混乱する自来也だが、あることに気付く。それはペインは6人とも自来也が若いころ旅をしていた時に出会った人間だということだ。かつては輪廻眼ではなかった彼らがなぜ輪廻眼を持ちペインを名乗っているのか。自来也はその謎の答えにたどり着くも、ペインに瀕死の重傷を負わされる。死を覚悟した自来也は、ともに戦っていた老蝦蟇のフカサクの背中に暗号をダイイングメッセージとして遺した。気づいたペインは自来也にとどめを刺したが、フカサクは寸前で逃げることができたのだった。

自来也の暗号を解読する

自来也の死を聞き、悲しみに暮れるナルト

サスケに会えなかったナルト達は、木ノ葉に帰還した。すると自来也が戦死したことをフカサクから聞かされナルトは取り乱す。自分が火影になるところを見てほしかったと、ナルトは悲しみに暮れる。恩師のイルカはそんなナルトを見かねて慰める。兄のように慕うイルカの言葉でナルトはようやく立ち直ることができた。

フカサクが持ち帰った暗号の解読を担当していたシカマルは、ナルトの協力によってついに暗号解読に成功した。暗号は「ホンモノハイナイ」と書かれていた。ともに戦ったフカサクは、それを聞いて少し思うところがあったが、情報が少なすぎて確たることが判明しないままとなった。

仙人モードの修行

伝説の三忍を倒すほどの力を持つペインの襲来に備えて、ナルトは仙人モードを習得するべく妙木山で修行を始めた。体の一切の動きを止め、自然エネルギーを体内に取り込むことで仙人モードが発動する。フカサクの指導のもと、ナルトは影分身による修行を行った。そしてナルトは、自来也をしのぐ完成度の仙人モードを習得するのだった。

ペイン襲来

ナルトが仙人モードを修行している最中に、ペインが木ノ葉に襲来した。ペインはゲリラ的に攻撃を仕掛ける裏で、住人にナルトの居場所を聞いて回った。しかし里にナルトはいなかったので、攻撃は執拗に続き里の被害が拡大していった。

習得した仙人モードでペインと戦う

里の異変に感づいたナルトが駆け付けると、そこには壊滅した木ノ葉の里があった。激しい怒りを内に秘めたナルトは、綱手が口寄せしたなめくじ・カツユから情報をもらいつつペインを一人ずつ着実に倒していった。最後の一人はペイン天道だ。天道は衝撃波を放ち、すべての忍術や物理攻撃をはじいてしまう。苦戦するナルトはとうとう天道に動きを封じられてしまう。

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テンテンとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、マイト・ガイ率いる「ガイ班」所属のお団子頭とチャイナ服が特徴のくノ一。初登場は漫画第36話、アニメ第21話。チームメイトはロック・リーと日向ネジ。主人公・うずまきナルトの1期上にあたる。武器攻撃を得意とし、多種多様な忍具を自在に操る事が出来る。面倒見が良く、ナルト達の良きお姉さん的存在。

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九喇嘛(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

九喇嘛(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。

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サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同じ任務を行う第七班のチームメイトである。 第七班のチームメイトの欠員により補充された。 「サイ」という名前はダンゾウという元サイの上司である男からつけられた名前で、本名は不明である。 第七班に来る前は暗部養成機関「根」に所属していた。 動物の絵を実体化して操る忍術「超獣偽画」を使う。

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テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里のくノ一であり、三代目風影の娘で、四代目風影の姉である。 巨大な扇子を使って風を操る風遁使いである。 『NARUTO』の主人公であるナルトがいる木ノ葉隠れの里とは敵対していたが、第四次忍界大戦で連合を組み、大戦後はナルトの同級生である奈良シカマルと結婚し、木ノ葉隠れの里で暮らし、一人息子をもうける。

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うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。忍者養成所である忍者アカデミーの教師を務め、優しい性格から生徒に慕われている。

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