うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
うずまきナルトとは、岸本斉史の『NARUTO』の主人公であり、木ノ葉の里の忍だ。
かつて里を襲った怪物・九尾を体内に封印されているため、里の住人からは忌み嫌われていた。しかし里長である火影になって皆を見返すという目標のもと努力を重ね、徐々に信頼を勝ち取っていく。仲間思いで、自分の信念を曲げない性格。里を抜けたライバルで親友のうちはサスケを連れ戻すため奮闘する。物語終盤ではサスケと協力して最後の強敵を倒し、英雄となった。続編である『BORUTO』では七代目火影に就任し里の平和のために力を尽くす。
桃地再不斬(ももちざぶざ)と戦う
護衛中、鬼人・桃地再不斬(ももちざぶざ)が刺客としてナルト達の前に現れた。再不斬は暗殺を生業とし、手配書に載る凶悪な忍だ。ナルト達では到底手におえないと判断したカカシは再不斬と1対1で戦うも、再不斬に身動きを封じられてしまう。窮地に陥った一行だったが、ナルトとサスケの連携プレーでカカシの解放に成功。技を見切ったカカシは再不斬を瀕死に追い込んだ。
木登り修行
再不斬との戦闘で力を使い切ったカカシは、タズナを波の国へ送り届けるとそのままタズナの家で療養することとなった。カカシは療養の間、ナルト達に木登りの修行を課した。足の裏から体内エネルギーのチャクラを一定量放出し続け、木に吸着させて登る修行だ。チャクラは忍術のもとになるもので、今後の忍術習得の基本となる修行だ。最初ほとんど登れなかったナルトだったが、サスケと競い合いながら修行に励み、木の一番上に登れるまで成長した。
再不斬と再戦
カカシによって瀕死に追い込まれた再不斬だったが、白(はく)という仲間の少年に命を救われていた。彼らはタズナを殺すべく再びナルト達の前に立ちはだかった。ナルトとサスケは白と2対1で戦闘になった。白は出現させた多数の氷の鏡に入り込み、高速で鏡の間を移動し攻撃してくる。ナルト達の攻撃は白には通用しない。そして、白の針状の武器・千本がサスケを襲った。体中に千本を刺されたサスケは、重傷を負って意識を失ってしまう。仲間を倒されたナルトは我を失い九尾の力を暴走させ、一転して白に大ダメージを負わせる。同じタイミングでカカシは再不斬を追い詰めていた。再不斬にとどめを刺そうとしたカカシの攻撃に、瀕死の白は自ら飛び込み再不斬を庇うのだった。
自分を最後まで守って死んだ白を、都合の良い道具だったと再不斬は痛快に笑ったが、それは本心ではなかった。突如ガトーと大勢の配下に囲まれ、自身がガトーに切り捨てられたことを知った再不斬は、ナルト達と協力してガトー達を迎え撃った。再不斬の鬼気迫る闘いに敵は怯み、ついに退却する。瀕死状態となった再不斬は、白の亡骸のもとに自分を運んでほしいとカカシに頼む。できれば白と同じ場所に行きたいと涙しながら再不斬は息絶えた。忍という道具に徹しようとして、人間としての感情を捨てきれないまま必死に生きた二人。その死を目の当たりにしたナルトは、戦闘力だけでなく精神的にも大きく成長するのであった。
中忍選抜試験
再不斬との闘いを終え里に帰ったナルト達。彼らを待ち受けていたのは中忍選抜試験だ。中忍選抜試験はその名の通り中忍への昇格を決める試験であり、各国から優秀な下忍が集まるため難関とされる。試験の過酷さから1年目の下忍は受験を見送るのが通例だが、カカシや同じく担当上忍である猿飛(さるとび)アスマ、夕日紅(ゆうひくれない)はそれぞれが担当する1年目の下忍の参加をそろって推薦したのだった。
第一の試験
第一の試験は筆記試験だ。下忍のレベルでは到底解けない難解な試験に戸惑う受験者たち。もちろんカンニングは露見すれば失格につながる。しかしこの試験には隠された意図が込められていた。それは、露見しないよう上手くカンニングができるかという忍の能力を試すというものだ。そのため会場内には受験者に紛れて、模範解答を再現している主催者側の忍が複数名いる。受験者のうち優秀な者は、その忍を見つけ解答を写すべく動き始めた。一方ナルトは不正厳禁を真に受けて解答欄を埋められないままであった。
一定時間が経過し、最後の問題が口頭で発表される時間になった。試験官の森乃(もりの)イビキは、問題を発表する前に最後の問題を解答するかしないか選べと言った。解答しないことを選び自分から脱落すれば、来年以降も試験を受験できる。しかし、解答することを選んで不正解ならこの先も受験できず一生下忍のままだという。それを聞いたナルトは「なめんじゃねー!!!オレは逃げねーぞ!!」と威勢よく断言する。不安に駆られていた受験者もその言葉を聞いて自信を取り戻した。その様子を見たイビキはこれ以上の脱落者は見込めないと感じ、現在残っている受験者全員の筆記試験通過を伝える。難関な任務でも、仲間に勇気を見せて突破する力があるかを見たのだという。ナルトは辛くも第一の試験を突破したのであった。
第二の試験
第二の試験は、樹海の中でのサバイバルだ。受験者は天と地どちらかの巻物を班ごとに受け取り、他チームから巻物を奪って天地両方の巻物をそろえゴールすることが試験通過の条件である。
サバイバルを開始したナルト達であったが、途中で予期せぬ事態に巻き込まれる。それは大蛇丸(おろちまる)との遭遇だ。大蛇丸は「伝説の三忍」の一人で火影級の実力を持つ。危険思想から木ノ葉を追放されていたのだが、他の受験者に紛れて参加していたのだ。その目的はサスケだ。大蛇丸は他者の体を乗っ取りいつまでも生き続ける術を持っている。サスケを乗っ取り写輪眼を手に入れることが大蛇丸の念願となっていたのだ。しかしサスケはまだ未熟で乗っ取るには早い。そのため大蛇丸はサスケに、自分の力を過度に引き出す呪印を刻み付けた。更なる力を欲したサスケが自分を求めるよう仕向けるためだ。
呪印の暴走を抑えたサスケとともに、ナルト達は満身創痍ながらも第二の試験を突破することに成功した。しかし大蛇丸との戦闘中気絶していたナルトは、サスケに呪印が刻まれたことを知らないのであった。
第三の試験(予選)
第二の試験で想定以上の受験者が残ったことを受けて、急遽第三の試験の予選が行われた。無作為に選ばれた受験者2名が戦い、勝利したほうが次の試験に進むことができる。ナルトは同期の犬塚キバと戦うことになった。身体能力が高く、愛犬の赤丸とコンビで戦うキバにナルトは苦戦する。アカデミー時代ナルトが落ちこぼれていたことを知っている同期や上忍たちは、キバの勝利を確信して観戦していた。しかし下忍になって急速に成長したナルトは、影分身をうまく使ってついにキバに勝利する。
自来也(じらいや)との出会い
第三の試験まで期間があるため、受験者は各々調整に入った。第三の試験は抽選で選ばれた2名が戦うのだが、抽選の結果ナルトは1期上の日向ネジとの対戦が決まっていた。ネジは木ノ葉の名門日向一族の出身で、日向始まって以来の天才と称されるほどの実力を持つ。それに備えてナルトは「伝説の三忍」の1人自来也と修行することになった。
自来也はナルトに封印されている九尾の力をコントロールする修行をナルトにつける。体内のチャクラを使い切り、九尾のチャクラを強制的に引き出すというものだ。同時に自来也はナルトに「口寄せの術」を教えた。強力な蝦蟇を召喚して戦う術で、込めたチャクラに応じてより強力な蝦蟇を呼び出せる。最初はオタマジャクシしか口寄せできなかったナルトだが、修行を重ねた九尾のチャクラを使って数十メートルほどもある巨大蝦蟇の口寄せに成功するのだった。
第三の試験(本戦)
第三の試験では、ナルトは事前に抽選で決まっていたネジと対戦した。ネジの圧倒的な体術を前にナルトは影分身で戦うが、ネジの必殺技「柔拳法 八卦六十四掌(はっけろくじゅうよんしょう)」を食らい追い込まれる。しかし自来也との修行の成果を発揮し九尾のチャクラを使ったナルトは、やっとのことでネジに勝利する。里の住人も観戦する中での劇的な勝利によって、ナルトを見る周りの目も変わっていく。
木ノ葉崩しが始まる
第三の試験の途中で、砂隠れの里と共謀した大蛇丸による木ノ葉への襲撃が始まった。木ノ葉崩しの始まりだ。砂隠れ出身の我愛羅(があら)も参戦を予定していたが、サスケとの戦闘により負傷したため退いた。我愛羅は一尾(いちび)という怪物を体内に宿す人柱力でナルトと近い境遇を持つ。我愛羅の精神が不安定になると一尾が制御できなくなるため戦線から離れたのだ。
逃走した我愛羅のあとをナルト、サスケ、サクラが追跡した。サスケは千鳥を放ち我愛羅を負傷させるも決定打とはならず、力を使い果たしてしまう。サスケにとどめを刺そうとした我愛羅に立ち向かったサクラも攻撃を受け気を失う。そして我愛羅は一尾の最終形態となり巨大な怪物に変貌した。ナルトは戦闘不能となった二人を守るため九尾のチャクラを使い巨大蝦蟇を口寄せした。大規模な術の応酬が繰り広げられたのち、九尾の力を引き出したナルトの一撃によって砂の化身は崩れ去った。ひたすら自分のために戦ってきた我愛羅は、仲間のために戦うナルトの強さに敗北した。我愛羅はいつしか自分もナルトのように本当の意味で強くなりたいと感じるようになった。
自来也との修行の旅
木ノ葉崩しにより三代目火影が殉職した。そのため次の火影を決める必要に迫られた木ノ葉は、自来也に火影就任を要請する。しかし自来也はそれを断り、代わりに自らと同じ伝説の三忍である綱手(つなで)を連れてくるという。綱手は里を出て行方が知れない。自来也はナルトを連れて、綱手捜索の旅に出るのだった。
うちはイタチとの遭遇
ナルトと自来也が泊まる宿に、うちはイタチと干柿鬼鮫(ほしがききさめ)が現れた。イタチはサスケの兄であり、鬼鮫は霧隠れの里の抜け忍でともに暁のメンバーだ。暁は各国の重罪人から構成される秘密結社で、九尾をはじめとする尾獣を集めている。九尾を持つナルトを標的として2人は現れたのだ。
自来也不在の中2人がナルトを連れ出そうとしているところへ、サスケが駆け付けた。イタチがナルトを探していると知ったサスケは、ナルト達を訪ね歩いていたのだ。サスケは一族を抹殺したイタチを強く恨んでおり、イタチに渾身の千鳥を放つが簡単に止められてしまう。
途中自来也が戻るも、サスケは自分の戦いに手を出さないよう強く言う。イタチへの復讐は自分だけのものだからだ。しかしイタチとの実力差は甚だしく、サスケはなすすべなく攻撃を受ける。自分のこれまでの鍛錬を無意味に感じながらサスケは意識を失った。最終的に自来也がイタチらを退けたが、この一件は後にサスケの里抜けを決定的にしナルトの物語は大きく動くことになる。
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テマリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里のくノ一であり、三代目風影の娘で、四代目風影の姉である。 巨大な扇子を使って風を操る風遁使いである。 『NARUTO』の主人公であるナルトがいる木ノ葉隠れの里とは敵対していたが、第四次忍界大戦で連合を組み、大戦後はナルトの同級生である奈良シカマルと結婚し、木ノ葉隠れの里で暮らし、一人息子をもうける。
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うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。忍者養成所である忍者アカデミーの教師を務め、優しい性格から生徒に慕われている。
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目次 - Contents
- うずまきナルトの概要
- うずまきナルトのプロフィール・人物像
- 誕生日:10月10日
- 声優:竹内順子
- うずまきナルトの来歴・活躍
- 出生後すぐ九尾を封印される
- アカデミー時代
- いたずらをして存在をアピール
- 落ちこぼれ、卒業試験に落ちる
- 下忍となり第七班に所属する
- 鈴取り演習でカカシから認められる
- 波の国の職人・タズナを護衛
- 桃地再不斬(ももちざぶざ)と戦う
- 木登り修行
- 再不斬と再戦
- 中忍選抜試験
- 第一の試験
- 第二の試験
- 第三の試験(予選)
- 自来也(じらいや)との出会い
- 第三の試験(本戦)
- 木ノ葉崩しが始まる
- 自来也との修行の旅
- うちはイタチとの遭遇
- 螺旋丸の修行
- 綱手に出会う
- 螺旋丸を習得する
- サスケとの溝が深まる
- 里を抜けたサスケを追い、終末の谷で敗北
- 自来也と長い修行の旅に出る
- 修行から帰還・仲間との再会(第二部)
- 我愛羅奪還作戦
- デイダラと戦闘
- チヨバアの禁術により我愛羅復活
- 第七班にサイが加入する
- 大蛇丸との戦闘
- サスケと再会
- 風遁螺旋手裏剣の修行
- 暁の一員・角都と戦う
- イタチを捜索
- イタチと遭遇し、力を分け与えられる
- 仮面の男・トビに出会う
- 自来也の死
- 自来也の暗号を解読する
- 仙人モードの修行
- ペイン襲来
- 習得した仙人モードでペインと戦う
- 四代目火影と再会する
- ペインに勝利し里の英雄になる
- サスケが各国から指名手配される
- 木ノ葉襲撃を目論むサスケとの再会
- 九尾の力をコントロールする
- 九尾と語り合う
- 第四次忍界大戦に参戦する
- 穢土転生されたイタチと遭遇する
- 九尾と和解し、トビが操る人柱力達と戦う
- トビの正体がうちはオビトだと判明する
- ネジの死を目の当たりにする
- サスケと、復活した歴代の火影が参戦
- オビトを感化する
- 六道仙人に会い、力を分け与えられる
- 大筒木カグヤが復活する
- 復活したカグヤを再度封印する
- サスケと最終決戦
- ヒナタと結ばれ、ボルト、ひまわりが生まれる
- うずまきナルトの術・能力
- 変化(へんげ)の術
- おいろけの術(変化の術)
- 影分身(かげぶんしん)
- 多重影分身(たじゅうかげぶんしん)
- うずまきナルト連弾
- ハーレムの術
- 口寄せ
- 螺旋丸(らせんがん)
- 大玉螺旋丸(おおだまらせんがん)
- 大玉螺旋帯連丸(おおだまらせんれんたいがん)
- 風遁螺旋手裏剣(ふうとんらせんしゅりけん)
- 颶風水渦(ぐふうすいか)の術
- 仙人モード
- 九尾の力
- 九尾チャクラを引き出す
- 九尾化
- 九尾の力をコントロール
- 尾獣モード
- 尾獣玉(びじゅうだま)
- 尾獣玉螺旋手裏剣
- 螺旋乱丸(らせんらんがん)
- 螺旋吸丸(らせんきゅうがん)
- 六道仙術(りくどうせんじゅつ)
- 仙法・溶遁螺旋手裏剣(せんぽう・ようとんらせんしゅりけん)
- 仙法・磁遁螺旋丸(せんぽう・じとんらせんがん)
- 仙法・超尾獣螺旋手裏剣(せんぽう・ちょうびじゅうらせんしゅりけん)
- 六道地爆天星(りくどうちばくてんせい)
- 土遁土流壁(どとんどりゅうへき)
- 重粒子モード(バリオンモード)
- うずまきナルトの関連人物・キャラクター
- うちはサスケ
- うみのイルカ
- はたけカカシ
- 春野(はるの)サクラ
- 四代目火影・波風(なみかぜ)ミナト
- うずまきクシナ
- 九尾・九喇嘛(くらま)
- 三代目火影・猿飛(さるとび)ヒルゼン
- 猿飛木ノ葉丸(このはまる)
- ミズキ
- 自来也(じらいや)
- 五代目火影・綱手(つなで)
- 日向(ひゅうが)ヒナタ
- 奈良(なら)シカマル
- 日向(ひゅうが)ネジ
- 犬塚(いぬづか)キバ
- 我愛羅(があら)
- 桃地再不斬(ももちざぶざ)
- 白(はく)
- サイ
- ヤマト
- うちはイタチ
- 長門(ながと)
- うちはオビト
- 六道仙人(りくどうせんにん)・大筒木(おおつつき)ハゴロモ
- 大筒木カグヤ
- 大筒木アシュラ
- うずまきボルト
- うずまきひまわり
- うずまきナルトの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 恩師のイルカに認められた瞬間
- 「まっすぐ自分の言葉は曲げねェ…それがオレの忍道だ」
- 「火影はオレの夢だから」
- 「賢いってのがそういうことなら…オレは一生バカでいい…」
- ペイン戦で勝利し、里の皆から胴上げされる
- 「いつかおめーの中の憎しみもどうにかしてやりてーと思ってる!!!」
- 「友達だからだ」
- サスケとの和解の場面
- うずまきナルトの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- うずまき一族は千手の系統
- ナルトの名づけ親は自来也
- 受け継がれる語尾
- うずまきナルトのフィギュア
- うずまきナルトのイラスト