空条仗世文(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ
空条仗世文(くうじょう じょせふみ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第8部『ジョジョリオン』の登場人物で、主人公「東方定助」の過去の姿。「ロカカカ」の果実により「空条仗世文」と「吉良吉影」が融合し、東方定助となった。スタンドは「ソフト&ウェット」で、シャボン玉で何かを吸い上げ奪う能力を持つ。幼少期に溺れて病院に運ばれた際に空条仗世文を救ったのが、吉良吉影とその母「吉良・ホリー・ジョースター」であった。10数年後に吉良吉影と再会し、命の恩人であるホリーを救うため、吉良吉影の計画に協力する。
ロカカカの枝を盗み出し、接木したロカカカを育てていた仗世文と吉影は、収穫の1週間前になって田最環と八木山夜露に襲撃されてしまう。この戦いで吉影は、自らの能力で状況を打開しようと、キラークイーンのシアーハートアタックで大爆発を起こす。この爆発で仗世文を庇った吉影は絶命してしまう。
それでも仗世文は諦めず、吉影を引きずりながら、ロカカカを食べさせるため、育てていたロカカカの元に行った。1個目のロカカカを食べさせ、復活すると思っていた仗世文であったが、吉影は復活しなかった。追手を撃破した仗世文は、吉影を生き返らせるため2個目の実を食べさせることを決意した。
1個目のロカカカで、右耳と左腕を等価交換で失った仗世文は、2個目の等価交換は己の命であることを悟っていた。そして仗世文は「喜んで…オレの身体と交換するよ…そっちの方がいい…そっちの方が…『幸せのイメージ』だ…今まで生きてこれたしな」と言い、吉影に2個目のロカカカを食べさせた。その直後に東日本大震災が発生し、埋もれた地面の中で二人は融合し、『ジョジョリオン』の主人公である東方定助が誕生した。
仗世文が自分を生かしてくれた吉影とホリーへの感謝と、命を賭ける覚悟を持った、勇気ある青年であることがわかる感動的なセリフである。
空条仗世文の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
空条仗世文の名前の由来は転生前の主人公達と8部ジョセフ・ジョースターの下駄
『ジョジョの奇妙な冒険』は7部『スティール・ボール・ラン』以降、6部『ストーン・オーシャン』までとは異なる世界線、パラレルワールドで物語が展開している。8部の『ジョジョリオン』はパラレルワールドの物語であるため、旧世界の転生キャラクター達が登場する。空条仗世文は4部『ダイヤモンドは砕けない』の主人公「東方仗助」の転生者である。
空条の名字は3部『スターダストクルセイダース』の主人公「空条承太郎」からである。仗世文の名前は4部主人公「東方仗助」の「仗」と、読み方は2部『戦闘潮流』の主人公「ジョセフ・ジョースター」を彷彿とさせる。
8部はパラレルワールドということで、空条仗世文は旧世界主人公達の様々な要素を混ぜたようなキャラクターとなっているが、作中では8部のジョセフ・ジョースターが名前の由来となっている。エピローグにて、仗世文の母と偶然すれ違った広瀬廉穂は、スタンド「ペイズリー・パーク」で携帯のデータを覗いた。その際に仗世文が小さい頃の写真を保存しており、未だに仗世文の事を捜索しているという事実と、仗世文の名前の由来が判明した。仗世文の祖父が子供の頃に拾った片方の下駄に「仗世文」と刻まれており、その文字が頭から離れず孫の名前にしたということであった。この下駄こそ8部のジョセフ・ジョースターが落とした物であり、ジョセフの和名が「仗世文」であることから、ジョセフ・ジョースターが名前の由来ということになる。
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目次 - Contents
- 空条仗世文のプロフィール・人物像
- 空条仗世文の来歴・活躍
- 空条仗世文と吉良吉影の再会
- ロカカカの枝奪取作戦
- 追跡者「田最環」と「八木山夜露」
- 吉良吉影の治療のためロカカカの元へ
- 空条仗世文の最期
- 空条仗世文のスタンド:ソフト&ウェット
- スタンドとは
- 能力:シャボン玉で何かを吸い上げ奪う
- 空条仗世文の関連人物・キャラクター
- 吉良吉影(きら よしかげ)
- 作並カレラ(さくなみ かれら)
- 田最環(だも たまき)
- 東方定助(ひがしかた じょうすけ)
- 空条仗世文の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「そうじゃあないだろ ブライドで言えないのか?」
- 「そっちの方が…『幸せのイメージ』だ」
- 空条仗世文の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 空条仗世文の名前の由来は転生前の主人公達と8部ジョセフ・ジョースターの下駄